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―中立亭(少し前)―
[TVでは完全生中継の文字と共に魔王との戦闘が放送されていた。店の主人に行かないのかと聞かれれば軽く首を横に振ったかも知れない]
宅急便に魔法使い、科学者に花女、魔砲師とあの○ンヘルか……。
それに魔王と、魔女。
後は正義を語る若造に、メルクリスにアニュエラ……
神父も曰く有り気じゃしざっと指折っただけでもこれだけの数、か。
[無論、この店の主人も場合によっては動くだろうが、彼が動くのは世界がどうとかの規模の話らしい。今のところは無視しても大丈夫だろう]
ぐしゅしゅ……この町で悪を謳うのも大変じゃのう。
[そう言っているウチに人が集まってきて賑やかになってきていたが、カウンターの隅で大人しくしていた]
[やっと一息ついて]
[駆け寄る姿>>353が、いつぞやのお客だと気づく]
あたしも、それが知りたいの。
おばあちゃまにこんなことをしたのは……いったい誰かしら?
<国防神父 ギルバート>?それとも、<プロフェッサー JJ>かしら?
ねえ、誰かご存知ではなくて?
[トメを介抱する姿は、さながら白衣の天使だったのに]
[誰に復讐をするべきか、冷たく問う姿は、まさに悪鬼のごとく]
[しかしそれでいて、やはり、妖しく美しい]
ただいまなのじゃ。
何か新鮮じゃな。おかえり、って誰かに言われるのは。
はて、何か忘れてるような……。
[メイアルの顔を見ながら、混濁した記憶を探っていた]
いやいや。
いやいやいやいや。
そこ気にしなかったらジャスティスが廃るってもんだよ。
[住所がないというユーリ>>354に真顔で詰め寄る]
んー…ご飯はおっちゃんとこで食べるとしてー…
何ならウチ泊まる?
あんま帰ってないから少し埃くさいかも知んないけど。
[呆然とアニュエラに見とれていたが、はっと我に返った。そのころにはもう治療は終了していただろう。]
流石アニュエラ様!
[財布を巻き上げられたことも蹴り飛ばされたことも、やっぱり彼女の美貌の前では忘れてしまい。感嘆の声をあげたところで、ドアベルが鳴った。]
あ、JJ……ってうわぁ!? どうしたんだよそれっ!?
[血まみれのJJを見ればまた大声を上げる。今日の彼はドンファンに次ぐうるささかもしれない。]
[兎の子の説明に安堵して、落ち着いてきたのだろう。
会釈を返すことができた]
道具屋さんなのね、若しかして、あのアニュエラさんの道具屋さん?
[目をぱちくり]
か、改造されちゃったのかしら……?
[常連とまではいかないが、何度か立ち寄ったことはあった訳で。なんだかいろんな意味でなんとかなるような気がした]
[喋るこねこちゃんかと問われれば]
「しゃべるってなあに?」
墓穴を掘ることよ……って違う。禅問答してる場合じゃないわ、そうなの、この子そう言えば喋るのよ。不思議よね。おうちを探してるみたいなんだけど……。
[子猫はされるがまま、撫でられて目を細めている]
どっか地下組織で喋る猫を飼ってるところって知らないかしら?
どうなのじゃ、トメさんの容態は。
[高そうな救急セットが近くに見え、怪我の深刻さが覗えたが
どうやら命に関わることにはならなかったようで胸を撫で下ろす]
トメさんの目が覚めたら、本人に聞くのがよいじゃろ。
しばらくは安静にしておくべきと思うがの。
[エルヴァイラ>>361が耳に届く]
いえいえ。
いえいえいえいえ。
本当に、大丈夫ですので。
[真顔で迫るカンナギに笑顔で返し。
しかし、「ウチ泊まる?」と聞かれると]
まぁ、カンナギ様のお家ですか?
泊まるかどうかは別として、是非拝見させて頂きたいですわ。
[純粋に、今の時代の住居を見てみたいらしい。]
あー。ちょっとそこで転んでな。
たまにあるのじゃが。
まあ、そのうち直るじゃろうて。
ユーイチ、住む場所は見つかったのかや?
んんー…
そう? 無理してない?
[だいじょうぶ、と言い切られれば無理にとは言えない。たぶん、聞いて覗き込んでも嘘はなさそうなのだろうし]
ん。
ンじゃあ一名様ご案内ーっと。
カルロくんは?
[ユーリを自転車に乗るよう促しつつ、カルロにも聞く。どこか向かうところがあるなら即座に配達する所存で尋ねて。
その返事を待って、必要ならそちらに回りつつ。稼業の都合でずいぶん長いこと帰ってなかった自宅のぼろアパートへと、自転車を走らせた。音速の2(6)倍くらいで。
何しろ今日は戦闘らしい戦闘はしていないのだ。体力は割りと余ってる**]
あ、うん。
[酷く痛がる様子もなく普通に対応してくれるJJに安心して頷く。]
エル……もとい、親切な人がアパート貸してくれることになって。バイクもとっつかまえて返してくれたんだ。
[悪の組織にお世話になるなんて言えるはずもないし、大体口止めされているので慌てて誤魔化した。]
>>363
[ひそひそと]
恋をすると女は変わるのです。あのアニュエラさんが恋をしてキレイになっちゃったのです。
[一部勘違いをしているところもあるが、言っている事は結果的に間違ってはいない]
>>364
[「しゃべるってなあに?」に反応して]
きゃー!!かわいいのです〜!!
[とさらにはしゃぎながらも、
「どっか地下組織で喋る猫を飼ってるところって知らないかしら?」と聞かれ]
あ、それらしい場所に心当たりがあるのです。たぶん8(15)丁目で、詳しい場所は…。
[怪我率が高いため、痛みを顔に出さないよう、
平静を装うのにもいつしか慣れていたのだが]
ほう。それは僥倖じゃ。
捨てる神あれば拾う神あり、という奴じゃの。
[ユーイチに答えながらも、視線は仔猫をちらちら]
[アニュエラはこっちの成人変身の姿は相手は知っているだろうか。
それとも今はそんなことに気づく余裕すらないか。反応されれば
相手にとって自分はただの観客であるという立場を取って言葉を続けた]
言うまでも無く単純な話だろう。
彼女ほどの使い手が他の誰にやられると言うのだ?
[その物言いまでは半ば出任せだったが、相手が乗るだろうという予想も込めて努めて淡々と]
魔王―――世界を滅ぼそうとする意思。その力。
彼女はそこの彼ら達と共に戦い、企てを阻止した。
立場は違えど、その姿は立派なものだったよ。
魔王。
その力はあまりに理不尽で、善悪のシーソーゲームにとってアンバランスな存在かも知れないね。
『無論、アニュエラ。そなたもじゃ』
[そんな意思は無論、表には出さず。魔王と繰り返す言葉が相手の耳に、脳髄に呪いとなって染み込むように繰り返した。]
ん?
[JJの視線に気づいて振り返る。そこに居たのはにゃんこ……と、女の子三人。]
あ、やっぱ気になる? うさ耳がシャルロットちゃんで、ぼんきゅっぼんがグラジオラスさん。金髪のおねーさんはえーと……見かけたことはあるんだけど名前までは。
[的はずれな紹介をした。]
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