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『出来損ない〜』
[最初にそう言われたのは、誰にだったのだろうか?キチェス仲間だったはず。キチェスとは言え、人間であり、子供の頃は正直なことしか言わない。
キサナドを覚えるのにも他のキチェスと比べ格段に時間がかかり、キチェスの証である額の痣も他のキチェスに比べると薄い。
先にKK=101に派遣されたモク=レンのように才色兼備とはとても言えない。
少人数しかいないキチェスの中でも著しく劣るところがあるのは、ローズも十分分かっていた。
何につけても、他のキチェスと比較されるのがローズとしては何よりも苦痛であった]
[だからこそ、今回の派遣の話は、是が非でも受けたかった。「楽園」を出て、他の星に行きたかった。
ローズは知らないが、リム・リアン評議会としても、現在の星間戦争の激化の様子をみて、なんとかキチェスだけは行き残そうと、様々な方法を試みていた。多分、モク=レンもその一人であったのかも知れない。
別の理由もあったかも知れない。それは、いずれそれらの惑星を植民星とした際に、最初に降り立つのが、サージャリムの使いであるというのが、彼らの描いたシナリオだったのかも知れない]
[特に、純血のキチェスである、モク=レンと比較されるのがローズにとっては、苦痛であった。モク=レンとは歳も近く、仲も良かっただけに。
また、モク=レンほど活発でもないローズは、モク=レンが楽園を何度か脱走したりする度に、羨ましいという感情をもっていた。
そして、モク=レンがKK=101に旅だった報を聞き、自分も…となったことは確かなところであった]
[そんなことで、キチェスとしての自覚が乏しいため、応募の際には、キチェスであることは隠していた。むしろ普通の人間として参加したかった。
実のところは派遣元は当然知っていて、評議会との連携で、キチェスであることは、他の隊員には伏せて、という合意に至ったというとこは、ローズは知らない。
一つには、先遣隊としてKK=101に派遣された隊員から、モク=レンがキチェスであるため、色々な軋轢があったとの報告があったからかも知れない]
[ショウと長い時間を過ごした実家に戻ってきた。
サフラーを迎えてくれたのはショウの母であり、サフラーにとっての義理の母親。]
お母様……。
[母親の目をじっと見つつ、言葉を切り出す]
ショウさんと一緒に、KK=102の観測隊に選ばれました。
[あら、それは良かったじゃないと喜ぶショウの母。ショウと結婚して以来、何かとショウの母にはまるで実の母であるかのように世話になってきた。]
でも、お母様と離れるかと思うと……。
[星間戦争も激しくなりつつある中で、この母を残してショウと二人で異なる場所へ行くのを不安視する。]
[あれよあれよという間に契約書にサインさせられて、あっけなく話は決まってしまった。]
あああああ、何で俺はNOと言えないんだ……
[昨年から一人で住み始めた小さな部屋に帰って、ベッドに腰をかけてから倒れる。
こんな時に酒を飲んだり出来れば良いのだろうが、生憎とナギは下戸だった。愚痴を言える友人も思い当たらない。
ふと、机の隅にある包みが目に入る。これは先日兄が押しかけてきた時に置いて行った物だった。]
ウチで飲み食いしてっても散らかすだけで迷惑なだけだったのに、ひょっとしてアレが餞別のつもりだったのかなぁ。
[兄が急にいなくなる事は今までにもままあったが、さすがに今回は事が大きい。少しは思う所があったのだろうか。]
そういえば前回いなくなった時は大陸に行ったとか言ってたな……。教師のアルバイトをしたとか。
[教師なんてとても自分には出来ない、今回は一体どこへ行ってしまったのか、などと思いながら包みを開けると
「人付き合いの基本」「星・惑星」とタイトルの付いている2冊の本が出てきた]
………………。
[ナギは開けかけた包みをそっと戻し、再びベットに潜り込んだ。]
[ショウの実家、自分の部屋にて。そこは、ショウが学生の時のままに維持されていた]
うおお…、頭痛ぇ…。
親父はメチャクチャ飲ますわ、バカ弟どもは調子にのって騒ぐわ…。あいつら、派遣を前にして俺をアル中で殺す気か、全く。
母さんとサフラーも、今回は止めもしないでにこに笑いながら眺めてばかりだったし。
……まあ、こうした毎度のバカ騒ぎも、当分お預けだしな。俺も多少は酒の肴になってやろうってもんだが。ちくしょ、やりすぎだろ。
―――ん、何だ。メールが来てるな。
From:コ=バノ=ラン=タナ
To:ディ=オシュ=ホウ=ビ=ショウ
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やあ、我が友よ。元気にしていますか。くくく。
ところで、ショウはKK=102の派遣隊に参加するとか。いや、奇遇としか言い様がありませんね。実は、私はその派遣隊のリーダーとして選考されていたのですよ。リーダー。君のリーダー。うん、いいですね。いつもはデカい顔でふんぞり返っておいて、何か困ったらとりあえず君に押し付ける。全裸で。最高ですね、これは。
しかし、残念きわまりないことに、私はやんごとなき事情からその役職を放棄せざるを得なくなったのです。いや、全く、本当に残念です。思わず、無念で全裸のまま身を焼きそうな思いです。ゴゴゴ……。
とは言え、こんな面白い話への関与を無為に放棄するのは、私のプライドが許しません。したがって、私の適う限り渾身のネタをもって、代替のリーダーを推薦しておきました。きっと君にも満足いただけるものと思います。どうぞ、お楽しみに。
では、君の基地生活が有意義になる事を、心から遠くからいつもお祈りいたします。全裸で。
---[EOF]---
[母はたおやかに微笑み、台所へと消えていこうとする。]
お母様、一体どうされたのですか?
[実は、と事情を話された]
え、当分離れるから小さなパーティみたいな物をやろうって?いいですね。……あ、お母様は無理はしないで、私がお手伝いしますよ。
[ショウとサフラーのパーティであるのにも関わらず、準備を手伝おうとする。]
………。
…何を考えとるんだ、あの腹黒は。
ふむ…、しかし、リーダー、か。さて、どんな奴かな。まあ、明日には直に会えるだろうし、まあじっくり見定めさせてもらうとするか。
[パーティの準備が出てきて、家族ぐるみで小さなパーティを行った。]
お父様、そんなに飲ませ……。
[飲めない事を家族で知っているため、ジュースを片手に飲ませようとする義父を止めようとするが、基地に行ったらこんなに飲めないだろうから今のうちに飲んでおくんだぞ、と言いくるめられる]
わかりました。そうですよね。
[納得して、止めないでそのまま飲ませ続ける事にした]
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