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シ=オンは重く回転の鈍くなった頭で考える。
事実だけを積み重ねろ。
事実だけを見るんだ。
その事実だけから推測を導き出せ。
推測の推測は徒に頭脳を混乱に導く。
シ=オンの額から粘度の高い汗が糸を引いた。
─喫茶室─
──………。
[人気のない喫茶室の照明は暗く落としてある。
それをつけようともせず、薄暗い中でぼんやりと窓の外を眺める。
先ほどの映像。
『……お母様……?!』
『―――兄さん!』
故郷に家族を持つ同僚達の悲鳴が、脳裏に残る。]
────…馬鹿らしい。
[ぐしゃりと指で髪を押さえ、僅かに俯く。
幼い頃から戦乱に溢れた故郷。
両親は戦いの中で死に、厄介者扱いされた幼い子どもは施設で育つ。
他者への垣根は、いわばその中で身につけた守りであった。]
…は。
戦って戦って、結局星は綺麗さっぱり消えました、か。
いい迷惑だ──…
[そうして、KK=102を見るともなしに見遣る。
生命に溢れた、まだ若い星の姿を。]
──────…!
[がたん。と、椅子を蹴って立ち上がる。
食い入るように、じっと星を見つめる。
やがて、足早に再び通信室へと歩を進めた。]
─→通信室─
─通信室─
[ハッチが開くのももどかしく、室内へと滑り込む。]
ビョウ=ヤ=ナギ!
リーダー、いるか?!!
[声が響くのは、姿が見えるよりも前か同時か。
足早に通信室へ入り、辺りの人影を見渡した。]
[スイ=レンの突然の剣幕に慌てて返事をする>>68]
は、はい!
[こんな時でも迫力の度合いが変わらない。別の意味で凄い人だと思ったのは心の隅に。]
KK=102だよ、KK=102.
分かるか??
今や俺たちは、宇宙の片隅に取り残された孤児だ。
このままじゃ8人とも朽ち果てるだけだろう。
けれど、俺たちの目の前にはKK=102がある。
こいつを活かさない手はないだろう!!
[名前を呼んだ勢いのまま、捲くし立ててナギの肩を掴む。
結論を省いた、分かり難い言葉であったが]
[スイ=レンにかたく肩を掴まれ揺すられながら>>70>71]
…たとえば僕らがKK=102に降りたとして、生存の可能性はどのくらいあるんでしょうか。
僕らはここに着いたばかりでロクに仕事もしていません。何か確証があるんですか?
KK=102には未発達で巨大な人類がいるじゃないですか。その中で僕らがどうやって生き抜きますか?
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