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……ふむ、必要なものがちと足らぬな。
戦闘員C、このメモにあるものを買出しに……。
ペグラスを知らぬ?黄色い粉末で……いや、ワシが行くか。
アニュエラの店に確かあったはずじゃ。
[アジトを出て、道具屋へ向かう途中。
3丁目を歩いていると、ふと目にとまったのは花の人]
あれは……花屋?!
[気絶している様子のグラジオラスと、すぐ傍に見える謎の女性。
向き直って、サングラスを軽く上げて、しげしげと眺め]
悪の臭いがするの。お主の仕業かや?
―回想・中央街付近―
[紹介された物件に向かって歩いていると、突如上空から不穏な気配を察知する。 見上げればそこには赤く燃える隕石群が]
んなっ!? ・・・なんという試練、この程度を打ち砕けぬようでは正義など名乗れぬというわけかっ!!! 団長殿ォ、店主殿ォ 俺はこの試練を乗り越え打ち砕いてみせますぞぉぉぉぉ!
ウオオオオオオオオオオォォォォォォォ!!!
爆 砕 連 弾 !
[付近の屋根を足場に隕石へと連続で気合による遠当てを放ち続ける。 少し離れた場所では、>>1自尊心を完膚なきまでに木っ端微塵にされた隕石が見えただろう。]
・・・あちらの方角には恐ろしい使い手がいるようだ。
[色んな意味で恐ろしい使い手がいたらしい]
のあぁぁぁぁぁ?!!
[今日も今日とて、中立亭から絶叫が響き渡る。
いや、よくあることではない。決して。断じて。絶対に。]
[手を洗おうとひねった蛇口から少女が流れ出してくる>>109など、長年ジンロウ町に暮らしていても初めてのことだった。]
な、なんじゃおぬし、なんでこんなところから――
いやそもそもどうしてこんな――
というか、なにがあったんじゃ――
のまえに、まずはそこから出い――
――い?!…ててててて……
[泡くった声をとぎらせて、腰をおさえる。
どうやら、腰抜かした拍子に、ぎっくり腰になったらしい。
くーっ、とか言いながら、床の上で丸まった。]
―回想・次回予告風味―
[迫り来る隕石! 燃え上がる炎! 轟く雷鳴!
ジンロウ町に危機が迫るっ!
そんな中、幾人もの正義が倒れ悪が跋扈する。
止まる時間の中倒れる魔法老女、駆ける元悪女!
力尽きる花少女、任務と感情の狭間に揺れる悪の末端情報員!
幼女は憂鬱に悪を指示し、魔砲の少年は凶弾に倒れる!
神父は人々を災害から誘導し、教授は己のために人々を災害地から散らす!
正義の配達便と青い少女は黒い十字架に倒れ・・・謎の少女と影の男は笑みを湛えて悪事の限りを尽くすっ!
そんな中、常に元凶たる今は名を持たない魔王は静かに無感動な笑いを残して消え去り・・・黒衣の爆裂漢は町を駆け巡る!
狂乱と混乱に見舞われたジンロウ町の行く末はいかにっ!?
次回 英雄たちの挽歌〜決戦ジンロウ町!!〜
第33話 「正義と悪も金次第!?」 お楽しみに!
謎の声「こ、腰がっ・・・!?」]
―次回予告風味続き・提供―
「いんせきだ!」
〈またか〉
《ちきゅうがもたぬときがー》
『νガン○ムは伊達じゃない!』
少年の声「なぁ・・・二階堂さんだっけ、アイツとアリアさんの猫何を言ってるんだ・・・さっきからエゴとか?」
少女の声「さぁ・・・私にもよく分からないわ。」
この番組は以下の提供でお送り致しております。
『おしゃぶりから棺桶まで、アニュエラの道具屋』
『中立故に誰でも歓迎、中立亭』
『世界に救いを、聖ゲルト教会』
―終わり―
―回想中―
爆 裂 熱 風 ! (ズゴォォォォォ!)
[町のあちこちに飛び火した炎を気合を込めた熱風でかき消していく。 >>82遠くの方では隕石と炎とを鎮圧する聖なる光が見てとれただろう]
どうやら町のあちこちで正義の者が動いておるようだな!
俺も負けてはおれんっ!
ドォォォォォォォッセェェェェェェィ!
[迫り来る隕石を拳(素手)で砕きながら町を駆けていく。 熱き心と燃える魂で何故かダメージは皆無。 チートである。
暫く駆け巡っていると<<女幹部 エルヴァイラ>>の付近へと辿り着くだろうか]
―『明家計画』アジト付近―
随分と遠くまで来てしまったな、ここはどこであろうか?
む、また隕石がっ!
「キェェェェェェェェェェ――――ッ!!」
[>>5 とあるアパートの屋根の上にいた着物姿の男が奇声と共に手に持った刀を一閃ッ! それはこんにゃく以外に斬れぬ物などあまり無いと言われる名刀であった。]
ぬ・・・かなりの使い手っ! できるなお主!!
いつか手合わせ願いたところであるぞっ!
[見事な手並みに興奮したのか、かなりの大声で着物姿の男に呼びかける。 その声は建物内にいた人物まで聞こえるだろうか]
[粗方片付けば、広く周りを見渡して]
この一帯は、もう大丈夫と。
[気付けば、隕石の雨は既にやんでいたか。
どうやら、残るは炎のみである様で…《救済の雨》さえ降れば、直ぐにその勢いを鎮めて行くと、考えを巡らせる]
《魔法使いの腕/天翔ける遣いの衣》
我、導き手として天を翔けよう。
呼応せよ《救済の奇跡》よ、導き手たる我に続け。
[翼の生えた衣を身に纏い、天に飛び上がる...。
続く《詠唱》の効果だろうか、癒しの雨を降らせる雲は、後を追うかの様に、ゆっくりと動き出し。
...を中心とした半径1566m程度の位置であれば、癒しの雨によって、炎は鎮まって行くか]
[天を翔けている最中、誰かしらの姿を見つければ、相手の所に降り立ったろう]
[その相手は、<浮いてる何か>]
[結構な距離を飛んで来た...、追う様に浮かぶ雲の規模からして、恐らく粗方炎は消えて居ただろう
空から周りを見渡しても。
…少し先で聞きなれた叫び声が聞こえた以外は、特に何も無い様だった]
…あ。
[見渡した際に目聡く見つけたのは、本来目的地であった『喫茶まろん』
...は、見つけたと言わんばかりに、地に降りて店の扉を開くだろうか]
[きっと、入った途端に見つけたのは]
+表+
[表:腰を抑えて呻く店主 裏:それ以外の、寛いでいるであろう面々]
―『明家計画』アジト前―
「ひぃー、全く。この町じゃ雨の代わりに隕石が降ってくるのも日常茶飯事なのかねぇ……」
[両手をズボンのポケットに入れたまま、雨を避けるように隕石を避ける煙草を噛みながらドタドタと帽子の怪人がアジトへと戻ってこようとするが]
「おや、アイツは確かお嬢が言っていた……」
[すぐさま物陰に隠れて、懐から携帯を取り出してメールを打った]
―『明家計画』アジト―
うっさいのじゃ……って貴様は……っ!!
[窓を開けて、外を覗くとドンファンの姿(>>118)。尾行していたつもりで逆に付けられていたのかと瞬時に誤解した]
『どうりで住居物件探しなどと惚けた行動をしていたと思えば……アニュエラに魅入られているのも演技かも知れぬな』
どうする……考えろ。考えるのじゃ……。
[その時にメールが着信。待ち望んでいた怪人からの連絡であったが、今はその報告よりも先にやらせることが出来た]
おい、大介。撃て! 撃ってしまえっ!
[これまでの彼女にしては軽率で粗忽な判断。考えなしであったが、すかさず電話をかけてついそう命令を下してしまう]
―『明家計画』アジト前―
「やれやれ女のヒステリーは手に追えねぇ。あんなちんまいナリしてても余計な所だけはご立派なレディときているから始末に追えねぇ。お嬢、俺ぁ、降りるぜ……ま、出来たらだけどな」
[折り返しエルヴァイラからの指示を受けると、新しく煙草をつけなおし、口に咥えつつ渋々といった口調でボヤく]
「連発は暴発……じゃない暴走の危険性があるって言ってたのはお嬢自身だった気がするんだがなぁ……まぁ、俺にはコイツがあるしな」
[帽子を被った怪人は懐からS&W M19コンバットマグナム風の拳銃を取り出すと、興奮している様子のドンファンの背中に向けて一発。39。96以下なら命中するだろう]
―『明家計画』アジト前―
[怪人の銃撃は無防備なドンファンの背中の真ん中に命中。だがその銃弾は、彼の背中に当たったにも関わらず、まるで体の中に吸い込まれてしまったのか、ただの幻影だったかのように消えていった]
?
[ドンファンは微かでも感覚を感じたのであれば、怪訝そうな顔をして後ろを振り返ったであろう。彼の視界に撃ち逃げしていった怪人の姿は*捉えられてであろうか*]
>>111
[JJがやってきたのはちょうど、彼女を抱きかかえていた頃だろう。]
( ま ず い
このタイミングは想定外だったのです。)
誤解ですわ。私もこの子が倒れていたところにたまたま通りかかっただけです。
私の仕業ならば、この様に抱きかかえているのは不自然ではありませんか?それと、この子は確かにお花を大事にしていますが、「花屋」ではありませんよ?
[顔見知りだと思わせる為に、あえて『この子』と呼び、『花屋ではない』事を伝えた。]
―回想―
……ゆー?
[何とか脱出の方法を考えようにも、目の前に迫ったあまりにも明白な脅威に頭がどうにも働かない。
だったらせめて走馬灯でも流れないもんかなーそしたら諦めもつくかも知んないのに。などと場違いにのん気な思考が脳裡をかすめ。
そして。
突き飛ばされた。>>104]
………っ
[その事実を把握するのに、時間がかかる。あるいは、把握したくないことだったからかもしれなくて。
けれど。それがまぎれもない事実だと知らしめるように、冷気…凍気まじりの力の余波が、容赦なく吹き付けた]
……勝…ち…?
[ああそうか。自分は負けたんだな、と。遠く聞こえてきた声>>108に、ようやく思い当たる。
それはいけない、と。勝たなくては、魔法を止めてもらえない、と。全身に力を込めても、隕石に焼け焦がされ、火災現場を走り回って倒壊するビルの中を飛び回り、挙句の果てに黒十字の力を間近に浴びた体は、ぴくりとも動かない]
……?
…見逃して……くれた…のかな…
[いつまでたっても、覚悟していた何がしかの破壊音も聞こえず。話していた声も、いつの間にやら消えている>>110]
……ゆー……
[ぽつり呟き。いつか握手を交わした手を、ぼんやりと眺める。そして。意識はそこで、途切れた]
―23分後。ジンロウ町中心部、戦場となったビル屋上―
……んっ…
[目を覚まさせたのは、携帯電話の不在着信を知らせる着信音。
ぎちぎちと痛む体を動かして、何とかそれを、耳に運ぶ。
聞こえてきたのは、ちょうど戦闘していたころにかかってきていた、留守番電話>>100。
聞いて、改めてユーリがそこにいないことを思い出して。
ぼんやりと呆けたような声で、リダイヤルする]
…ごめん、おっちゃん。
間に合わなかっ…
…はぁっ!?
[電話口の相手が口にした衝撃の事実に、思わずがばりと身を起こして。拍子に悲鳴の大合唱を上げる全身の筋やら関節やらに、思わずその場でのた打ち回る]
〜〜〜〜〜〜……ッッッッッ!!
ご、ごめんおっちゃん、それホント?
うん、うん、あー…いや、やっぱいいや。
自分の目で見たほうが早いよね?
[改めて再確認。目の前で散ったかと思ったユーリが、喫茶まろんに戻っているというのだ。しかも、蛇口から>>109>>114。
そのことを電話口に聞きながら、痛む節々をこらえながらジャス天号を立たせ、身を預けるようにしながらそれに跨る]
うん、うん。ンじゃおっちゃん。いったん切るよ。
[ぷつん。電話を切って。呆気に取られたような表情のまま、自転車を漕ぎ出す。
最初は多少よたついたりもしたけれど。一度漕ぎ出してしまえば、その速度は衰えていなかった]
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