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― 玉座の間 ―
[「チッ…あいつら、この時になっても互いに殴り合いとは暢気なものよ。」とのグラジオラスの言葉>>42に]
そうね。でも、二人ともいい顔してると思わない?
自分の信じるものにまっすぐ向かっていく顔。
今の私もそうだよ。
この箱舟がどうこうとか、世界がどうこうとかそんな事よりも、私とグラジィちゃんの居場所を残したいだけ。
いつかみたいに、止めるような事はしないから限界まで頑張っちゃってね。
ただ、その時は私も一緒だからね。
[瓦礫の塊の中からくぐもった声]
それで・・・言いたい事は全てですかな・・・カンナギ殿?
しかと、受け止めましたぞ。
[瓦礫の塊がにわかに震えだし光りだす]
[亀裂が入り・・・黄金の輝きが漏れ出してくる]
オオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォッッ!!
[黄金の闘気を纏って瓦礫を吹き飛ばす!]
[その表情には笑み]
少々・・・カンナギ殿の今までの態度には苛つくところがございましてな、何事にも余裕で弱さを見せないところが。
しかし、今の表情を見て吹き飛びましたぞ!
全てを曝け出し、弱さも見せて・・・足りない部分を受け入れて。
その上で助けあえば良いだけの事ではありませんかっ!!
[カンナギの声も表情も思いも全てを見届けた上で]
[それでもなお黄金に輝き、笑みを絶やさない]
貴方が何を背負っているのか、我には分かりませぬ。
我に何を求めているのか、何を危惧しているのかも。
だからこそ、我々は拳を突き合わせねばならぬのですよ。
少なくても・・・我は他の方法を知りませぬのでなっ!
これは打ち砕くための拳ではない・・・もちろん貴方の拳もだ!
[闘気が黄金の奔流となって全身を包み込む!]
[種がやがて花を咲かせ、満開になると箱舟中で暴れていた魔力が徐々に吸い上げられて行くのが分かる。
グラジオラスはシャルロットに魔力の供給を止めるように告げた]
私達まで吸われてしまう、後は此処が干渉される事がないよう落ち着かせるだけだ。
……どうせ、無茶をするなと言っても一緒にやるのだろうから何も言わんが。
鳥とぶにゃも決してシャルロットの傍を離れるな、良いな?
[さり気なくホムンクルスのあだ名を間違えつつ、箱舟中に張り巡らせていた意識をこちらに戻した]
……。
[瓦礫の下から笑みとともに大音声を上げる男をじっと見つめて。その顔に浮かぶのは、呆れ]
…あのね、ドンファンくん。
君がわたしに何を見たとしてもそれは君の好きにすればいんだけどさ。
それで君が満足するならすればいいけど。
…君、人の話聞いてた?
[なんだか。すごく。無駄な質問であるような気も、するけど]
[箱庭中の魔法の花が満開になったのとほぼ同時に、どこからともなく声が聞こえてきた]
「 封じられし青い薔薇。
鍵となるのは、赤い薔薇。 」
オオオオオオオオオオオォォォォォォォッッッ!!!
[カンナギの言葉は気にせず、ただただ気を高める]
[呆れた表情だけを見れば、この後に及んで浮かべた表情は]
[快活な笑顔]
話は全て聞いていましたがな!
申し訳ないが、全てを理解するには全く至らぬのですッ!
分からぬならば聞くしかないでしょう、この拳でっ!
さぁ、教えてくだされ・・・貴方の本心を、カンナギ殿ッ!
[笑いながらも高まっていく黄金の闘気は今までで一番巨大で]
[その闘いに向ける姿は、一番―――楽しそうであった]
[箱舟の魔法の花が咲き、グラジオラスに魔力の供給を止められるよう告げられると]
やっぱり私達って似ちゃったのかも。
自分がボロボロになりながらでも、何かを護る為に無茶して立ち向かっていく姿って、見てる方からすると結構気が気でないんだよ。
そんな“おねーさん”が傍にいてくれたおかげで、私も忘れていたものを取り戻せたんだけどね。
もう少し一緒に手伝いたいけど、そろそろ“役目”が回って来そうなの。
貴女が待っていてくれるなら、私はちゃんと戻ってくるから、それまでここはお願いね。
[そう言うとグラジオラスを抱きしめる。
そっとその場を離れ]
さぁ、青薔薇のお姫様。お待たせ致しました。貴女を解き放つ鍵の準備は整いました。
しかし、鍵はただの鍵でしかありません。鍵の役目を果たす私へお導きを…。
――――か、ぎ?
[自ら『鍵』と名乗る少女。
掛けられた声に、瞳を見開き。]
「鍵」
「解き放つ」
[その言葉の、意味するものは――――]
解放…… 鍵…… 赤い、薔薇……
……もしや、あなたは…… この私を……
――この青薔薇を解放する、鍵、……なのですか……?
[大鎌を杖代わりに少しだけもたれてシャルロットに笑顔を向けた。いつだって醜悪に歪められた笑顔ではなく、屈託の無い明るい笑顔]
私がお前を護ろうと思ったのはほんの小さな切欠からに過ぎん。あの『落ち着く為の方法』と此処を突付かれなければ…私は人、そしてお前に対して何も思わなかったかも知れん。
あの事が偶然だったのか必然だったのかは、わからんが。
[此処、と言いながら頭を指差した。いつか>>1:692叱られた時に感じた胸の痛みは今も忘れていない]
……役目?
[わけの分からないまま抱き締められても自分から抱き締め返す事は出来なかった]
鍵って、青娘と何かあったのか…?
[知らなかった一面を見て、ほんの少し寂しそうに後姿を見つめていた]
そうです。
私は貴方を疎み、身動きを奪おうとした者によって、『鍵』となる使命を与えられた存在。
貴方がどこに居るのか、あの方が何故貴方を疎むのかは存じ上げませんが、
『時が来たれば、彼の青薔薇を解放せよ。』
それが私に託された役目でございます。
――『鍵』……
そんなものが、存在していたとは。
わかりました。 それがあなたの使命だと謂うのならば――
それが、運命だと謂うのなら。
私の。 世界の眠る場所へ、ご案内いたしましょう。
――――しかし……
[ちら、と視線を向ける。
その先には、未だ対峙したままの2人の姿。]
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