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国防神父 ギルバート に 1人が投票した。
魔砲師 カルロ に 8人が投票した。
魔砲師 カルロ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、国防神父 ギルバート が無残な姿で発見された。
浮いてる何か は立ち去りました。
現在の生存者は、謎の少女 メイアル、爆裂正義団 ドンファン、道具屋 真アニュエラ、青薔薇の幻影、花の子 グラジオラス、ジャスティス急便 カンナギ、諜報員 シャルロット の 7 名。
―アニュエラの道具屋―
[アンクルとドンファンが2人で大きな音を立てて何かをしていた事を話すのに乗って>>5:150]
そういえばそうだったな、その後ドンファンだけが店内に戻って来た。爺さんはそのまま戻らなかった、のか。
…あの後一度でも戻って来ていたならばアリアや天井のアレがなにか言う筈だしな。
ドンファンの事だから探しに出たならばすぐに足取りは掴めるのではないか?また、こちらは花が植わっている場所であるならば花達に聞けば大まかな位置は把握出来るしな。
[と、両手を耳に当てて声を聞く仕草をしている。
必要であれば花達の声を聞いてドンファンの大体の位置を確認するだろうし、必要でなければ2人の意見に従い行動するだろう**]
では、コピペ怪人に加えて、ドン君の情報も集めるわ。
そっちなら、丁度良い人材がいるわ。
[携帯を取り出し]
こんにちは。ゲルト教会ジンロウ町支部ね。
ギルバート神父の番号を教えて頂戴。
あたしは道具屋のアニュエラよ。彼とは懇意にしているの。
ねえ、どうしても今必要なのよ。
[少し声をかすれさせて囁き、電話ごしに相手を揺さぶる]
[しばしして]
ありがと。今度ミサに行くわね。その時はアナタに会いたいわ。
[と、果たす気もない、罪な約束をして、通話を切る。すぐに入手したギルバートの番号にかけた]
ギル君。あたしよ?
もっとアナタの話を、聞いていたら良かったわね。アナタが正しいということが、やっと分かったの。
ドン君のこととかよ。今、彼の情報を集めているの。
何か分かることがあったら、教えてくれない?
……そう。彼は異端ヒーローなの。
え?魔王と取引?でも、その内容ははっきり言わずに……ますます怪しいわね。
ありがと、ギル君。アナタは本当に頼りになる人ね。
あたしの番号登録しておいて。またお話しましょ。
[甘い声を相手の耳に注いで、通話を切った]
[神父からの、彼の信仰や意見が大多数入った情報を二人に伝えた。
そしてついでに、彼女が見た、ドンファンの戦い方やその強さも]
……でも、彼がおばあちゃまを消したとは、思いにくいわね。そういう、策謀を巡らせられるタイプに思えないし。
あくまで、重要参考人程度に考えるのが無難かしら。
むしろ、コピペやその黒幕と戦うことになった時に、役に立つ仲間になってくれるかもしれないわ。
[カルロからの封筒が、ヒーローのアニュエラにと届いたのはそんな時]
カル君からだわ。
銃……。ユー君が貰ったのと同じタイプのものかしら。
[そのものとまでは、まだ気づかずに]
ヒーロー協会第11支部ね。
もしかしたら、この機械と合わせれば、次元転送装置として、使えるかもしれないわ。
でも、今お店を離れる訳には……。
アナタたち、行ってみてくれない?
[諜報員とはいえ、悪側のシャルに、無茶な提案をしてみた]
もしくは、あたしが行ってる間に、ナギ君やドン君が来たら、対応してくれるかしら?
[首傾げ]
―喫茶まろん《中立亭》……の中。―
カンナギさん。
起きて?
[床に正座。ぺしぺし、とスプーンでカンナギのおでこを叩く。
その様は、さながら木魚を叩く僧侶かな。]
……今日は魔王様のテレビ、やっていないのね。
[ぽつり、と。
*06シングルヒット*印の░█▓▒薬!とか、((ハムスター人間))が宣伝しているCMを見て。]
―回想・中立亭の外―
本来ならばこの力は使うべきではないのですが、ユーリ殿の頼みとあれば喜んで引き受けましょうぞ。
俺の力が必要であればいつでも駆けつけますぞ!
[>>137少女からの頼みを力強く引き受ける。 その時、懐から「デーンデーンデーン♪ デデデ デデデ デーンデーンデーン♪」と暴れん坊な将軍様が白馬に乗ってきそうな音楽が鳴り出した]
おっと、失礼。
[...はこの着信を 1(4) 【1:通話する 2:留守電にする 3:そもそも携帯電話の使い方が分からない 4:勢い余って握りつぶす】]
―回想中・アニュエラとの電話―
もしもし、ドンファンだが・・・アニュ殿?
[電話相手はアニュエラであるようだ]
いかがいたした―――何に困っておいでか?
TECAR・・・コピーとペーストですか・・・生憎と存じませぬが。
分かりました、何か掴めたらアニュ殿に連絡致しましょう。
お任せくだされ、それでは。
[特に何も情報を持ってないので素直に何か分かれば追って連絡をすると約束をして通話を切る。 不思議そうな顔をしてこちらを見上げてくるユーリに対して]
ん・・・どうしましたかな?
これ? あぁ、これは携帯電話というものでして―――
[何故か携帯電話の説明をする事になった]
―現在―
あぁ、ユーリ殿少しお待ちくだされ。
これだけは話しておきたいと思いますので。
[>>8 先に店内へと戻る少女を呼びとめると不思議そうな表情でこちらを振り返る。 表情を改め真剣な眼差しで語りだす]
俺が持つ次元に干渉する力は、制御が不十分とは話しましたな。
これは言葉通りの意味で、一度次元を開くとどこまでその影響が出てしまうか分からぬのです。 大きすぎるこの力は対象が大質量であれば細かい制御を行わずとも相応の力を流し込めば次元の向こう側に送る事が可能なのですが、これが人相手となると・・・周りをどの程度まで巻き込んでしまうか分かりませぬ。
ユーリ殿への協力は惜しみませぬが、これが危険な力である・・・という事だけは理解していてくだされ。
これも俺の力が未熟故、申し訳ありませぬ。
[説明を終えると、頭を下げて詫びる]
[ユーリが店内へと戻るのを見送りつつ、...はアンクルと共に稽古を行った訓練場へと向かった。 この時点ではアンクルが既に光に呑まれて消えてしまった事をまだ知らない。]
考えても分からぬな・・・ならば、体を動かすのみ!
―訓練場―
次元の力とは一朝一夕で操れるものではないっ・・・が、鍛錬を積む事で制御に近付く事はできるはず!
この町に漂う不穏な気配・・・人が消えるという奇怪な事件・・・異端、勇者、聖女・・・全ての答えが出る時は近いはずっ!
その時に俺がやるべき事を見極めるために、今は精進いたそう!
ハアァァァッ・・・ドリャァァァ!!
[打ち込み用の木偶に拳を連続で突き入れる。 その打撃音は中立亭の内部まで聞こえるだろうか。]
―20(60)分後―
ハァァァ・・・よしっ。
最後に仕上げに入るとするか!
[全力で木偶を叩き続けるも息切れを起こしていない。このタフさが日々の積み重ねであり、強さの秘訣ともなっているのだろう。]
[構えを改め闘気を体の内へと静めていく]
我は器・・・我は大地・・・我は天・・・我は世界。
心を澄まし世界と一体となる―――これぞ、明鏡止水。
ハアアアァァァァァァァ・・・・・・フンッ!!!
[体内へと溜め込んだ闘気を一気に放出する。 その輝きは黄金となり全身をオーラのように包み込んでいる。]
[その頃、用済みになってメイアルに捨てられた、コピーは1(5)、ペーストは1(5)……]
(1:[プロフェッサー JJ]のアジトの近くにいた。
2:喫茶まろんまでもう少しの所にいた。
3:第11支部に助けを求めていた。
4:<諜報員 シャルロット>の配下になる決意をしていた。
5:力尽きていた。)
[迸る黄金の闘気を立ち上らせ、両手には更に強烈な光を集める。それに呼応するかのように大地が震え出す。]
[光を両の掌で押しつぶすように凝縮]
[全身から発する黄金のオーラが最大限に膨張し]
オオオオオオォォォォォォォォォォォォッッッ!!!
正悪不敗が最終奥義ッ・・・・・・っぐぅ!?
[膨張したオーラが弾け、黄金の光が霧散する]
はぁ・・・はぁ・・・やはり、まだ・・・未熟・・・!
至らぬ・・・な、魔王殿店主殿にはまだまだ届かぬようだ。
[地面に大の字に倒れこみ激しく呼吸を繰り返し、自らの力を未熟と評するも、その表情は爽やかな笑顔であった]
へぅあ。
[スプーンでぺしぺしとたたかれること2回目。うっすらと、その目が開いた。
寝覚めの気分はきっと*08半吉*]
[眠りが浅かったのか、寝起きの気分は、悪くない。意識を失う前の状況を思えば奇跡のよう。
うっすらと目を開けば、そこにはユーリがいて]
ぁー…ゆぅー…?
ごめん…ごめんね…いま…起きるから…
[言いつつ口から漏れるのは半分寝言。それでもなんとか起き上がって。立ち上がろうとして。
+チョキ+ぐー:そのまま二度寝。ユーリのほうに倒れこんだ。 ちょき:寝ぼけた勢いでユーリに抱きついた。 ぱー:きっちり覚醒。起こしてくれたお礼を言った]
――きゃ、……
[寝ぼけた眼で抱きつかれ、つい短く悲鳴をあげてしまった。]
……むぅ。
寝ぼけてるなっ?
[スプーンの持ち手の方で、こつん、とカンナギの頭を刺し。
口は尖らせるが、嫌そうではない。
そして、くすり、と笑んで]
起きて?
[そのほっぺたを……
+グー+がチョキならつねり、パーなら軽く口づける。グーなら殴る。]
[寝ぼけた勢いで崩れるようにぽふんとユーリに抱きついて]
……起きるから…だから…
おはよーの…
[むにゃむにゃと。寝ぼけて意味を成さない言葉が続いて。
22秒後。
意識覚醒]
………ごめん。
なしで。
[自分の言動とか、しでかしたこととか、いろいろ。昔のユーリ思い出したりとか今のユーリの状況とかいろいろ重なって。
恥ずかしすぎた。
顔が熱くなってるのがはっきり分かるけど。これはきっと寝る前に食べたカレーという名の地獄のせい。きっとそう]
…ゆー。
さすがにグーパンは痛かっ…あの…ゴメンナサイ。
[きっちり目が覚めて。ほっぺたにくっきり残ったグーパン痕に、目に涙が浮かぶけど。文句なんて言えない。言えるわけない。
こーゆーときのゆーは、わりと容赦ない。それはもう。笑顔でフライパンが振り下ろせるくらいに]
…ン?
[ばつ悪く目をそらして。そらせた先で。携帯電話が、自己主張するようにちかちか光っていた]
…ごめん、ちょっと待ってね?
[留守番電話を知らせる表示に、一言断りを入れて。
…別に、気恥ずかしかったり気まずかったりいろいろを誤魔化したかったわけじゃ、ないんですよ?]
…生かして捕獲…かぁ…
[留守電に残されたメッセージに。少々顔をしかめる。所属と名前だけではちょっと手がかりが少ないし…それに、アニーの言い方も、なにかひっかるものが、あったし]
…もしもしあにゅー?
その、さっき電話あった怪人だけど。
見た目とかなんか分かる?
うん…うん…
[聞いてみれば、対になるようなモノリス型。…その姿には。見覚えがあった。いつかのTV局の、地下で]
はいかしこまりました。
ちょっと時間かかるかもなんだけど、先にパーツの方だけでも…
…そこをなんとか。
どっちかだけでも!!
ん。うん。じゃあ、そっちで。
…それとあにゅー?
[拝み倒して、なんとか後部座席だけでも先に譲ってくれるよう話はついただろうか。最後に。]
ウチで取り扱ってんのはジャスティスだけだから。誘拐とか拷問部屋連れ込みの手伝いだったら、やんないからね?
[釘を刺しとくのも忘れない。電話を切って]
さってと、仕事入っちゃったけど…。
…あれ?そういえば。ゆー、今日の魔王さんは?
[TVの時間は見逃したけど。ユーリなら何か察知しているだろうと。聞いてみても、首を横に振られただろうか]
―回想:教会にて―
こんばんは、神父さん。
良い夜ね。
[教会とは全くと言っていいほど、似つかわしくない血糊の付いた包帯を纏う白の少女。それでも彼女は笑みさえ見せて]
何の用かって?
つれないなあ。
[からかわれていると思ったのだろうか、彼が挨拶のみに留めて教会の業務があるからと戻ろうとした所に声をかけた]
「N計画」、聞いた事ぐらいあるのでしょう?
[その言葉を聞いて露骨に顔色を変えた神父であったが、時すでに遅し。メイアルの操る影の一撃がギルバートの体を拘束していた]
ふふ、貴方にはまだ何もしないわ。
ひとまず眠りなさい。
[拘束されたギルバートの耳元で囁くように呪文を紡ぐ。必死の抵抗もむなしく、崩れ落ちるように彼は床に倒れ]
[無言で教会の女神像を眺めた。そして指を鳴らすと、火炎弾が教会の女神像や十字架を次々と破壊していき。教会に避難していた者たちは、ある者は恐怖を浮かべ。またある者はメイアルに掴みかかろうとして護衛の者たちに取り押さえられた]
分かったでしょう?
教会に助けなど求めたって、無駄だって事が。
救いの神など、ありはしないのよ。
[そう宣言して、それでも尚抵抗しようとする者を1人、黒剣で貫いた。]
貴方達に対する本当の救済をあげる。
……もう疲れたでしょう?
[そう宣言すると、教会は炎に包まれていった。メイアルとその配下は気がつくとその場所からは姿を消し。ギルバートの姿も連れ去られたのか、見えなくなっていたが]
…………あ。
[カンナギの頬と、グーにした手とを、交互に見つめ。]
ご、ごめんなさい。
なぜかつい、手が出てしまって……
……魔王、ですか。
今日は、お留守みたいです。
[世界への異変も特にないようだ。
+裏+が表ならば何か予感を覚えたが、裏なら前にもお休みの日はあったため、別段気にはならなかった。]**
―???―
[ジンロウ町には、この日。地震・落雷・隕石と次から次へと天変地異が起こっていた。また、以前はわざわざTV局で宣言したり。ビルの屋上に上って魔法を使っていた謎の少女やニュースで事件を予告する魔王の存在も無く。魔王城も完全なステルス状態なのか、ヒーロー達でさえも探知できない状態だった]
[アニュエラの道具屋にて、あれこれと話し合っていると、カルロからの手紙が届いたらしい。>>4]
ヒ、ヒーロー協会ですか。
[手紙を預かって、アニュエラの遣いの者と名乗れば、話は通じるだろう。
その程度ならば決して難しい事では無いのだが、行き先にちょいと問題がある。
恐らくこちらの顔は知られていないので問題は無いはずなのだが…。]
[しかし、この際所属は関係ない。普段の任務でも、本拠地に誰かがいて自分が外を走り回る方が動きやすい。]
わかりました。ヒーロー協会第11支部ですね。
そのお手紙を持って、「アニュエラさんの遣いで来ました」と言えば大丈夫だと思うので行ってきますよ。
なぜかつい…かぁ…
ん。いいよ、気にしないで。
[覚えてるにしても、覚えてないにしても。それはそれでちょっと懐かしく、嬉しい。…痛かったけど。
笑って。ユーリ>>27の頭をなでて]
そっか。
まぁ…たまにはこーゆー日でもないとねぇ。
[これといった予感を感じた様子もないユーリに。ちょっと安心して。頷いて]
ンじゃあおねーさん…アリアさん?
お会計ー…
[魔王が動いていないなら、と。心置きなくアニーの依頼に取り掛かろうと、店を出掛かって。そこで始めて、マスターの行方が分からないことを知る]
…まぁ。あのおっちゃんならだいじょうぶだよ。きっと。
[と、呟いたのは、励まし半分、確信半分。あのおっちゃんがどこかにいなくなったとして。その先でどうにかなるなんて、想像もつかなかったし]
ってかゆー、何も食べてないの?
…ごめん。
おねーさん、鯖味噌サンド、包んでもらえる?
[そも、ユーリの分を食べてしまったのは自分なんだし。注文して。包みをユーリに手渡してさっきまで轟音が響いてた、店の裏手に回る]
ドンファンくん、どっか出かけるなら、行く前に連絡してくれる?
やりあって分かったけど。君ちょっとまだ危なっかしいから。
[…まぁ。戦闘力、という点で言えば、自分よりもはるかに安定した強さはありそうなんだけど。
っていうのは、言わない。理由は何であれ、行動を起こす前に一報ほしかったのは紛れもない事実だったのだし。
店の裏手で大の字に転がるドンファンに>>17。ひょいと名刺を投げ渡して]
ンじゃあ、ゆー。行くよ?
[一声かけて。アニーの店を目指して、走り出した]
[その、道すがら]
…何あれ。
[見えたのは、立ち上る黒煙>>26]
ゆー、ちゃんとつかまっててよ!
[それまでも、191(9)km/hほどの速度は出てたんだけど。一声かけると、ジャス天号のペダルにかける力が、ぐいっと増して。6(10)倍速で、煙の上がる現場へと突っ走る]
…ゆー、消火お願い!
[ユーリを現場に下ろして頼みつつ。火の手の上がる教会に、飛び込んで。まだ息のある人たちを、次々運び出す]
――――ッ!
…お願いだから、ちょっと黙って!舌噛むよ!
[叫んだのは、恐慌を起こして口々に叫ぶ信徒の声が、どうしても耳を突いたから。自分の事を、聖ヒーローと呼ぶのはいい。神父さんにもそのように答えたんだし。ただ、この状況を引き起こした相手に叫ぶ怨嗟の声は。罪人だ。と。罰せられよ。と。口々に叫ぶ声が。どうしても神経を苛立たせる]
…これで全部…かな。
[中には、火の手が上がる前に何かによって貫かれていたのか、すでに事切れている人もいて。それでもなんとか、救い出せる人を教会の外へと連れ出して。
消火と、連れ出した人の治療に当たってくれていただろうユーリと顔を見合わせ、ため息をつく]
…おつかれさま。
なんかやなこと、聞いたりしなかった?
[と。ユーリを抱き寄せるようにしながら、聞く。それは、たぶん、信徒が口にした『いやな言葉』を聞かされただろうユーリのためでも、あったけど。
半ばは、それを聞いて不安になった自分のため。それでようやく、落ち着けた]
…神父さんは、いなかった。
襲ってきたって人も、もういなかった。
[たぶん既に、事は終わっていたのだろう。特徴を聞けば、手を下した人物には、心当たりがあった]
[さて、作戦タイム。(本人には悪の組織という自覚はほとんど無いが)ヒーロー協会は自分達の組織とは決して仲がよろしく無い。
しかしながら、今の状況はそんな事にこだわっている場合ではない。
そこで考えた方法は…2(3)]
1.「細かいことは気にせず正面突破なのです。」
2.「変装していけばきっと問題ないでしょう。」
3.「一緒について行くから、おねーさんに前面に出てもらえないかな…」
…あのおねーさんもいよいよほっとけない…かな。
っていっても。いまはまだ。手がかりもないし。
…行こ。ゆー。
[苦い顔で、その場を後にする]
(赤い薔薇…ね)
[怪人を探し、街中を走り回る胸中にあったのは、そのこと。熱心な信徒が持ち出してきた電文を、聖ヒーローだからと渡された、その一文]
[やがて走り回る街中で、見覚えのある怪人…コピー&ペーストの姿を見つけたのは、それから1分もたったころだっただろうか]
『酷い女だったねペースト』
『ええ、オマケに人使いまで荒いなんて最低よねコピー』
『でも逆らったら…』
『それは言わない約束よコピー』
『そうだったね。さぁ、さっさと例のアレを見つけ出してこんなとこおさらばしようペースト』
『ええそうしましょうコピー』
でもそうは行かないんだよお二人さん。
[声をかけて。それ以上なにを言う暇も与えず、二人の首根っこひっ捕まえて、一気に加速する。43(60)秒もすれば、アニーの道具屋についただろうか]
はいまいどー。
受取証にサインと…あと、約束は守ってね?あにゅー。
[届けた先で、告げて]
さ、それはそれとして。パーツ見せて。パー…ツ…
[ころっと機嫌をよくして、期待に輝く瞳でアニーに目を向ける。けれど]
タイミングわるっ
[おりしも起こる、地震に落雷、隕石と言った災害群。歯噛みしている暇も、あればこそ]
ごめんあにゅー、またあとで!
ゆー、行くよ!
[一声かけて。いつかこの店で買った耐熱軍手を取り出し、確かめるようにその手にはめて。次々と迫る危機へと向かい、町の中へと駆け出した**]
もちろんよ。嘘なんてついたら、商売人の名前に傷がつくじゃない。
[出て行くカンナギに、笑顔で手を振った。
が、その姿が見えなくなると、お店の扉にCLOSEの看板をかけ]
[目が笑っていない壮絶な笑顔を、満身創痍のコピ&ペに向けた]
さて。
商売人のアニュエラは今は閉店中よ。
悪女のアニュエラと、楽しいお喋りをしましょうか。
美味しいおやつと、暖かい紅茶もあるのよ。
[拷問も監禁もしない]
[ただちょっと、とてもお喋りしたくなるお薬を飲んでもらうだけ]
[コピ&ペと「楽しく」お喋りしていると、携帯に着信があった]
[それは、あにゅ☆えら信者兼ゲルト教信者からで、内容は血糊つきの包帯女に、教会が焼き払われ、ギルバートが消えたというもの]
[コピ&ペは、黒幕を異常に恐れ、けしてその名は出さなかったが、異次元テクノロジー関係の物を、ここに持っていない以上、奪われたのは明白]
[その恐れ方は、どう考えてもTECAR上層部に対するものではなく]
おばあちゃま……アンクル……そしてギル君……。
まるで、あたしに対する当て付けのような人選ね。
ねえ、コピーにペースト。
その人ってば、あたしに何か怨みがあるのかしら。
[返答はなくとも、察しはつく]
[怨みを買う覚えはありすぎて、どれとも判別つかなかったが]
[アニュエラを恐れておらず、なおかつ怨んでいるとなると、かなり絞られる]
[ともかく]
[トメ子を消したのが、TEKARではなく、彼等が欲しがっている物が明白である以上、利用しない手はない]
[コピ&ペから、本部の連絡先を聞き出すと、その場でつないだ]
あら、アナタ。
暗黒邪悪団から抜けたとは聞いていたけど、こんな所に再就職してたのね。
ゆっくり積もる話でもしたい所だけど、本題から入るわ。
あたしと手を組みましょう。
アナタ達の計画、頓挫しかかってるのは知っているのよ。
アナタの所から、異世界テクノロジーを奪った相手。丁度、あたしの敵でもあるの。倒すから人手を貸しなさい。
あたしはそのテクノロジーとやらには、興味がないの。相手さえ倒したら、好きにするといいわ。
そうね、まずは町で起こってる天災をなんとかしてもらえる?
現地人をうまく消せても、一緒に町もなくなっていたら、アナタ達の計画にも、差し障るでしょう。
[ついでに、倉庫から、ありったけのガラスの魔法置物を取り出し]
ナギ君のお手伝いをしてきなさい!
[惜しみなく放った**]
― アニュエラの道具屋・店外 ―
[店を出て移動を開始したところで、グラジオラスに相談する。]
おねーさん、あのね、アニーさんの頼み事引き受けちゃったけど、
ヒーロー協会とはあんまり関わりたく無いのです。
[胸の前で両手の人差し指をツンツンしながら]
だからね、このまま行くんじゃ無くてこの前みたいに変装してから行きたいのです。
[おねだりするような目で「ダメ?」と聞いてみた。]
―回想・アニュエラの道具屋―
[カルロからの手紙を受け取ったアニュエラからの用件はヒーロー協会へ行き、異次元テクノロジィに関わる銃のようなものについて調べて来る事]
月下美人が正式なヒーローなのだからそちらが行った方がややこしくなくて良いのではないか?
[などと言ってみたりもしたが、アニュエラはアニュエラで先の電話のように多方面に渡っての情報戦を展開しなくてはならないのだろう、とも考えていた]
私はヒーローではないが行っても大丈夫なのだろうかな。
月下美人の使いだと言えばなんとかなろうが…まあ良い、燻っている暇があるなら行動に移そう。
―現在・アニュエラの道具屋の外―
[行き先の場所が何処なのかをシャルロットに問いながら彼女の方を見ると、どうやら何事かあるようで胸元で両の人差し指を合わせながら変装して行きたい旨を伝えて来た]
別に構わん。
変装用具は持って来ているか?もしも取りに行かなければならないようであればこれで一足先に戻るか?
[以前借りたブーツを背中に背負った鞄から取り出して指し示す。
何故関わりたくないのかとも訊ねようとしたが、彼女の様子からあまり聞かない方が良いかとも思い]
>>44
おっ!早速そのブーツの出番ですねっ。変装道具は、家に置いてきたので、寄ってもらえると有り難いです。
[「おねーさんは何も聞いて来ないけど、理由が気になってるみたいです」と気付いて、]
私はあまり気にしてないのですが、私の組織――隊長やトゲヤマさん達とヒーロー協会さん達の仲が悪いのです。
ですから、今回はお話しする時も、後ろの方で、大人しく、出来…たらいいな〜なんて。
[少しずつ声が小さくなりながら、言いづらそうに心境を打ち明けた。]
ほらほら、おねーさんだったら正式なヒーローじゃないですけど、
いつかの駅前の魔王城とかもTVで中継されてたから、ヒーロー協会にも顔を知られてるはずですしっ!
[ジンロウ町の全てのTV番組に電波ジャックが仕掛けられた。画面に映るのは魔王城の玉座。其処に腰掛けるのは白の少女]
ジンロウ町に暮らす住民の皆さん。
あたしはメイアル。貴方たちを真の救済に導く存在よ。
この町では、悪の組織と正義の組織の抗争がずっと続いている。この天変地異にしたって、貴方達にとってはいい迷惑でしょう?
[其処まで告げると、TVには箱舟のような形をした飛空挺が映し出された。その飛空挺の中では寛いだ様子の人々が穏やかな表情で座っており]
ジンロウ町では、ヒーローや悪役が住民の皆さんの迷惑も顧みずに暴れ続けているよね?
つい先日も、ビルを雷撃で倒壊させたり。
魔法生物を市街地で自爆させたり。
あろうことか、ヒーローを名乗る者達までも市民に向けて攻撃を加えるという有様だったわ。
私は、立場上は悪の人間だけど。このような暴挙に巻き込まれる市民が出るのはもう嫌なの。
[そう告げると、画面はまた切り替わり。飛空挺に乗せられた人々が別の国に到着し。その国からは移民として歓迎されている姿が映し出された]
何はともあれ、まずは私の家ですね。
私の家は2丁目にあるので、近くまで行ったら案内しますよ。
あ、そう言えば私の家に誰かが来るのはおねーさんが初めてなのです。てへっ。
[この前グラジオラスの自宅に行く時はガチガチに緊張していたが、今回は任務絡みと言うこともあり、さほど緊張はしていない。]
変装する間、私の生着替えシーンも見ちゃいます?…な〜んてね。
[と、軽く冗談を飛ばす余裕もあるようだ。]
ちょっとした知り合いが居てね。
向こうの国には産業に携わる人間が足りないというのよ。
だから、こんな後先考えずに暴れまわる連中の居る町は捨てて。
新しい土地で新しい生活を始める方が良いでしょ?
[その言葉を聴くと、歓喜の声を上げる市民が映し出されていった。そして箱舟型飛空挺が次々とジンロウ町に向かって発進して行くと同時にジンロウ町の中心部上空には飛び立っていった飛空挺をさらに巨大化させたような巨大飛空挺……その実態は改造された魔王城が浮かび上がった]
それでは皆さん。
この飛空挺“NOAH”でお待ちしてるよ。
[お待ちしている。その言葉は果たして誰に向けて発せられたものだったのだろうか。]
そしてもう一つ。
[画面が切り変わり、両手足を鎖の戒めによって拘束されたギルバートの姿が映し出された]
彼の姿を知っている人は居るかしら?
国防神父を僭称し、住民達を助けると称して教会に匿っていたけれど。
実際には、教会から攻撃することは出来ても逆に教会に魔法攻撃を食らわないための人間の盾としていたのよ。
[画面が再び切り替わり、彼女の顔がアップで映し出されて]
あたしはね。
こうやって人間の盾のように使ったり。
人に恩を売っておいて、いざとなったら庇って貰おうという自称正義の味方が嫌いなの。
きっと彼らは「だまされるな」とか都合のいい事を言って、貴方達を止めようとするでしょうね。
もし、そんな事をするのなら。
[指を弾くと、超時空ジェネレーターが起動した。魔王を、そしてトメ子を葬ったあの光と見るものが見ればすぐに分かっただろうか。光が収まるとギルバートの姿は何処にも無く]
あたしが、この力を持って。
貴方達ヒーローのエゴを止めさせて頂くわ。
[だが、“NOAH計画”はメイアルが伝えたようなものではけしてなかった。住民の姿は彼女の魔力によって精巧に作られた偽の姿であり。
彼らは最早、この地上の何処にも居ない存在であった。
“NOAH計画”の真意。それは住民達を全て消してしまうことであり。箱舟に乗った彼らは魔王城にて生命力を吸い取られると超次元ジェネレーターによって、どこか別の次元へと追放されていった。
そう、メイアルこそがジンロウ町に一般の住民などは必要ないと考える一派の中心人物であり。
“N計画”と噂されていたこの計画を止めようとしていたガレアスに近づいた事も、全てはこの計画を実行に移す際に邪魔な存在となる彼の排除の為であった]
―回想―
[訓練場に暫く寝転がっていると、>>31 カンナギが現れ移動の際には連絡をくれとの旨を伝えられる。]
カンナギ殿達はどこかへ行かれるのですかな?
あぁ、仕事ですか。 頑張ってくだされ!
む、未熟なのは十分承知しておりますが、俺はそんなに危険に見ますか・・・ぬぅ、やはり精進が足りんっ!
カンナギ殿にも認められるよう、更なる向上を目指して励んでみせますぞっ! 見ていてくだされ、団長殿、店主殿、魔王殿ォォォォ!
[一通り暑苦しく吼えたところで、カンナギが苦笑いを残しつつその場を去る。 その背中に声をかける。]
あぁ、この後の予定を話しておきますぞ。
少し俺なりにも町の情報を集めようかと思いますので、カルロ殿が所属しているという正義協会の11支部に向かってみようと思いますぞ。
もし、あちらで何か情報を得られたら連絡を入れましょう。
[カンナギから名刺を受け取り自分の連絡先を告げる]
[最初は、自分が走って追いかけるから先に行けという意味だったのだが良く考えれば抱き抱えて飛んで行けば良いのだという事に気が付く]
あ……そうか。私が履いて飛んで行けば良いのか。よし。
[早速ブーツを履いて跳躍、バランスはいつもの身軽の花言葉と同じように取れば良いと解り再び地上に降りる]
仲が悪い、か。そんな事を言っている場合ではないように思えるのだが人間にはそれなりの事情というものが多分にあるのだろうな。分かった、そのヒーロー協会での話は私が出る。
だが…どうなっても知らんぞ。
いくらテレビに出ていたとは言え、ジャス便達のように正義の為に戦っているわけではないのだから。
[ほれ、と自分の方へと手招きをして]
私は他人の家には行った事がない、人の暮らしとはどのようなものなのか非常に気になる。着替えは……隠れているからその間に済ませろ。
[2丁目、2丁目、と反対方向に飛びつつ戻りつつ移動を開始した]
―現在―
[店内にいるであろうアリアに行き先を告げ11支部へと走り出す。 支部の場所自体はカルロと公園へ向かう際の世間話で聞いていたために迷う事はないはずだろう。]
詳しい場所をカルロ殿から聞いておいて良かった。
あちらでカルロ殿と合流できればなお良いのだが、正義側の支部であれば誰か顔見知りでもおるだろうか。
―第11支部付近―
ここであろうか。
うむ、これは良い建物だなっ!
[白と黒に塗装された一見地味な背の高いビル。 見た目は普通だが、誰が見ても分かるように大きく『 正 義 』と刻まれている事から、ここが正義の砦であるのは間違いないだろう。]
[その頃、...には見えないがTVが異変を報道していた>>46]
―シャルロット宅―
[束の間の空の旅を終えて、シャルロットの自宅に到着した。入り口から首だけを覗かせて様子を見ている様はいつもの喫茶まろんでの光景。どうやらそうやって様子を見るのが常のようだ]
…1人で暮らしているの、か?
[そういえば家族が居なくなったと聞いた事を思い出し、それだけ呟いておずおずと玄関まで入ってそのままシャルロットが戻ってくるまで待つつもりだった]
……。
[落ち着かないのでもしかしたら室内を覗いたりしているかも知れなかったが]
[仲の悪さを気にしている場合ではない、と指摘されると]
私自身はそんなに気にしないのですが、あちらの方は頭が固い方が多いと言う噂なので、
変に疑いを持たれて本当の事を教えてくれなかったりすると困りますから…。
だけど、おねーさんがアニーさんやカルロさんの名前を出せば、きっと向こうも信用してくれますよ。
[『2丁目、2丁目、』と反対方向に向かおうとすると、「おねーさん、2丁目はあっちです〜!」と軌道修正しながら、自宅へ向かっただろう。]
― シャルロット宅 ―
[いつか見たように、首だけを覗かせている姿を見て、密かに「おねーさんかわいい〜」と思いながら]
危険なものは無いですよ。遠慮無く入って来て下さい。
「一人で暮らしているのか?」と問われると]
そうですね。組織の指示であっちこっちに移動する事が多いので、最近はずっと一人暮らしなのです。すぐに終わらせますから少し待ってて下さいね。
[変装準備をしながら、通信機を確認するとメールが届いていた。
『歪み反応アルモ結果シロ。』]
むぅ。今度もハズレですか、これは本格的に力を入れないと不味いかも知れないですね。
― 7(10)分後 ―
[今回は少し頑張って力を入れたので、変装は69+12(15)点程度の出来だろうか。変装を終えると]
お待たせしましたわね、お姉様。ルピナス出動致します。
[バッチリ口調も変えて準備OKの合図。]
―11支部内―
[正義の砦は騒然としていた。 受付にいる女性すらも何が起こっているのか把握できていないようで、『少々お待ちください・・・』を連呼している状況である。 時折聞こえてくる単語に「異次元」や「箱舟」等が混じっているかもしれない]
むぅ、何か起こっているのか・・・?
一人で来たのは失敗だったやもしれぬ、誰か顔見知りでもいれば別なのだが・・・カンナギ殿に連絡を入れておくか。
[カンナギの携帯へと連絡を入れるために懐から携帯を取り出す。 通話留守電問わずに今の状況を簡潔に述べる。]
カンナギ殿、こちらドンファンです。
現在正義の11支部に来ておるのですが何かが起こっているらしく騒然としており、状況が掴めておりませぬ。
なにやら「異次元」やら「箱舟」やらと断片的に聞こえてくるのみですが、何か情報が掴めたら再度そちらに連絡を入れましょうぞ。 それでは失礼致す。
[状況が動くまで、その場で待機する事にする]
…倒壊家屋80件、落雷被害22件、隕石7個目ぇー!!
―ジンロウ町内のどっか―
[叫んでうははと笑いながらがっしり隕石を減速させて軟着陸させる。再生怪人は弱いの法則…もとい、耐熱軍手と、今回はユーリもサポートしてくれてるおかげで、受け止めてもダメージは通らない。
どこかで見かけた気がするガラスの生き物達の手伝い>>41もあって、被災した人たちの救助はおおむね順調に進めることができたけど。
けど。さすがにそろそろナニカがイッパイイッパイだ。そりゃテンションが変にハイにだってなる]
もー、*04シベリア虎*でも*11火星*でも持って来いって!!
…ごめん嘘。なしで。
[ヤケになって言ってはみたけど。ここはジンロウ町だ。そんなこと言ってたらほんとに持ってこられかねない。
自分で自分に突っ込んで。ちょっとテンションが素に戻った]
ンで、ゆー、次は…?
[聞いてみると。ユーリは首を横に振っただろうか。
首をかしげて、きょろきょろと辺りを見回してみるけど。なるほど、たしかに小康状態に入ったのだろうか。散々頻発してた天災が、ぱったりと止んでいるようだった]
…弾切れ…? …かなぁ…
つっかれたー…
[呟き、その場にジャス天号を止め、ぐったりとハンドルにもたれかかる。けど]
…ん?なに、ゆー?
[ユーリに引っ張られ、何かを指し示される。それは、空へと浮かび上がった巨大な飛空挺の姿>>49で。おりしも崩れ落ちた瓦礫の中に残されていたTVから。途切れ途切れに、その飛空挺の上の人物からの放送が入っていた]
…言ってることがホントなら、任せちゃいたいとこだけど、さ。
[でも、残念ながら、その人物のやったことは、知っている。以前に隕石を招いたり、火炎弾を街中に放ちまくったり、津波を引き寄せたり落雷や火砕流で町を壊したり。
…TVで語られる事実には。確かに、耳が痛い、ことも、あったけど]
確かめて。止めないとね。
それに
[呟いて。確かめるように、ユーリの顔を覗きこんで]
―シャルロット宅―
[1人暮らしについて聞いていると、ある点に於いては自分と全く同じようなものなのだと感じたようだ]
私と似たようなものか。
[実際には全然違うのだが、それだけをぽつりと呟いて変装を終えたシャルロットを迎えた]
何処から如何見てもシャルロットには見えんな、恐れ入る。
私も向こうに着いたらスーツを着ておく。テレビに映っていた格好の方が向こうには分かり易いだろうしな。
[表に出て再び抱き抱えようとしたその時、遠くの方で地響きが鳴り、激しい落雷の光が見え、そして何かが落下している光景が見えただろうか?]
この町の人たち相手にジャスティスお届けすンなら、まずはウチに声かけてもらわないと。
[軽口叩いてにっと笑って。
ジャスティス急便は、ジンロウ町の町の中を、一気に走り抜けて行った]
―んで、あにゅーンち―
ってわけだからさ。あにゅー。パーツください。
[たぶん、TVに映った人物を見て。アニーはそれどころじゃなさそうにしていたかもしれないけど。
こっちはこっちで真剣なのだ。見た目あんまり真剣に見えなかったとしても。
苛立ったような声を向けられたって、動じないし譲らない。
やがて、根負けしたようにアニーが出してきてくれれば、手早くパーツを取り付け、交換する。
ヒーロー割引価格に更にちょびっと割引してもらった金額分、きっちり支払って]
…っし。
これであそこまでジャスティスお届けできるかな。
ゆー、乗ってみて?
[早速取り付けた後部座席に、ユーリを乗せて。さすがはアニーの道具屋。自転車の運転は一切邪魔せず、それでいて乗り心地もしっかり保障されてるみたいだった。
おまけに超合金チェーンのおかげで動作も軽い。
これなら、ニ、三人乗客が増えても、上空の飛空挺までだったら跳んでいけるだろう]
ンじゃあ、ジャスティス急便はジャスティスしにいくけど。
どうする?あにゅー。
ジャスティスのお届けだったら承ってるよ?
[アニーも行くつもりなら乗せてくよ。と。問いかけた。
もっとも、空を飛ぶ手段なら、聞くまでもなく道具として揃ってるだろうから、断られたら無理にとは言わないけど。
当方速さには自信がありますので]
―ノア内部・玉座の間―
迎撃?
必要ないわ
[シェルフィムやフレイアだけでなく。魔王軍直属の飛行部隊もノア内部には存在しており。それらを迎撃に出してはと言う進言をあっさりと退けて]
あたしたちは、崇高な目的の為に動いている……事になっているじゃない。
それなのに、迎撃なんてしてたら、こっちが見られたら困るモノを持ってるというようなものじゃないの。
[そう言うと、進言した連中も頷いて見せた。そして彼らには内部に侵入してきた場合は遠慮なく歓迎してあげるようにと伝えて。]
[ドンファンからの電話>>58が入ったのは、そんな時]
はーい、もしもし?
…うん…うん…
情報…ってことなら。
ドンファンくん、外見てみ。外。
[たぶん中心部上空に、でっかい飛空挺が見えるから]
そっちで集められる情報も気になるとこだからお願いするけど。
動くつもりなら声かけて。
乗ってくつもりなら乗っけてくから。
[告げて。ぷつん。通話終了]
[ぐるぐると救助に向かうべきかを悩み始めたが、激しく頭を横に振って今自分達が成すべき事を取る事にした。
また何があるか分からない為此処からスーツを着用して行く事にする]
しばらくの間はずっとこの格好だな、やれやれ。
[ぽん、とん、とん、ぱしん。ペンダントに触れてから肩から両腕、胸から腰、脚から爪先へと手で叩いて。
その箇所は次々と光を纏い、弾けた後にはいつものパステルカラーの色だけは可愛らしいバトルスーツ]
現場はジャス便達が行ってくれている事を祈る、多分、いや絶対行っていると思うがな。私達は今成すべき事をしよう!
[ブーツの力を借りてヒーロー協会の場所を確認しながら空を行く。
この時、背中に見慣れないものが付属されていた事にはグラジオラス自身は全く気付いていなかった]
→ヒーロー協会へ
[表に出て、ヒーロー協会へ向かおうとしたところで、遠くの方で轟音が聞こえる。]
あら、今日も何やら騒がしいようですね。
お姉様、あちらも気になりますが他の方々やアニュエラさん自身が向かわれるか、私達の力が必要であれば応援要請が来るのでは無いかしら?
まずはヒーロー協会の方を先に済ませてしまいませんか?
[そう提案すると、再び抱きかかえられてヒーロー協会を優先することになるだろう。
“シャルロット”の時は緩みっぱなしの顔も、今はきっと平然としている……つもりだが、やっぱり少し緩んでいるかも知れない。]
─回想・アニュエラの道具屋─
そう。アナタなの。
[泡をくった情報屋から、TVをつけてみろと連絡を受けて、そこに写る少女を見て]
[いつもの微笑を消して、どこまでも無表情でつぶやく]
納得がいくわ。
成る程確かに、アナタはあたしを怨んでるし、あたしを恐れていないし、あたし以上に恐ろしいでしょう。
そう、アナタなの。
不足はないわ。るーこ様の仇として。
アナタから何もかもを奪い、思いつく限りの目に合わせてあげる。アナタが何をしたのか、思い知らせてあげるわ。
[そこに、カンナギがやってきて]
[最初は邪険にしたものの、NOAHへ行くのだと言われればパーツを出してきた]
[乗せていく、という提案には首を左右にしたが、代わりに鐘のようなものを渡した]
アナタはジンロウ町最速の人。でも、魔力ではあちらの方が上だわ。
だからこれをあげる。沈黙の鐘よ。これを鳴らせば、わずかの間だけど、魔法効果を打ち消せる。魔法の炎や雷を向けられても、無効化できるでしょう。
でも、気をつけて。
魔法で持ち上げた岩とか、実体のある剣とかを魔法で飛ばされたのなら、これでは防げない。物体そのものは、魔法じゃないから。
それとコレを。
[と言って渡すのは、すごく短い鉤爪のようなもの]
魔法の鉤爪よ。すごく長く伸びる上に、けして切れない。
中についたら、これを折れたり砕けたりしないようなところにひっかけて、後は爪を地上に向けて下ろして。
あの箱舟とやらを、係留し、引き摺り下ろしてやるのよ。
[その時のアニュエラの微笑みは、邪悪だったろうか]
[鐘のようなものを渡されて。『あげる』と言われて。ぱちくりと鐘とアニーとを見比べる]
…ありがと。
でも…『あげる』って、『あげる』ってこと?
[たしかに魔法に対抗する手段は、あるに越したことはないのだけれど。
思わず間抜けた問いが口をつく。
なんだろうこれ。『タダより高いものはない』類の品か、はたまたなんかの死亡フラグかと、怪訝な目でアニーを見つめる。その視線は、いつだったか、苛立っていたアニーに、らしくないよ?って声をかけたときと、同じもの。
ただ。まぁ。くれるっていうなら。もらっとくことにする]
ンじゃ、ゆー、持っといてくれる?
使うタイミングは、任せるから。
[魔法を使うという意味なら、ユーリも使うのだし。それに…あるいは魔法めいた存在の、いまのユーリに、何か影響が出ないともかぎらないから。
使うタイミングは、任せておくことにする。『世界』なんて規格外の魔法なのだから、たぶんだいじょうぶだろうとは、思うけれど]
―ヒーロー協会第11支部―
[シャルロット(今はルピナスだが)の言う通り、他の皆が駆けつけているのか隕石や落雷による被害からの応援要請は来なかった]
まあ1人で100万馬力な行動を取るのがヒーローだと聞いたことがあるしな、あいつらは全てを護る事が出来るだろうよ。
[上空から入り口を確認して高度を下げた時、こちら側へと飛び出してくる人影が見えた]
ドンファンではないか。何故あいつが此処に…?
シャルロット、このまま合流しても大丈夫だろうか。向こうでも何か情報を得ているかも知れん。それも合わせて得られたらどうかと思うが…いじげんてくのろGの件やあの機械についてはどうしたものか。
[ゆっくりと降下しながらシャルロットに問うた]
ん。了解。承りました。
[続いて渡される魔法の鉤爪も、特に何かに気を払う様子もなく受け取る]
…ああそうそう。係留するにしても引き摺り下ろすにしてもかまわないけど。
もう人が乗ってるみたいならあんまり無茶しないようにね。
あにゅーがそっちに手出すようなら、そっちはそっちでジャスティスしなきゃいけなくなるから。
[それはつまり、非戦闘員が戦闘に加わるなら無理やりにでも外へと連れ出すということ。意識するつもりはなかったけど。遠まわしに、信徒の人たちを戦闘に加えることに、釘を刺すことになっただろうか]
メイアの声明は、何度も見たわ。
でも、あれは嘘よ。お為ごかしだわね。
[断言]
[なぜなら]
この町は、必要があってこういう事情になってるの。この町が嫌なら、町を出て他に行けばいいのよ。
ここにいる人たちは、ヒーローも怪人も、一般人ですら、ここにしかいられないから、ここにいる。
百歩譲って、「ヒーローと怪人をいなくする」なら、賛成する一般人もいるでしょう。
住み慣れた場所に住み続けたい、でも暮らしは更に良くしたい、というのは自然な感情だわ。
でも。
自分がどこかへ行く、ならば結局は同じこと。
違う。
メイアは、一般人の気持ちは分からないし、一般人のことなんてこれっぽっちも考えていない。
乗ってるという一般人だって、本当に生きてるかどうか。
― ヒーロー協会第11支部 ―
[高度が下がって来ると、ドンファンの姿が見える]
あらら〜、よりによってこんな所で一番警戒しなくてはいけない相手に出会ってしまいますのね。
[グラジオラスに意見を問われると]
私としては、合流すること自体は問題ないと思います。ただ、喫茶まろんで見つけた機械の事だけは、秘密にしておいた方が良いかも知れませんね。
ドンファンさんが合言葉をご存知のようですから、両方のパーツが揃ったところで『バルス!』みたいな事を言われてしまうと大変な事になりそうですから。
[と、自身の意見を述べた]
あたし達がメイアと戦った時、彼女は躊躇無く町へ、火炎流や電撃を放ったわね。
あれが彼女の本性だと思うわ。
彼女が大事なのは、自分だけよ。あの影の男には、少し入れ込んでいたようだけど……。あれは特例だと思う。
だから……。
彼女こそ、一般人の敵。
正義の敵は悪で、悪の敵が正義であるように。
彼女は、力無き者の敵。
[言外の]
[信徒にも戦う権利があるという意味は、伝わっただろうか]
[ただ。もちろんそれだって]
[お為ごかし]
[自分だけが大事なのはアニュエラも一緒。ただ、今はそれがたまたま、正義や一般人に都合のいい方向に向いているだけ]
んんー…いや、難しいことはよく…分かんないけどさ。
[言って、頬をかく。おためごかしって言われても>>73>>75、なんというかその、困る。ただ、一般人の敵って部分は、分かった。自分も目の前で見てたから]
まぁ。でも。
力なき皆様方が戦わなくてもいいようにいっつもジャスティスしてるっていうかー…
うん。そう。
[こうやって言うのがしっくり来るかな]
町民の皆様方にジャスティスされちゃったら、ジャスティス急便は商売上がったりだよ。
[言って]
ただ…んー…まぁ。
戦いたいって人引き止めるのも、ジャスティスとは違う、かな。
[だったら、日夜戦い続けるモブヒーローまで止めなきゃならなくなるし。それはまたちょっと、話が違う。
彼らを止めるとするなら。戦いに敗れ、死にそうになったそのときくらいだろうか]
[シャルロットから意見>>74を聞くと明らかに眉間にシワを寄せた]
厄介だな、そもそもあの機械が大きく関わって来る事を訊ねに来たというのに。
その「ばるす」とやらは良く解らんが、多分我々自然界に生きる者の脅威「めがんて」と似たようなものなのだろうと推測しておく。
今そのような事になってはたまらんな…済まんがあいつと情報をやりとりする事になったら少し口添えを頼む。
何処まで話して良いか・何処からが駄目なのか明確な線引きが出来ておらんでな。
[ふわりと地上に降り立ち、ドンファンが駆けて来るのを手を振って呼び止めた。そこで初めて箱舟についての話を聞く]
箱舟?いや、私はテレビを見ておらんのでそのようなニュースは耳にしていない。何があった?
[あれだ、と中心部上空を指されたならば巨大な箱舟の存在にようやく気付いただろうか]
―回想・喫茶まろんを出る前―
い、いえ、その、ほんとに、ごめ……
[グーを握ったまま、わたわたしていると。なぜか撫でられて。>>30]
え、……あ、……
[なぜか、なにやらこそばゆいものが、浮き上がってきて。 薄薔薇色に染まった顔をそっと伏せて、はにかんだ。
そうこうしているうちに、カンナギも亭主の不在に気がついた様子で。]
あ……、そう。店主のおじ様も、お留守みたい。
お買い物にでも行っちゃったのかな。
でもそのうちきっと、「バカモーン、廊下に……(以下略)」って言いながら、帰ってきますよね。
[なにかツッコミを入れられたかもしれない。
ふと、見上げた天井も、寂しげで。]
…っと。長くなったかな。
[受け取った鉤爪があるなら、ドンファンからの連絡を待つこともないだろうと]
もしもしドンファンくん?
こっちはこっちで目処が立ったから。乗り込むつもりだったら中心街までおいで。
あにゅーの道具使わせてもらうから、きちんとお礼言っとくようにね。
[一応、あらかじめ電話だけしておいて]
ンじゃあ行くけど…
ゆー、だいじょうぶ?
…きっとまた、助けてもらうと思うけど。無理だけはしないでね?
[がしゃりとジャス天号のスタンドを上げながら。走り出す前に、ユーリに言っておく。自分が痛いのより、ゆーが痛いほうが、辛いから、と。くしゃっと一回、その頭をなでて]
では。ジャスティス急便。
行きます!
[一声上げて。飛空挺に乗り込むべく。ジャス天号は一気に加速して行った]
[>>76カンナギの様子に、ついムキになって、味方に引き入れようとしすぎたようだ、と反省する]
[無理に黒塗りしなくても、普通に考えてメイアルは悪。ほうっておけば、メッキは剥がれる]
簡単に言えば。
一番足の速いアナタが、先に行ってジャスティスしておいて。
あたしも必ず後から追いついて、一緒にジャスティスするから。
ってことよ。
[にこりと、微笑んだ]
行ってらっしゃい。
あたしが行くまでに、倒れちゃダメよ?
[手を振って、見送った]
[グラジオラスが眉間にシワを寄せながら話した言葉>>77に対して]
問題は、ドンファンさんが私達の味方になるか敵になるかがわからないと言う点です。
「見かけたけれども今は持っていない」と言ってしまって、ドンファンさんがどういう反応をするのかを見るのも一つの手かも知れませんね。
あの方、思った事を正直におっしゃってしまいそうですから。
よっ。
[燃え落ちた教会に残った鐘楼を踏み台に]
ほっ。
[廃墟と化したジンロウTVを跳び移り]
はっ。
[ジンロウ町駅の高架で助走をつけて]
よいしょっ…っと。
[中心街のビルから一気に、跳び上がる]
…まいどっ!
あなたの町のジャスティス急便、ジャスティスの配達があると聞いて伺いました!!
[ざしぁっ]
[飛空挺の甲板に。能天気に告げる声が響いた]
責任者の方はいらっしゃいますか?
― 贖罪を糾ぶ聲 ―
「断罪の刻は来たり!」
「咎人よ、散るがいい!」「罪人に鉄槌を!」
「Guilty!」「Guilty!」「Guilty!」「Guilty!」
――――嗚呼。
煩い。五月蝿い。
糾ぶことしか出来ぬ、煽動者共め。
あな、憎らしや、憎らしや。
届かぬこの手が、恨めしや。
聖女が何だと謂う。世界が何だと謂う。
此方におわすは只の小娘。
何の力も持たぬではないか。
―11支部・外―
カンナギ殿、いかが致した?
・・・飛空艇、なんですかそれは―――外ですか?
[カンナギからの連絡を受け外に飛び出してみると、そこにはグラジオラスと見慣れない少女(ドンファン視点)がそこにいた。]
おぉ、グラジ殿・・・なんだか久々ですなっ!
と、そんな事より空に飛空艇なるものが浮かんでおるらしいのですが・・・ここに来るまでに何か見ましたかな?
[カンナギから受けた連絡をそのまま伝える]
[二人が地上に降り立つと、ドンファンが駆けてきて、箱舟の話を聞く]
箱舟ですか、私も存じ上げませんね。
[自然に会話に交じっていたが、ドンファンが見覚えの無い相手へ対しての視線を感じれば]
はじめまして。ルピナスと申します。
こちらの協会の方に所用がありまして、グラジオラスさんと一緒にこちらに参りましたの。
[と簡単に(偽名で)自己紹介をするだろう。]
[シャルロットが箱舟について解答するのに頷いて]
私達は空を飛んで来たのだが、飛空挺には気が付かなかった。落雷や隕石は確認出来たのだが…あちらの方は大分と落ち着いてきたようだ。
[遠くに見える煙の跡を見上げ、再び向き直る]
それでドンファン、お前の方は此処に何用で?
[ソファに寝そべり、脚を伸ばして考える]
[例えば、グラッジィとシャルが持って返るだろうテクノロジーで、あの箱舟ごと消してやるのはどうかしら]
[否]
[箱舟は落とさなければならない]
[メイアルの野望の象徴であるあの箱舟は、目に見える形で、完璧に破壊されねばならない]
[それも、一般人への被害なしで]
[困難だが、不可能ではないだろう。カンナギは、敵まで助けてしまう正義であるし]
[ただ、相手はあのメイアルだ。そううまくはさせてくれないだろう]
[箱舟が落とされるなら、町の中心へ落として甚大な被害を及ぼすか、箱舟ごと爆破でもして、被害を広げるか]
[あらゆる状況を想定しろ]
[そして、その全てに対処しろ]
あたしはアニュエラ。
世界一美しい女。
そして、世界一優しくて強いヒーローの、意思を継ぐ者。
む、そうか。
俺はこの11支部に情報を貰おうかと思って来たのだが、なにぶん取り込み中のようでな・・・何も分からない状態なのだ。
なにやら「異次元」「箱舟」などと単語が飛び交っているのだが。
[>>89花の子から何故ここにいるかを聞かれれば返し、隣にいる少女から挨拶をされれば不思議そうな顔で]
はじめまして・・・?
何を言っているのだお主、何度も中立亭で会っておろうが。
そういえば普段と服装が違うようだが・・・いゃ、それは「れでぃーのみだしなみ」というものであったか。
からかわんでくだされよ、シャルロット殿。
[ハイパー鈍感な男だが、何故か変に鋭かったりした。 あれこれと言い繕うシャルロットを見るならば「じょせいのみだしなみ」に納得して特に追及しないだろう]
[今回の変装にはかなり自信があったが、ドンファンには気付かれてしまったようで>>91
内心動揺していたが、変に取り繕うと怪しまれるので逆に開き直ることにした。
口調や声色を元に戻して]
ふっふっふー。気付かれちゃいましたか、ドンファンさん。
せっかくおねーさんとお忍びデートをしようと思ったのにぃ。
[グラジオラスの腕に抱きつき…]
ねー、おねーさん♪
[アイコンタクトで合図を送る。気付いてくれるだろうか。]
せっかくのお忍びでーとなんだから、今見たことは他の皆さんには秘密ですよ。
少しでもしゃべった時には、喫茶まろんのカレーの中でも伝説中の伝説と呼ばれる……いや〜ん!思い出しただけでも怖いですー。
[あえて、いつも以上のハイテンションで接する事にした]
[シャルロットの変装は以前見たものよりも上だったはず、それを見破ったドンファンの眼力?それとも別の何か?に本気で戦慄を覚えた]
…バレていないと思って懸命に演技していたというのにあっさりと見破りおって。
まあそういう事だ、割と他に知られたくない事なのでな。黙っている方が身の為だ。
[シャルロットがこちらを見上げて来るのには何かを感じ取った。これは普通の上目遣いではない。ついでに花達にも警戒を呼びかける]
行かなくても。
ちょぉーっと、おせーかな。
[相手が如何に歴戦>>93と言えど。そも、彼らを相手にするつもりはあんまりないのだ。
飛空挺の主に話を聞いて。必要があればそれを止める。それが目的だったから。殺到する兵力は、相手にすることなく、跳び越えて。
…まぁ。先頭に立って向かってきたやつの顔には思いっきりタイヤ痕がめり込んだけど。そのくらいは大目に見てもらおう]
…抜けないとこに引っ掛ける…だったかな?
[呟いて。飛空挺の甲板のど真ん中を狙い澄まして]
ゆー、フォローお願い!
[一応、直下は瓦礫。確認はできていたつもりだけど。必要があれば氷の防御壁で誘導してほしいと。一声かけて。
大気圏をやすやす突破できる速度で投げ出された鉤爪は。巨大な飛空挺を撃ち貫いて伸び、ジンロウ町の中心をなす市街地の。いまは瓦礫と成り果てたそこに、突き立っただろうか]
―回想・つづき―
……!
カンナギさんっ、あれ!
[ユーリの指先が、天を指す。
……そこには――――……]
――…… 愚かな。
[呟いた詞は、聲になっていただろうか。
[異次元テクノロジー]
[彼女はそれを得た。それこそが、付け入る隙ではないか]
[まだ、はっきりと思いつきは形にはなっていないが]
……ナギ君、うまくやってくれたみたいね。
[チリン、と鈴の音が聞こえたのに、首尾を知って]
あら、アナタ達、まだいたのね。
[そこでふと、店の隅に縛って転がしてコピ&ペを思い出し]
[店の入り口から蹴り転がしておいた]
メイアはもう、アナタたちのような小物を相手にはしないと思うんだけど……。彼女、結構執念深いみたいだから、命が惜しかったら、さっさと逃げることね。
[アドバイスを投げて]
さてっ…っと。
[一応、注文いただいたジャスティスは、果たした…はず。たぶん。ふたたび甲板に着地して更に殺到してくる魔物たちへと、向き直る]
お仕事大変そうだね。
お互い…にっ!
[声をかけつつ。急加速。
未だ出てこないって事は、“責任者さん”は玉座の間にでもいるのだろう。となれば。
仮にそこまで一足飛びでたどり着いたとしても、この連中は後から追いついてきて襲い掛かってくるわけで。
なら、ここで、それなりに相手はしておかなくちゃダメってことなのだろう。たぶん。あるいは、舟が繋ぎとめられたことで、責任者さんが出てきてくれたら助かるんだけど]
苦情はまたあとでねー。
[言いつつ。超音速の衝撃波を伴う自転車が、甲板の上の勢力を、なぎ払っていった]
[シャルロットの様子には首を傾げて不思議そうな顔を返しておき、グラジオラスに向き直る。 何かを警戒されていても、そこは全く全然これっぽちも気付かない。]
お主達も11支部に用があって来たのであろう?
丁度俺も顔見知りがいなくて少々心細かったところだ。
良ければ一緒に中で話を聞かせてもらえないだろうか?
次元の力・・・異次元てくのろGとやらが暗躍してるようなのでな。
[そう言い残して11支部内へと入っていく]
― 匣舟を盲信(しん)じる聲 ―
――……愚かな。
箱舟など所詮は幻想。貴方たちは盲信の果てに幻想を抱き現世と混同しているに過ぎません……!
「おお、なんということ!」「聖女ともあろうお方が!」
「神の教えに背く其のお言葉……、まさに異端なり……!」
ええい、離せ!離しなさいッ!
「誰ぞ。誰ぞ。」「聖女を穢した者は、誰ぞ。」
私は穢れてなどいないッッ! 離せと謂うのが聞こえませんかッッ!
「 異端 を創りしは、また 異端 。」
違う。違う、違う、ちがう!
その人は。その人は、異端では――――
─元・聖ゲルト教会跡─
見なさい。
[復興作業を中断し、箱舟をうかがうゲルト教信者達に呼びかけ]
[杭につながれた鳥のようになった箱舟を、見上げる。いや、見下す]
あそこにいるのは、救世主なんかじゃない。
有限の力と命しか持たず、自分しか愛さない、
ただの『悪』でしかない。
彼女は、人々を別の場所へ連れて行くと言う。
すなわち。
それは、人々にここから立ち去れと言う命令の、言い換えにしかすぎないわ。
忘れてはだめ。
ここを、焼き払ったのは、彼女。
─市街地跡・瓦礫地帯─
ここは誰の町?
あたし達の町でしょう。
あたし達って誰?
ヒーローと、怪人と、そして一般人。
全員居てこそのジンロウ町。
一般人だけなら、普通の町へ行けばいい。正義だけなら、正義の拠点に、悪だけなら悪のアジトへ行けばいい。
全てが居るのは、どの陣営をも存在が許されるのは、ここだけ。ジンロウ町だけ。
なのにどうして、ここを立ち去らなければならないの?
ジンロウ町でなければ意味が無い。
誰もが存在を許され、戦いがあり、対立があり、毎日がハプニングと事件の連続で。
そんなこの町が、他にあるはずがないわ。
[実際の所、グラジオラスはドンファンが異次元てくのろGと言い出した事>>100に驚いていた]
…拳を振り上げて行くお前にしては珍しい所へと脚を突っ込むのだな。何がどうなってそうなったのだろうか。
まあ良い、こちらは使いで来ているので恐らくはすぐに通してもらえるだろうよ。
[ドンファンの後を追って受付へと向かい、正式なヒーロー・アニュエラの使いで来た事を告げると、向こうの方から出迎えにやって来た。流石アニュエラ、美しさは様々な出来事を良い方向へと向かわせる]
― ???? ―
『――断罪せよ』
『――排除せよ』
『――異端は排除せよ』
いらないの。
じゃまなんだもん。
――――いいかげんけしちゃってよ。
― ???? ―
『――排除せよ』
『――排除せよ』
ねぇ、
ちょっとまって
じゃまだけど、こわすひつようはないの。
こわすのきらいだし。
『こわす』んじゃないの
『けし』ちゃうの。
― ヒーロー協会第11支部 ―
[ドンファンの口から、異次元てくのろGの言葉が出てきた>>100
しかも、ついさっきは変装をあっさりと見破られた]
普段は鈍感なように見えますけどひょっとするとかなりの曲者かのかも知れませんね…
[誰にも聞かれないように、そうひとりごちた]
― ???? ―
ちつじょなんてじゃまなだけだよ。
みんなすきかってにやればいいんだ
やりたいようにやればいいんだよ
だからね、
みんな
けしちゃうんだ
―ヒーロー協会第11支部―
[出迎えに来た研究員らしい人物の後を付いて行けばやがて辿り着くのは工房。そこには一丁の拳銃の…ようなものが鈍い光を湛えて置かれていた]
…これがカールの手紙とやらにあったものなのか。
ところでカールはどうした、あいつからも直接これについて話を聞きたいのだが、何処かを飛び回っているのか?
[遠慮のない質問を飛ばしているのをシャルロットやドンファンはどう見ているだろう?でも花は気にしない]
行方不明…?これの解析中に姿を消したというのか。ふむ…それで、その後の解析は進んでいるのか?
まあ進んでいるわけがないな、この状況だと。とりあえず解っている事を伝えてもらえると有り難いのだが、如何か。
[銃の扱いに困っている様子の先方に素晴らしいまでの上から目線の態度で臨む花は、結局交渉にいろはについて何も考えてはいなかった]
…こんなとこ…かな?
[ざしぁっ]
[甲板を駆け巡っていた自転車が、不意に止まる]
[あるものは撥ね飛ばされ、あるものは轢き倒され、あるものは自転車の後部座席から吹きすさぶ力持つ吹雪に凍りつかされて。甲板からはじき出されたものもいただろう。甲板の上にいた勢力は、およそそのすべてが沈黙していた]
にしてもホント…、お役所仕事っていうか…
[いや、彼らも彼らなりの恐怖や歓心への欲で向かってきていたのだろうから、その言い方には語弊があるけれど。
―――鬼気迫る盲信には程遠い]
うん。これなら。
[怖くない。否、メイアルの実力を思えば、怖くないというのは嘘になる。いつかみたいに、ユーリを目の前で散らされるかと思うと、想像しただけでもぞっとする。けれど]
(こんな舟なら)
[異端に牙剥く盲信者もいない。祀り上げられた聖女もいない。動かしているのは、世界なんかじゃなく、ただ膨大な魔力と科学の力があるだけ。
予言の言葉だけをただなぞる、こんな舟なら、怖くない。
だから]
だいじょうぶだからね。ゆー。
[背中に感じる暖かさに、声をかけて。こんなまがい物の箱舟を、さっさと止めてしまおうと。中へと踏み込もうと、ペダルに力が加わりかかり]
…早くしないと、先に行っちゃうよ? あにゅー。
[ふと足を止め。繋ぎとめられた船のその下にいるだろう彼女へ。声をかけて。そしてジャス天号は、箱舟の内部へと、侵入した]
― ???? ―
えー、 なんているわけないよ
そんなのいたほうがじゃまだよ
だってさ けっきょく じぶん しか たよりに ならないんだよ。
[先方から伝えられたものは、カルロが銃の分解を行った後に居なくなったとの事。
また、銃そのものもそうだがどちらかと言うと銃弾の方が異次元テクノロジィに大きく関わっているのでは、という見解だった]
で?
[それだけか?と言いたそうなグラジオラスの促し]
ヒーロー協会という大きな組織に於いて、まさかそれだけしか解っていないというわけではあるまい。
私達は全てを聞き、げkk…じゃなくてアニュエラに伝えねばならんので出来る限りの情報の開示を求める。
[情報の開示を小出しにしているのは、正式なヒーローではないグラジオラスを信用出来ないからだろう。それは当然の事と思いながらも、そこでアニュエラの名前を出せば少しずつではあるが伝えられる話]
…不完全?というのはどういう事だ。
この銃が欠陥品とかそういうものなのか?
[この銃にはまだ何か付属するものがあるらしい。それも、異次元に通ずる何かを完全な形に留めるものとこれまた曖昧な返答]
よく解らん。
[一蹴される返答]
―ヒーロー協会第11支部―
………。
[「カルロが行方不明。」手紙が届いた時期やその他状況から察するに、直近の歪み反応がそうだったのだろう。
しかし、この場で迂闊な発言をすることは避けたい。出来るだけ黙って見守っておこう。]
[異次元と一口に言っても、どこどこに現れるという定義は何処にもない。それを指定・転送・そして帰還させる事が可能になる『絶対的な場所を創り出すもの』がその付属される物ではないかとされている]
???
[いよいよに意味が解らなくなってきたグラジオラス。先方は更に付け加える。
「誰にも干渉されない自分だけの世界を創り出す事」だと先に置き。
この世界に生きている以上、何処に居ても必ず他人から干渉されるわけで…例えばトイレの個室に居てもノックされる、自分だけの家に住んでいてもインターホンで呼ばれるとかそんな「他から自分への呼びかけ」のようなもの。それらを断ち切る事はこの世界、この次元に居る以上不可能。それを完全に遮断し、本当の意味で自分の絶対的な場所を創り出せるものがそうだという。そしてそれは何者かによって開発されてもいるとの事]
(あれがそうなんだろうか?)
よく解ったような解らないような気分だが。
その銃は今後どうするつもりだ?解析出来る人間がおらんのでは進まないだろう。
で、こちら側で解析が出来ると言えばどうする?
[おそらく話の10分の1も理解は出来ていないだろうが、その銃を持ち帰る事を優先する]
[>>114「付属するもの」に心当たりはある。きっとアレに違いない。
変装が見抜かれていなければ、“ルピナス”としてその存在をにおわせるが、隣には“シャルロット”である事を見抜いたドンファンがいる。
危険を承知でアレの事を切り出すべきか、それとも大きすぎるリスクを懸念して黙っておくべきか。]
う〜ん……
[迷っているうちに、うなり声が出てしまっただろうか]
[>>114グラジオラスが研究員らしき男から説明を受けている様子を黙って見ている。 話が進むにつれ理解が追いつく]
[花の子を背後から軽く押し退ける。その表情は険しい]
要するに「異次元てくのろG」というやつは、次元に干渉する力を人為的に作成したモノ・・・という事か?
戯け者がっ・・・アレは人の手には余るものであるぞ!!
となると、カルロ殿は次元の向こう側に飛ばされてしまった可能性が高いな・・・自力での帰還はおそらくできぬだろう・・・
何故そのような事を・・・!!
[魔砲使いの少年の姿を思い出して悔いる]
[うんうん唸りながら聞いていたが、研究員の説明とドンファンの言葉の間で、一点違和感を感じた点があり、その疑問を投げかけてみた。]
えっと、「それを指定・転送・そして帰還させる事が可能になる『絶対的な場所を創り出すもの』がその付属される物」(>>114)と言う事は、
その足りない付属品さえあれば、これまでに消えた方――例えばカルロさんを帰還させることも可能、ということなのでしょうか?
[どうしたものかと考えている所に、背中に軽い力が加わり横へと押し退けられた。話の途中だと抗議しようとしたが、その険しい表情に一瞬、黙る]
…?
(人の手には余るものがあるって、こいつは何か知っているのか)
[研究員はそれからシャルロットの質問に
「向こうとこちらの正確な場所の指定が出来るのであれば帰還も可能ではないかと考えている」との返答があるだろう**]
─市街地跡・箱舟直下─
[ドゴン!ドゴン!]
[鈍い音を立てて、下から跳ね上がった杭が、箱舟に突き刺さる。さすがに音速は突破していないが、並みのモブヒーローに、カンナギみたいな真似は無理なのです]
[杭には、ロープがつながれており、最初の魔法の鉤爪を含めて、5本のロープが、地上と箱舟をつないだ]
『行きたきゃ勝手に行け!俺達の町から出て行け!』
『あの人を帰して!こんなに近くに居て、連絡が取れないのはどういうことなの?!』
『俺は見たぞ!あの中継の女こそ、魔物を呼んで、町を破壊していた張本人じゃないか!』
[巻き上がる叫び声。力なき者たちの、力のこもった声]
[その声に後押しされて、ヒーローや怪人がロープを登る]
[飛べる者たちは、自力で空の船へ押し寄せる]
[箱舟の魔物は、まだ下されない攻撃命令に、手をこまねいている]
[侵入されれば撃退は出来るが、それまでの最も無防備な姿を晒しているヒーローたちを攻撃することができない]
[突撃部隊のヒーローや怪人たちには、パラシュートを持たせてある。滞留時間は短くし、『磁石岩』を箱舟にくっつけたら、出来るだけすぐに離れろと言ってある]
[ロープと、磁石岩と。両方に引っ張られて]
[箱舟はゆっくりと、地面に近づいて行く]
中途半端に、正義以上の正義を名乗った。
それがこの結果よ。
無様ね。
[かつての悪以上の悪は、無表情でそう言って]
[ガラスの龍に乗ると、空へと舞い上がった]
[目指すはヒーロー協会、第11支部]
[目的の人物を見つければ、高飛車な声で叫んだ]
ドン君!乗りなさい!
[他にも一緒に行くという者があれば、乗せてゆくだろう]
― 終焉(おわ)る世界 ―
――……愚かな。
神。 予言。 箱舟。 聖女。
すべては妄信であり盲信。
教えだなんだのと、崇め拝み祀りあげ。
――誰も世界など、みてはいないではないか。
少女は嘆き、涙する。
現実《こんな世界》など、誰が必要としているのだ。
真実《こんな世界》など、誰が護るのだ。
――さすれば。
「聖女とは。」
其れ即ち、世界。
世界と共に生き、世界と共に滅ぶもの。
神に等しき、唯一の世界を護るもの。
――されど。
嗚呼、されど。
其れがなんだと、謂うのだ。
……私には。
だれにも必要とされていないこんな世界なんかよりも、護りたいものがあると謂うのに。
人は。
其れ即ち、異端と呼ぶ。
[研究員の回答(>>121)を聞いて]
つまり、可能性レベルの話としては、条件付きで消えた人達を戻せるかも知れない、ということですね。
[そう言うと、何かを納得したように頷いていた**]
――さすれば。
『―――― 殺す、の。』
サヨウナラ、セカイ。オチルセカイ。オワルセカイ。
世界。せかい。セカイ。嗚呼、せかい。せかい。World of 世界。
それでも、 世界は 世界で 在るのだと
世界と謂う名の檻に、ブチ込んだ。
― ??? ―
ひとは。
それすなわち、いたんとよぶ。
われは。
それすなわち、しんりとよぶ。
いたんは はいじょせよ
しんりに めざめよ
―ノア内部・玉座―
[>>122のアニュエラの扇動とそれに乗せられたのか、ノアに対して向かってくるヒーローや怪人の姿が映り。彼らが何かをしようとしているのを見ても口の端を歪めるだけであった]
さて、それじゃあ有象無象の連中には消えて貰うとしましょうか。
[魔力を込めると超時空ジェネレーターが起動した。それはノアに取り付こうとするモブヒーローや雑多な怪人。果ては教会の信徒の生き残りと言った面々を次々と異次元に追放して行った]
くす……ノアが堕ちると思ってるのかしら。
美しい勇者様(ドンキホーテ)?
[そう言って魔力を込めて行くと、ノアからは『磁石岩』が外れて行き。再び天に向かって浮かび上がっていった]
[コピー&ペーストコンビの頭上に声が響く。その場に他の誰かがいればメイアルの声を共に聞いただろうか]
裏切り者に、制裁を。
貴方達には別の世界も必要ないわ。
[それを聞いて、コピー&ペーストは2(3)1…命乞いをした。2…怯えて逃げようとした。3…その場に立ち尽くした]
さあ、死になさい。
[反応に関わらず、彼女は冷たく告げた。そして天からの光が降り注ぎ、それはコピー&ペーストの全身を貫いて行った]
─空中─
[ブツッ、ブツツッ]
[箱舟が身を揺すり、ロープが千切れる音がする]
[バラバラと磁石岩が落ちて行き、異次元の光が、人々を包む]
メッキが剥がれたわね。
ま。そもそも見せしめに人を消すような者が、そう長く正義の仮面を被ってられるはずもないか。
[ドンファンに、消されたギルバートのことなど、自分の持つ情報を手早く伝える]
[特に捏造しなくても、ただ真実を伝えるだけで、メイアルの外道さは伝わっただろう]
[近づく箱舟は+裏+]
表:かろうじて魔法の鉤爪でだけ、地面に縫い付けられていた。
裏:魔法の鉤爪すら食い千切り、更に高みへと登ろうとしていた。
ガラスの龍?
これはまた、面白いものを。
[迎撃は必要ないとは言ったものの。アニュエラだけはそれなりの歓待をする心算で居た。小型のシェルフィムが龍に向かって飛んで行き。もし、何の妨害も受けなければアニュエラやドンファンの周囲で自爆するだろう]
ふふ、何人が此処まで来れるかしらね?
メイアルは強敵だわ。
沈黙の鐘、吸魔袋、黄金の竪琴……。これだけ魔法対策を取っても、まだ互角になる程度。
あれだけの魔力が、どこから来てるのか、それを突き止められればいいけど。……天性のものならどうしようもないけどね。
るーこ様だって、全シリーズを通しても、数えるほどしかMP切れを起こさなかったし。あの方並みの魔力を持ってたら、どうにもできないわね……。
後は、下僕の魔法生物たち。
あたしの見たとこ、多分、彼女は他人を信じてない。本当の味方として、玉座に控えさせてるのは、あの蝶みたいな魔法生物じゃないかしら。
これには、こちらも魔法置物で対抗するわ。
メイアひとりだけに出来たなら……。
メイアは、どこかであの次元装置を使うと思うの。
その時……一緒にメイアも向こうへ落とすわ。
[方法は言わず]
[ただ、方針だけを淡々と]
あら。歓迎部隊が来たようよ。
愛されてて感涙ものだわね。
[箱舟から飛び出してくる影を見て目を細め]
[同乗者が反応しようとしたら、片手で制すだろう]
まだあちらのお家にたどり着いてもいないのに、余計な力は使うべきではないわ。
下僕には下僕で対抗よ。
[四次元ポケ〇トから取り出すのは、蜂の巣]
お行きなさい!
[放たれるのは、通常の3倍はあろうかという蜂。無論、シェルフィムに比べると小さいが、数は膨大だ。
シェルフィム1匹辺りに、数十匹が取り付いて、その外皮を摘み取り、体にもぐりこみ、文字通り分解していく]
―ノア内部―
[元・魔王配下の面々がカンナギによって蹴散らされる中。玉座周辺にはアニュエラの予想通りにシェルフィムとフレイアが存在していた]
ふふ、そしてもう一つ。
アニュエラが来るのなら、面白い趣向を用意してあげましょうね。
[そう言って笑みを見せた。目の前では怪しい儀式の準備が着々と進められており。自身はまだ余裕の表情を見せていた。]
[蜂に分解されたシェルフィムは、無害な小さな塊になって、散る。
分解される前に自爆しようとも、あるいはアニュエラたちにはまだ遠く、あるいはガラスの龍が身をくねらせてそれを避けていく]
[羽を持たない龍は、飛竜と比べて速度には劣るが、旋回や機動は遥かに優れる。
もちろん、最初からそれを狙っていた訳ではなく、メイアルに対抗してのデザインチョイスだ]
さて。ナギ君はどこまで進んでるかしら。
彼の速度なら、もう王座の間にいたりしてね。
[シェルフィムを撃退し、ノアへの着地点を探していると、携帯が着信を知らせる]
そう。
死に行く者にまで、彼女そんな風に言うのね。
……もしかしたら彼女自身も、異次元の向こうがどうなっているのか、知らないのかもね。
ええ、開発したアナタ達ですら、よく分かっていなかったのですもの。
フフ。では、予定通りに合流を。頼んだわ。
[ドンファンにもし尋ねられても、微笑みを返すだけ。代わりに]
そういえば、お願いしていた件は解決したのよ。
ありがとね。
[と、今更に]
[ノアを落とす事は、まだ諦めていない]
[ドンファンに、いわゆるカメハメなみ的なものを撃ってもらう物理破壊作戦か。
グラッジィがいるなら、魔力を吸い上げる木の種を撃ち込んで、それを急成長させてもらう魔力枯渇作戦か]
ここは贅沢に、両方ともいくべきかしら。
[同乗者を振り返って、笑顔で提案した]
[アイテム的な支援を、惜しむ気はない]
―回想―
[研究員との会話はシャルロットが代わり続いている]
[建物内にあるTVが先程流れていた映像を繰り返し再生をはじめた。 そこには光に包まれて消えるギルバートの姿]
なっ・・・何故に、神父殿がっ!?
ッッ・・・!?
あの光は―――次元光―――そうか、お主が次元の力を使っているというのか・・・おそらくはトメ子殿を消し去ったのもお主であろう、メイアル殿。
グラジ殿、シャル殿、俺はあの場所に向かいますぞ。
後は頼みまする。
[研究員と話す二人にTVを指差して伝える]
それでは、そろそろ始めようかしら?
向こうもこのままじゃあ退屈だろうし、ねぇ?
[そう言って笑うと何事か唱え始めた]
時空を超えてきたりし勇士よ
その偉大なる力を持って
我等が敵を排除せよ
我が召還に応じしは
偉大なる魔術の使い手
―アニュエラ達の目の前―
[光が巻き起こると、その光の中から現れたのは橙色の衣装に身を包み。ステッキを持った魔法少女]
風は空に 星は天に
そして、不屈の心はこの胸に!
まじかる☆るーこ、参上っ
[そう、メイアルが異次元から呼び出した存在。それは『魔法少女まじかる☆る〜こ』だった]
―回想・空―
[支部前に飛び出したところ、空から颯爽と現れた美女が動向を申し出てくる! 状況を一瞬で理解し、二つ返事で答えると半透明の龍に飛び乗った!]
[向かう先には上空に浮かぶ巨大な船―――空に浮かぶ城へと踏み込んだ...には、それがかつて魔王城であったものだと分かる。]
あれは・・・魔王殿の城か?
では、此度の騒ぎも魔王殿が関わっているという事か!
鍛えて頂いた恩、越えるべき壁、次元の力、消えていった者達・・・全てここで決着を付けさせて頂く!
待っておれ・・・メイアル殿、魔王殿ォォォォ!!
[龍は魔王城であったモノ―――箱舟へと向かう]
―回想中―
[迫るモブ雑魚達をアニュエラの下僕が打ち落としていく]
[アニュエラからは次元の力によって消し去られた犠牲者達の情報等が伝えられる。その中には中立亭店主の名前が。]
なっ・・・なんですと、店主殿が・・・!?
それは本当の事ッッ・・・っぐ、なのでしょうな・・・
トメ子殿、カルロ殿、神父殿に続いて店主殿までが・・・!
我は器、心を静め世界を感じる者・・・この魂の炎を爆発させるべき時は今ではない・・・そうであろう、魔王殿?
ならば、今こそ次元の力を持つ者としての責務を果たす時!
見ていてくだされェェェェ、店主殿ォォォォォォォ!!!
[心に沸きあがる激情を押さえ込み使命感へと変える]
[ノアの外部に、メイアルの声が響き渡った。その声は明らかにアニュエラを挑発するような口調で]
アニュエラ、もしかしてまた偽者って思ってる?
それは違うよ、追放する事が出来るなら。
召還する事だって簡単に出来るのよ。
まあ、意識はあたしが操ってるんだけどねえ。
[最後まで言わないうちに、メイアルは笑い声を上げていて。言い終えると、橙色の魔法少女はステッキを構えた]
「まじかる☆ぷりてぃぼむ!」
来たわね。
熱血正義漢さん。
[玉座からは、アニュエラがまじかる☆る〜こと対峙している脇をドンファンと龍が抜けていく様が手に取るように把握できていて]
まあ、せっかく来てくれたんだし。
歓待するとしましょうか。
[ドンファンと龍が着艦すると同時に、その周囲をかつて魔王が使役したゴーレムや悪魔が取り囲んでいく。その数およそ49(100)体]
[これから先の動向と箱舟を落とす相談をしている最中]
[目前に何とも傾向しがたい魔法少女が現れる。 その姿にアニュエラが何事かを小さく呟くのが聞こえただろうか。]
『ドン君は、先に行きなさい!』
承知したっ! アニュ殿もどうかご無事でっ!
[龍が箱舟に着艦すると同時に周囲に魔物達が現れる。]
今の俺をこの程度で止められると思うなっ!
退けェェェェェェェ!!
[気勢と共に全身から炎を吹き上がらせ敵の真っ只中に突進していく! その衝撃で4(49)体の魔物が吹っ飛び倒れ伏した。]
歓待は結構ですが。
ジャスティスの受領はいただけませんかー?
―玉座の間―
[甲板から内部へと侵入してみれば、なんと言うことはない、勝手知ったる魔王の城。なら、道に迷うこともない。一直線に玉座の間を目指すのみ。
途中66体ほどの悪魔やらなんやらが立ちはだかったけれど。まともに相手するつもりがなければ振り切ることはたやすい。
そうして、果たして玉座の間にたどり着いてみれば。そこにいたのは、見知った白い少女。そこに、いつもの仮面の男の姿はなくて。それだけで、なんとなく、彼はもういないのだなと、察しがついた]
まいど。
なんかもうお得意さんだね、おねーさん。
…なんでこんなことしてんのか。聞いてみてもいい?
[問いつつ。周囲に浮かぶ赤い蝶や飛竜、そして傍らにある機械…超時空ジェネレーターと呼ばれるそれだろうか…に、いつでも回避できるようにと…いつでもユーリをかばえるようにと、身構えることは忘れない]
どーせ他に聞いてる人がいるじゃなし。
腹割っていこーぜ?
[言外に、TVで言ってたような大げさな言い回しはいらないから、と、告げて。メイアルの言葉を待つ]
腹割ってねえ?
[くすくす笑って見せて。片手を上げると超時空ジェネレーターが、少しだけ怪しい光を見せただろうか。]
あたしさあ。
好きなんだよね。
[意表を突くような言葉。無論、カンナギやユーリに向けられたものではないのだけれど。そう言うと楽しそうに笑って見せて]
一生懸命、正義を頑張る人も。
一生懸命、悪事を働く人も。
どっちもあたしは好きだなあ。
だからね。このジンロウ町にそうじゃない人は必要無いって思わない?
―箱舟・甲板―
オオオオオオオオオォォォォォォォォォォォォ!!!
<< 爆 裂 乱 舞 !!>>
オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァァァァァ!!
[45体の魔物達はいずれも旧魔王軍の精鋭達であり簡単に沈んではくれないようだったが、止まることなく放たれ続ける炎の拳が魔物達を蹴散らしていく!]
ここは通させてもらうっ!
疾 風 爆 走
[魔物達を背後に引き連れて箱舟内へと侵入する。 戦闘の余波による爆発を15(20)箇所で起こしながらも突き進む!]
―回想:カンナギが踏み込んでくる少し前―
闇よりもなお暗き黒
混沌を統べし者よ
我が呼び声に答えよ
汝は再び覇を示すが良い
[呪文を唱え終えると、ノア内部に魔王の偽者が生まれ落ちた。まじかる☆る〜こと違って本体を呼び出そうとしなかったのは、闇の術に長けた彼ならば現出の際にこちらの意識操作を打ち破る可能性があると考えた為だったろうか]
期待してるわよ。
魔王様?
ぇ。
[メイアルの言葉を聞いて。口から漏れたのは、本当に意外そうな…呆気に取られたような響き]
いや…えーっと…あのね、おねーさん?
悪事…の方はよくわかんないけどさ。ってかまぁ…正義の方も、ホントはよく分かんないんだけど。
[怪しげな光に身構えつつ。本当に困惑した様子で、そう前置きする]
少なくともジャスティス急便のジャスティスは、主に一般の皆様方向けなんだ。
[正義でも悪でもなく。主に、ただフツーに生活している人たちのために。正義でも悪でもない人がいなくなったら、ジャスティスをお届けする相手も理由もなくなってしまうかもしれない]
…ああ、そうじゃないね。今はおねーさんの話。
うん。おねーさんが、そういう人たちのこと必要ないって思ってるみたいってのは、分かったけど。
んー…つまり…
[必要ないっていう主張と。目の前にある、TVで見た、神父さんを消し去ったらしき機械。揃っていれば、それなりに察しはつく]
(…あれ?いま、ほっとした?)
[そのことに気づいて。ほんの少し、自己嫌悪が沸き起こる。…その安心は。ひどく個人的なものだったからだ。
この箱舟は、救いのためでも破壊のためでもない。そう、思えたから。…少なくとも、この箱舟は贄なんか必要としない。求めるのは単に、犠牲者]
[そんな考えを、頭を振るって振り払う]
…おねーさん。諦めてくんない?…よね?
[答えはもう、分かりきったことかもしれないけれど。それでも、一度、そう尋ねておきたかった]
[ドンファンの背に]
[援軍が到着した]
[その名は]
『コピーです』
『ペーストです』
『アニュエラ様のお店の身代わりの護符は、一級品ね、ペースト』
『今日もたくさん頂いているわよ、コピー』
『ご用命は、アニュエラ様の道具屋まで!』
**
ふふ、最初から分かってるのでしょう。
あたしが言われたぐらいで止めると思った?
[確かに、以前ビルの屋上で相対したときは引いた事もあったし。カンナギの求めに対して甲冑を倒すなら、町への攻撃を止めると約束した事もあった。しかし、今回は止める気はさらさらなく]
一般の人に届けたい?
結構な事じゃない。
あたしと、ノアを止めるのならば。
それはそのまま、一般人を救う事になるのだから
[そう言うと。玉座からゆっくりと立ち上がった。その手にはいつの間にか黒剣が収束して、以前よりもさらに禍々しい姿の魔剣となった。それだけでなく、玉座の周囲にも瘴気やら漆黒の影やらが立ち込めるようになっていて]
さあ、決着をつけるとしましょうか!
…だよね。
[返ってきたのは。やっぱり、決着をつけるしかないと、告げる声で。はっきりと落胆した自分に、自分で少し、驚いた。
TVを見て。箱舟に乗り込んで。止めるための手段として、その方法は疾うに浮かんでいたはずなのに。
…きっと。それは。玉座の間にいた彼女が。ぜんぜん違うはずなのに、だぶってしまったからだ。予言の言葉と]
けど、まぁ。うん、そう。そうだった。
[背後のユーリを一度、振り返って。彼女に誓った言葉と。そのときの覚悟を思い出す。そして、それならば]
うん、やっぱややこしいこと考えるとダメだね。
…おねーさん。
[魔力を…黒剣を収束させていくメイアルに。応じるように、ゴーグルを下ろしながら、呼びかける]
おねーさんの言う決着がどんななのか、知らないけどさ。
[ペダルに足をかけつつ、口元に浮かぶのは笑み]
ジャスティス急便が取り扱ってンのは、ジャスティスだけ、ですので。
…“止める”からね、おねーさん。
[そう、言外に告げたのは――――]
行くよ、ゆー。しっかりちゃんと掴まって!
[言って。ジャス天号は、加速する**]
へぇ?
けど、この程度じゃあねぇ。
言ったら悪いけれど、貴方は“止める”だけでしかないの。その程度の覚悟であたしをどうにかできるのかしら!
[そう宣言すると、影が絡みつくようにしてジャス天号を追尾して行った。その影はジャス天号に+表+表…命中した 裏…逃げられた]
―ノア内部―
推して参るっ!
オオオオオオオオオオォォォォォォォォォォォ!!!
[次々と現れる魔物達を殴り飛ばし、蹴り飛ばし、吹き飛ばしつつ進んでいくと元魔王城にあたる玉座の間の門前、そこには燃え落ちた魔王樹を守っていた門番ソドゴルの姿があった。]
[大鎌をもった大柄の真白の体躯に翼と角を持った悪魔染みた造型と、明らかに今までの魔族とは格が違う事が見てとれる]
これは一筋縄ではいきそうもない相手と見たり。
どうやら力を温存している場合ではなさそうだなっ!
ハァァァァァァ・・・む・・・?
[戦闘態勢に入ろうとしたその瞬間背後から声が]
『その魔物は! だねコピー』
『我々に! でしょペースト』
『『コピー&ペーストにお任せあれー!!』』
[珍妙な援軍の登場であった]
くすくす……
今日は随分と、防御が浅いじゃない?
青薔薇のお姫様。
[そう告げると、彼女に向けて。いや、厳密には彼女の存在そのものに向けて魔力を放っていく。無論、カンナギから見れば青薔薇本人を痛めつけているようにしか映らないだろうか]
闇の刃よ
死してなお研ぎ澄まされ
没してなお輝く魂よ
その力を持って
切り裂くが良い
冥王十字斬《タナトス・クルセイド》!
[闇の力が青薔薇に襲い掛かり、+裏+表なら……彼女の体を、本体の意識を貫いた。抵抗するなら[[ 1d100 ]]で50以上]
―ノア内部・元魔王城玉座の間―
[門番を珍妙な二人組の援軍に任せ室内に飛び込む]
[内部はとても広く端が見通せない程に暗く、訪問者を迎えるように設置された蒼く揺れる炎の道がユラユラと辺りを照らすのみであった]
魔王殿ォォォォォォ、ここまでやって来ましたぞっ!
この前の決着を付けさせて頂く、姿を現してくだされ!
[果たして玉座に居るのは魔王だったであろうか。
1(4) 【1.見た目変わらぬ魔王の姿 2.被った仮面が赤黒く禍々しい出で立ちの魔王の姿 3.纏ったローブもマントもぼろぼろで枷を嵌められた魔王の姿 4.黒衣のマントを纏ったドンファンに似た魔王の姿】]
[玉座からゆっくりと立ち上がる以前と変わらぬ姿の魔王]
[だがその身に纏うものは―――禍々しき瘴気]
[そのまま近付いてくる]
おぉ、魔王殿おられましたか!
あれより修練を積み、店主殿からの鍛錬も受け一回り強くなった俺の力を・・・魔王殿、いかが致した?
[反応のない魔王の様子を不思議に思い声をかける]
[直後、魔王の手がこちらを向き黒い魔弾が放たれる!]
っぐ・・・・ぉ・・・!?
いきなり何をなさる魔王殿・・・何か、様子がおかしいですぞ!?
― 回想・??? ―
へぇ、あのこ こわそうとしてるんだ
もったいないじゃないか、こんなにおもしろい“おもちゃ”をこわしちゃうなんて
やっぱり じゃま だ
あいつ からしちゃえ
うぉわっつ!?
[ゆーが多少軽減してくれたけど。命中した影が大きくジャス天号を揺さぶり、絡み付いて。その速度を鈍らせる]
…ゆー、だいじょぶ?
[聞いて。確かめて。致命的な直撃は免れたものの、影に絡みつかれたらしいユーリの様子に、小さく歯噛みする]
――――ッ
ゆー、揺れるよッ!
[一声かけて。ユーリに絡みつく影ごと抱きしめ、一気に加速する。
かつて、古代中国において名馬と呼ばれた馬は、自らの影さえも置き去りにしたという。…馬にできて、ジャスティス急便にできぬわけがない。
ジャス天号は 影 ヲ 絶 ツ
――――とかだったらかっこよかったんだけど。
実際にはジェネレーターの発する怪しい光に当てたら焼き切れたっていうだけです。ただそれでも、焼き切ってさえしまえば、絡みついた影の攻撃は止むだろうか]
っぐ・・・ごぁ・・・が、っはぁ・・・!
[次々と放たれる黒い魔弾の威力は床や柱等を軽々と砕く程であり、それらを何発も直撃で喰らい吹っ飛ぶ]
[直後、部屋内にメイアルの声が響く]
『お久しぶりー、確かドンファン君だっけ?』
『キミが相手してる魔王様はネ、あたしが操ってる偽者なのよ』
『力は大分劣るし魔力も少ないけど、それなりに強いから用心してネ? あぁ、そうそう・・・本物の魔王様ね―――消しちゃったから。』
『それじゃ、また会えたらヨロシク。 会えなかったらサヨウナラ』
[告げられる内容は唐突で、理解が追いつかないだろうか]
あのね、おねーさん。
[影が焼ききれたことを確かめ、ユーリの無事を確認して。抱きしめた腕からふたたび、後部座席へと導いて]
覚悟の種類と、重さとか、深さとか、なんかそーゆーのって、関係ないと思うんだ。
[たとえて言うなら、ぷちダイエットで断食しようっていう覚悟と、即身成仏を目指して断食しようって覚悟はだいぶ違う…っていうのは。思いつきはしたけど、あんまりに緊張感がなさ過ぎたから、ぐっと飲み込む]
…まぁ、その辺は行動で見てもらうことにして。
[言いつつ、襲い掛かる黒炎>>167は大きく跳び退って距離をとってかわす。ぎりぎりで避けて危険になるのは、自分より先にユーリの方だって、先の攻撃で思い知らされたから]
今度はこっちの番。
行くよ?
[宣言の後、一気に音速を飛び越え、突っ込んだのはシェルフィムの方。
赤い蝶の体は体当たりと衝撃波で粉々に砕けとび。そして、砕けたそのからだが、鋭利な刃物となって襲い掛かる。それを]
ゆー、防御は自分の分だけでいいから、確実にやって!
[防御を拒み、そして]
…前みたいな油断はしないからね?
[飛来する破片を、フレイアへと投げつけ。かわされるのならばかわされた破片に追いすがって追いつき、捕まえて更に投げつける。
いつかカルロに向けてしたときよりも質量が足りない分、空間を埋め尽くすようなことはできないけれど。
全方位からの攻撃が、フレイアを襲った]
魔王殿が消された・・・だと?
そんなバカな事があるか、あの魔王殿が消されるわけがなかろう!
現に目の前におるではないかっ! そうであろう、魔王殿?
答えてくだされっ、魔王殿ォォォォォォォ!!
[咆哮に対して返ってくるのは無言の攻撃のみで、それは女が語った内容を肯定するものであった]
[迫る魔弾を額で受け、血が顔を―――視界を紅く染める]
店主殿に続き、魔王殿・・・そうか、次元の力を以って悪事を働いていたのはあの女であったか・・・そうであったか・・・許さぬぞ・・・悪め。
ふっ・・・くっくっく・・・ハァーッハッハッハッ!!
[俯いて何事かを呟いた後、顔を上げ哂い出す]
[その視界は真っ赤に染まっている]
許さんぞ悪党めがぁぁぁぁっ、この拳を必ずや貴様に叩き込んでくれるぞぉぉぉぉ!!
[シェルフィムが砕かれ、フレイアにその欠片が突き刺さる。その様を眺めながら軽く拍手までして見せて]
へぇ、やるじゃない。
貴方は本当にどんどん強くなるねぇ。
[目を細めて、魔剣を彼のほうに向けて。次に告げる言葉を少しだけ寂しそうな顔を見せて]
これが魔王ならね。
部下になれと勧誘するところなのだろうけれど。
間違いなく断られるものねえ。
[困ったように笑って、呪文詠唱を開始した]
[かつて、彼ら2人を退けた呪文。あの時は2人がかりだったが魔王の魔力をも吸収した今の自分なら使えるという確信の下に詠唱を開始した]
混沌に彩られた虚ろの刃よ
「闇の深淵に潜む者たちよ」
その血塗られし力を持って
「その忌まわしき怨念を持って」
我等が敵を切り裂かん事を
「我等が敵を呪い殺さん事を」
[怨霊と闇の刃が同時に彼らに向かって突き進んでいく。漆黒の十字架が再び現出したその光景はかっての恐怖を思い起こさせるだろうか]
『暗黒逆十字/ダークネス・サタクロス!』
侵せ、冒せ、犯せ!
んーん?断ったりしないよ?
まぁ条件次第っていうか…ただちょっと、入社前に上司の経営方針に文句言わせてもらうかもしれないけど。
聞き入れてくれないなら、辞表叩きつけるけどね。
[メイアルの困ったような笑みに、軽口を叩いて返し。
呪文の詠唱が聞こえたなら]
…ゆー、アレ。いける?
[アニーから受け取り、ユーリに渡した鐘を、鳴らすよう、頼んだだろうか]
―回想・ヒーロー協会第11支部―
ドンファン、お前は先に行け。私達はこちらの件を片付けてから追いかける事とする。
流石にこれは放ったままでは行けん、ましてや帰還出来る可能性のあるものをな?
[アニュエラと共に飛空挺へと飛び立って行くドンファンを見上げ告げた。その間も工房ではシャルロットと研究員の質疑応答がなされていただろう]
……それで、だ。
[再び研究員の方へと問い掛ける]
その銃とやらをこちらで引き取って解析させてもらうという事には出来んだろうか。げkk…じゃない、アニュエラなら魔法道具を用いて短時間で調べ上げる事が出来るだろうよ。
…どうだ、正式な『正義のヒーロー』に預けるというのであればお前達も納得出来るのではないか?
はい!
[内ポケットから沈黙の鐘を取り出し。]
[ カラァアアアア……ン ]
[響き渡る音色に、聖女の力が混じり。
拡がる波紋に、漆黒の十字は消える。]
―回想・ヒーロー協会第11支部―
[ヒーロー、しかもアニュエラにとなれば研究員の中にも崇拝している者も居るだろう。その交渉はすんなりとは言わないまでもこちらに不利な点は無く。
また、シャルロットが謎の機械を研究員に見せても大丈夫だと判断したならばそれを出した上で自分達へ任せて欲しいと口添えしてもらったかも知れない]
ん…おい、これは何だ?
ハエトリ草の種…これは、あいつの。
[銃が置かれていた台の隅の方に、通常のものよりも数倍大きな種が1つ置かれているのを見れば。それはジンロウTV屋上にてメイアルに潰されてしまった、あの巨大ハエトリ草のものだった]
カール、こいつも連れて来てくれたんだな…有り難い事だ。ハエトリ草、放ったままにしていて済まなかったな…。
[こちらは別に大きいだけであるからと不要とされており、グラジオラスが欲しいと願えば簡単にもらう事が出来ただろう。両手で種を包み込み、ペンダントの中へと一時取り込んでおく事にした]
それで、話の続きだが…
[説得と恐喝(主にグラジオラス)の成果により、協会を出た時2人の手元には謎の機械(自分だけの絶対的な場所を創り出すものと推測)と謎の銃の2つが揃っていた]
…おねーさん、焦った?
[あの時とは、状況が違う。二人がかりでした詠唱を一人でできるのだから、たしかにメイアルの実力も間違いなく伸びているのだろう。
けれど。
あのときのように体勢を崩してはいない。あの時とは違い、ジャス天号から降りてはいない。
そして。
今の自分の背中には、ユーリがいる。
ユーリは、沈黙の鐘を鳴らしただろうか。
否、それが音であるなら、鳴っていようと鳴っていまいと。追い越すだけだ]
さて、おねーさん。
[怨霊と闇の刃が、ユーリの鳴らす鐘の音とともに霧散していく>>175。その音を、背中で聞きながら]
…そろそろ止めてくれる気に、なってくれない…かな?
[詠唱によってできた隙を縫うようにして。その腕に構えた魔剣を弾き飛ばしたその手を。あるいは弾き飛ばせなかったにしても。その握った手の上から、しっかりと。自らの掌を、かぶせていた。
―――一度掴んでさえしまえば。如何様にも投げ飛ばすことはできるよ、と。言外に告げながら]
ちっ……アニュエラめ。
[取り出した鐘を見て、それがあたりに影響を及ぼしていく様を眺め……彼女の仕業かと理解した。そんな面倒なマジックアイテムを用意するのは彼女ぐらいしか居ないだろうから。とはいえ、こちらの事前に用意したもの。例えば魔剣は消えはしないのを見やり]
ならば狙いは…
[魔剣から1本の剣が分離すると、鐘めがけて飛んでいった31(100)…50以上で鐘を破壊]
止める気に……なると思う?
[手を掴まれて尚、薄ら笑いすら浮かべていた。何故ならば、彼女にはまだいくつもの切り札が残されていたから]
救済を信じて、此処に来た人たち。
どうなったか興味はあるでしょう?
[そう言えば、流石に彼にも隙は生まれただろうか。その刹那に手を振り切ると。髪に巻いた包帯の一つを握りつぶした。その瞬間。超時空ジェネレーターとは異なる兵器が発動した]
くす…食らうが良いわ。
[箱舟を信じたものたちの生命エネルギー。其れを破壊エネルギーに変換されたものが束となってカンナギと青薔薇に襲い掛かる。生命エネルギーである以上、対魔法手段をいくら用意していても無駄というものか]
ッッガアアアアァァァァァァァァァァァァ!!
<< 爆 熱 闘 気 !!>>
<< 煉 獄 陣 !!>>
その姿で・・・魔王殿の姿で力を振るうんじゃネェェェェェェ!
この紛い物がァァァァァァァァァ!!
[怒りに任せ全身で煉獄の炎を纏い、地面を殴りつけ魔王の足元から炎を噴出させ動きを縫い付ける!]
[その姿すら確認せずに炎の拳を叩き付ける!]
ぶっ飛べオルゥァァァァァァァァァァ!!!
[魔王は一撃を受けて +表+ 【表:玉座へと吹っ飛ぶ 裏:門へと吹っ飛ぶ】]
―ヒーロー協会第11支部前―
シャルロット、ホムンクルス達は連れて来ているか?
箱舟に行く前に何か準備しておかなければならない物などがあるのならば今の内だぞ。
しかし花の王め、結局何の頼りも寄越さんままだったな。この騒ぎの中でいつまでフライドチキン屋のバイトをやっているのだ。そもそも買い求める人間が居ると思うのか全く…
――そんなわけないじゃない馬鹿だなあ。
[グラジオラス・シャルロットの頭の中に直接響く声は、公園傍の紳士人形のもの。しかし捜せど周囲にそんな人形の姿は無い]
――やあ、シャルロットはしばらく振り。
一生懸命夜なべして飛行ユニットを作って入ってみたよ。
後、幻銀蓮の種を入手したって知らせが入ったからそれも見に、ね。
[いつの間にか設置されていたらしい背中の飛行ユニットを展開すれば、ビーム状の1.見た目美しい天使の翼 2.口調とぴったり、悪魔の翼 3.形容し難い凄まじい形の翼 4.可愛らしい妖精の羽根 3(4)が開かれた]
…だめ?
[薄ら笑いを浮かべたメイアル>>179に、思わず誤魔化すような笑いが漏れる。
…実は。それがなけなしの脅迫手段だったりするのだ。本当に投げ飛ばすつもりは、あまりなくて]
―――ッ!!
[思わぬ一言によってできた隙を突かれ。脱出したメイアルが、髪に巻いた包帯へと手を伸ばすのを見れば。
全身を粟立つような戦慄が、走って。
即座に離脱しようと、使い得るすべてのバネを使って、ジャス天号を跳躍させた、けれど。
回避は、間に合っただろうか7771〜:回避成功 25〜70:ユーリだけを突き飛ばすことに成功した 〜24:直撃]
[吹き飛んだ先―――玉座を見上げながら吼える]
魔王殿はこの程度の一撃で吹き飛んだりはしないっ!
テメェのようにただ黙って攻撃を喰らったりはしねぇんだよ!!
その姿をしているのならば・・・拳で語り合ってみせろォォォォ!
[魔王はすぐさま起き上がり、黒き稲妻を拳に纏い突進してくる!]
[それに対応するように...も拳に炎を灯して駆ける!]
[いつかのように紅い拳と黒い拳がぶつかり合う]
オオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォッ!!!
あらあら。
かわされちゃった。
[さして残念でも無さそうに、そう告げた。ノアに集められた生命エネルギーの54(100)%は今の一撃で使ってしまったが。今なお、箱舟に乗り込んでこちらへと来る一般人が居る為生命エネルギーは都合よく補充されているような状態で]
ふふ、それでも。
流石に、今のは驚いたみたいねえ?
[笑いながら、魔剣を手元に戻し。2人に向き直ると、優しい口調で告げた]
今なら、降伏すれば許してあげるわよ?
…じゃあ…さ。
[いまの こうげきは]
止める気になってくれるまで、がんばるからさ。
[よけたしゅんかん きこえたこえは]
だから…
[…いつかきいたことのあるものでは なかったか?]
…さっきのそれ もう つかわないでくれない かな
[攻撃の脅威以上にいやな何かを感じて。一気に血の気が引いていくのが分かる。
辛うじて回避に成功し、自分もユーリも無事だったことこそ僥倖だけど。
あれはもう、使わせてはいけない、と。他でもない、たった今掠めて行った“兵器の声”が、告げていた]
――お店は真っ先に隕石で潰れちゃったからね…もうあの人形に乗り移る必要もないでしょ。
[「なんだこれは!!!!」と叫んでいるグラジオラスを他所に、シャルロットと現状をまとめつつ話を進めている花の王]
――異次元テクノロジィを手に入れたんだね。2人はそれをどうするつもりなんだろう?
[花の王の疑問が響く。その声は形などないのに酷く重く圧し掛かるようなもので]
別に何をどうしたいという気持ちはないな。
ただ、いじげんとやらに飛ばされた連中をこちらに戻せる可能性があるようなのでその為に使えたらと思っている。
また、それが出来たならば後は…いじげんてくのろGを誰にも使わせないように、したい。
誰かを消せば、消された者と縁ある者が恨みを持って掛かってくるだろう、そしてそれも消し、を繰り返すだろうしな。そして振り返れば悲しみの綴れ折り、最後は孤独。
果てしなく虚しい事ではないか。
[ブーツを脱いでシャルロットに手渡しながら答える]
頑張るねえ……
それにしては、顔が青いじゃない?
[そう告げると、からかうように笑って。青薔薇に目を留めると。カンナギに言葉をかけていく]
そうね。
その子をあたしに差し出してくれるというのなら。
もうあの兵器を使わない事を考えてあげても良いんだけれどな?
[カンナギにとって、その相手はきっと大事な相手なのだと分かっていて。それでもメイアルは言葉を続けた。まるで彼女の覚悟を試すとでも言うように]
さあ、どうするの?
愛と正義のジャスティス便さん
ぅ・・・っぐ、オォォォォォォォォォォ!!!
[力任せに拳を振り切り魔王へと届かせる!]
[そのまま体制を低く整えて、跳躍し拳を天へと突き上げる!]
ハアアアァァァァァァァァァッ!!!
<< 爆 昇 竜 拳 !!>>
[直撃こそ外してしまうが、吹き上がる炎の柱が拳を通して天井を突き破り箱舟を内部から焼き壊していく! 58 【50以上:カンナギ達のいる玉座の間まで炎の柱が到達する 50未満:箱舟内のどこかで爆発する】]
まだ、まだァァァァァァァ!!
お主の声が聞こえてきませぬぞ、魔王殿ォォォォォ!!!
[魔王の姿を模したモノへ吼え続ける]
−少し前・空中−
[ガラスの龍はドンファンに譲り、アニュエラが乗るのは、マジックカーペット]
[向かうは、魔法の杖に羽を生やし、自在に飛び回る魔法少女]
第4(5)期後半、ダークマジョリティー戦時のコスチュームね。渋いチョイスだわ。
[打ち出されたぷりてぃぼむを、アニュエラはポケットから取り出した、氷塊で相殺する]
[続けざまに繰り出される、まじかる☆技を、アニュエラは避け、あるいは相殺させていく。
さもありなん。アニュエラはこの世界で、最もまじかる☆るーこについて、知り尽くしている者の一人なのだ。魔法技も、その弱点も]
[しかし、受けるばかりで反撃できない]
[アニュエラの乗るカーペットは、次第に、箱舟から遠ざけられていく]
―ノア付近・空中―
「悪は許さない!それがこの私、魔法少女まじかる☆る〜こ!」
[メイアルに完全に操られてるとはいえ、呼び出された魔法少女はアニュエラを悪と断じ。魔法攻撃を連打してくる。]
「早く落ちなさい!正義は勝つのよ!」
「まじかる☆しゅーてぃんぐすたー!」
[魔法少女の放つ魔力は、アニュエラに対して断続的に降り注いでいく]
[無限に近いMPで、るーこはアニュエラを追い詰めていく]
[避けきれなかった魔法が、カーペットを、アニュエラを削っていく]
[戦場はいつしか、町のはずれ近くまで移動し、工場の煙突スレスレを掠めるような、危険な空域へ、アニュエラは追い込まれていった]
『まじかる☆さんだーくらっしゅ!』
下……ちがうっ、上へっ!!!
[煙突のひとつへ着地した、るーこの動作に危険を感じ、雷の直近を通ってでも緊急回避しようとしたところに]
『まじかる☆たいむすとーっぷ!』
[時間停止の大魔法がくる]
[動けなくなるアニュエラとるーこ]
[しかし]
[アニュエラの上からは、魔法の効果範囲外から、雷に砕かれた煙突が、降ってくる]
[いかにも形容し難い形状の翼を広げ、一度伸びをする]
とりあえず、だ。花の王はごちゃごちゃ口を挟むなよ。見えない何かと話をするなどアブナい人だと思われたら敵わんからな。
準備が良いなら行くぞ、それを月下美人に届けねばならん。その間の保管はシャルロットに任せる、良いか?
[もしも何か足りないものがあって準備しなければならないようであればそちらへと飛び、そして箱舟へと飛び立って行くだろう。
シャルロットにブーツを渡したというのに、抱き抱えて]
→箱舟へ
それ は
[メイアルの視線を追って。ユーリを見て。見つめて。
そして。
思考が、一切の活動を拒否するように、ましろに染まる。
選びたくないのに、選ばなくてはいけなくて。
―――否。選びたく、ないのなら。
暴力的なまでの燃え上がる火柱が突き抜けていった>>189のは、ちょうどそのとき]
―――こういう時、どっちもお断りっていうのは。
ジャスティスの特権なのかな?
[呟くような声とともに、炎の柱に隠れるようにしながら、メイアルの横を掠めるようにジャス天号が走り抜ける。97が65以上なら、包帯を掠め取ることに成功しただろうか]
…ゆー!包帯を!
[すれ違いざま、叫ぶ。凍らせることができれば。あるいは、発動の手段がなくなるのではないかと。叫んだ意図は、伝わっただろうか]
何も発さず、何も言わず、何もせぬならば!
消え去ってしまえェェェェェェェェ!!!
ウオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォ!!!
[技でもなんでもない拳をぶつけるだけの一撃―――かつて魔王に向けたものは黄金の拳だったが、今は全てを焼き尽くす煉獄の赤い拳]
[怒りに心が曇ったその姿を見たならば魔王は、店主は何と言うだろうか・・・未熟者と諌めるか呆れるか見捨てるか・・・それとも?]
[赤い拳が魔王に迫る]
あらあら、困ったわね。
凍っていても関係ないの。
誰が握りつぶす事が、発動する手段だなんて言ったかしら?
[そう言って笑う。凍っていようと、魔力さえ送り込めばノアの攻撃は発動するだろうが……それを押さえ込もうと思ったら1(100)で70以上]
《どうして戦わないの?》
[身動きも、思考も停止し、何も感じられるはずのないのに、確かに誰かの声を聞いた]
《アタクシは、一度だって、悪に屈したことはないよ。アタクシの使命は、アタクシの戦う姿で、皆に希望を与えることなんだから》
……分かってるわ。
アレは確かに本物かもしれないけど、アナタじゃない。アナタだと思うことすら、アナタへの冒涜。
メイアの使った魔法の、トリックは分かってる。
まじかる☆るーこは実在しない。アニメと、人の想いの中にだけ存在する、架空のキャラクターよ。
だから、想いを具現化すれば、いくらでも「本物のるーこ」は作り出せる。
きっと、「トメ子おばあちゃま」は、今でも異次元のどこかにいるのでしょう。
《なら、どうして?》
アナタが正義だから──。
例え偽者の操り人形であっても、アナタの姿をした者を、誰かの目のあるところで、倒したくなかったのよ。
《だけど、ここなら》
ええ。
《できるね》
もちろん。
《どうすべきか分かってる?》
ええ。今なら出来る気がするわ。
………違うの?
[握りつぶすのが、発動のための手段でないのなら]
せっ。
[押さえ込むなんて芸当は、ユーリはともかく、自分にはできなかったから。一番確実な方法で、この場から退場させる。つまり、自分の場合は。凍って硬くなった包帯を。投げ捨てた。火柱が突き抜け、ぽっかりと開いた穴へ向かって]
まじかる・がーる・ふぁいたー――
めーいく☆あーっぷ!
[声と共に、時間停止の大魔法すら凌駕する、魔法少女の絶対空間が展開される]
[アニュエラの、ただでさえ覆うところが少ない衣服が、弾け飛び、一瞬魅惑の肢体を晒し……、次の瞬間]
[黒でまとめられ、所々を橙色で差し色されたコスチュームが、アニュエラの身を包んでいった]
偽善正義 時代魔法少女アニュエラ。
月光に代わって、どんな有象無象もくるっと解決よ!
なるほどねえ。
けど、それじゃあまだ何も解決してないとは思わない?
[笑いながらそう指摘した。無論、護符全てが兵器発動のキーというわけでもなく。以前使ったように身代わりの護符や緊急脱出用の符も持ってはいるが。目の前の彼は首筋の護符まで剥がす様な真似は到底してこないだろうと読んでいて]
結局、貴方は選ばないといけない。
そうでしょう?
……。
[包帯を掠め取るのに成功したときは。行けると思ったのだけど。
それではダメだと、彼女は言った>>201。裏技を使うのではなく、あくまで選べと。
結局、状況はよくなってはいないのだ。むしろ、どちらも選ばなかった自分に対して、メイアルがペナルティを課していないことのほうが幸運。
ただ。ほんの少しだけ、冷静には、なれただろうか]
…先に聞いときたいんだけど。もしも。仮に。万が一ゆーを差し出したとして。ゆーを、どうするつもり?
[そんな問いが、口をついて出る程度には]
[時間停止が解除された一瞬の沈黙の中]
[向かい合う、橙と黒、ふたりの魔法少女]
アナタが「本物のるーこ」である以上、アナタにはけして逆らえない宿命がある。
アナタは、第四期のまじかる☆るーこだから……第五期以上の魔法技は、けして使えないということよ!
[鏡写しのように、お互いが魔法の杖を構え]
『まじかるまじかる……』
まじかるまじかる……。
[しかし、呪文と動作が変わっていく]
『まじかる☆こずみっくぼむ!』
まじかる☆はいぱーこずみっくぼむ!!
[そして、決着がついた]
[初めて使った『魔法』、初めて得た『魔力』の感覚を確かめるために、アニュエラは一度目を閉じ]
行くわよ!まじかる☆ふらいいんぐ!
[猛スピードで、箱舟へ飛んで行く
―箱舟・甲板―
[箱舟へと向かう間、魔物の攻撃はグラジオラスにとっては辛いものだった。
そもそもドンファンやカンナギのように戦闘能力が高いわけではなく、攻撃のひとつひとつの力がとても小さい]
それでも、行かねばならん!
誰かと一刻も早く合流せねば…。
[甲板に上がってからはシャルロットのホムンクルス達にも手伝ってもらって道を開いて行く。道々に倒れている魔物を見れば、おそらくドンファンが通り過ぎた後なのだろうという事は予測出来た]
そうねえ。
彼女の素性は、しっかり調べてみないと分からないけれど。
ノアの主砲に組み込めば十分な生命エネルギーは出せそうじゃない。
そこらの有象無象と違って……ね。
[彼女が扇動し、救済を求めてノアに乗り込んだ一般人を有象無象と言い放ち。さらに彼女は笑って言葉を続ける]
それに、思った以上にしぶとそうだし。
十分にエネルギーを使ったら返してあげる。
もし生きてればそのまま……ね。
『主は…我が言葉を聞いていなかったのか?』
[魔王は・・・金色より変わった赤の拳に思わず見下し、失望したような声を上げて、
容赦なく無駄に力の篭った拳を避けて、容赦なく柔なる右手によって態勢を崩し、胸元をつかみ上げ、思い切り壁に投げ飛ばした]
ぇ・・・っぐっはぁ!?
― 回想・ヒーロー協会第11支部 ―
[謎の銃を持ち帰ろうと交渉するが、“部外者が外に持ち出す”と言う行為に難航を示しているようだ。]
確かに見ず知らずの私達の手に渡ることはあなた方から見れば不安でしょう。
ですが、この手紙(カルロが残した手紙)をカルロさんが部外者に送るような事は無いと思いませんか?
それから、実はこういう物を発見しましたの。
[ドンファンがいない今がチャンス、と例の機械を取り出して、アニュエラがこの機会を調べたことを説明する。]
本来ならば、アニュエラ様ご自身に来ていただくのが一番話が早いのですが、
こちらの機械に関わる事でどうしても手が離せないそうなので、私達が参りましたの。
[カルロの手紙と、アニュエラの名前を出したことが決め手となって、銃を持ち出す許可が得られただろう。]
[数秒で追われた道を飛び戻り、箱舟が見えた]
まじかる☆はいぱーしゅーてぃんぐすたー!!
[挨拶代わりに、甲板に星型の魔法を、数知れず撃ち込んだ]
[全体の数%であっても、大魔法を放てるほどの、底なしの魔力を持ったるーこから、次元を超えて譲りうけた魔力は、まさしく絶大だった]
[+裏+]
表:さすがの箱舟も、これには大きく揺さぶられた。
裏:しかしさすがの箱舟と言った所だろう。これだけの攻撃でもビクともしない。
そう。なら。選択肢その3。
[メイアルの言葉を受けて>>205。がしゃりと、ユーリを乗せたままのジャス天号の、スタンドを下ろす]
おねーさんを止める覚悟は。ゆーに継いでもらう。っていうのは?
…ごめんね。ゆー。頼んでも、いい?
[告げて。一度ゆーを、抱きしめて。そのまま振り返らずに、無抵抗を示すように両手を挙げて、進み出て。メイアルの返答を待った]
……フフ。さすがね。メイアの自慢のオモチャなだけはあるわ。
では、頭から叩くわよ!
まじかる☆さーちんぐ!
[片目を閉じ、開いた方の目に、キラッ☆の形にした指を持ってくる。
まじかるな視界にチェンジした目に見えたのは……]
メイア。そこにいるのね。
今行ってあげるわ!!
[探索魔法を解除し、両目を開くと、玉座の間へ一直線に向かった]
まじかる☆はいぱーこずみっく!!
[入り口を探す手間を省き、隕石で壁をぶっこわして乗り込む!]
ふうん。
その甘さが、命取りってやつかしら?
[そう告げて、魔剣を振り上げるが。あくまでその刃は、青薔薇を狙って打ち出されたものだった。魔剣は彼女に+裏+表…突き刺さった 裏…回避された]
くす……そんな回答は期待してないのよ?
正義の味方さん?
来たわね。
アニュエラ!
[青薔薇とカンナギは後回しとばかりに、乱入してきた魔法少女を見やり。とっさに魔剣を構えてから、彼女の様子を伺うが思ったほどには消耗しておらず。]
あらあら。
その調子だと大好きな魔法少女も葬ってきたのかしら。思ったよりも冷酷なのねえ。
[からかうような口調は今まで通り。彼女に差し向けたトメ子が思ったほどには足止めにならなかったかと思いつつ]
――――ッ
[魔剣を振り上げるメイアルに。とっさに跳んで、ユーリをかばう。速度なら、負けはしない]
[ぷつり]
[と。魔剣が掠めた腕に、小さな傷が走り]
[同時に。過負荷がかかりっぱなしだった脳内で、何かが切れた]
…別に、正義の味方なんて名乗るつもりもないよ。
ウチは単なるジャスティス急便。
ジャスティスの邪魔すンのが全部この舟のせいってゆーなら。
こんな舟、潰れればいい。
…おねーさん。気がついたとき、まだ舟が潰れてなければいいね?
[低く殺したような声が、メイアルに届くよりも早く。ジャス天号は玉座の間を飛び出して。
質量弾と化した魔王の手下のゴーレムが。手当たり次第に箱舟の壁といわず天井といわず主砲といわず、ところかまわず貫いた。
もとい。0,27秒の間に確認した、誰かの存在する空間と。超時空ジェネレーターの存在する玉座の間だけは狙わずに。箱舟のあらゆる箇所を、撃ち貫いた]
[はらり、と髪を払い、魔法の杖を構えて]
[皮肉には、笑みを返し]
闇に堕ちた瞬間、魔法少女は魔法少女ではなくなるわ。
けれど、真の魔法少女は、たとえ敵が堕ちた魔法少女であっても、葬ったりはしないの。
ただ、ひーりんぐ☆りいんかねーしょんさせるだけ。
[アニュエラ本人は、当然通じる前提で、大真面目に話しているけれど]
[トメ子から始まる、歴代魔法少女シリーズを観ていなければ、意味不明だろう]
さて、アナタもひーりんぐする?
ふふ、随分とまあ。
良い顔をするようになったじゃない。
[吹っ切れたような顔をして玉座の間を飛び出していったカンナギを見送って。しばらくすればノア内部が少しづつ破損していくのが、張り巡らせた魔力から彼女のところに伝わって来るが。それに構うようなそぶりも見せず]
ふふ。
ノアを破壊する。
それで本当に大丈夫なのかしらね?
[意味深に呟いたその声は、果たして誰かに届いて居ただろうか。]
癒して転生?
[少しだけきょとんとした顔を見せるが。それには構わないと言う様に魔力を高めると彼女に向けて魔剣と、そして指を鳴らすと氷柱が複数個出現してアニュエラに襲い掛かる]
生憎だけど、ヒーリングは間に合ってるわ。
そうね。
あなたが倒れたら、このあたしが癒してあげるわよ?
[そう告げると氷柱だけでなく。怨霊も出現してアニュエラへ襲いかかっていく]
―箱舟・甲板―
[倒れ伏した魔物達を辿っている間に強い衝撃と揺れが走った。何か大きな物がぶつかって行ったような、そんな大きな揺れ>>210]
――外部からの攻撃、だね。2人ももっと派手に攻め込んで行かなきゃ。
煩い!!黙ってろと言ったのが解らないのか!
何があるか分からないのにそんな意味不明な事が出来るか。
[シャルロットの手を引いて更に奥へと進もうとすれば、今度は内部から何かが貫き、通って行く音と衝撃が届いた。しかもそれは甲板まで貫いて行ったのか、足元に人一人が通れる程の穴が空いていた>>213]
――君達の仲間って、派手だね。
……フン。シャルロット、こっちから内部へ行くぞ。
そちらの道は恐らくドンファンが片付けているだろうよ、しばらくすれば合流出来る、多分な。
[空いた穴から頭を突っ込み、内部へと潜って行こうとする。ただし、シャルロットの意見があればそれに従うつもりだ]
[ポーズを決めた瞬間、何か>>213が飛び出して行った気がしたけれど]
[魔法少女の魔法感覚で、邪悪さは感じなかったため、放置]
[それより目の前の敵に集中する]
アナタの夢は、どうして誰かの犠牲を必要とするようになっちゃったのかしら。
アナタだって、最初は一般人だったでしょうに。
[氷柱は、火の魔法ぼむで砕き、怨霊は光の魔法すたーらいとで浄化する]
[お返しとして、ハートや星の形の魔法弾丸えんじぇりっくすいーとを飛ばし、重力の魔法ぐらびてぃを仕向ける]
[そして、ずっと疑問だった、メイアルの魔力の元を探っていく]
そうね。
あたしにしたって、ただの一般人だった時期もあったわねえ。
[えんじぇりっくすいーとを黒剣が叩き落し。ぐらびてぃは同様の重力操作で中和して見せた]
ふふ、このあたしに魔力合戦で勝てると思っているの?
甘く見られたものねえ。
[そう言って笑うと、黒剣を彼女に向けて連続で打ち出して行った]
そうなのよね。
あたしってば、司令官タイプだから、戦闘は苦手なのよ。
でも、負ける訳にはいかないから。
[戦闘能力において劣る事は、あっさり認めるが]
[強化魔法えんちゃんとを自分にかけ、魔法の杖で黒剣を受け止め、受け流す]
[筋力も早さも、メイアルには及ばないが、代わりに自由に空を飛び、3次元的でトリッキーな動きをすることが出来る。
それを最大限に生かして]
包帯はどうしたの?
[相手の隙をうかがいつつ、イメージチェンジの理由を聞いてみた]
ああ。包帯?
ちょっとばかし取られちゃったけど。
たいした問題じゃあ無いわ。
[強がりではなく、確かにいくつかの護符とノアの砲撃キーを持っていかれたのは多少の誤算。とはいえ、こちら側にはまだ何時でもノアの砲撃を使えるという事は十分なアドバンテージにはなっている様子で]
それにしても。
そんなに余裕で大丈夫なのかしら?
[その一撃は、アニュエラ自身ではなく彼女の服を狙ったものだっただろうか。+表+で表だった場合は観客に対するサービスシーンが展開されるだろう]
[壊れゆく箱舟。紛い物の箱舟。]
[じっと見つめて。]
……あのひと、は。
[なにがしたいのだろう。
予言をなぞったりして。
そのさきに。
待ち受ける最後の一節がなんであるか、までは識らぬのだろうか。あのとき、語らなかった、最後の一節。]
――かわいそう、に。
[瞼をとじて。
そっと。
そっと。]
魔法少女は、余裕を失わないものよ。
あたしはアナタを殺すんじゃなくて、ひーりんぐしなきゃいけないのだか……ッ?!
[魔剣の一撃>>223が胸元をかすめ、衣服を留めていた紐がプツプツと断ち切られる。そこからチラリと見えたのはまさしく黒ブr……!]
[しかし、アニュエラの左手がひと撫ですると、黒レースが外衣をまとめ直した]
[サービスシーンは、一瞬だから良いのです]
不埒ね!
まじかる☆えあーいんぱくと!
くっ!
[爆風に煽られるようにして、たららを踏む。体勢を立て直す合間にと彼女に向かって魔力を解き放った。アニュエラの周囲には火炎弾が17(100)発ほど撒き散らされただろうか]
まったく、しぶといったらありゃしない。
対したもんだわね。
[感心したように笑ってから、また対峙して]
― 回想・ヒーロー協会第11支部前 ―
[グラジオラスに必要なものが無いかを問われれば>>182]
ホムちゃん達も元のカプセルに収納して連れてきましたし、問題ありませんわ。
ですけど、このままだと何かと動きにくいですし、変装は解除しておいた方が良いかしら。
[27(60)秒で、普通に判別出来る程度まで変装解除完了。
四次元ポ○ットがあるんだから、ホイポイカ○セル的なものがあってもいーじゃない。
その中に変装&解除グッズを用意していたんだよ、きっと]
これでよし、なのです。あとは、おねーさんさえ居てくれたら例え火の中箱舟の中ですっ!
[ちょうどその時花の王の声が聞こえた。
グラジオラスの背中に凄まじい形の翼が広がると「格好いいです!!」とべた褒めするだろう。
花の王からの「テクノロジィをどうするつもり?」との問いには]
今の状態で使っちゃうのは危ないですから、どうこうするって言うのはあまり考えてないです。
消えた人を戻せる方法が見つかれば、その為に使う事はあるかも〜と言う程度の事だけですね。
[体勢を崩した所へ、踏み込もうとしたところで、嫌な予感を感じて飛びのく]
[撒き散らされた火炎弾を、魔法の杖で周囲に弾いて]
[対峙]
……アナタを理解しようとしているわ。でも、掴みどころが無いのね。
アナタが、N計画の中心人物で、一般人排除を目的としている、ということは調べたわ。
でも……一般人の何がそんなに嫌いなの?
一般人だって、必死な人、輝いてる人もいるでしょうに。
それに、正義や悪だって、いつまでも正義や悪ではいられないわ。
いつかは引退して、一般人に戻ることもあるでしょう。
一般人の何がそんなにいけないの?
― 続・回想 ―
空を飛んで行くなら、このコにも出ておいてもらいましょう。
《Call -召喚-》
とりおちゃん、出番ですっ!
[特に何もしなくても召喚は可能だが、そこは“ノリ”である。]
これで準備OKです。こちらの保管もお任せされちゃいました。
何やらあそこからは危険な気配が漂いますが……
[首飾りを握りしめて]
えへっ。
では、行きましょう!
[例の如く抱きかかえられると、「落ちないようにする為」と言う名目でしっかりと抱きつき返して、空へ]
『全てを護る?不敗?笑わせるな青二才が。
今の貴様はただの暴に過ぎん、そんなものでは何も護れん。』
[魔王は・・・投げ飛ばしたドンファンの元に一歩一歩近づき、王の覇気によってドンファンの朱の氣を圧倒し、食い破っていく]
『その程度の器であるならば…期待した我が恥だ。
ここで死ね。』
[今のままであれば当然、昔のままであっても避けれぬであろう手刀をドンファンの心臓目掛けて突き放つ]
― 箱舟・甲板 ―
[飛行中、妨害してくる魔物にはとりおを飛ばして援護。生物っぽい魔物がいれば催眠ビームを飛ばしてみる。
そんなこんなでどうにか甲板へ辿り着き]
ここならば、このコもいけますね。
《Call -召喚-》
ジェリーちゃんっ!キミに決めたっ!!
[花の王が呼びかける声が聞こえれば>>217]
見てるならチャチャ入れるだけじゃ無くて、他の人の居場所とか役に立ちそうな情報を教えて欲しいです。
[…と、ボソッとツッコミ。
手を引かれながら、穴が見つかると]
きっとこの穴は先に来た誰かが開けたんでしょう。
このまま行けば合流出来そうです。
[グラジオラスの提案に賛同して先へ進む]
[>>228に対するメイアルの返答は、納得のできるものであっただろうか]
[否]
[正義の魔法少女と、悪ノ娘に、理解しあい手を取り合う道など、存在しようはずがない]
[様々な種類と色の、魔法の光が乱舞し]
[黒剣と杖が何度も打ち合わされ]
[言葉の棘をお互いに投げ]
[そして再び、魔法が玉座の間を抉る]
・・・・・・・・・フンッ!!!!
[先程までの魔王とは違う、力と技と魔力が篭った―――本物の魔王の攻撃を両の腕で受け止める]
[あれほどに噴出していた燃え焦がす炎の赤は収まり]
魔王殿に期待されたとあっては・・・このまま恥を晒すわけにはいきませぬな。 店主殿にまた叱られてしまいますし・・・な。
見苦しいところを失礼致した・・・!
ハアアアアァァァァァァァァァァァ・・・トォォリャァァ!!
正悪不敗が正等後継者ドンファン、魔を統べる王へと・・・今一度、全力で挑戦させて頂くっ!! 参りますぞ、魔王殿ォォォォォォォォォォ!!!
[全身から金色の闘気が吹き上がる!]
―箱舟・甲板―
――シャルロット、悲しいかな僕は今はただの部品。
グラジオラス・コロンバインという1人の…これでも魔女っ子なんだけど…とにかくその翼なんだ、なので僕が手を下したりなんて事は出来ない。許しておくれね?
[穴を潜って行く途中、背中の飛行ユニットの中に居るという花の王が笑う]
…本当に、それだけなのか。
[穴を抜け、内部へと侵入したら辺りには同じような穴が無数に空いており、余程の戦闘があった事を思わせた。
ひとまず花の王への追求は後に回す事にする]
シャルロット、鳥とぶにょを絶対に離すな。
良いか、絶対にだぞ。
[人の気配がする方へと進んで行く。途中で魔物が出るかも知れないが形容し難い翼のせいで色々勘違いされたり戦意を失わせたりしている間に気絶させる事が出来るだろう]
[アニュエラが狙うのは、相手が、異次元の力を使う瞬間]
[コピペの報告では、彼女は異次元へ送ることを、未だに『救済』だと言っていた]
[だから、まともな状況では、アニュエラにそれを使用することはありえない]
[また、危機的状況でもありえない。とっさの反応には、最近見につけた異次元の力ではなく、魔法が先に出るに違いないからだ]
[アニュエラを異次元転送しようとするとしたら、それはまさしくメイアルが勝ち誇った時ではないか]
[だから上手に負けるのだ。そして、死より異次元転送の方が、アニュエラにとって屈辱であると、信じさせるのだ]
[そして、うまく誘導できたら]
[彼女もろとも、一緒に異次元転送に巻き込む!]
[止めないで、おばあちゃま。アナタだって、自己犠牲をしようとしたわ……]
[お互い必殺の構えを取りながら対峙し語り合う]
『・・・御主の目指す道は遠かろう。
そこは理想とも言える空間になるかもしれぬし、滅亡を辿る道になるかもしれん。
いや、そもそもそんな道存在せぬのかも知れぬ。』
たとえ遠く険しい道であろうとも・・・理想も滅亡も全ては己の力で選んだ道・・・我はその道を照らしてくれた人々に感謝をしたい。
『全ての者が望む世界…など少なくとも我は知らぬでな。
我は忘れられしものの王なり。
いずれ相対することとなるか、否か、そのときまでに世界を背負える器となるがいい』
えぇ、いずれ必ずや会いましょうぞ・・・必ずッ!!
我は貴方を超えるため・・・全てを護れる器となりましょうぞ!
魔王殿・・・我はいつか貴方を越えてみせますが、今は我が自分自身を越えられるかどうかを見届けてもらいますぞっ!
ハアアアァァァァァァァァァァァァァァッッッ・・・・・・・
[黄金の闘気が巨大化し、両手には更に強烈な光を集め両の掌で押しつぶすように凝縮する]
[全身から発する黄金のオーラが最大限に膨張し光り輝く!]
[対する魔王は口元に笑みを浮かべながら、黒く輝く暗黒の雷を纏い魔力と気を練り上げていく]
[全身から発する黒の雷が最大限に凝縮され稲妻となる!]
[互いに必殺の一撃を放てる体勢で]
[隙は一切なく]
[見合う中]
[一本の竹串が―――次元を貫いて両者の間に突き刺さった]
[それを合図としたかのように両者が駆け出す!]
―箱舟・甲板の上―
…弾切れ。
[壊れ果てた主砲の上に陣取り、ぽつりと呟く。そこは、一番に破壊しようとしたところだから。完膚なきまでに壊すことは、できていた…と、思うのだけど]
これで、止まるかなぁ…
止められたのかなぁ…
[箱舟は。メイアルは。予言は。
傍らのゆーに、ぼんやりとした調子で問うのは、きっとそれではダメだと、自分自身がよく分かっていたから]
“また”ダメなのかなぁ…
[呟く声が。少しだけ、震える。けれど]
…ごめん。ゆーがいてくれるのに、こんなこと言ったらダメだよね。
今度こそ…
[呟いて。弱音を吐いてしまったことを誤魔化すように、あはは、と、小さく笑って]
…行こ。ゆー。
[そして。今度こそ、止めるのだ、と一度、心に呟いてジャス天号はふたたび、箱舟の内部へと]
ウオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォッッッ!!
正悪不敗が最終奥義ィィィィィィ!
<< 正 悪 天 驚 拳 !!>>
『 闇 獅 子 咆 哮 !!』
[光と闇がぶつかり合い―――爆ぜた]
―甲板の上―
[震える声に。呟きに。
藍(インディゴ)の瞳をカンナギに向け。]
[…………]
[ぎゅっと、彼女を抱きしめる。]
――だいじょうぶ。
[にこり、微笑んで。]
―箱舟内部―
[何処かで自転車が走るような音や、何かが爆ぜる音が聞こえて来るが、未だそれは遠く。
所々に空いた穴から差し込む光を頼りに大きな音のする方へと進んで行く]
シャルロット。
[振り返らず、そのままで]
お前って、小さい頃に花で遊んだりした事があるか?
また、そうだったとしてその時の様子は覚えているか?
[それは唐突な、意味の図りかねる質問]
……ん。
[ぎゅっと抱きしめられて。すがるように、抱き返して。その微笑に、励まされて。まだ、やれることはあるはずだ、と、思うことができた]
― 箱舟内部 ―
[突然のグラジオラスからの質問に記憶を辿ってみる。
…………………思い出せない。
きっと幼い頃はその様に遊んでいた……はずなのだが、記憶が無い。]
たぶん、そうやって遊んだことはあったはずです。
でも、その時の事は良く覚えていないです。
[224(1000)秒ほど、そうしていただろうか。]
行きましょう。
[決意に満ちた語気で、告げて。
再び、フライング・バイシクル。
箱舟の内部へ。運命の刻へ。]
[そもそも、『小さい頃』の記憶が曖昧になっていた。
ごくごく普通の一般的な家庭に生まれ、ごくごく普通に両親や近所の友達と遊んだりして育って来たはず。
……なのだが、思い出すのは『いつもそばに“おにーちゃん”がいた』事。
何をして遊んでいた、だとかどんな友達がいたかを思い出そうとしても、そこには“ぼんやりした何か”があるだけで思い出すことが出来ない。]
なんというか…、小さい頃の記憶自体がぼんやりした感じで良く覚えていないです。
―箱舟内部―
[シャルロットからの返事は、少し期待していたものとは違っていた>>246]
そう、か…。
[その後続いて告げられた言葉>>248にはなんらかの返事は出来ただろうか。
また、何故そのような事を聞くのかを訊ねられれば素直に答えるだろう]
>>249
[話しながら、一つ思い出した事があった。
おぼろげな記憶の中でも、思い出す場面の大半は花がある場所だった。]
小さい頃の記憶は曖昧ですが、ずっと前からお花さんが大好きだったのは覚えていますよ。
それにしても、こんな場所でなぜいきなりそんな質問を?
……グラジオラスの花というものがどういうものかは知っているだろうか。
花を咲かせ、時期が終われば球根を付けて枯れる。
それを繰り返して私は今日まで生きて来たし様々なものを見て来た。
…いや、今更過去がどうのというものは良いか。
花が好きで昔に遊んでいた、それが思い出として今も在るのかを知りたかっただけだ。
[こんな時に何を問うているのだろうな、と苦笑した]
例え枯れたとしても、その人間の思い出として半永久的に心の中で咲き続けられるのだとしたら、本望だろうなと。
(思い過ごしだろうかな)
うん、知ってる。大好きなお花だもん。
それにね、“遊んだ”記憶はほとんど残って無いけど、そこに“咲いてた”お花さんの記憶はずっと残ってる。
小さい頃から、ずっと大変なことばかりだったし、おにーちゃんと一緒に家を出てからは、ずっと走り回ってた記憶しかない。
けどね、そこに咲いてたお花さんの記憶はずっと残ってるよ。
[穴から光が差し込んできた。
狭い穴の中でも、ここなら立ち上がることは出来る。
ゆっくりと立ち上がり…]
おねーさん。
[各所の穴から零れる光が、何故だか懐かしく思えたせいなのだろう]
何故だろうかな。この光景を見ているととても懐かしくなる。過去に大輪の紅い薔薇の花の下でこうして光を受けていた事があるような気がしてな。
私はそれを見上げ、私を育ててくれた家族を見ていたような…。
そして紅い薔薇の花を髪飾りにと摘んでいた幼い子が、なんとなく
(シャルロットと似た面影がある)
[そこで言葉を切り、「度々世迷言を済まん」と再び鎌を出して歩き出そうとしていた**]
[グラジオラスは言葉を切って再び歩き出そうとしているが、立ち止まったまま話を続ける。
その話し方はいつの間にか、いつもの敬語ではなくなっていた。]
私ね、球根のお花が大好きなの。当然“グラジオラス”のお花もね。
だって、球根のお花って季節が終わっても、球根が残って、次の季節になればまた綺麗なお花を咲かせてくれる。
………何回も何回も。永遠に。だから好きなの。
[グラジオラスはきっとこちらに気付いて、何事か?と向かってくるだろう。]
何か不思議なものは感じていだけど、やっと思い出したよ。あはは、何でもっと早く気付かなかったんだろうね。
[こちらへやって来る彼女をゆっくりと抱きしめる。]
今さらだけど、
久しぶりだね、“グラジィ”ちゃん。
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