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[それから数日、KK=102への派遣が決まった物同士での会合が行われる運びとなった。]
緊張します……。
[話では最低でも2年はこの人達と一緒にやっていく、と聞いていた。
人には2種類の人がいて、一つは新しい出会いに心を弾ませる事が出来る人。もう一つはそうではない人。サフラーは言うまでも無く後者だった]
うまく……行くでしょうか?
[心配そうにショウを見るが、ショウは二日酔いの影響があるのかいまいち機嫌が悪そうだ。]
……す、すみません。
[空気も読まずに悪い事を言ってしまったかもしれない、と恐縮する。]
[周囲を見渡すと、いるのは空色の髪の女性とその後ろに隠れた女性の2人、威圧的な雰囲気を漂わせている金髪の男性、そしてどこかこの派遣隊には不釣合いな感じのするまだ若そうな青年。
彼らに囲まれて、ただじっとしているだけのサフラー。]
…………。
[自己紹介を促されると、ショウの後に引き続いて自己紹介を行う]
初めまして。ホウ=ビ=ショウの……妻の、ディ=オシュ=サ=フラ=ワーと申します。生物学、植物学を専門にやっています。
ど、どうぞこれからも夫と共に派遣期間中どうぞよろしくお願いいたします。
[たどたどしい丁寧語のようなもので、挨拶をする。
一堂の中の誰かにこちらを見るものがあったら、変な事を言ってしまって睨まれたかも知れない、と目線を逸らす]
[自己紹介を終えると、再び席に座る。
それでもまだ緊張は解けていない様子で。
普通ならば性別が同じ、という事である程度女の子とは仲良くなれそうだという意識はある物だが、ローズとキィ=キョウの既に出来上がっている人間関係の輪の中に入ってしまっても悪いだろうと既に苦手意識のようなものを持ってしまっていた]
─顔合せ前の回想─
─…ったく。
これも契約のうちです、だと?
好き好んでしたわけじゃない。
[仏頂面を更に顰めて、届いた連絡へと目を通す。
KK=102への派遣メンバーの初会合。その案内である。
さっと目を通し、不機嫌な表情で紙から手を離す。]
──ぱしんっ!
[宙でひとりでに丸まった紙は、見事に屑箱へとシュートした…のだが。]
─顔合せ会合・当日─
────…。
[面倒ごとは、さっさと終わらせるに限る。
足早に──といっても、普段の調子だ──会場へと向かう途中。
対照的に、ゆっくりと足を運ぶ人物とぶつかりそうになる。
それをかわしがてら、ちらと視線を向けた。>>156]
………、…。
[言葉はない。
そして、仏頂面がどんな印象を相手に齎したか>>156なども知る由もない。
ただ、僅かに覚えのある雰囲気に微かに眉根が寄った。]
─→初会合・会場─
[スイ=レンは……言うまでも無い。まぁ、ショウのように実際は良い人なのかもしれないが触れ合うまでが大変そうなタイプだ。
この派遣隊のリーダーと言っていたヤ=ナギ。リーダーである彼とならばそれなりに上手くやっていけそうな気がする。
しかし、今の所仲良くやっていけそうな人間はショウしかいないし、この調子ならば別に誰かと仲良くするのは無理そうだ]
……自分で希望した事とは言え……。
心配になってきました……。
[小さくため息をつく]
[出来る事ならば、ショウ以外の人間とは絡まないで、一人で研究をやってある程度決められた事をやる。
そうであれば楽だった。
そうすれば、誰にも迷惑をかけることは無い。]
……あれ?あの人、何の人だったっけ……。
良く聞こえなかったからわからない……。
[メモを取ろうとして、困り顔になる。幼い頃の事情の為に片耳が聞こえず、人の話が聞こえづらく同じ事を何回も聞かないとわからない事もあったが、とてもではないが聞ける雰囲気ではないので諦める。
ショウも二日酔いがあるのか機嫌が悪そうで尋ねるのも難しい。]
─初会合・会場─
────。
[会合場所に着き、とん。と壁に背を預けて沈黙を保つ。
辺りの人間を、それとなく見る。
不可抗力とはいえ、2年間を共に過ごす人間たちだ。]
…リーダー?
[年少に見える青年。
彼の名乗り>>157に対し、あんたが?と、態度で明白に示す。
不躾に向けた視線、名乗る名前に更に眉間に皺が寄った。]
─…確か。
ラン=タナの…?
[確認するような、小さな呟き。
声は僅かに、ビョウ=ヤ=ナギへ届くだろうか。]
[次々と繰り広げられる自己紹介。
淡々と、鋭い視線を順に振り向け──]
ディ=オシュ=ホウ=ビ=ショウ?
[むすりと、ドスの効いた声で自己紹介をする青年の名に
僅かに眉が跳ね上がる。>>149]
(………確か…。)
[遠い記憶。
もはや幻のようにも思える、過去の時。
観察するような視線は、少しの間ショウの上に留まった。]
[会合で出会ったメンバーを一通り眺めていると、どうも好きこのんで行く人ばかりではないような雰囲気を感じた。
進んで辺境の地に赴任される物好きはそう多くはないらしい。
そのメンバーの雰囲気から、一抹の不安はあったが、それでもあまりあるくらい、この星から出て行きたいという想いの強いローズではあった]
…、よろしく。
[素っ気無い返事は、サフラーへと向けたもの。>>164
どこかおどおどとした様子を見せる彼女に、ちらりと睨みつけるような視線を向けた。
更に怯える様子に、短く息をついて視線を逸らす。]
-会合後の研修(出発前)-
[ローズは、淡々と任務をこなしていた。
メンバーは施設に数日前から泊まり込みで準備にあたっている。
間もなく出発の日を迎える]
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