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次の日の朝、中堅怪人 ポーク班長 が無残な姿で発見された。
次の日の朝、ポーク班長がこんがりとした姿で発見されることはなく
消えた彼が起こした波紋は、やがてジンロウ町全体を包み込んでいく
走れ英雄! 事態の真相を突き止めるために!!
闘え悪党! 新たな力を得るために!!
現在の生存者は、謎の少女 メイアル、初代魔法少女 トメ子、影 メルクリス、国防神父 ギルバート、爆裂正義団 ドンファン、魔砲師 カルロ、喫茶店マスター アンクル、道具屋 真アニュエラ、青薔薇の幻影、魔王、女幹部 エルヴァイラ、プロフェッサー JJ、花の子 グラジオラス、ジャスティス急便 カンナギ、諜報員 シャルロット の 15 名。
…やっぱあんだけ遠くちゃ無理あるかぁ…
[多少撃墜できても、まだ3分の2ほどの隕石が残っている]
…受け止めてみる?
[速度の問題だけで言うなら、それもできなくはないはずだ。問題は、熱量]
あ、うん、そっちのことはよろしくね。
[と。町民の皆様の誘導に当たる神父さん>>777に一声残し。
自転車は一気に加速する]
…おっ金足っりるっかなー…
[小さな心配事を口にして。12(30)秒ほどの後、自転車はアニーの道具屋へ]
─中心街・アニュエラの道具屋付近─
……頭が高いわ。
醜い物は、あたしの前から消えなさい!!
[頭上の隕石を『見下して』、高飛車に命じた]
[その声は美しく響き、隕石の自尊心を83%打ち砕いた]
[70以上で木っ端微塵、40以上で分解、20以上で分割
20未満だとわずかに軌道が逸れただけで、しかもナギ君にそれを見られた]
[屋根の上を飛び移りつつ、隕石を破砕していく。
正確に数えてはいないが、13個ほど落としたであろうか。
<プロフェッサー JJ>の住処なり拠点なりの近くに来た所で立ち止まる]
ハア、ハア、年寄りはそろそろ限界じゃあ……
[それはメイアル>>1:779の目論見通りであったろうか。
座り込み掛けた所で隕石が目の前を通り、地面に向かって行った]
い、いかん!
[轟音と共に地面が抉られ、飛び散る瓦礫と土煙。
慌てて飛び降り、巻き込まれた人間がいないか確認する]
―喫茶まろん―
[シャルロットを見送った後、これからどうしたものかと何気なしにテレビを見上げるとニュース速報>>1:769が流れていた]
あ?なんだ、また魔王ニュースか…?
なになに、大量失踪?どんぐらい居なくなったとか、どの辺りなのか出てなかったか、爺さん。
[ニュースを途中からしか見て居なかった為、詳しい事を知る事が出来なかった。
もしかしたら最初から見ていたんじゃないか?とアンクルに尋ねてみた]
あ、あにゅー!
耐熱装備貸してー!
大至急!
[道具屋付近までたどり着けば、見えたのはアニュエラが見事に隕石を粉砕する姿>>1。
それでもまだ、隕石はいくつか迫っている]
―『明家計画』アジトアパート―
「む……参ったか……」
[敷地内に隕石がやってくれば、屋根の上で座禅を組んでいた怪人が立ち上がる]
「キェェェェェェェェェェ――――ッ!!」
[手にした刀が一閃。バラバラになった隕石は29個の破片になって雨のように落ちていった]
「また詰まらぬものを斬ってしまった」
[再び瞑想。ユーイチの家族が心配すれば、エルヴァイラか他の怪人(人間擬態)が安全を保障するだろう]
ふふん。
あたしの美しさは、全てをひれ伏させる。
物体や自然、法則ですら例外ではないわ!
[勝ち誇って、高笑い]
[そんなところに、ナギ君>>4]
あら、ナギ君。
ちゃんとお金は持ってるかしら?
背負う物から、装備する物、住居用までなんでもあるわよ。
[すい、と、余裕の態度で白い腕を伸べて、CLOSEの看板を外した]
―喫茶まろんの店の前―
[>>1:771 オバタリアン2010は“ランダム神”と呼ばれる一種の神の気まぐれで、
相手がシャルロット本人だという事に気付かず、>>1:758の会話をしてしまったようだ。]
えー、あのおっちゃんただ者じゃないと思っていましたが、そんな秘密があったのですかっ!
[シャルロットはその噂をそれなりに信じてしまったようだ。]
はわわわわ〜、(実際には何歳か知らないけど)あの歳でそんな年齢差の子供がいるですか。
やっぱり人は見かけによらないものです。
[オバタリアン2010がどっかへ行った後]
……あれ?シャルロットって私のことですよね。
私があのおっちゃんの隠し子……って、なんでやねーん!
[<謎の少女 メイアル>と間違ったのだろうか、と82%程度の確信で考えたりしていた。]
うん?そういえば、臨時ニュースがはいっとったの。
[グラジオラス>>3に聞かれて、はてさてとテレビを見る。]
ワシも良くは見とらんが、中心街といえば駅の東側あたりじゃろう。魔王ニュースではなさそうじゃったがのぅ。
[そんなことを言っている間に、衝撃音が届く。>>2]
な、なんじゃぁ?
りょーかい!ちゃんと払うから!
[断り入れつつ、許可をもらえば>>6。CLOSEの札が下がった道具屋の扉をくぐらせてもらって、戸棚に目を走らせ…見つけた、『断熱』の文字]
そうそれ!
[ロクに確認もせず、引っつかむ。
手にした『N○SAが技術提供!超断熱!!ハイパー銀の軍手スペシャル』の封を切り、その手にはめて、外へ出る。自転車を走らせ、落下地点に先回りして]
いよいしょーっ!
[どっか気の抜けるような気合を入れて、目前に迫った隕石を受け止めた]
[やがて、ぴんぽんぱーん、とさっきよりやや慌て気味のチャイムがテレビから流れてきて。
『ただいま新たに入った情報によりますと、ジンロウ町の上空へと無数の隕石が落下している、とのことです。一般人のみなさんはなるべく頑丈な建物に避難して……』
キャスターの声が淡々と流れる合間にも伝わってくる地響きと破裂音。]
[中心街といえば、良く行く公園が近くにあったはず。
丁度良いと思っていた]
中心街とはまた派手にやらかしてくれたもんだな。しかし魔王ニュースじゃないって事は他の組織とかそんなもんか?
全く…厄介事を起こすのだけは一人前の癖にコソコソと鬱陶しい連中だな。
[グチグチとアンクルに聞かせていたそこに何かしらの衝撃に気付く]
…なんか落ちてきたような、そんな感じだな。
[散った頭の花を急いで咲かせ、出掛ける準備を始めた]
―19(36)丁目―
[特に何がある訳でもない住宅地に辿り着いていたらしい。
ともかく、周辺に通行人の姿はなく怪我人は出なかったようだ。
道路にクレーターが出来たり破片で民家が傷付いたりしたが、そちらはトメ子にどうにか出来る被害ではない]
ふー。誰もいない所に落ちたようでよかったわい。
しかしこれだけの数の隕石、どうやって呼び寄せたのやら……。
目的もわからぬし。
[なんというか破壊の化身的な人物なのだろうかと思いつつ、普通のおばあさんに戻ってゆっくりと道を歩いて行く。
誰とも擦れ違わなければ、情報を得るべく中立亭に顔を出すつもり]
―???―
"ちゃちゃらーちゃーらーらららら♪"
「はいこちら……はい。はい、わかったぜお嬢」
[咥え煙草の怪人はテーブルの上で足を組みながら電話を取り、話を続けた。向かうは<<魔砲師 カルロ>>の狙えるところ]
くす、隕石に続いては。
[すでに何度も使っている魔法。しかし、詠唱をあえてする事によってその威力をさらに増幅させて行った]
此の地へ集う鴉の眷属。
幾千が放つ漆黒の炎よ。
その力を持って、世界を燃やし尽くすが良い。
[詠唱の後に放たれた火炎弾は実に17(100)発、普段の物とは威力も大きさも全く異なり。その炎はジンロウ町のあちこちで火災を引き起こしていくだろう]
…やるじゃん。NA○A。
[熱風の煽りを受けて、服はぶすぶすと焦げたし、あちこち火傷はしたけど。手にはめた軍手は見事に無傷。急減速し、勢いの止まった隕石の下からするりと抜ければ、未だしゅーしゅーと熱気を上げる隕石が、その場にどすんと落ちる]
さってと…他は…?
[すすけた顔を拭って目を上げたら、他の隕石は見えただろうか。見えたなら、受け止めに行くつもりだったけど]
何とかなった…のかな…?
[>>1:773マスターに「また来ま〜す」とパタパタと手を振り、店を出た直後に>>7。その後家路へ向かう道中にて。]
あれ〜、こんな時間に流れ星でしょうか。
……に、しては何か近くないですか?
……こ、これは〜?
(ずどーん!!)
あんですとーっ!?本物の隕石!?
もしやあのおっちゃんは“すっごいアレな人”でさらに、預言者でもあるのですかっ!?
今さら喫茶店に戻っても遅いから、一度家に帰って本部に通信なのです〜。
けしからんことを考える連中は、この町にはごまんとおるからな。
[グラジオラス>>11に応える間にも、幾度か衝撃が伝わってきて。様子を見ようと窓から覗けば、今度は町のあちこちから火の手が上がっているのが見えた。>>15]
やりたいほうだいじゃの。
しかし、これはますますガレアスの――魔王の仕業ではなさそうじゃな。
あやつなら前触れもなくこんなことはせん。
やれやれ。誰の仕業なのやら。
―中立亭に向かう途中―
[隕石騒ぎは一段落した、と思った矢先。
町のあちこちから火の手が上がり始めた]
なんと、これも悪の組織によるものかね。
むむ、こりゃあ老体に鞭打つしかなさそうじゃ……。
[既にMPの残りは3(20)%だったが、元MPが凄まじいのでまだまだ動けない事はない。
手近な火災現場に直行し]
まじかるまじかる、炎よ消えろ!
まじかる☆あくあすぷらーっしゅ!
[山吹◆色の魔法の水が、炎の上に降り注いでいく。
消火までには31(60)秒ほどかかるだろう]
いっそがしーなー…!
このやり方…は…
あの魔王さんじゃなさそう…?
[いつもの魔王なら、少しずつ被害を広げるよりも一気に滅亡させる手段を選ぶはず。
遠くにぽつぽつと上がる火の手>>15を見つけ、現場へと自転車を走らせる。暴風と衝撃波が、いくらかの火を煽る間もなく吹き消したが。
それでも燃え尽きない火の中に飛び込み、逃げ遅れた人の救助に当たる]
…火元はあっち…ぽいけどさ…
[火炎球らしきものが飛ぶ姿に、およそこの事態を招いている者がいる場所の見当はつくけれど。火災からの救助に追われて、なかなかそちらに向かえない]
─アニュエラの道具屋付近─
[神速で現れ、鬼速で去っていったナギ君を見送って]
落ち着きのない人ね。
[くすりと微笑んだ]
[ざっと見回すが、今日は魔王城は見えない]
被害は派手なのに、魔王城が見えないなんて、妙ね。
[アンクルの話を聞きながら頭を振り続け、その間に窓から火の手が上がっているのが見える]
また火か!!
爺さん、ちょっと行って来る。青娘がどっか行かないように見てやってくれ。手伝ってもらいたいってのはあるんだが、私じゃ護りきれるか怪しいからな。
[店内に残ったままの青い少女を指し、大鎌だけ呼び寄せて店の外へ飛び出して行った]
[いずれにしても、喫茶まろんに被害が及ばぬ限りは、動くつもりはない。
それが中立亭の中立亭たるゆえん。]
ワシが動くのは――
[呟きかけた言葉を呑み込んで、直後に盛大なくしゃみをひとつ。なぜだか不意に、シャルロットのピンクの耳を*思い出した*]
さて、隕石の衝撃による地震・火炎弾による火事と来たところで。
[メルクリスからは「親父?」と妙な声が掛かるがそれには答えずに詠唱を開始した]
偉大なる雷帝、トールよ。
汝が力の象徴。
汝の持ちし槌を我に貸し与えよ。
さすれば我が言の葉は力となりて。
我等が敵を打ち砕かん。
[雷神の名を冠した攻撃魔法。それを唱え終えると、目の前にあった大きなビルは雷に打ち据えられ倒壊して行った]
あはは、見てみなよ。
まさに絶景じゃない。
[そう言って笑いながら、目の前のビルが倒壊していく様を眺めていた。]
― 路上 ―
[ピーピーピーピー]
今度は一体何なのですかっ!こんな時にトゲヤマさんからの緊急連絡?
「えらいこっちゃー!!」
はわっ!いきなりどうしたんですか、トゲヤマさん!?
「一大事でんがな、シャルロットはん!」
トゲヤマさん口調が変わってるですよ。
とりあえずこっちも大変なのです。あと10(10)分で家に着くから、そこから折り返し通信するです。
その間に一度落ち着いて下さい!
[一度トゲヤマとの通信を切断する。]
[『子供の守護神』チガヤ>>1:778のおかげだろうか、特に被害は無いが慌てて家路へと急ぐ。]
うむ。承知した。
気をつけて行ってこい。
[グラジオラス>>24に頷いて見送り、青い娘をちらりと見る。]
安心せい。店の中におる間は、お前さんの安全はワシが保証済みじゃ。おぬしの勇者さまが迎えに来るまでは、ここでおとなしく待っておれ。
[各地の火を消火し続けて5分ほど。
流石に底が見えて来るMPに、老人は焦る。
と、遠くから劈くような雷鳴が轟き――]
く、これは幾らなんでもやりすぎじゃあっ!
そっちがそう来るならアタクシも――禁断の技、使わしてもらうぞい!
[倒壊しかけているビルまで猛ダッシュ。
間に合ったとは言い難いが、少しでも被害を食い止めるべく――]
まじかるまじかる、時よ止まれ!
[びしっ、とポーズを決める]
まじかる☆たいむすとーっぷ!!
[ぴし、と杖を向けた所で、ビルの崩壊も、それによる轟音も――ぴたりと止まった。
そして、トメ子自身の時間も]
(……しまった、これではアタクシも救助には向かえないのじゃ!)
次から次へとー…ここよろしくね!
建物の中にはたぶん人はもういないはずだから!
[要救助者を預けつつ、一般の消防隊の人にそう告げる]
…雷相手に何ができるって…
[雷を受け、倒れていくビル>>26を遠目に眺め、言葉が漏れる]
できることができるだけなんだけど…さ!
[ぐ!と、一層気合を込めてペダルをこぐ。ビルが崩れ去るよりなお速く、ジャス天号がそのビルへとたどり着く。そのそばで、ばーちゃんが時を止めていた>>29なんて知る由もなく]
間に合わなかったらごめんね!
[一声かけて。崩れ落ちる瓦礫を飛び移るようにして登り。瓦礫とともに落下していく人を、一人一人掬い上げていく]
…これで全員…だといいけど…
[昨日と違い、今回は救い出すべき人数が把握し切れてはいない。掬い上げた一人一人を、瓦礫の届かないところへ連れ出して、崩れ落ちたビルを見つめた]
─アニュエラの道具屋→中心街─
この大騒ぎ……きっとおばあちゃまも……。
[思案]
[そしてはずした看板を、再びかけて]
[一度お店に戻って、手のひらに乗るような、ガラスの置物を持ってくる。真っ白い体に金の鞍をつけ、銀色の角を持った……ユニコーンだ]
起動せよ、マジックアイテム!乙女の守り手ユニコーン!
[正確な乙女の意味とは、対極にいるアニュエラだったが]
[起動さえすれば、なんでもいいのである]
[ガラスだったはずの置物は、ひとつ身震いするとみるみる内に、実物大の大きさになり、高らかにいなないた。見ほれるような立派な体格のユニコーンだ]
さあ、おばあちゃまのところへ行くわよ!
[ユニコーンの膝に足をかけ、横座りに乗ると、手綱を握った]
間に合わなかったら……お仕置きよ!
[ユニコーンは、ひづめの音をさせながら、走り出した!]
―喫茶まろんから少し離れた所―
チッ、なんでこう続けて火なんざ付けるんだろうな。
花の声も聞こえん!!
[大鎌を頭上で回転させながら跳躍し、物から物へ、そして何処かの屋根の上へ]
『冷徹』アジサイ お前の季節を此処に呼べ!
[振り回す大鎌から雫が飛び始め、それはやがて雨のように量を増して行く。火勢は少しずつ鎮まり、消える]
あの青娘が居ればこんな火、一瞬だろうに…歯痒いな!!
[それでも大鎌を振り回す手は止めず、大きな雷が落ちた場所へと屋根を伝って跳んで行った。
途中、炎から逃げる人が居ればそちらへと跳んで手助けをして行くだろう]
……珍しい石を集めてるって言ってたっけ。
[シャルロットの姿が見えなくなるまで見守った後、
町の中を隕石の落下点を探して駆け回る]
しかし隕石に火炎……いつものクリーチャーはなしか。
どことなく風情にかけるの、魔王。
[時間が停止している間に救助は済んでしまったらしいが、それすらも把握出来ないので、あと5(5)分は止まったままである]
(他の者が動いてくれたのならば良いが……)
―???―
「やれやれ……こんな姿、俺のファンには見せられないな……」
[髭面で咥え煙草の怪人が下水道を伝って、カルロがこの騒動の最中に活動している場所へ]
「ターゲットは魔銃使いの魔法使いか……。本来なら正々堂々と勝負したいところなんだがクライアントの希望じゃ仕方がない。せいぜい背中を襲わせてもらうとしますか」
[マンホールが少しだけズレてそこから顔を覗かせ、黒光りするライフルの照準を隕石騒動に対応するカルロに合わせる。悪意も敵意もまるでない、悪戯小僧のような狙撃はサプレッサーを通し、銃声を乏しく少年を付けねらう。命中度は55%]
[遠くから轟音が聞こえる]
……また保険屋の出番じゃな。
ま、日々の戦いはあやつらに任せておけば平気じゃろ。
[数日前に比べて、町での生き方に慣れてきたようだ]
[改めて確認する。
隕石は、いくらかは潰したし、一つは受け止めたし、ほかのも少なくとももう落ちては来ない。いくらか落ちたのもあるようだけど…それぞれに迎撃されたと思いたい。
火事は。一通りの救助は手伝ったことだし、たぶんあとは一般の消防の人たちががんばってくれるはず。
雷は。…今目の前でビルが崩れ落ちた。助けられるだけの人は助け出したし…瓦礫の中に誰かがいたとしたら、自分の力で掘り出すことはできない]
…ってことは、だよ。
[ぐるりと視線をめぐらせ、先ほど火炎球が跳んできたほうへと向き直る]
ジャスティスお届けしないと、ね。
[ぐい、と軍手をはめなおし、自転車に足をかける。
そのころにはもう、ばーちゃんも動き始めていただろうか。
流れる時間の中にいる身では、止まった時間があったことさえ気づくことはできなかったから、その危機にも、気づくことはなかった]
[どうやら周囲に危険はないようだ。
落下した隕石を丹念に調べている]
……なんじゃ、つまらぬな。
この隕石、天然物ではない、単なるまがい物かや。
[興味を失ったように破片を投げ捨て]
滅びの美学をわかっておらん。
−喫茶まろん(中立亭)−
[「ナ、ナンダッテー!! Ω ΩΩ」なあれやそれを、本気にしたのかしないのか。
そんなこんなで眺めるテレビには綺麗な花火……]
ち、違うわ。隕石って4(10)回目くらいかしら……。
「みんな燃えちゃうの?」
最後に見た時は確か、破壊消防しつつ、世界の4番バッター夢の競演で町に平和が戻ったんだったかしら?
[どんな平和だ。
勢い良く、あるいは密やかに店を後にする者たちを見送って]
今回も無事に終わるといいのだけど。
「みんなは大丈夫かなぁ」
あちこちにバトル避難所があるから大丈夫だと思うけど……。この町全部がおじさんの店になっちゃえばいいのにね。
「流れ星にお願いすれば、願いがかなうんだよ!」
流れ星は沢山降ってきてるみたいだけど……ねぇ。
[願いを叶えてくれる星ではないだろうということが判っていても、願いを聞き届けてくれればいいのに……そう思わずには*いられなかった*]
― シャルロット自宅兼本拠地 ―
「やっぱえらいこっちゃー!!」
だから落ち着けです、トゲヤマさん〜!(スパーン)
こっちも隕石が降って来たり火が降って来たり雷が降って来たりしていろいろ大変なんですよ。
「ああ、そうか。それは大変だ。あー大変だ。だが、どうせお前の事だからなんだかんだでヒョイヒョイかわして無事なのだろう。
大変だ。あー大変だ。って、そんな事言うとる場合ちゃうねん!
わが組織で研究中だった、“異次元テクノロジィ”の情報が外部に持ち出された形跡がある。」
あんですとーっ!?もしや、割と重要(>>1:197)ってその事ですか?
「うむ。その通りだ。犯人に目星はついている。研究班班長のポークが突如姿を消した。
お前がいるジンロウ町には、“異次元テクノロジィ”を完成させる為に必要な何かが隠されている。ポークも恐らくそれを狙ってジンロウ町へ向かったのだろう。」
えー、それを探すのが私の任務なのに〜。信頼されてないんですね。(しくしく)
で、今度はそのポークさんを探せと?
「うぐ……、そのつもりだった。のだが、状況が変わってしまってなぁ。
つい先ほど、こちらから飛ばしていた追跡機がこんがりと焼き豚になったポークを発見した。
……までは良かったのだが、見つけた瞬間にポークが消えてしまったのだよ。どーも、異次元テクノロジィ(完成版)で飛ばされたようだなぁ。」
なんですか、それは。
「まぁいいから聞け。どういう訳か、ポークが消えたのにも関わらず、異次元テクノロジィの反応がジンロウ町に残っているんだ。
あくまでも仮説なのだが、誰かがポークから完成テクノロジィを奪ってそれを利用してしまったのかもしれんなぁ。
そして、お前さんに集めてもらった情報から総合的に考えると、その町にいる誰かさんが未完成のテクノロジィ起動装置を作ってくれるだろう。
後は、成り行きに任せて何とかしてくれ。
【完全版異次元テクノロジィの使い手がジンロウ町に残っているかどうかを見極めること】はこちらで調査出来る。
ビバッ!ご都合主義っ!!検討を祈る。(プツッ)」
ちょっっ、まっっ、あほーーーーーーーーーーーーーー!!
はぁ、厄介なことになったのです……。
―ジンロウ町中心部―
ちわー、あなたのところへジャスティスお届け!
ジャスティス急便ですー…って、おねーさん?
それにいつかのおにーさんも。
[自転車を飛ばして向かったその場にあった、見知った顔に驚いたような声が漏れる]
んーと、できればあんま迷惑になるような魔法とかやめてほしいんだけどな。
お願いできない?
[二人を前に口にしたのは、場違いな依頼の言葉]
奴等の争いは、所詮日常のヒトコマに過ぎぬ。
誰かも言っておった。争いなき世界など考えられぬと。
……じゃが、保険は多いほどよかろう。
正義と悪と、そんな不安定なバランスに頼らぬようにな。
案内せい。
[放っておいても何とかなるだろう騒ぎの中、去った**]
―『明家計画』アジト―
[TVを見ながら、イライラと爪を噛む...。周囲の怪人達もそわそわと落ち着かない]
……不本意じゃ……じゃが、それしかないのじゃとすれば……
[その時に不意に彼女の元に電話。かの怪人からかと思えば、表示されているのは別の怪人から]
なんじゃ、どうしたのじゃ!
ん? ああ、いたのうそんな怪人が。それがどうしたのじゃ?
なに……なんと申した? もう一度言うてみい!
それがポーク班長じゃと!?
[複雑だった線が一本繋がろうとしていた]
[どこか場違いな様子のカンナギの言葉に笑みを見せて]
あらあら。
そんな事言われたって……ねえ?
[メルクリスと2人で顔を見合わせて薄く笑って見せて。]
こういうことをされると困ると言う事かしら?
[わざとらしく生み出された新たなる火炎弾。それを無事だった民家のひとつへ向けて打ち出して行った]
くす、いまさら言葉だけで止まるものでも無いでしょ?
― 町外れのアジト ―
[地下深くへと続く狭い階段を降り、しばらく薄暗い廊下を歩く。
やがて石をくりぬいて出来たようないくつかの部屋が見える]
……ふむ。ま、こんなもんじゃろ。分相応じゃ。
大きすぎてはいつ襲われんとも限らんし、身軽でなくてはいかん。
ただ、のう。セキュリティについては、後で首領と話すことにしよう。
して、例のブツはいずこじゃ?
[未だ所々で火の手が上がっているものの、地元の消防車が既に駆け付けて消火作業に当たっている。
ならば、と大鎌を振り回すのを止めて屋根伝いに跳んでいた]
なんだ、あのビル…変な形になって…
[落雷のあったビルの崩壊をトメ子が止めているものとは知らず。しかしそう形が崩れているわけではない。
やがてビルだけでなく空や屋根も歪んで見えるように]
栄養剤を飲まずに来たのがマズかったか。せめて誰も居ない所で、休まない、とっとと…
[落ち着ける場所をと跳躍するが足の力が抜けてバランスを崩し、屋根から落ちてしまった]
あー…言う事ちゃんと聞いていれば、良かった、なあ…
[うつ伏せに倒れ、シャルロットに額を突付かれた事をふと思い出し、その後気を失ってしまった**]
だよ…ねっ!
[民家へと向けて放たれた火炎球>>50に追いすがり、軍手の手でもって引きとめ、空へと投げ捨てる。すぐさま戻って]
うん、困る。
困るんだけどー…どうしたらやめてもらえるかな?
当方ジャスティス急便としてはジャスティスお届けしたいんだけど。
ジャスティスの受付窓口はどちらに?
[と婉曲な問い。要は『誰に?』あるいは『どうやって?』止めるべきかと。当の本人である二人に向けて、聞いているのだ]
ジャスティスお届けねえ?
生憎だけど、今回のこれはあたし達が好きに遊ばせて貰うものだからねえ?
[くすくす笑いながらカンナギに向かい合って。彼がもし意表をついてきてもメルクリスと17体の甲冑がそれに応じただろうが]
そうね。
もし貴方が正しいって言うのなら。
このあたしに勝って見せなさい!
[そう言うと、魔法陣とともに黒剣を展開して戦闘モードに。]
―回想―
おかえり?
「おかえり!」
〈おかえり〉
《おまいりー》
[凱旋メンバーが帰ってくれば何時ものように天井付近を回りながら騒ぐ]
ゆうしゃ?
「さんびゃくぽいんとじゃ!」
〈あれはちがうような〉
《ちゅぴぴぴぴぴ》
[店の中の話題が勇者談義になると、そんな風に騒いでいたとか]
―回想―
いんせきか?
「いんせきだ!」
〈またか〉
《ちきゅうがもたぬときがー》
「『〈えごだよ!それは!〉』」
[ジンロウ町に隕石が降ろうが、今日も平和な喫茶まろんなのであった]
おまちどー?
「おまちどー!」
〈おまちどー〉
《にかいどー》
[シャルロットが居なくなったので、変わりに青薔薇に桜団子を届けるたりしつつ、ウェイターごっこ]
― シャルロット自宅兼本拠地 ―
[外がなにやら騒がしいようだが、そのまま自宅で頭を抱えていた。]
うー、隊長がいてくれればこんなマヌケな事態にはならなかったはずなのに〜。
本部があの技術を完成させてくれれば、あっさりとこの世界を消せるはずだったのにぃ、うー。
このままじゃまずいですよぉ。こんな事じゃ隊長の野望はかなわないですよぉ。
ちゃんと『悪の正義』を貫いてくれる相手の手に渡るならまだしも、誰が持ってるか分からないって言うのが厄介です。
とにかく緊急事態なのです。まずは情報をばら撒いて、テクノロジィのありかを探す事が先決です。
どうしよう……。はう〜……。
トゲヤマのあほーーーー!!!
[そう叫びながら、一人で頭を抱えていた]
OK、ンじゃあ、心行くまでお付き合いいたしましょう。
[好きに遊ぶ。告げるメイアルに、ぺこんと頭を下げて]
んー…そだね。
[ぐいっとゴーグルをかけなおし]
たとえば。
こいつら全部やっつけたら勝ちってことにしてもらえる?
[一足飛びに、並んだ騎士の懐に潜り込み。一体を突き飛ばし、他の一体に叩きつけつつ、首をかしげた]
そうね、なら貴方はそれで良いや。
[そう言っていると、青薔薇がいつの間にか目の前に現れて]
あら、こないだ振りじゃない。
お姫様。
[にっこり笑って青薔薇を出迎え。言葉を続けながら]
この前は良い所で邪魔が入っちゃったけれど。
今日は誰も邪魔は入らないだろうし。
あたしと遊びましょうか?
[そう言って青薔薇にも微笑みかけた。]
にかいどう?
「にかいどう!」
〈だれそれ〉
《さー?》
[青薔薇に二階堂と呼ばれるが、...の事だとは気づかないまま、青薔薇の上をくるくると回る。]
ますたー?
「ますたー!」
〈ねーますたー〉
《ぼくのはなしもすこしはきいてよー》
[青薔薇が出て行こうとすれば、それを止めるアンクルの周りで騒いだりして、アンクルを妨害してみたり。効果があったかは知らない**]
カンナギ様! ――と………… とおりすがり様!
[匿名性の高い名前はメイアルのことらしい]
お花の方は……!? っ……!
遊び、ですか。 ジャンケンでしたら、構いませんが……
そういう遊びでは、ないのでしょう?
[ジャンケン、と言われれば笑みを見せながら]
そんなのでお互いに納得のいく決着が付けられるなら良いんだけれどねえ。
そうも行かないでしょう?
[困ったように笑うと、彼女に黒剣を向けて]
――ええ、そうですね……ッ!
[黒剣が飛んで来れば、だん、と地を蹴り飛び上がり]
戦闘形態解放《デュエル・フォーメイション》!
[凍れる剣《アイスブランド》で叩き落とす。
サァ……ッ、と闘気の凍気が白く煌く。]
この前の続きでも、なさるおつもりですか?
─ジンロウ町、2(20)丁目辺り─
[バトル警報の発令されていた地域から、まろんに向かう途中…だったのだが]
遠い………。
って言うか、微妙に迷ってる気がするんだけど。
[誰に言うでもなく、ごちる。
縦横無尽に駆けずり回る某ジャスティスとは違い、広きジンロウ町を完全に把握している訳でも無い...は
見事に、迷っていた]
えーと、こっちがさっき来た道で。
こっちが、多分、駅の方で。
こっちが…?
[頭に疑問符を沢山浮かべながら…。
暫くすれば、徒歩を諦め、空から向かう事を選ぶだろう。
しかし、《声》を紡ごうとした、その時]
[唐突な轟音と共に、空から降って来たのは、隕石(>>1:761)や炎(>>15)
余りに唐突すぎて、呆然とソレを見やる…も、直ぐに我に返り]
何かハルマゲドン起こってるんですけど…とか、言ってる場合じゃない!
《殲滅の弩》、《対なる白》
──両起動。
続け、我の意思繋ぐ黄金の両の手よ。
《魔法使いの力/意思を持つ両の腕》
[自らは弩を、召喚される腕には白磁の二丁を。
降って来る隕石に、...が片端から砲撃を加えれば、両の手が砕けた飛礫を小さくしてくく。
順調にソレは繰り返され、1(10)程の隕石を破壊したであろう]
[しかし…己を狙う凶弾には、気付いていなかった。
後ろから狙う、怪人の放つ弾は…]
[16 55↑にて外れる(頬を掠める) それ以下であれば、凶弾の餌食に]
──ッ!
[…唐突に腹部にはしる、鈍い痛みと鋭い熱
怪人の放った弾は、見事に腹部を貫いただろう
激しい痛みに苛まれる...、既に魔法を操れる状態でなど無く
煌く両の腕は消え、《銃》達は、アクセサリの姿に戻り…。
カラン、と乾いた音を立てて、その場に落ちた]
ま…まだ……。
まだ、炎だって…消さないと…行けない…の……。
[隕石が降り、炎が燃え盛る町の様子だけが目に届く
そんな災禍の中、何も出来ないまま…。
──徐々に、意識は遠ざかっていった**]
─ビル街─
[カカッ、カカッ、カカッ……]
[ビル街に走る、場違いなガラスの蹄鉄の音]
おばあちゃま……。嫌な予感がするわっ、無事でいて……!!
[そこへ、異様な形になった倒潰寸前のビル]
……!
あ、あれは……!もしかして、第1(48)話で使った、時間停止の魔法?!
るーこ様!!
[動揺のあまり、役名で叫びながら、ビルが倒れようとしている方向へ、ユニコーンを急がせる]
[+裏+通りで、トメ子を発見!]
おばあちゃま!!
[ユニコーンから、滑り下り、動けないトメ子を、抱きしめる。ユニコーンをしゃがませると、必死でその上に押し上げた]
[トメ子の硬直が解け、ビルの崩壊が再開するまで、後──4(5)分]
[ユニコーンに、自分も乗り込もうとしたところで、近くから赤ん坊の泣き声を聞く。逃げ遅れたのだろうか]
……。
[素直な気持ちで言うと、自分とトメ子以外は、どうなってもいい]
[しかし、これと似たようなシーンが、19(48)話にはあった。あの時、るーこは身を挺して子供を庇って……]
[ここで、赤ん坊を見捨てたら、トメ子は何と言うだろうか]
[いや、トメ子の時間は止まっている。黙っていれば気づかれない]
……!
[悩んだのは、80秒。結局アニュエラは+半+]
半:安全圏にトメ子を下ろして、泣き声の下へすぐ引き返した。
丁:トメ子を乗せたまま、声の方へ向かった。
─時間停止解除まで、後2分─
おばあちゃま、ここにいて!
[見つけた正義側の防御シェルターに、トメ子を寝かせると、アニュエラは倒潰するビルの陰の中に戻った]
あたしとしたことが……、まるで正義みたいなことを!
[舌打ちしながら、ユニコーンを駆けさせる]
─時間停止解除まで、後1分─
どこなの!泣きなさいよ!助かりたくないの?!
[ふいに止まった泣き声に、目標を見失う]
[このままでは、自分の身も危険だ]
[戻ろうと思ったときに、たくさんのミニサイズの服が干されている民家に気づく]
─時間停止解除まで、30秒─
[シャーン!という音を立てて、ガラスのユニコーンが、窓をぶちやぶる]
いた!
─時間停止解除まで、後10秒─
[ユニコーンから下りる暇もない。すり抜けざまに掻っ攫う]
[赤ん坊の抱き方なんて知らない。手綱を持ってないほうの腕で、不恰好に抱く]
[美しいアニュエラに相応しくない姿だが]
[今は構っていられない]
─時間停止解除まで、後5秒─
[シャリ……シャリ]
[無理をさせたユニコーンから、ガラスが破片となって落ちていく]
後少し……頑張りなさい!後少しでいいのよ!!
─時間停止解除─
……!
[ミシミシと音を立てて]
[空が落ちてくる]
[アニュエラはまだ、ビルの陰の中]**
……!
[向かい来る刃をすんでのところでかわす。ぴし、と頬に一筋、亀裂が走る。]
斬魄剣《ソウル・スティンガー》の一種のようですね。
[幻影の身体に血が流れることはないが、す、と指先で拭うような仕草で瑕に触れ]
――なるほど。
ひとつ、宣言させていただきましょうか。
[無論、かわしきれなかった訳ではなく―――― か わ し き ら な か っ た のだ。]
あなたに、世界は壊せません。
戦闘形態解放=攻撃
《デュエル・フォーメイション=オフェンシヴ・モード》ッッ!!
[左手の盾が形を変え、もう一本の剣を形成する。]
あなたが闘いを望むのならば、私も受けて立ちましょう。
[一方の剣で追撃を抑え弾き返し、すかさずもう一方の剣を振るう。白き凍気《ダイヤモンドダスト》が舞い踊る!]
[...が倒れている傍ら、突如、弩を模したアクセサリが光を放てば]
── リカバリオーダー、起動。
《異物の排出》、《壊死細胞の再生》
《出血量の算出》、《不足分血液の生成》
《ショック状態のリカバリ》
《対象:持ち手『オーナー』 カルロ》
[淡々とした機械音声と共に、アクセサリに込められた魔力が...を包み込むと、腹部への傷を徐々に《消して》行く。
5(10)分程経った頃には、傷は完全に塞がり、
そう経たぬうちに、...も目を覚ましただろう]
あれ、ボク……。
[意識を取り戻せば、先程の出来事を整理し始めるだろうか]
[《ダイヤモンドダスト》が襲ってくる刹那、指を弾くと彼女の周りを火炎流が包み。青薔薇の放った凍気を緩和していく]
壊せるか壊せないか。
それはあたしが決めることよ?
メルクリス!
[文字通り影に控えていたメルクリスが、闇の力を解き放つ。《霊喰い》それは文字通りに相手の魂を食らう闇の力]
……ふっ
[それと合わせるようにして、魂すら傷つける魔剣で切り込んでいく。73(100)…70以上で彼女の魂にも何らかの影響はあっただろう]
隕石と炎を潰したり、消したりしてたら…なんか、急に、お腹が痛んで…。
…なんでかわからないけど…力が入らなくなって、それで…。
[記憶は、意識を失う直前をフラッシュバックする]
…そう、炎を消さないと、隕石をどうにかしないと…って思ったのに。
どうにも出来なくて…。
[既に、見える範囲の43%は炎に包まれていただろうか
先程は、もっと小さかったはずの炎。
今では、恐ろしい程の勢いで燃え盛っている。
…ぐっと、自責の念に潰されそうになるのを、必死に堪える様に]
─パァン!
[自らの頬を、叩いてみせただろう]
まずは、後悔より…どうにかすることだ!
[そろそろ隕石落下は残弾が尽きたらしい。
避難警報のレベルをひとつ下げてもいいだろう。]
志願していただける方は、チームを組んで地域の見回りをお願いします。
負傷者を発見したら、こちらへ運んで手当を。
あの天の火は神の怒りなどではありません。
守りましょう。信仰と生活を。**
[淡々と続けられる詠唱は、何時ものモノとは何かが違ったろうか。今までに弩に溜め込んだ魔力は、...の《チカラ》となり、一度の奇跡を引き起こす]
《魔法使いの両腕/終わる世界》、《魔法使いの慈悲/癒しと導きの恵雨》
──高位複合。
我の意思、それは彼の者の御力
我の祈り、それは彼の者の奇跡
天から捧げられし乙女の泪よ、今此処に奇跡をもたらさん。
彼の者の泪よ、全ての者に等しきやすらぎを与え給え。
して、全ての物にまた、安息《やすらぎ》を与え給え。
《魔法使いの両腕/聖女の救済》
──発動。
[それは以前、魔王の城で魔物を浄化していた最高位の魔法に酷似していて。
一帯に降り注ぐ雨は炎を鎮め、同様に注ぐ光は、降り続ける隕石全てを無に帰していく。
暫くすれば、見渡した部分の炎、隕石は跡形も無く消えていただろう**]
[――ばきり。]
[重なる剣撃に音を立てて、幻影の5(10)分の1ほどが砕け散る。]
無駄です。
……まだ、判らないのですか。
[両手の凍れる剣《アイスブランド》を振るう度に、凍気が舞い煌めく。その剣圧だけで、空気が裂け、凍りつく!]
――あなたの剣では、世界は斬れぬということが。
[襲い来る刃を防ごうともせず、果敢に斬りかかる。78が70以上であれば、それ相応の効果。]
―ちょっと回想―
…あれ?いいの?
ンじゃあ遠慮なくー…
[半ばダメ元の質問だったため、あっさり応じられる>>62とちょっと困惑。まぁ、当然妨害はされるんだろうってことだし…と思い直して気を引き締めたところで]
あれ、ゆー?
[姿を現した、ユーリ>>61]
お花のって…ぐらじー?
…どっかいったの?
や、そりゃそうだよね…
[まだ栄養剤を届けていないのに。そう思うと、自分の不手際に歯噛みする]
だったらなおさら急がないと…
ゆー、一人で行ける?
こっちすぐ終わらせるから!
[黒い剣を向けられ>>65対峙するユーリ>>66に一声かけて。自分に課せられた“勝利条件”を果たすべく、17体の鎧に向かったのだが…]
…まずったかも。
[相手にし始めて4(30)秒。自分の相手に彼らを選んだ選択をちょびっと後悔した。
なにしろ投げ捨てても投げ捨てても、それがどんな速度であろうと“影”を通じて戻ってくるのだ。しかもパーツに分解したところで効果なし。
相手の攻撃も、まったく当たる気はしないから負けはしない自信はあるけれど…。今は時間がない。
自分とは思い切り相性の悪い相手の能力にひとり歯噛みしていたら…ゆーが、黒い剣に切りかかられている>>79。
ユーリ自身は、気にも留めていないようだった>>83けど…]
…こらぁっ!!
[叱るような声は、切りかかったメイアルにか、それともかわそうとも防ごうともしないユーリに対してか。
手近にあったもの=交戦中の鎧を引っつかみ、今なおユーリに迫る黒剣の一本へと投げつけた。
それを操っているのがメリクリスの影であるとは知らず。黒剣が魂を砕く性質とも知らずに]
[髪に巻いていた包帯……とその中に混ざっていたいくつかの護符が切り裂かれ。辺りを幻影の蝶が飛び交っていく。それらは光を受けて乱反射して見せた。]
あーあ。
結構この護符高いのよ?
……ま、あたしのこれで貴方に止めを刺せるなんて事は思っていないさ。
けどね、さっきからあたしたちが無駄に攻めていただけだと思うの?
[蝶が舞い踊る中、漆黒の魔剣を青薔薇に向けて。さらに言葉は続けられていく。]
貴女、そんなに外見がやられてもあたしを切れるんだ。となると……傀儡には見えないし。大方本体が別のところにあるのでしょう?
と、すれば。
あたし達は、此処で『貴女』にダメージを与えるだけで良いのよ?そうすれば『本当の貴女』にも影響は出るんだし。
あたしたちはそれを観察してあげるだけ。
[薄笑いを浮かべてそう言った。彼女の本体さえ突き止めてしまえば。それで一気に終わらせることの出来るのだと]
さあ、青薔薇の姫。
もっと貴女の声を聞かせてもらいましょうか。
[そう告げると、魔剣で切りかかっていく]
だーよーねー!
[横合いからかかったメイアルの声>>87に、自分がてこずっている相手の力の理由が分かって得心する]
…いや、だからやっつけられるようになるってもんでも…ないっけどっさっ!!
[言いつつ、鎧の持つ剣をかわす。掴む。投げつける。
互いにぶつかり合った鎧が、派手な金属音を立てた9(20)10(20)]
んーと、つまりだよ?
[魔剣にぶつけたのは、一撃でその動きを止めた。お互いにぶつけた鎧も、辛うじて破壊することができた]
…似たもの同士なら効果アリ…ってことかな?
[なら。一度自転車を降り、止めた自転車から引き離すように鎧たちを誘導する]
…ほいっと。
[切りかかってくる剣を、身を沈めてかわす。+表+が裏だと、多少の傷は負ってしまうかもしれないが…至近距離の攻撃を身のこなしでかわす、ということはあまりしないから仕方ない。
ともあれ。身を沈めた拍子に、鎧の足を引っこ抜くように持ち上げて]
そぉーれっ!…っとっととと…
[持ち上げた鎧を、足を掴んだままぐるぐる回す、ジャイアントスイング。10(14)体の鎧を巻き込んで。
最後投げ飛ばした鎧は2(3)1:そのまま放り飛ばされ、大気圏突破。影を通じて戻ってきた。 2:メルクリスのほうへ一直線。 3:目が回って手元が狂った。ユーリとメイアルの乱戦エリアへ]
ちっ……やるわね。
メルクリス!あれをやるわよ!
[一旦青薔薇から距離を取り、無事に起き上がった甲冑の1体を彼女の牽制に回す。そしてメルクリスと視線を交差させると、呪文詠唱に入った。]
混沌に彩られた虚ろの刃よ
「闇の深淵に潜む者たちよ」
その血塗られし力を持って
「その忌まわしき怨念を持って」
我等が敵を切り裂かん事を
「我等が敵を呪い殺さん事を」
[怨霊と闇の刃が同時にカンナギに向かって突き進んでいく。その様を天空から見下ろせば、あたかも漆黒の十字架がビルの屋上に出現したかのようで]
『暗黒逆十字/ダークネス・サタクロス!』
侵せ、冒せ、犯せ!
―回想・少し前―
ほいよ。桜団子一丁。
おお、そこの。ありがとさん。
[青薔薇の娘>>45からの注文をふよふよ浮いているものが運んでいく。意外と便利な奴じゃないかと思いつつ、外を見れば町の火災は広がっていて。
案の定、外に出たそうにしている青薔薇の娘>>59を店の奥に引っ張っていく。]
これこれ。外は危険じゃ。
お前さんはここに…ん?
いや、お代がどうとか言うことでなく…あ、ああ領収書な。勇者様…と…
こら、うるさいぞ。静かにせんかい。
[反射的に領収書を書いたり、浮いているもの>>63に邪魔されたりしている内に、いつの間にか青薔薇の娘は店から消え失せていた。]
くぁー…目が回るるるる…
…って。やっば!?
[加速度を直線移動に使うことはよくあるけど、遠心力に使うのはほとんどない。
いくらかの鎧をしとめ、仕返しとばかりに飛んでくる魔法は大きく飛びのいてかわすことはできたものの。
三半規管をやられてくらんくらんしてたら、殺到する黒十字>>91]
容赦ないっなぁっもーっ!
[何とか意識を引っ張り戻し、ジャス天号に駆け寄って回避を試みたものの。
回避が遅れたうえに、二人の詠唱を伴う大魔法。12(20)が13以下なら、かわしきれずに大打撃を受けただろう。あるいは+表+が表なら、ユーリの障壁が間に合ってくれたかもしれない…と思いたい]
― 自宅で思案中 ―
ふむ〜。正攻法で情報をばらまいて相手を炙り出すのが無難でしょう。
悪側は『全宇宙邪悪連合ネットワーク』を利用しますか。
[説明しよう。
全宇宙邪悪連合とは、悪の組織の有志により暇つぶし兼スキルアップ兼情報共有の為に作られた組織であり、特に規定は無い“悪側”を自称する者ならば、加入も脱退も自由。
悪の団体らしさを保つ為、裏切りや悪用も許可されているが、清く正しい悪を貫くためにはある程度の打算や利害関係も大事になってくるので、何だかんだで均衡は保たれている。
正義のヒーローを自称するみんなは、ハッキングして情報を覗き見しようなんて考えちゃダメだぜ☆]
ジンロウ町にて、かくかくしがじかな事態発生。能力所持者不明な為、注意されたし。っと。
後は正義側の皆さんですね。直接訪問で、助けを求めればきっと食いついて来るでしょう。
正体がバレると困るのでまずは変装た〜いむ、です。
[上下。左右。すべての動きを封じようとでもするように、漆黒の刃が迫る。
自転車を漕ぎ出そうと、力をこめる時間もあればこそ。
移動しうる空間をすべて圧さんばかりに、黒い十字が視界を埋め尽くし――]
(あー、死んだかな。これ)
[なんて思う頭は、案外に冷めているものだった。
『速さ』という物理的な力では抗せない、怨嗟と闇黒の力が、肌をちりちりと粟立たせんばかりの眼前に迫り。
そして。
視界が
反転した。
その目に映ったのは、黒か。あるいは白か。
再び開けた視界に映っていたものは――**]
[変装た〜いむ!]
[・いつものウサミミコスチュームを解除…16(20)
・目にはカラコン…2(10)
・特殊メイクでイメチェン…10(30)
・メガネをかけたり髪型変えたりしてもイメージ変わるんですよ…6(10)
・口調も変わっちゃうのです…5(10)
・声も変えてみたり…1(10)
・諜報員能力で補正…29(30)
そして、鏡を見てみる。]
さて、どんなものかしら。
[鏡に写るその姿は69点程度の変装。]
ん〜、欲を言えばもうちょっと欲しいところだけど、ま、こんなもんかしら。
人が集まりそうな、喫茶店やアニーさんのお店は外せないとして、教会やおばあちゃまのお店にも立ち寄った方がいいかもしれないわね。
それから、あの運送屋さんにもジャスティスをお届けしていただこうかしら。ふふふ。
― 用意を済ませて外へ ―
― 2丁目→3丁目中央街付近へ向けて移動中 ―
……今回はやけに派手なのね。
いつもニュースが流れている魔王さんなら、もうちょっと局地的にやるはずなのに、今回は別の方が動いているのかしら。
隕石に、火事に雷なんて。
……火?まさか。
[1(6)/5(6) が両方0or1の場合そのまま任務優先。それ以外なら嫌な予感がする。]
[頭に浮かぶのはグラジオラスの顔。そして3丁目の公園。
花の守護者の彼女がこの状況で大人しくしている訳が無い。
鮮明に思い出す>>1:687の会話。]
栄養剤!!
[さらに記憶を辿る…>>1:733]
…っ!!
でも。この町にはヒーローもたくさんいるし、今はテクノロジィ情報をばら撒かなくては……。
……………。
ああっ!もうっ!!
[やっぱり気になって駆け出してしまう。12が25以上なら気絶しているグラジオラスとばったり遭遇。]
やれやれ。あの娘、どこに行ったのやら。
ああ、ワシじゃ。
お前さんといっしょにおった青い嬢ちゃんが、1人で外に出たんじゃよ。
すまんが、見かけたら保護してやっとくれ。
[ぶつくさ言いながら、ジャスティス急便の短縮ダイヤルを押して電話を掛ける。
そして、留守電だろうが相手が出ようがやっぱりお構いなくそう言って、電話を切った。
無論、既に二人が一緒にいるのも、カンナギが大ピンチを迎えているのも知るはずもなく。]
― 3丁目公園 ―
いない。気のせいだったらいいのだけど…。
もしかすると喫茶店にいるかもしれないし、途中で手がかりが見つかるかもしれないわね。
[嫌な予感とばったり遭遇再判定。
6(6)/4(6)/41]
[嫌な予感が強まり、さらに注意深く捜索を続けると気絶しているグラジオラスを発見。]
「おねーさんっ!!」
[変装している事を忘れて普段の口調で必死に呼びかける。彼女は目を覚ますだろうか**]
[どん、とカンナギの身体を突き飛ばし――]
[その身で十字架を受け止める。]
[パァン!]
[弾けるように凍気《ダイヤモンドダスト》が舞い散り、青薔薇の幻影は―――― 跡形もなく消え去った。]
― 硝子の牢獄 ―
[ガシャン。]
[16の柱のうちのひとつが、静かに。崩れ堕ちる。]
[青薔薇の白い身体には。茨の創った傷以外、存在しない。
髪の毛一本にすら満たぬ幻影。幻影如きから、世界へ繋がる筈もない。]
[ばらり。]
[青い薔薇の花びらが散れば、再び幻影は生み堕とされる。]
―ジンロウ町―
[さて、新しい幻影はどこからやってきた?]
[ ぐー:中心部の噴水
ちょき:[喫茶店マスター アンクル]の傍に流れる川
ぱー:中立亭の店主がひねった蛇口
+パー+]
[青薔薇の幻影は消え去り、カンナギも《暗黒逆十字》の余波を受けて倒れ伏した]
ふふ、今回はあたし達の勝ちだね。
ああ、彼はそのまま放って置いていいよ。
回復すれば、またあたしを楽しませてくれるんだろうしねえ。
[そう言うと屋上から地上を見下ろした。隕石、火炎弾、雷撃と連打された地上では幾人かが必死に救助活動をしている様も見受けられて]
―喫茶まろん《中立亭》―
[ずべしゃあ。]
[店主が蛇口をひねれば、水道水とともに、ぬるっとユーリが流れ出る。]
……あら、こんなところに。
ごきげんよう、店主様。
[瑕ひとつとない、まっさらな幻影は、にこり、と微笑んだ。(注:流し台の中で。)]**
さあ、行こうか。
[メイアルとメルクリスの2人は、幸いな事に顔が割れてないか。彼女らを知っていても今は復旧でそれどころでは無い連中の合間をすり抜けるようにして現場から去っていった。]
次は、もっと楽しい物語にしましょうかねえ。
[そう言って薄く笑った。今回は正直運が良すぎたこともあり。次回はどうなるものかと少しだけ思いながら。取り合えずは紅茶が飲みたいだなんて暢気に考えていたとかなんとか]
……ふむ、必要なものがちと足らぬな。
戦闘員C、このメモにあるものを買出しに……。
ペグラスを知らぬ?黄色い粉末で……いや、ワシが行くか。
アニュエラの店に確かあったはずじゃ。
[アジトを出て、道具屋へ向かう途中。
3丁目を歩いていると、ふと目にとまったのは花の人]
あれは……花屋?!
[気絶している様子のグラジオラスと、すぐ傍に見える謎の女性。
向き直って、サングラスを軽く上げて、しげしげと眺め]
悪の臭いがするの。お主の仕業かや?
―回想・中央街付近―
[紹介された物件に向かって歩いていると、突如上空から不穏な気配を察知する。 見上げればそこには赤く燃える隕石群が]
んなっ!? ・・・なんという試練、この程度を打ち砕けぬようでは正義など名乗れぬというわけかっ!!! 団長殿ォ、店主殿ォ 俺はこの試練を乗り越え打ち砕いてみせますぞぉぉぉぉ!
ウオオオオオオオオオオォォォォォォォ!!!
爆 砕 連 弾 !
[付近の屋根を足場に隕石へと連続で気合による遠当てを放ち続ける。 少し離れた場所では、>>1自尊心を完膚なきまでに木っ端微塵にされた隕石が見えただろう。]
・・・あちらの方角には恐ろしい使い手がいるようだ。
[色んな意味で恐ろしい使い手がいたらしい]
のあぁぁぁぁぁ?!!
[今日も今日とて、中立亭から絶叫が響き渡る。
いや、よくあることではない。決して。断じて。絶対に。]
[手を洗おうとひねった蛇口から少女が流れ出してくる>>109など、長年ジンロウ町に暮らしていても初めてのことだった。]
な、なんじゃおぬし、なんでこんなところから――
いやそもそもどうしてこんな――
というか、なにがあったんじゃ――
のまえに、まずはそこから出い――
――い?!…ててててて……
[泡くった声をとぎらせて、腰をおさえる。
どうやら、腰抜かした拍子に、ぎっくり腰になったらしい。
くーっ、とか言いながら、床の上で丸まった。]
―回想・次回予告風味―
[迫り来る隕石! 燃え上がる炎! 轟く雷鳴!
ジンロウ町に危機が迫るっ!
そんな中、幾人もの正義が倒れ悪が跋扈する。
止まる時間の中倒れる魔法老女、駆ける元悪女!
力尽きる花少女、任務と感情の狭間に揺れる悪の末端情報員!
幼女は憂鬱に悪を指示し、魔砲の少年は凶弾に倒れる!
神父は人々を災害から誘導し、教授は己のために人々を災害地から散らす!
正義の配達便と青い少女は黒い十字架に倒れ・・・謎の少女と影の男は笑みを湛えて悪事の限りを尽くすっ!
そんな中、常に元凶たる今は名を持たない魔王は静かに無感動な笑いを残して消え去り・・・黒衣の爆裂漢は町を駆け巡る!
狂乱と混乱に見舞われたジンロウ町の行く末はいかにっ!?
次回 英雄たちの挽歌〜決戦ジンロウ町!!〜
第33話 「正義と悪も金次第!?」 お楽しみに!
謎の声「こ、腰がっ・・・!?」]
―次回予告風味続き・提供―
「いんせきだ!」
〈またか〉
《ちきゅうがもたぬときがー》
『νガン○ムは伊達じゃない!』
少年の声「なぁ・・・二階堂さんだっけ、アイツとアリアさんの猫何を言ってるんだ・・・さっきからエゴとか?」
少女の声「さぁ・・・私にもよく分からないわ。」
この番組は以下の提供でお送り致しております。
『おしゃぶりから棺桶まで、アニュエラの道具屋』
『中立故に誰でも歓迎、中立亭』
『世界に救いを、聖ゲルト教会』
―終わり―
―回想中―
爆 裂 熱 風 ! (ズゴォォォォォ!)
[町のあちこちに飛び火した炎を気合を込めた熱風でかき消していく。 >>82遠くの方では隕石と炎とを鎮圧する聖なる光が見てとれただろう]
どうやら町のあちこちで正義の者が動いておるようだな!
俺も負けてはおれんっ!
ドォォォォォォォッセェェェェェェィ!
[迫り来る隕石を拳(素手)で砕きながら町を駆けていく。 熱き心と燃える魂で何故かダメージは皆無。 チートである。
暫く駆け巡っていると<<女幹部 エルヴァイラ>>の付近へと辿り着くだろうか]
―『明家計画』アジト付近―
随分と遠くまで来てしまったな、ここはどこであろうか?
む、また隕石がっ!
「キェェェェェェェェェェ――――ッ!!」
[>>5 とあるアパートの屋根の上にいた着物姿の男が奇声と共に手に持った刀を一閃ッ! それはこんにゃく以外に斬れぬ物などあまり無いと言われる名刀であった。]
ぬ・・・かなりの使い手っ! できるなお主!!
いつか手合わせ願いたところであるぞっ!
[見事な手並みに興奮したのか、かなりの大声で着物姿の男に呼びかける。 その声は建物内にいた人物まで聞こえるだろうか]
[粗方片付けば、広く周りを見渡して]
この一帯は、もう大丈夫と。
[気付けば、隕石の雨は既にやんでいたか。
どうやら、残るは炎のみである様で…《救済の雨》さえ降れば、直ぐにその勢いを鎮めて行くと、考えを巡らせる]
《魔法使いの腕/天翔ける遣いの衣》
我、導き手として天を翔けよう。
呼応せよ《救済の奇跡》よ、導き手たる我に続け。
[翼の生えた衣を身に纏い、天に飛び上がる...。
続く《詠唱》の効果だろうか、癒しの雨を降らせる雲は、後を追うかの様に、ゆっくりと動き出し。
...を中心とした半径1566m程度の位置であれば、癒しの雨によって、炎は鎮まって行くか]
[天を翔けている最中、誰かしらの姿を見つければ、相手の所に降り立ったろう]
[その相手は、<浮いてる何か>]
[結構な距離を飛んで来た...、追う様に浮かぶ雲の規模からして、恐らく粗方炎は消えて居ただろう
空から周りを見渡しても。
…少し先で聞きなれた叫び声が聞こえた以外は、特に何も無い様だった]
…あ。
[見渡した際に目聡く見つけたのは、本来目的地であった『喫茶まろん』
...は、見つけたと言わんばかりに、地に降りて店の扉を開くだろうか]
[きっと、入った途端に見つけたのは]
+表+
[表:腰を抑えて呻く店主 裏:それ以外の、寛いでいるであろう面々]
―『明家計画』アジト前―
「ひぃー、全く。この町じゃ雨の代わりに隕石が降ってくるのも日常茶飯事なのかねぇ……」
[両手をズボンのポケットに入れたまま、雨を避けるように隕石を避ける煙草を噛みながらドタドタと帽子の怪人がアジトへと戻ってこようとするが]
「おや、アイツは確かお嬢が言っていた……」
[すぐさま物陰に隠れて、懐から携帯を取り出してメールを打った]
―『明家計画』アジト―
うっさいのじゃ……って貴様は……っ!!
[窓を開けて、外を覗くとドンファンの姿(>>118)。尾行していたつもりで逆に付けられていたのかと瞬時に誤解した]
『どうりで住居物件探しなどと惚けた行動をしていたと思えば……アニュエラに魅入られているのも演技かも知れぬな』
どうする……考えろ。考えるのじゃ……。
[その時にメールが着信。待ち望んでいた怪人からの連絡であったが、今はその報告よりも先にやらせることが出来た]
おい、大介。撃て! 撃ってしまえっ!
[これまでの彼女にしては軽率で粗忽な判断。考えなしであったが、すかさず電話をかけてついそう命令を下してしまう]
―『明家計画』アジト前―
「やれやれ女のヒステリーは手に追えねぇ。あんなちんまいナリしてても余計な所だけはご立派なレディときているから始末に追えねぇ。お嬢、俺ぁ、降りるぜ……ま、出来たらだけどな」
[折り返しエルヴァイラからの指示を受けると、新しく煙草をつけなおし、口に咥えつつ渋々といった口調でボヤく]
「連発は暴発……じゃない暴走の危険性があるって言ってたのはお嬢自身だった気がするんだがなぁ……まぁ、俺にはコイツがあるしな」
[帽子を被った怪人は懐からS&W M19コンバットマグナム風の拳銃を取り出すと、興奮している様子のドンファンの背中に向けて一発。39。96以下なら命中するだろう]
―『明家計画』アジト前―
[怪人の銃撃は無防備なドンファンの背中の真ん中に命中。だがその銃弾は、彼の背中に当たったにも関わらず、まるで体の中に吸い込まれてしまったのか、ただの幻影だったかのように消えていった]
?
[ドンファンは微かでも感覚を感じたのであれば、怪訝そうな顔をして後ろを振り返ったであろう。彼の視界に撃ち逃げしていった怪人の姿は*捉えられてであろうか*]
>>111
[JJがやってきたのはちょうど、彼女を抱きかかえていた頃だろう。]
( ま ず い
このタイミングは想定外だったのです。)
誤解ですわ。私もこの子が倒れていたところにたまたま通りかかっただけです。
私の仕業ならば、この様に抱きかかえているのは不自然ではありませんか?それと、この子は確かにお花を大事にしていますが、「花屋」ではありませんよ?
[顔見知りだと思わせる為に、あえて『この子』と呼び、『花屋ではない』事を伝えた。]
―回想―
……ゆー?
[何とか脱出の方法を考えようにも、目の前に迫ったあまりにも明白な脅威に頭がどうにも働かない。
だったらせめて走馬灯でも流れないもんかなーそしたら諦めもつくかも知んないのに。などと場違いにのん気な思考が脳裡をかすめ。
そして。
突き飛ばされた。>>104]
………っ
[その事実を把握するのに、時間がかかる。あるいは、把握したくないことだったからかもしれなくて。
けれど。それがまぎれもない事実だと知らしめるように、冷気…凍気まじりの力の余波が、容赦なく吹き付けた]
……勝…ち…?
[ああそうか。自分は負けたんだな、と。遠く聞こえてきた声>>108に、ようやく思い当たる。
それはいけない、と。勝たなくては、魔法を止めてもらえない、と。全身に力を込めても、隕石に焼け焦がされ、火災現場を走り回って倒壊するビルの中を飛び回り、挙句の果てに黒十字の力を間近に浴びた体は、ぴくりとも動かない]
……?
…見逃して……くれた…のかな…
[いつまでたっても、覚悟していた何がしかの破壊音も聞こえず。話していた声も、いつの間にやら消えている>>110]
……ゆー……
[ぽつり呟き。いつか握手を交わした手を、ぼんやりと眺める。そして。意識はそこで、途切れた]
―23分後。ジンロウ町中心部、戦場となったビル屋上―
……んっ…
[目を覚まさせたのは、携帯電話の不在着信を知らせる着信音。
ぎちぎちと痛む体を動かして、何とかそれを、耳に運ぶ。
聞こえてきたのは、ちょうど戦闘していたころにかかってきていた、留守番電話>>100。
聞いて、改めてユーリがそこにいないことを思い出して。
ぼんやりと呆けたような声で、リダイヤルする]
…ごめん、おっちゃん。
間に合わなかっ…
…はぁっ!?
[電話口の相手が口にした衝撃の事実に、思わずがばりと身を起こして。拍子に悲鳴の大合唱を上げる全身の筋やら関節やらに、思わずその場でのた打ち回る]
〜〜〜〜〜〜……ッッッッッ!!
ご、ごめんおっちゃん、それホント?
うん、うん、あー…いや、やっぱいいや。
自分の目で見たほうが早いよね?
[改めて再確認。目の前で散ったかと思ったユーリが、喫茶まろんに戻っているというのだ。しかも、蛇口から>>109>>114。
そのことを電話口に聞きながら、痛む節々をこらえながらジャス天号を立たせ、身を預けるようにしながらそれに跨る]
うん、うん。ンじゃおっちゃん。いったん切るよ。
[ぷつん。電話を切って。呆気に取られたような表情のまま、自転車を漕ぎ出す。
最初は多少よたついたりもしたけれど。一度漕ぎ出してしまえば、その速度は衰えていなかった]
―68秒後・喫茶まろん―
…ゆー!
[戸口をくぐり、そこにいたマスターに一声挨拶をして。
その場にいた、瑕ひとつない姿に駆け寄る]
うわー…ゆー、本物だよね?
[ぺたぺたと、遠慮なしに触って。確かめて。もしかしたら本物?っていう問いには否定の言葉が返ってきてもおかしくなかったけど。
そんなことは気にしない。
一通り確かめ終えて]
[がばり]
[問答無用に抱きしめた]
よかった。
うん、よかったよ。
[にこにこと呟きながら、抱きしめたときと同じ唐突さで、身を離す]
いろいろ聞きたいことはあるけど…
[安心したら、ようやく頭が回りだした。まだ、いろいろとやるべきことは溜まっている]
またあとで聞かせてよ。
ちょっと行ってくるから。
[一声だけ言い残して。慌てたような足取りで。まだ少し痛む体に、よろめきながら。
来たばかりの喫茶まろんを、勢いよく飛び出して行った]
―20(60)秒後・あにゅーンち―
まいどー…って。
いないっか。
[思えばさっき来たときもCLOSEの札が下がっていたことだし。当たり前かと頷きながら、その店先に出しておいてくれた栄養剤を手に取る。
その代金と。改めて値札を確認した軍手の代金と。
合わせた額を、財布の中に確認して]
ってことは。
探さないと、かな
[代金の支払いのために、アニーを。栄養剤の配達のために、グラジオラスを。
それぞれ探すために、町の中へと、自転車を漕ぎ出した**]
[背後からの狙撃には全くこれっぽちも気付かない様子で窓から顔を出したエルヴァイラに笑いかける]
おぉ、お主は先日会った子ではないか!
あの時はすまなかったな、以後も元気でいたかな?
子供は元気が一番だからなっ、ハッハッハ!
[建物を見上げて笑っている様子は、そこら辺にいる気の良い兄ちゃんといった風情である。 一通り笑った後は屋根の上にいる人物へ向けて言葉を発しその場を離れるだろう]
そこの刀を持った御仁、この建物を守ってくだされ!
子供を守るのも我々の役目! 頼み申したぞっ!
[正義側と勘違いしてるわけである。]
―ジンロウ街・1(20)丁目―
[街中を走りながら考える]
この無差別な被害・・・おそらくは魔王殿ではござらんな。
あの悪を貫く姿勢からは到底ありえぬ。
[燃え落ちる魔王城(樹)の中で魔王が見せた表情と、その行動を思い出して結論付ける。 それは多分に想像と願望が入り混じっているが間違ってはいないだろう]
しかし、あの時の傷が元で何かしらの事態が起きているとすれば・・・俺も他人事ではない、魔王殿の元に向かわねばっ!
ウオオオオオオォォォォォォォ、魔王殿ォォォォォォ!!!
[熱き雄たけび(凄く煩い)をあげながら街中を爆走していく。 その姿を誰かに目撃されれば声がかけられるであろうか]
―???(少し前)―
派手よな。
おかげで楽になったわ。
では我も少し華を添えてやるとするか
[同時に手の中の勾玉が揺らめくが、今はまだその理由を知るものはいない]
―そんなこんなで、時間解除されたビルの陰―
クク…珍しい姿が見えたものだ
[アニュエラにしては美しくない点。子供を救っている点
そのどちらも含めて笑いながら、いつの間か現れた魔王は倒壊してくるビルを片手で支え、そして、小石でも投げるようにほうり捨てる。
その直後、ヒーローやら怪人やらの悲鳴が聞こえた気がするが、どうせ丈夫だろうと思ったり、その行為により連鎖的にビルが3(6)。住宅が1(6)ほど崩れたがそのどちらにも気にしなかった。]
[JJが納得したかどうかは微妙な反応だったが、どちらにせよ「大丈夫」と押し切る事にした]
長居は禁物のようね。
[二人になったところで携帯電話からジャスティス急便へ電話する。]
ジャスティスを2件お願いしたいのだけど。
[まずはグラジオラスの栄養剤を届けてもらいたい、もう一件はその場で伝えるとの旨を話す。]
― 17秒後 ―
「まいど!あなたの町のジャスティス急便です!」
流石に速いわね。ありがとう。代金の方は私が立て替えておくわ。
もう一件なんだけど、ちょっと特殊な依頼になるのよね。
[そう言って一通の文書を取り出す。
概要は『ジンロウ町にて、かくかくしがじか』とテクノロジィに対して注意を呼びかけるもの。]
これが悪用されたら、危険だと思わない?
だからね、あなたが信用出来るヒーロー達にこの“情報”を届けて欲しいの。
この『ジャスティス』、引き受けてくれるかしら?
[火傷の痕が残る腕をビル投げ飛ばした後感触を確かめるように手を軽く振り]
…なんだか暑苦しそうなのがきたな
[少々呆れたように息を吐きながら、土煙と叫び声がする方向へと体を向けた]
―倒壊したビル付近―
な、なんだあれはっ!?
[大質量のビルが『飛んでくる』光景を目の当りにして流石に一瞬動揺する。 が、すぐさま飛び出し吹き飛んだ瓦礫等による二次災害を防ぐために気合を発する]
ウオオオオオオォォォォォォ、吹き飛べェェェェ!
熱 波 爆 風 !
[まだ無事なビル群を背にして熱風の壁を作り上げ瓦礫を吹き飛ばす! 無事なビル群付近にはアニュエラとトメ子の姿があったかもしれない]
ゲッホゲホ・・・何も見えんな・・・
[吹き上げた熱風と粉塵によって視界が塞がれる。 >>137暫くして視界が晴れた向こう側には溜息をついている魔王の姿があった]
おぉ、魔王殿ご無事であったか!!
っと、その前に・・・この街を襲う隕石・火事・雷はお主の仕業か? もしそうであるならば、正義の者として、「じゃすてぃす」を申し付けねばならんっ!
[カンナギの姿を思い出しながら魔王へと問う]
[アニュエラとはなんらかの会話をしたかもしれないが、こんな熱風やらで会話も続けれるはずもない]
ふんっ。無事に決まっておろう。
ああ、これか。
これは我の仕業ではないな。何せさっきまで寝ていたものでな。
[ほぼ本当だが寝ていたのは嘘である]
―夢の中?―
――何やってるのさ、そんな所で寝てちゃダメじゃない。
早く花達や人々を助けに行ってあげなきゃ。
煩い、誰が寝ているんだ。私は今ビルに向かって移動している所で、何を護るとかそんなものを貴様に指図される覚えはない。
――僕のすぐ近くで寝てるじゃない。あーあ、間抜けな顔。というか真っ青。
何…?
――言っておくけど、僕が君に力を与えたのは無差別殺人をさせる為じゃないって事は解ってよね。
まー、その辺は適当に選んじゃった僕の責任でもあるんだけど、ちょっとずつは理解してくれてるみたいだから良いか。
貴様、まさか。
―グラジオラス、この話はまたこの件が片付いてからしようじゃないか。今は…そうだね、気になっている人の為に目を覚ましたらどうだい?
あのウサミミの子とかお婆さんとか色々な人の為に。
おま、花の王…か!!
―そうそう、今なら世界終末回避祈願キャンペーン中でチキン1ピースと烏龍茶(S)を無料でプレゼントしてるからまたおいで。
ちょ、花の王、それとこれとは…関係ないだろこの大たわけが!!
「だがチキンは貰いに行くから覚悟しておけ!!」
[と、大声を上げて目を覚ますと、見知らぬ女性とJJにバッチリ聞かれてしまったかも知れない。
そして視線の少し先には隕石によって半壊した、ファーストフード店の紳士人形が佇んでいた]
あ……い、いや、そのチキンが今キャンペーン中だとかなんとかという夢がだな…JJ、今のは聞かなかった事にしてくれるよな?
[訝しげな目線を送って来るJJに、弱々しくも十分な脅しを含んだ笑みを向けた。
傍の女性は見覚えがないが、気絶している間に聞き慣れた呼び方をされたような気もする]
うぐ〜、いてててて…。
くーっ、年は取るもんじゃないのぅ。つつ…
[床で小さくなっていると、じりりりと鳴る電話。
青薔薇の娘か誰かに受話器を取ってもらって出れば、聞こえてくるのはカンナギのくたびれた声>>128]
おお、おぬし、なにしとるか。
おぬしの…ええとなんじゃったかな、(と青い娘に名前を聞き)ユーリちゃんが今ここにおるぞ。
いや、蛇口から流れてきたもんじゃから、てっきりお前さんも下水道かどこかにいるものと…
…おお、とっとと来い。全速力じゃぞ。
[カンナギとの電話を切り、青薔薇の娘に声を掛ける。]
もうすぐカンナギめがここに来るはずじゃ。
その前に、ちっと手を貸してくれんかの。
とりあえずはそこのソファーまで…おおいてててて……
[青薔薇の娘やその場にいた人達の手を借りて、店の奥のソファーまで移動する。
カルロ>>120が来たのは、きっとそんなタイミング。]
[グラジオラスが目を覚ますと、すかさず問答無用でむぎゅり。そしていつかのように頭をぽんぽん。
そしてその場にいるであろうJJに聞かれないよう耳元で小声で囁く]
おねーさん、シャルです。とりあえず今は話を合わせて。
[JJがその場にいればそちらを向いて]
もう大丈夫なようですから、この子の事は私に任せていただけますか?
―喫茶まろん《中立亭》―
まあ、大丈夫ですか?
[なにやら大変なことになってしまった店主に瞬きして。
奥のソファまで彼を運ぶと]
いま、手当ていたしますからね。
エレメントおb――
[そこでカルロが来たため、癒しは発動せず+表+が裏なら店主の頭の上にししゃもが降ってきた。]
―回想・崩れゆくビル付近―
[静止した時間の中。
アニュエラの救出劇があった事など、無論知る由もなく]
[そして、再び世界が動き出した時――]
おお!? これは――
[どこかに向かって投げ飛ばされるビルの破片、そしてそれを更に吹き飛ばす熱風の壁。
時間停止の弊害で全く状況はわからなかったが、ともかく自分自身は無事だったらしい]
って、アタクシの事はどうでも良いんじゃ!
ビルの中に居た者は無事だったのか?
[周囲に居た者たちの顔を見回した]
―回想・了―
―現在・倒壊したビル付近―
[目の前で、ドンファンと魔王が何やら取り込み中なのが見えた]
これは魔王の仕業……ではないのかい。
魔王以外にこれだけの破壊力を持つ輩が居たとはねぇ……。
[滅びてこそいないが、そこかしこがボロボロになった町を見回し溜息を吐く。
破壊倒壊は日常茶飯事のジンロウ町であるが、それでもこれほど大規模なものは珍しい]
厄介事は重なると言うけどねぇ……。
ふむ、やはり魔王殿の所業ではなかったか。
いくら悪とはいえ・・・無差別広範囲に被害をもたらす等、何らかの宣言が必要であろうしなっ!
[正義として根本的にどうなのかという事を暑苦しく語りながら魔王の元へ歩んでいく。 近くにトメ子達がいるならば+裏+【表:気付いて声をかける 裏:気付かない】]
この前は助かり申した。
あの固まっていた人々は無事に救い出し家路に着きましたぞ。
色々あって駅前は色々と吹き飛びまくりましたがなっ!
[細かいところは、もの凄い端折った]
[予想より少々遅く、1分ほどでやってきたカンナギ>>129
が一直線に青薔薇の娘に飛びついて抱きしめるのを見れば、苦笑して視線を外す。
中途で止まった詠唱>>146の影響か、ぴちゃりと頭に落ちてきた海水を拭いつつ。]
あやつ、すっかり惚れおったかの。
[呟いた直後にはカンナギが出て行く後ろ姿>>130が見えた。]
やれやれ。せわしないやつじゃ。
まあ、若い内は走りまわっとるのが一番じゃがな。
[微笑ましげな、そんな述懐。]
そろそろ終わったところか
[服の埃を払い終えて呟いたところで、動き出したトメ子へと目を一度だけ向けてからドノファンへと戻す]
さて、それは悪にもよろう。
我は昔ながらのものゆえ礼儀として行うがな
[最も現在被災地などへの活動のためにこちらへと手を回す余力はなかったようだが]
この前か、我は何もしておらぬ。
ただ自己満足のために動いたのみよ。
[駅については深く触れなかった]
(魔王が人助け……?)
[詳細不明なまま行方不明になっていた魔王の行動の一端が、ドンファン>>149の言葉によって明らかになった]
あやつもわからんやつじゃのう……。
[熱弁を振るっているドンファンはこちらに気付いていないようだ]
おうい!
アタクシは帰るよ、ありがとうねぇ!
[詳細はわからないながらも、恐らく助けてもらったのだろうと判断し礼を言う。
その場にアニーが居れば、勿論彼女にも。
名残惜しいが、トメ子にもトメ子でやるべき事があるのだった]
―駄菓子屋「つるや」へ―
―3丁目公園付近?―
[しばらくの間、屋根を跳んでいた後から今まで自分が何をしていたのかを思い出せず、JJに自分は何をしていたのかを訊ねたりして少しばかり困らせていたり。
傍に居た女性が唐突に抱き付いて来て、頭をぽんぽんと叩くのにシャルロットを思い出すが、姿も声も違う]
あー、えっと…
[誰だ?と問おうとした丁度良いタイミングで、女性が耳元で囁いた。>>145道理で、と納得して大人しく彼女の言う事に頷いて話をあわせる事にした]
JJ、足を止めさせてすまん。
後…今の事は他の皆には黙っていてくれ。
―『明家計画』アジト―
ああ、ああ。そうか……ライフルの……は? れみんとんえむなな……ええい! ライフルでいいのじゃ! ライフルで! 拘りなんぞ知らぬのじゃ!
[改めて先ほどの怪人からカルロ(>>69)とドンファン(>>124)への狙撃成功の情報を電話で伝え聞いた。特に前者の出来事の詳細を聞くと複雑な表情に]
そうか。威力が大き過ぎたか。
『正直、殺傷はしたくないのじゃがの』
無傷無反動で、逃走を追跡されるのも困るしのう。
時限式というのがまた一手間じゃ。タイムラグをなくした完全版が待たれるのじゃが。
うむ、ポークとかいう怪人、ああ、アヤツが絡んでおったようで事態は厄介な……
はぁ? 関係ないじゃと! くっ……そうじゃな。威力を抑えたものを極力用意しよう。拳銃の方はこのままで良いのじゃな? ふむ。わかったのじゃ。
さて、そろそろじゃな……
―町のどこか―
「コピーです」「ペーストです」「「コピー&ペーストです」」
[書類のような表面をしたモノリス怪人が二体、遂になって現れた]
「ハァイ、コピー」
「なんだい、ペースト」
「実はこないだのことなんだけど、ウチのボスがねウンウン悩んでいたのよ」
「へぇ! 自分の猫の葬式で社員に香典を要求するような強心臓のボスがね!」
「それがね、聞いてみたらリストラで人員削減している最中なんだけどどうしてもあと一人、足りないって言うからアタシ言ってあげたのよ。「それなら目の前に一人いるじゃないですかって」」
「へぇー殊勝だね! それでキミのボスは何て?」
「自己犠牲の精神がお前にあるなんてなんて感激しちゃってるから、勿論続けて言ってあげたわ「アタシの目の前にほら、今ここに」って」
「そりゃあボスも吃驚だAHAHAHAHAHAHAHA」
「AHAHAHAHAHAHAHAHAHAHA」
[二人?の笑いにどこからとも無くわざとらしい笑い声が被さった]
「じゃあ行きましょう、コピー」
「そうだねペースト」
[そう言うと二人?は<<プロフェッサー JJ>>の能力をコピーした偽者を作り出し、町に放った。その能力は40%の出来]
なにごとだ?
「なにごとだ!」
〈どうしたの〉
《どうしよー》
[アンクルの叫び声に驚いて(?)そちらに近づいて行くと、シンクの中に納まった青薔薇を見つけて]
おかえり?
「おかえり!」
〈なんでそんなところに〉
《おいしいの?》
「『〈くわねーよ〉』」
【偽造怪人プロフェッサー JJが現れた!】
「ワシはプロフェッサー JJじゃー
ワシの全ては化学に殉ずるのじゃー
ひゃーははははは。科学の力で逆らうやつは皆殺しじゃー」
[知性も乏しく、出来はイマイチらしいその偽造怪人はローラーブレードのまま町中で適当な人家に押し入っては、自称科学の力とやらで爆発物を爆発させてみたり、カップラーメンを作って3分以上放置してみたりと、白衣をはためかせ迷惑行為に勤しんでいた]
「ひゃーはははは。ワシはプロフェッサー JJじゃー」
[眼鏡の縁の色が違ったりするかも知れないが、ちゃんと会った事のある人間からすれば一発で別人とわかるレベルかも知れない]
だいじょうぶか?
「だいじょうぶか!」
〈だいじょうぶ?〉
《はなしょうぶー》
[アンクルがぎっくり腰になると心配そうに(?)その上をくるくると回る。]
―駄菓子屋「つるや」奥の部屋―
[帰宅したトメ子が発見したのは、警告音を発し続けているコンピュータだった。
ログを遡ると、『X:439(1000) Y:196(1000)に圧力120 危険域です』と赤字で記された箇所があった。
その記録の時刻はポーク班長が謎の失踪を遂げた時刻と一致しているのだが、その事実を知る物はいない]
異次元ゲートの不正使用……。
新たな悪の組織の侵入か、はたまた……。
ま、考えていても仕方がないかの。
[老婆はコンピュータの置かれた部屋を後にした]
ま、そういうことじゃな。
[青薔薇の娘>>162に頷き、それからちょいちょいと呼び寄せる。]
時におまえさん。そろそろ話す気にはならんかね?
おまえさんがなにもので、なにをしようとしているのか。
どうもワシには、このところのジンロウ町がおかしいように思えてな。最近の魔王といい、今日の騒動といい、今まで無いような騒ぎばかりじゃ。
ちょうど、おまえさんが現れるようになってからなにかが変わった、と思うんじゃが、どうかね?
[眼鏡の奥で、きらりと目が光る。]
[トメ子の声にまた一度そちらをみやるが、別れの言葉をいうでもなく。
自然な動作で空を見上げる
そこにあるのは明らかに不自然な黒き点。
救済活動で誰も気づいてはいない。最もジンロウニュースに文面を送りつけたので次期知れ渡ることにはなるが今はまだ誰も気づかぬだろう]
―つるや 店先―
[店の前に戻って来たトメ子が見たものは――]
なんじゃこりゃあ!
[カウンター上に並べられた白いトレイ。
その中の一つ一つに、水を加えてねるねるされたカラフルなお菓子が入れられていた]
ね○ね○ね○ねが全部開けられておる……!?
[床に散乱した空きパッケージや小袋に足を取られないように進んでいく。
どうやら中身をシャッフルしてねるねるされたらしく、黄海松茶◆やら抹茶◆やら見た事もない色合いのものが生み出されていた]
…………。
[何かに誘われるようにその内の一つをプラスチックスプーンに取り、口に入れる]
う ま い !(テーレッテレー)
[思わずレトロなBGMを響かせた。
しかし全部を味見している余裕はさすがにない]
こんな悪戯をしたのは誰じゃ……!
[店から路地に出た所で、95
50以上ならJJらしき人影を見る、90以上でしかも偽物だと見破る]
―町のどこか―
「ひゃーはははは。ワシはプロフェッサー JJじゃー」
[奇妙なことがおきていた]
「ワシを崇め奉るのじゃー」
[見るからに怪しげでアレな男がローラーブレードで町中を走り捲くる]
「うひゃひゃひゃひゃひゃひゃー」
[春の椿事と見たか、おかしな怪人が暴れているだけかと町の者は特に気にしていなかった]
「くぁwせdrftgyふじこlp」
[警察が彼と取り締まろうとすれば、彼の手持ちのグレネード弾で打ち払われる。爆音と爆笑と共に騒ぎは収まろうとはしなかった]
「けけけけけけけけけけけけけけけ」
[顔面崩壊を続けながら、迷惑行為を続けるその男と、追い回す警察を見れば誰もがそろそろ思うことだろう。トメ子達のようにたまたま持ち場を離れている者は除くとして]
この付近にいる筈の軽犯罪対応のヒーロー達はどこに行ったのだ? と
[カルロやカンナギが来れば騒がしく挨拶をしつつ、カンナギが青薔薇を抱きしめるのを見ると]
ニヨ?
「ニヨ!」
〈ニヨ〉
《ばくはつしろー》
[天井付近でくるくると回る]
……ふむ。
お主がそう望むというなら。
[二人を見やって、その場を去った。
遠くから、むかつく笑い声が響いているような気がした]
―同時期? 町のどこか―
[町のどこかで事件が起きていた。
ある一区画、その近くに住む全てのヒーローや怪人が忽然と一人、また一人と神隠しにあったかのように姿を消していく現象がおきていた]
「いやー、俺も詳しいことはわからねーんだけどさ」
[付近の住民の一人が語る]
「ソイツさあ、俺と普通に話ししてたけど急にフッっと消えたんだ。
何かそのヒーローの能力だと思ったんだけどね。
え? 非常事態だと思わなかったのか? って……この町での出来事だぜ?」
「ん〜〜〜、やっぱりアンタはワカってない。ジンロウ町という町を。
そりゃアンタ、ああなっちまうとふつうは異常だわ。
警察だオカルトだですわね。普通はね。
だけどこれはジンロウ町のハナシでしょ。
ここはそういう町だから、だから疑問には思わないね。今でも」
[本当に役に立たない目撃者であった。が、町では何かが間違いなく起きていた]
―商店街路地―
ありゃJJさんか?
しかし何でまた……。
[奇妙な笑い声を発しながらローラーブレードで去って行くJJらしき人影。
しかし、何かが違うような――
そう、眼鏡のフレームとか、あと指名手配犯みたいな顔付きとか]
偽物……なのかのう?
[遠くから聞こえて来るのは悲鳴ではなく笑い声だったが、時折爆発音も混じっており放置する訳にもいかなかった。
結局、またも駄菓子屋は臨時休業して、偽物の影を追う事にした]
ふむ――
[青薔薇の少女の返答>>168に、角張った顎を撫でる。]
ワシゃあな、この町が好きなんじゃ。
善とか悪とか主張しとる連中が、わいわいと騒いどるこの町がな。
もしこの町が、今のままでいられなくなるようなら、ワシゃ、それを防がにゃならん、と思っとる。
おまえさんがこの町を変えようとしとるなら…ワシの前に立つことになるかもしれんの。
[最後は、少し寂しそうに言う。]
「ひゃははははははは。ワシはプロフェッサー JJじゃー」
[ローラブレードで目に付いたマンションの壁に"窓からデスクトップPCを投げ捨てる"トリックアートをペンキの一発描きで描いているJJ怪人だったが、追尾するトメ子に気づくだろうか。2690以上なら気づく]
「ぎゃはははは。芸術は爆弾じゃぁぁぁぁ!」
[仕上がれば、祝砲代わりに周囲に手投げ爆弾をバラまいた。どうやら爆発物部分以外はコピーは出来ていないようだった]
[教団本部より、そちらは大丈夫か? と問い合わせが届く。
なんでも、エーテル地場がおかしなことになっているらしい。
原因は青薔薇の君だったり、異次元テクノロジィだったり、ヒーロー密度だったりするのだろうが。]
いいえ、援軍など要りません。
[断言して通信を切る。]
ジンロウ町はこれまでのように平和に逞しく、ただ、神の名の下にあるヒーローに憧れるようになればいいのです。
そのためにも、聖ヒーローが欲しいところなのですが――
[教区の見回りに出れば、爆弾の音が届く。>>176]
便乗して小者が悪さをしているようですね。
説教に行くとしましょう。
む。爆発音?!
ワシを呼んでいるのじゃな!
待っておれ!
にょひょひょひょ〜〜〜
[偽者と大して変わらない叫び声をあげて町を駆け抜けていく]
―ビル群倒壊跡―
いよ・・・っと! (ドガァ!)
[正義の味方といっても救済活動においては単なる力持ちのレスキュー未満と化す。 大きな瓦礫を力任せに引っくり返し道を確保する作業に従事していた]
ところで (ズゴォン!) 魔王殿! (ドゴォン!)
この後時間があれば、少し休憩がてらに食事でもいかがですかな?
正義と悪も関係なく入れる店があるのですよ!
よっこいしょぉぉぉ!(ドカボコーン!)
[体力だけは無尽蔵に沸いて出てくる男であった。 魔王が断らない限り、一緒に中立亭へ向かうだろうか。 断った場合は一人で帰還するだろう。]
―ジンロウニューススタジオ―
「緊急ニュースです。
魔王より文書が届きました。読み上げます。
『滅亡の先駆けは天より出でる業火なり。
その灼熱の矛は世界の心臓を貫くであろう。
傷は癒えることはない。
世界はかつてないまでに破壊され、滅亡の発端となるだろう』
空中カメラへと切り替えます。」
[画面が切り替われば、そこに移るのは黒い並々ならぬ熱を放出する腕と矛
他は黒い靄がかかったようにして全身像は覗けないがその人間よりも大きいであろう腕だけで巨大であるということがしれる。そしてその周りには>>1:474にも現れたソドゴルの群れ。
その矛は真っ直ぐに、ジンロウ町の中心へと向けられ振り下ろされている]
「なお、ヒーローや怪人だけが読める紙も同時に送られてきました」
[[[ 1d20 ]]で200も叩ければ破壊できるだろう
とはいえ、同じものの攻撃は四度も受ければそれ以降は何をしても無力化する術を学んでしまうがな。]
「とのことです、また、度重なる緊急事態により魔王城までカメラを回す余力がなく、映像でお届けできないことを深くお詫びいたします」
―緊急ニュース 終了―
なんじゃあの絵は……あれがゲンダイあーととかいうやつかね?
[窓からコンピュータを投げ捨てる絵を描く怪人>>176に首を傾げる]
いまいち悪気が感じられんが……いや、爆弾の使用は危険じゃのう。
[相手が気付いていないのを良い事に、一気に魔法の射程圏内まで接近する]
こりゃ! 悪事を働くのはやめるのじゃ!
[杖を銃のように突き付け、"ふりーず"とばかりに声を張り上げた]
[魔王なので救助する気はなく、力任せに瓦礫をひっくり返す様をただ眺めるだけの魔王。
ちなみに今ようやくニュースが流れたことなど知りもしない
ジャスティス便じゃなかったため遅かったのです。]
ふむ、いいだろう…しかしもう少し加減をしてやったほうがいいぞ
そのように豪快にやって人が埋もれていたら無事で済まぬかもしれぬ。
細かく破壊をしてだな――
[なぜか魔王なのに救助活動を教えたりする魔王であった]
[爆発音の元凶=ローラーブレードで失踪しながら悪さをしている白衣の男には見覚えがあった。
過去に別の教区で、教会が人工衛星“アークエンジェル”の製作を依頼した科学者――]
JJさん――?!
あなたの作った衛星は、いまだ宇宙にあるというのに、あなたの理性は地に堕ちましたか。
[と、移動とか色々な前に]
ああ、そうだった。
珍しい主の姿を見に来ただけではない
[とアニュエラに呼び掛け、封筒を投げて渡す。]
どうせメイアルがツケにでもしているのだろう。
それに此度のことでまた追加せねばならなくなったのだろうて、前払いもしておく
[と、渡せばそこにはアニュエラも満足する額が入っていることだろう。そして何事もなければ中立亭へと向かうだろう]
―隣のマンション屋上―
[給水等の上でライフルを肩に担いだまま、咥え煙草で帽子を被った髭面の男が一人、偽JJの元にやってくるヒーローを待ち続けた]
「人遣いが荒いのは……どうなんだろうな。一体」
[トメ子達の姿を確認すれば、どっちを狙うか考える。神父はまだしもトメ子の実力と、二者連続狙撃の成功率を考え……]
「やめだ、やめ」
「それが良かろう」
[傍らの着物姿の怪人共々、撤退していった]
む、神父さんかね?
[ギルバート>>187の声にそちらを横目で見る]
良く見るんじゃ、あれは偽物じゃよ。
本物のJJさんは、こんな声を上げたりはせん!
[今頃凄い叫び声を上げているとは気付いていない]
[カンナギが顔を出したのはそんな時だったか(>>129)、青薔薇の元へ一直線に脚を運ぶと。
彼女の事を、抱きしめてみせる。
思いも寄らなかった目の前の展開には、きっと慌てふためいて
2人に背中を向けて、視線を泳がせる...。
…店主が海水濡れになっている事には、きっと気付かなかったんじゃないかな
そのまま、挙動不振な所作を繰り返している間に、カンナギはその場を後にしていただろう]
[そんな...の背後、カンナギが出ていった後
店主が青薔薇に何かを問うていた事になんて、きっと気付かない]
[…我に返るのは、8(10)分位だったろうから]
―少し前―
[入ってきたカルロ>>184には、少し罰の悪そうな顔を向ける。]
おお、おまえさんか。こりゃへんなところを見られてしもうたの。いやなに、ちと腰を抜かして…いやいや、腰を痛めてしもうてのぅ。
なに、心配無用じゃ。しばらくおとなしくしていれば、じきに良くなるじゃろうて…ってててて……。
[やっぱり大丈夫じゃなさそうな様子で、そんなことを答えた。]
[爆弾魔を止めようと、やけにファンシーな杖をもって呼びかける老女>>185に気づいて、神父は駆け寄る。]
これは、駄菓子屋のトメ子さん。
危ないですよ。
店に戻っていらしてください――
[一般人に対するように告げる最中に、トメ子のパワーを感じ、神父は微笑んで頷く。]
…いや、ご助力いたします。
「びぶえであびでぶるわぁぁぁぁぁ!」
[と叫びながら二人の方を向いた。劣化が既に始まっている。『腐ってやがる……早すぎたんだ』と思われそうな惨状になりつつも、本能で爆弾を投げて襲ってくる]
む、そうか細かく破壊・・・勉強になる。
粉砕・玉砕・大喝采! だけではダメなのですな!!
[そこには正義のヒーローが悪の魔王に救助活動のイロハを教わるという謎の光景が広がっていたという。]
いやはや、魔王殿は物知りですな!
俺もまだまだ未熟といったところ、団長殿、店主殿、ならびに魔王殿のご指南を頂けて光栄ですぞっ!
それでは、そろそろ参りますか!
[意気揚々と中立亭へ向かうのであった。
ちなみに、全く空の異変とかは気付いていない。]
― Next→中立亭 ―
じきに中立亭に戻るつもりだから、またそちらでな。
JJも何があるかわからん…気を付けて。
[JJがあっさりと退いてしまった>>171のにはとても申し訳ない気がしたが、そう遠くない場所で爆発が起こったのを聞くと結果としてそう悪くなかったのかも知れないと考えた]
…それで、これは一体何の真似なんだ。そこまで普段と違う姿であるし声まで変えているのにそんな簡単に正体をバラしても良いものなのか?
[周囲に見知った人物が居ない事を確認して、シャルロットに問いを投げる]
心配ご無用じゃ。
[ギルバート>>193に静かに告げる。
助力、と言われれば頷いて]
しかしあの怪人、どうも様子が――むっ!
[投げて来た爆弾を思わず杖で打ち返す。*14振り逃げ*]
なんじゃ、体が崩れておるような……?
[トメ子から、あのJJは偽物だと指摘されれば>>190]
なるほど、失礼しました。
JJさんへの暴言はあとで懺悔します。
ふ。偽物ならば、本物を味わってもらいますか。
[カソック(聖衣)の袖から、法皇庁兵廠謹製【GODマシンガーン(JJ特許)】を取り出す神父。]
ああ、大まかに壊したら下にいるものまで巻き込んでしまうしな。
撤去するにしても力任せではなく――
[そんな謎の光景を繰り広げる。
救助活動は本来魔王が知る必要もないのだが、それは昔の経験上のこと
空の異変については自分からいうつもりもなく、中立亭へと向かった]
― →中立亭―
[飛んで来た爆弾>>194は空中で撃ち落としつつ。]
あやつの足止め、何秒必要ですか?
[トメ子の行動準備に必要な時間稼ぎを申し出る。]
─ 少し前 ─
[尋ねれば『腰を抜かして…』とか、聞こえたろうか。
直ぐ様訂正は入っていた物の、ばっちり聞いていたとか、どーとか]
痛めたなら、放っておいたりしちゃダメだよ。
ほら、湿布とか、救急箱何処にある?
[そのまま放置する心算である相手を嗜めると、救急箱の場所を尋ねたろう]
いやぁ…でも、おじさんが腰抜かすだなんて…。
動じる様な事なんて無いと思ってたのになー。
[そりゃあ、蛇口から少女が出てきたら誰だって驚くが、当の...は、そんな事等露知らず]
[爆弾を打ち落とす事は出来なかったが、咄嗟に回避して無傷]
[そこでギルバート>>201に声を掛けられて]
ああなっては、一度体を浄化してやるしか……。
何、足止めは5秒もあれば十分じゃ。
[しかし、どうにも物々しい【GODマシンガーン】を見て]
必要以上に傷付けるでないぞ。
[思わず釘を刺してしまった]
「じひょうれおひゃるとんいひましゅ……グオゴゴゴゴ……」
[手持ちの爆弾が尽きれば、偽JJは相打ち狙いで自爆するべくどこかの次鋒のように突進する。狙いは表ギル。裏トメ子。+裏+破壊力は86ぐらい]
なるほど、の。
[青薔薇の答え>>197になにを納得したのか、ふむりと一つ頷く。]
ならば、ワシも時が来るまでは中立亭のオヤジのままでいるとしようかの。
[青薔薇の微笑に、しわくちゃな笑みを返す。]
>>203
では、こうしましょう。
[【ホーリーグレネイド】を取り出した。]
1…
2…
4…
[儀式に則って投げつければ、溢れる目眩ましの閃光。]
おう。腹が減ってはなんとやら、と言うからな。
ピラフでも作るとするか。
ほれ、そこのもぼーっとしとらんと、席に着いたらどうじゃ?
[なにか欲しいとの言葉に頷き、ついでに、なにやら立ちつくしているカルロ>>191にも声を掛け、どっこらせ、と立ち上がりかけ…
ずっきーん!!と効果音つきで腰痛を思い出す。
一瞬固まってから、ゆっくりと床に倒れ臥した。]
す、すまんが、ちょいと手をかしてくれんかの。
あいたたた…
[自分からの問いを手で制し、まずはといわんばかりにシャルロットは自分の携帯電話を出して誰かに連絡を取っていた。…話の内容から誰なのかはすぐに分かってしまったのだが]
なんというか、独特の注文風景だな。ジャス便というのは…
[全ての言葉を言い切る前にカンナギは風を切ってやって来る。その間なんと17秒]
相変わらず速い男だ、それで無事故だと言うのだからジャスティスの名を冠するのも至極納得出来るな…と、こらシャ…じゃなくて……ルピナス、金は私が出すと言うに、こら。
[何か理由があるのだろうからシャルロットと呼ぶのは不味いなと、適当に花言葉から仮の名前を勝手に付けてみた。
一先ず立て替えてもらう事になったのを慌てて遮ろうとするが、植物用栄養剤をぽんと投げて寄越されるのを受け止めるので精一杯]
おいジャス便、戻ったら送料分は支払うから覚悟しておけ!
[悪役のようなセリフもセットで付けて、引き続きシャルロットからの注文>>136を聞いていた。
内容は難しい為良く解らなかったが、不特定多数への伝達が目的だという事は理解した]
―中立亭―
店主殿ォォォォ、戻ってきましたぞぉ!
[中略]
ぶぐふぉっはぁ!? (ドゴーン!)
[以下略なやり取りをいつも通りした後に店内へと入る。 若干吹っ飛び具合が弱かったのはアンクルが腰を痛めているせいだろうか]
おぉ、皆もここにいたのか!
こちらは魔王殿、偉大な悪の元凶だそうだ!
[その場にいる者達にも声をかけると同時に魔王を紹介する]
あっ、そうでした。
たゆたう水の癒し《エレメント・オブ・ブルー》
[す、と店主へ向けて手をかざす。『蛇口からにょっきり事件』が原因の腰痛はとりあえず治まるだろう。91が70以上であれば、追加効果があるかもしれない。]
……嗚呼、ですが。
ゆっくりしている暇は、ないようです。
[瞼を閉じ、すっと立ち上がり。]
行って参ります。
お主ら、寄ってたかって弱いもの苛めとは
恥を知るがよい!
[煌く閃光など気にもならぬ]
む、どこかで見たことのある武器じゃ……。
[GODマシンガーンに瞳釘付け]
ふむ、ここは無事であったか
[中立亭だけ標的にされなかったような壊されかただが、入店する以上そのほうが都合がいい]
―中立亭―
入るぞ―
[いったところで、ドノファンとアンクルによる中略なことが起きた後]
…ククク…そうらしいぞ。
[ストレートな紹介にしばし唖然となったのち特に否定もせずに答え、席に着く]
[こちらに向けて突っ込んで来る偽JJ。
と、そこに神父の【ホーリーグレネード】が炸裂する。
咄嗟に目を閉じ開ければ、狙いを見失いふらつく怪人が見えた]
行くぞ……。
まじかるまじかる、彼の者を包め清めの光!
まじかる☆ほーりーふらーっしゅ!
[きらきらとヘブン状態!な光が怪人の足元から噴き上がる。
しかし、爆弾の起爆が避けられない]
間に合うかっ!
[もはや呪文抜きの一発勝負で、爆弾に向かって杖を振り抜く。
その結果は、*14振り逃げ*]
[回避は成功した、が光に包まれた怪人の手には、なおも爆弾が握られている]
むぅ……!
[もはやトメ子の行動では、爆発に間に合いそうもない]
―マンション付近―
「くすくすくす。馬鹿みたいですわヒーローって、コピー」
「そうだね。形のない無機物相手に情けとか笑えるね、ペースト」
「「どうしてこんな滑稽な存在が生きていられるんだろうね?」」
[モノリス二体が偽JJとのやり取りを知れば哄笑するばかり。同時に偽JJは時間切れで爆発。被害を見届けることなく立ち去ろうとする。見咎められなければ、立ち去るだろう]
─回想:ビル街─
[崩れていくガラスのユニコーンから、赤ん坊を抱いたまま飛び降りる。迫ってくるビルを見上げて、四次元ポケ○トを探り……、しかし何を取り出すべきか、決めかねる中]
……?!あ、アナタ?!
[片手でビルを投げる魔王>>135]
[>>140話しかけられ、>>188お金を渡されれば、キッと眉をあげて]
それはいいから、アナタの欲しいものを言いなさい!
[叫んだ]
アナタがあたしを助ける理由はないわ!アナタは、あたしの美しさに惚れこんだ訳でも、あたしに雇われた訳でもない!
だったら、アナタに助けられるのは、屈辱だわ!
だから……、代価を払わせなさい!
この世で信じられるのは、美しさだけ。美しさは全てを可能にする!
そしてその次に大事なのはお金よ。お金は全てを実行する!
だから、両方を持ってるあたしは、アナタの欲しいもの……何でも取り寄せてあげるわ!
さあ、言いなさい!言いなさいったら!!
[青薔薇の手が翳される>>211と同時に、腰の痛みが引いていく。]
おお、おぬし、なかなかやるのぅ。
[軽くなった腰を曲げ伸ばし。心なしか、普段よりもずいぶんと調子が良い。]
うむ。気をつけてな。
また帰ってこい。美味いものを用意して待ってるでな。
[もう行く、という青薔薇の娘に深く頷いて見送る。
癒しの力がなにかをもたらしたのか、その頭頂にはぴろんと3本の毛が揺れていた。]
[閃光が薄れて見れば、どうしたことか爆弾魔は倒されるどころか腐敗状態から回復したようだ。>>212]
――おまえ…
[そこに、別の方向を見ているトメ子の声>>216
神父の目の前にいるのが“本物”のJJならば、この場を切り抜けられるはず――!!]
[相変わらずのドンファン>>210を、相変わらずの調子で吹っ飛ばし、ぱんぱんと手を払う。]
このたわけが。何度言ったら分かって…
[いつもながらの苦情が、魔王紹介のくだりでぷつりととぎれ、ぽかーんと口が開く。
が、呆然としたのは一瞬のこと。]
こんの、ものを言う時と場所はわきまえんか、愚か者がー!!!
[すこーん!!と、今日はモップが飛びましたとさ。]
─中心街─
……。
[魔王の答えはどうだったのだろうか]
[アニュエラは、手近な交番に、赤ん坊を押し付けると]
[車も呼ばずに、一人で歩いている]
[店主に声を掛けられて、やっと我に返る...。
気が付く前には、青薔薇の彼女は既にその場を後にしていたろうか]
あ、う、うん。
[言われたとおりに席に着こうとした時、バーン!と大きな音と共にドンファンが顔を出して。
以下略な出来事、と言うか、既に見慣れてしまった光景が繰り広げられたろう]
『こちらは魔王殿、偉大な悪の元凶だそうだ!』
[直ぐに復活した彼が連れて来たのは、なんか、悪の偉い人の様で。
直球な紹介を聞きながら、そういえば、トメ子さんと戦っていた様な…なんて思い出しながら
紹介された魔王の顔に視線を向けていた]
[魔王とのやり取り>>223を思い返しながら、キリリと眉をあげて]
あの人ったら……!バカにして!
でも……。当ててみろ、と言う事は、存在している、と言う事よ。
あの人がバカにする美しさとお金の力、見せ付けてやるわ!
―3丁目・公園付近―
[受け取った植物用栄養剤のアンプルのフタを引き抜く。普通ならばそれを植木鉢に挿しておくのだが、グラジオラスはそれを口に咥え、それこそジュースのように飲み干した。風呂上りのビールを彷彿とさせるその仕草にカンナギやシャルロットは何を思っただろうか]
はぁぁぁぁ〜…生き返る。迂闊だったわ、もう少し持つと思っていたんだが…。
ジャス便、本当に助かった。有難う。
[彼が受け取ったものはどのようなものなのか?その内容を知りたかったが、もう一本のアンプルのフタを開けるまでにカンナギは風と共に走り去ってしまった]
…ま、いずれ分かる事だろうよ。
ところで…お前はこの後どうするつもりなんだ?差し支えがなさそうなら中立亭に寄ってみるか。
[自分はこのザマなので一度戻るつもりだ、と擦り傷だらけの腕を見せて告げた。
もしシャルロット自身が他に目的がありそうならばその場で別れて見送るだろう。]
[向けられた視線のほうに顔を向ける。
一度どこかでみたような。といったところで思考を閉ざし]
とはいえ、ここではここのルールに従う心算だ。
[交戦行為はせぬと暗に伝え]
アンクルよ、食事を頼む。
カレー以外でな
[それ以外で任せるらしい]
ならピラフにするかね。作ろうとしとったところじゃしな。
……で、今日は休業中かね。
[魔王>>228の前に水のグラスを置きつつ、そう尋ねる。
背後のテレビでは、臨時ニュースを知らせるチャイムが小さく鳴っていた。]
[偽物の自爆に対峙するJJ>>224は楽しげで、彼らしいことこの上なく。]
JJ、あなたはこの上ない方法で自分の真を証明なさいました。
そちらの「調査研究」は心ゆくまでどうぞ。
[JJにそう告げて、自分はトメ子の方へ向き直る。]
―回想? 街中―
っつつ…
はァ。
どっかで治してもらわなきゃかなぁ…流石にそろそろ今月きびしんだけどなぁ…
[自転車をこぎつつ、痛む体に愚痴をこぼす。今ひとつ本調子じゃないせいで、速度も上がりきらず。まだ目的とする二人を見つけることができていないせいも、あったかもしれない。
…と、そこへ、不意に鳴り出す携帯電話>>136。
ギキィッと急停止して、通話ボタンを押す]
はいはいまいどー、あなたの町のジャスティス急便。
はい。はい。ジャスティスに件ですね。えーと、どちらまで…
…ぐらじー!?
[普通の依頼かと思っていたら、聞き知った名前が…ちょうど探していた人物の名前が出て、驚きの声が上がる]
うん、うん…りょーかい、すぐに伺います!
[口調が変わっていたために、電話口では気づかず。全速力でもって、教えられた現場に向かった]
いや、半営業中だ。
さすがにあんな風に燃やされることなど昔にはなかったのでな。
こちらも少し趣向を変えてみた。
[他にも色々な理由があったがそれはともかく]
ではそれで頼む
[短く告げつつ、まだニュースが流れていないのか?と思った。既に3(6)時間前にはだしたというのに、そうおもっていたころにニュースは流れ出すのだろう]
まいど!あなたの町のジャスティス急便です!
[17秒後。たどり着いたそこで、決まり文句とともに、急制動をかけて止まる。シャルロットの変装には、まだ馴染みが浅いことも合わさって、気づかない。
栄養剤をしっかりと渡して。受領証にサインをいただく]
ああ、いいのいいの。
着払い分は配達遅延しちゃったお詫びってことでサービスにさせてよ。
[と、代金の支払いはきっぱりと断って>>209。続く依頼について、相槌を打つ。
けれど、危険だと思わないかと問われても]
…いやー…どういう風に悪用するか、できるか、ちょっと想像つかないし…
[と困り顔。難しいこと考えるのは苦手なのです。とはいえ]
うん、確かに。お知らせはしたほうがよさそう…かな。
りょーかい。
このジャスティス、承りました!
[最後はきぱりと応えて]
どーいたしまして…ってかごめんね?
ホントだったらあのあとすぐにでもお届けした方がよかったのに。
[と、お礼を言われたら>>227逆に申し訳なさそうに片手を上げて]
そんじゃーねー。
またお困りの際はいつでもジャスティス急便へ!
[別れ際には宣伝を忘れずに。ひらりと手を振ると、自転車は急加速して見る間にその場を遠ざかっていった]
―ジンロウ町・中心部―
[すとん、と降り立てば、そこには魔物の群れが327(1000)ほど。]
絶対氷結風斬《フォース・ブリザード》ッッ!!
[白く煌く闘気の凍気が、悪しきものを凍りつかせる吹雪として放たれる。200分の9(20)ほどは蹴散らせただろうか。]
……ふむ。 やはりこの程度では、通用しませんか。
[視線を向けている事に気付かれたのか、交戦行為はしない、と暗に告げられる。
どうやら、此処で戦闘をやらかす様な事は無い様で、一先ずはほっとしただろう。
…仮にしたとしたら、こわーい拳骨が店主から飛んでくるのは目に見えていたりするし
魔王と言えど、拳骨は怖いのかな? 等と、ズレた感想を持ったかもしれない]
[爆発とともに、偽JJは無へと還ってしまった。
元が無機物であるのだから、他に道はなかったのかもしれないが――]
やれやれ、アタクシの力が及ばんとは……
ああ、ありがとうねぇ。
[ギルバート>>232が示したベンチへよっこいしょと座った]
しかし、神父さんも凄い武器を持っとるんだねぇ。
― 3丁目・公園付近 ―
[JJを何とかごまかして、そのままジャスティス急便へ連絡し、栄養剤を取り寄せて例の文書を手渡し、カンナギに別れを告げる。
それまで張っていた気が緩んで素の状態に戻り、体の力が一気に抜けてその場にペタりと座り込む。]
うわ〜ん!心配したんですよ〜。探しても見つからなくてどうしようかと思ったです〜。
[その姿は変装した女性でもなく、“諜報員”でもなく、ただの“少女”シャルロットになっていた。]
おねーさんいなくなっちゃ嫌なの〜。
[グラジオラスから矢継ぎ早に質問をされるが、落ち着いて答えられるようになるまでは、2(10)分程度の時間を要しただろう。]
ぬ、お主は。
確かギルバーといったか。
調査?おお、そうじゃった。
何奴じゃろう。生き別れの双子の姉というわけでもあるまいに。
もしやアレに気づいて、邪魔しにきよったか?
―3丁目・公園付近―
[落ちたままになっていた大鎌を杖代わりに、中立亭へ戻ろうとよろよろと立ち上がる。]
全く、配達遅延とかで代金は良いとか損をしてどうする。受け取れるものはしっかりがっちり掴んで離さんという気迫で臨まんとこの不況の世の中を乗り越えては行けんぞ、このたわけが。
[既にこの場にはいないカンナギへと悪態を付いた。
商売の世は何かと複雑なのだ]
ふむ。半営業中とな。
悪趣味な城を建ててないのは、進歩したということかのぅ。
[魔王>>234に憎まれ口を叩きながら厨房に向かう途中、テレビの臨時ニュースに気付いて足を止める。>>182>>183]
……おぬし、やはり悪趣味じゃぞ、あれは。
[画面に映る巨大な人型を見つつ、そう呟いた。]
[伝わったのだろう。どこか緊張感が抜けた砲手から意識を外し]
なにをいう。
無駄に豪華ではない質実剛健を描こうとがんばった城だというのに
[妙なとこがんばってますね魔王は]
なに、此度は悪趣味なのは否定もせぬが、ただの実験
…いや、茶番だ
[茶番という言葉はアンクルには伝わるだろう。
過去もそうあって危機感だけ煽るだけのはったりであったということを]
[バス停脇の自動販売機でペットボトルの水を購入する。]
教会まで戻ればカモミールがあるのですが、とりあえず。
[真水ならば、手を洗うのにも使えるだろうと、ペットボトルのキャップを捻ってトメ子に渡す。
しょげているJJにも、どうですか、と1本差し出した。]
これはあちらの方が開発して、教会に標準装備されている護身用武器なのです。
[トメ子に説明と紹介を兼ねて告げる。]
JJさん、助かりましたよ、ありがとうございます。
[怪しいつぶやきを残して去るJJ>>245に、ペットボトルの代わりに祝福を投げる。]
御身、大切に。
神の導きがあればまた、お会いしましょう。
―ほんの少し前・3丁目公園付近―
[カンナギを見送り、悪態を付いて植物用栄養剤のアンプル6(10)本目を開けていると、突然シャルロットがいつもの調子で話し始めた]
ま、待て待て、私は居なくならん。ちょっと花言葉を連発したから疲れていただけだ、今はもう栄養剤も貰った事だしなんともないぞ、平気だ。
だからそんな顔をするな、どうすれば良いのかわからんだろうが。
[花以外からそんな心配をぶつけられる事がなかったから、こんな時どういう顔をすれば良いのかが分からない。彼女が落ち着く間と自分が考える時間は等しかったかも知れない]
世界を救おうと奮闘するものの姿を見物しようではないか
[確かに悪趣味であろうが、黙っておくようにというよにアンクルにいって]
ところでどのような話がしたかったのだ?
[とドノファンに問う。そしてドノファンの言葉に聞き役に徹するか反応するかなどしたり、アンクルの食事の美味しさに魔王もびっくりバビョーンとなったりするだろう。
だが件のニュースについては既にニュースで伝えたこと以上のことをいうことはない。
そしてしばし中立亭で*過ごすだろう*]
怪人と言っても、中身はなかったと言うことじゃろうか……。
残念だったのう。
[しょげているJJに声を掛ける。
彼は別の用事があるのか、その場を去って行った]
……何か大事な事を言い忘れておった気がするが。まあ良いかのう。
[と、そこでギルバートからペットボトルを渡され]
おお、ありがたいのう。
[まずは一口飲んで喉を潤す]
そうか、教会も武器を持っておるのじゃったな。
その開発者がJJさんで――
おお、そうじゃ!
[何かを思い出したように、ぽんと手を打って立ち上がる]
異次元テクノロジィの流出に関する事じゃった。
[――ちなみに。
この時点で老人は、ポストに入れられた広告の事など知る由もない]
質実剛健が聞いて呆れるわ。
宙に浮いとる城だの、妙な樹の城だの言う時点で悪趣味じゃわい。
[ぶつくさ言いながら、ジャジャッとチキンピラフを作る。そのフライパン捌きは、普段に増して切れが良い。]
ふん。また町のヒーロー達が全力を尽くすじゃろうよ。
おぬしの望むとおりにな。
[とん、と魔王やカルロ、ドンファンの前にピラフの皿が置かれる。
一口食べれば気付くだろう。その旨味、当社比実に二倍。]
>>239
気を落とさないでください、トメ子さん。
魔法の力は、元より完全ではありません。
万能なのは此の世に神のみです。
過去に、教会と魔女は対立した時代もありました。
しかし、トメ子さんは子供たちに夢を与えてくださいます。
わたしは、あなたを尊敬しているのですよ。
だから――いつも、いつでも、いつまでも、溌剌としたあなたでいてください。
つっぎーはー…
[コピーした文書に目を落としつつ、考える]
…おっちゃんのとこかな?
[首をかしげて、顔を上げて。そこに見つけたのは、一人中心街を歩くアニーの姿>>222>>226]
ちぃーっす。
あにゅー、ごめん、いろいろ支払いが遅れてて。
えーと…
[ごそごそと。財布をまさぐって。それからようやく、その様子が普段とは違うことに気がついた]
…どしたのあにゅー。
なんか変な顔ンなってない?
[ただ、その言い方はあまりにもまずかった。…気がする]
[励ました矢先に、トメ子の元気な声が響いて>>251、神父は破顔する。
だが、トメ子の口にした言葉にはいささか不穏当なものを感じた。]
その――「異次元テクノロジィ」とは?
[よく知った声>>254に]
[ギロ]
[と、迫力のある怒り顔を向けて]
[それが普段より美しいと思うか、そうでないと思うかは、趣味にもよるだろう]
[逆に言うと、主義主張を超えた暴力的なまでの美貌が、趣味に左右されるほどには霞んでいる、とも言えるかもしれない]
誰が変な顔ですって!
アナタ、命が惜しくないようね……。
ふむ。ギルバーがこの町に来ておったとは。
あ奴も正義か悪に……。
おや?何じゃあれは。
[視界の端に見慣れぬもの(2体のモノリス)が映る。
気付かれなければ、後をつけていく]
完全ではない、か。確かにそうじゃのう。
完全な世の中には、ヒーローも悪役もおらんじゃろうて。
[ギルバート>>253に頷いている]
フフ、ありがとうねぇ。
心配しなくとも、これで立ち上がれなくなるようなアタクシではないよ。
[と、ギルバート>>255の聞き返す声に]
うむ……どうも、本来この世界に存在するはずのない装置が、何らかの原因で紛れ込んでしまったらしいのじゃよ。
[『何らかの原因』と言っても、この世界では未来からの流入からオーバーテクノロジィ科学者による開発まで理由は様々である]
あくまで「らしい」というだけで、まだ真実かどうかはわからんのじゃがの。
悪用される前に何とかせよ――と、ヒーロー協会から要請されておるんじゃ。
―『明家計画』アジト―
[異次元テクノロジィの情報流出がヒーロー側に流れたと聞いても、...は驚かない。時間の問題だったからだ。ただ、代わりに本部から寄せられた注文には苦渋の表情を隠さない]
<<国防神父 ギルバート>>を襲え、か。
[今までにこれほど具体的な指示が出たことは無かった。とすれば、実情を把握した現地の情報を流している者がいるということになる]
しかしその前にやらねばならん事が沢山ある……体が幾つあっても足らぬのじゃ。
「コピーしますか、課長」「ペーストしますよ、課長」
うっさいからあっちいっとれ。
「「はーい」」
いや、その顔がなんかいつものよゆーしゃくしゃくな感じとは違うっていうか、なんていうか…えーと…
スミマセン。
[普段の暴力的なまでの美しさにさえ無頓着な壊滅的なにぶちんは、美しさがかもし出す迫力にさえ気づかなくて。
ただ単純に、怒った彼女の剣幕に押されて、素直に謝罪の言葉を口にした]
命は惜しいから、死なされる前に逃げるよ、って、言っとくけど。
どしたのさあにゅー。
らしくないよ?
ヒーローをヒーローたらしめるのは、危機にさらされる一般町民の皆さんの存在です。
声援と感謝の声なくしては神も存在しえない…
[十字架を握って背筋を伸ばす。]
[落ち着くまでグラジオラスになだめられていただろうか。]
えっと…、どこから話しましょうか。いろいろと複雑な事になっているのですが、「おにーさん」の事は話した事がありましたよね。
おにーさんがいるところで、異次元テクノロジィ(説明略)の研究をしていたのですが……
[それとなく誤魔化しながら、ポーク班長が消えた事や、ジンロウ町にいる何者かがその能力を持っている可能性があること、“何者か”の正体がわからない事を説明した。
また、使い方によっては世界を消してしまう可能性があることも話した。(そもそもその為に研究が進められていたのだから…)]
だから、能力を持っている人が誰なのかを見つけ出さなきゃいけないのです。
私一人で探そうとしても無理があるから、情報をばらまいて、持ち主を炙り出す必要があるのです。
なんと、大量失踪事件じゃと!?
[そのニュースは知らなかった。
慌てて神父にニュースの詳細を聞く]
むむ……そういえば確かに、異次元間移動エネルギーの不正使用が記録されておったのじゃ。
それが大量失踪の原因だとしたら……流出したテクノロジィによって、既に被害が出ているという事じゃの。
[深刻そうな表情で頷き、そしてふっと空を見上げた。
別の事に集中するための動きであったが、そこに黒い巨大な影を見付けた]
ありゃあ雰囲気からして魔王の仕業かね。
くっ、こう次から次へと事件が起きたら、体が足りゃあしないよ……!
[空から黒い腕。白い足なら神の出現のようでもあるが。]
これは…
まるで、我々がドールハウスの人形ででもあるかのような錯覚を覚えますね。
[トメ子にかける声はあくまでも温和なまま。]
――わたしは、教会に戻ります。
トメ子さんは、これからどうなさいますか?
教会にはシェルターもありますし、すでに避難してきている者もいます。
おいでになられるのなら、一緒に行きましょう。
店に戻ることをお望みであれば、先にあなたをお送りしてから教会へ向かうことにします。
戦闘形態解放=攻撃
《デュエル・フォーメイション=オフェンシヴ・モード》ッッ!!
[両手の刃が闘気の凍気《ダイヤモンドダスト》を舞い散らせながら魔物を斬り裂く。6(20)13(20)6(20)
――さて、巨大なる魔物の群れはどれほど残っているだろうか。もう1度剣を振りかざせば、凍りついた空気しか裂けぬことに気がついた。]
これは……
どうやら、攻撃を続ければ耐性が付くようですね。
[ざ、と後ろへ飛んで、距離を取り。]
うむ……。このような術を続け様に使って来るとは、やはり魔王、あなどれんのう……。
[不気味な影を見上げた姿勢のまま>>265に同意する]
いや、アタクシはまだ避難する訳にはいかんよ。
異次元テクノロジィに関して確かめたい事もあるし、一旦店に戻るのじゃ。
[ギルバートに送ってもらえるのなら、悪いのうと頭を下げてお言葉に甘える事にした]
……。
[らしくない>>261自覚は、自分でもある]
[らしくない行動。らしくない失敗。らしくない敗北……]
そうね。
……あたしはいつも、余裕でなきゃね。
[ひとつ]
[髪を漉き、気持ちを切り替えて]
……だからといって、支払いの督促を待ってあげたりはしないわよ?
もらうべきものは、きちんともらうからね?
[にこり]
[でも少し、精彩を取り戻したよう]
[何故そんな変装をしているのか、と問われれば]
誰が持っているかわからない以上、私がこんな事をしているなんて知られない方が良いですし、
「何故そんな事を知っているのか?」と怪しまれるのも面倒だから、通りすがりの情報屋を装ってみたのです。
「そんなに簡単に正体をバラしても良いものなのか?」
良くは無いですよ?
ただ、JJさんに見られた時、見知らぬ相手だと怪しまれたのです。
ここで騒ぎを大きくするよりも、その場しのぎを優先したってところですね。
それに……
どういう訳かおねーさんといると、ホントは言っちゃいけない事もポロッと言っちゃいそうになっちゃうですよ。えへへ
[「中立亭に寄ってみるか。」と問われれば]
あそこにも寄っていく予定はありますが、今は一人で動いた方がいいと思うです。
今度こそ、ちゃんと大人しくしてくださいね。
[むぎゅ]
>>267
わかりました。
お店へ寄るついでに、避難所の子供たちにチョコレートを買って帰ることにしましょう。
わたしにもひとつ。
[武器の類はしまって、トメ子を駄菓子屋までエスコート。]
――ところで、あなたの血液型をお聞かせ願えますか?
[三丁目付近から道具屋へと向かった。
手には就職祝いに勝手に拝借した3(6)万]
これだけあればツケも返せるじゃろ。
アニュエラさん、おるかや?
[閉まった店の奥に向けて声をあげる]
おや、そうかい。嬉しいねぇ。
[お客さん>>270に歓迎の笑顔]
む、血液型かい。
そうじゃの、確か2(10)だったと思うのじゃが……。
[1〜4:A 5〜7:O 8,9:B 10:AB]
突然そんな事を聞いてどうしたんじゃ?
そうそう。そうじゃなきゃ。
いやー、もう、あにゅーに代金まだ払ってないのに、それ差し置いて命要求されるなんて、明日は空からなんかやばげなもんでも降るんじゃないかって心配したよ。
[にこりと笑ったアニーに安心したのか、それとも単に素で言ったのか。どっちかよく分からない軽口叩きつつ、素直に財布を引っ張り出して。
店できちんと確認してきた栄養剤と軍手の代金を、改めてアニーの手の中に落とした]
そう、ちょうどあんな感じでー…
あー…
…また?
[軽口の延長で、冗談交じりに空を見上げて。
そこに。ものすごいヤバげな物が見えた>>182]
…ンじゃあ、そんなわけだからさ!
ちょっと行ってジャスティスしてくる!
…っとそうだった。
ほい、あにゅー。これ。
[と、シャルロットからもらったテクノロジィに関するコピー文書の束を渡した]
知り合いの正義の味方の人に、渡しといてくんない?
上手いこといったら、情報料とってくれてもいいし。
[その辺は、手数料代わりってことで気にしないことにする]
そンじゃーねー。
[一声残し、手を振って。断る暇も、あればこそ。ジャスティス急便の自転車は、あっという間に中心部のビルへと突っ走っていった]
A型…そうでしたか。
[チョコレートの袋を下げて、いささか肩を落とした様子。
理由は首をふるばかりで応えない。]
教えていただき、ありがとうございます。
困ったときは遠慮なく声をおかけください。
[小さく微笑んで、帰途につく。]
ほむ。今日もそんな時間かや。
[お馴染みの30秒ニュースが流れ始めると、顔を上げる]
あ奴、生き甲斐と申しておったが。
……何でそんなに世界を滅ぼしたいのじゃろう。
話した感じ、ごく普通に見えたのじゃがの。
―― 聖ゲルト教会 ――
[教会に戻った神父は、カンナギが掲示板に張り付けた「異次元テクノロジィ」に関するお知らせと、魔王からのメッセージ>>183を見て、天を仰ぐ。]
第七のラッパが吹き鳴らされるのは何時でしょうか――
[その時、不意にロザリオの紐がプツンと切れる。
凶事の先触れ>>259のように。**]
……無駄かもしれんが、もう一度くらい話くらいしても良かろう。
こやつの代価のこともあるしのう。
[腕のブレスレットに軽く触れた後、
魔王城の場所を近くの通行人に聞く]
――で、あれば。
[ぱきん、と両手の剣が砕け。]
攻撃から守りへと転じるべきですね。
[すっと上に向けて手をかざす。]
永久氷壁の護り《ペル・マ・フロスティ》ッッ!!
[噴水を中心に、輝く冷気の壁が魔物たちを取り囲む。
その壁は、悪しきものを決して通さない!]
これで周辺への被害拡大は、ひとまず抑えられたはず――
―つるや―
[理由は言わず、ただ気落ちした様子の神父に首を傾げるも]
いやいや、そのくらいお安い御用じゃよ。
こちらこそありがとうございますじゃ。
[一礼して、帰途に着くギルバートを見送った]
[シャルロットの話は、所々は皆の会話から拾っていたりさり気なく聞いていたものがあったが…脳みそが種レベルの花にとっては壮大なスケールの話だった>>263]
つまりだ。
そのお兄さんとやらの所で「いせかいてくのろG」とかいうのの研究をしていたのがお前で…まあとにかく使い方次第でこの世界そのものも消せる代物と。
ただ、解せんのはそのそれを持っている奴を探すのがなんでお前なんだって所だ。そんなアブナい物は責任者が出て来て探すものではないのか…?
[珍しく表情に陰りが見えた。心配しているのか]
ひとまず、私と居ると色々バラしてしまいそうなら少し別行動をした方が良いな。それだけ入念にしているのだから台無しにしてしまうのだけはいかん。
ただし、何かがあった時はその辺の草花に声をかけろ。そうすれば中立亭の植木鉢達がそれを聞き止めてくれるから。私はそれまで体調を整えておくから。
…良いな?
[じ、とシャルロットの顔を覗きこんで念を押した]
[モノリスたちはいつのまにか見失った]
……誰もおらぬようじゃな。
また来るか。
[道具屋を後にして、アジトへと戻っていく]
― アジト ―
もう少し…もう少しなんだ…私の理論は間違ってなんかいない…この実験さえ成功すれば…(ぶつぶつ)
ひゃっ…ヒハッ…ヒャハはははっ!!成功!成功だ!!これで!これで世界は!!
[そんな叫び声が、地下からしばらく聞こえていた**]
[>>274ナギ君から、代金とコピー文書を受け取ると]
[同じ方向に視線をやる]
……。
[それを邪魔しないことを、魔王への借り返済の一部として]
[背を向けて自分の道具屋へ帰ろうと]
[そこで、道具屋から戻る途中のJJ>>282に+裏+
表:気づく
裏:気づかれる]
― 帰宅途中、道具屋付近 ―
あ、あれは……
アニュエラさん?
[どこにいても人目を引く、むしろ視界が自ら求めるような姿に吸い寄せられる]
─道具屋付近─
あたしは美しい。あたしはお金持ち。
あたしの目的はおばあちゃまの幸福。
目的も手段もそれをかなえる方法もある。
問題ない、何も問題ない……。
[自分に言い聞かせるようにつぶやきながら歩いて]
[JJがかなり近づくまで、相手に気づかずに]
……あら。
何か用かしら。
―18(30)秒後・ジンロウ町中心部―
まいどー…
…うわぁ。
[到着してみると、そこは。腕の周りから降りてきたのだろうか、魔物たちがわらわらと群れを成していて]
…ゆー!
[そこに、よく見知った姿があった>>266]
邪魔ァっ!
[わらわらと立ちふさがろうとする魔物たちは、撥ね飛ばし、踏み台にして、一気に飛び越える。
数は減らせないまでも、冷気の障壁が展開される>>279前には、何とかそのそばへ滑り込めただろうか]
…さぶっ
[邪悪なつもりはなくても、ちょっと寒かった]
じゃなくて。ゆー、状況は…ってか…
アレ、どうにかすればいいってこと?
[問いつつ、直上上空に位置する腕と矛を見上げる。
スケール大きすぎて、遠近感がさっぱりだったが]
[踵を返した所で、ポストに入ったチラシに気付く。
それは、異次元テクノロジィに関する注意を促すもの]
ふむ……。
アタクシに指示した覚えはないし、"上"が動いたという事になるのじゃがのう。
しかしこのやり方では、返ってテクノロジィの存在が公になるじゃろうに……。
[テクノロジィの行方がわからない以上、出来るだけその存在を明かさぬまま処理するのが、ヒーロー協会の本来の任務のはず。
尤も、既に何者かの手に渡ってしまった可能性もある以上、秘密裏に動く意味はなくなっているのかもしれない]
うーむ。一応、"あの子"にも心当たりがあるか聞いてみるかねぇ。
[呟きながら家の中へと入って行く。
そしてコンピュータの画面を見れば、そこは赤文字による警告で埋め尽くされていた**]
ええ、これを払いに来たのですよ。
そなたに感謝を。
[うやうやしく差し出す、前回のツケ分+利息12%]
それと、バッテリーをあるだけ貰いたい。
まあ、カンナギ様。
[にこり、のん気に微笑んで]
はい。
すべて蹴散らす必要があるようです。
[でっかいのを見上げる彼に頷いた。]
ただ、気をつけてください。
ある程度攻撃を与えると、どうやら耐性が付いて無力化されてしまうようです。
>>281
ん〜、どちらかと言うと私はお手伝いをするだけって感じなのですが、責任者が……
[そこまで言って、真っ先に思い出した顔が例のトゲヤマ。研究者としては、なかなかの腕を持っているがどこか抜けている。そして、肝心の隊長は急に姿を消してしまった。
(なおかつ、持ち逃げしたくせに自分が飛ばされるポーク班長。この組織、何気にどこか抜けている面々が勢ぞろいだ。)]
はははははは…。大丈夫ですよ。私の役割は、情報を集めるだけだから危ない事はしないですし、もし危ないことがあったらすぐにぴゅーっと逃げちゃいますです。
それに、今日はすぐに終わりますし。
大丈夫です。だけど……
[むぎゅ]
いってきますですー。
[パタパタとかけだして行った。]
― ジンロウ町内 ―
[カンナギがすでに怪文書をばら撒いているとは知らずに、次の行き先を考えていた。]
さてさて、どこに行きましょうかねぇ……じゃなかった、行こうかしら。
[2(3)
1.つるや
2.アニュエラの道具屋
3.ゲルト教会
その場所に店主(神父)は+表+ 表:居た 裏:居なかった]
[恭しく差し出されれば>>290、慣れた様子で受け取り]
[すっかり元の調子を取り戻した模様]
利息ね。律儀なのね。気に入ったわアナタ。
あたしの見る目は確かだったようね。
バッテリーね。分かったわ。全部持っていきなさい。
……ポーク班長ね。
[その話になると、苦々しく]
まだ見つからないわ。
あたしのお店で、万引きを許すなんて……。開店以来の屈辱だわ。
懸賞金をもう少しあげてやろうかしら。
りょーぅかい。
ンじゃあまぁ…やれるだけやってみよっか。
[遠目に見つけたときは、いやな記憶がちらついて慌ててしまったけど。
近くでのん気に微笑を見せられたら>>291、焦ってたのも一気に落ち着いた]
とりあえず、ゆー?
[ゴーグルかけて、軍手をはめなおし傍らの彼女に、振り返る]
…今度はあんま無茶しないでよ?
[言い置いて。ユーリによって追い込まれ、身をかわすことさえ困難になりそうな魔物の群れに、突っ込んだ]
― アニュエラの道具屋 ―
こんにちは、ちょっと取引の話がしたいのだけど、いいかしら?
[...が店を訪れた時には既にカンナギがどっさりとコピーを置いていった>>274後。その束の存在に+表+ 表:気付いた裏:気付かない]
…うん。よっし、いけそう。
[魔物が手にした鎌をかわし、ブレスを飛び越え、手近な一体の懐に潜り込む]
…これ。魔王さんの親切かなぁ。
[呟きたくなるほどお誂えに伸びた角を引っつかんで。
上空に迫る腕めがけて、続けざまに投げつけた。魔物を。7(20)3(20)2(20)13(20)]
一見の客にもツケを許す店に、不義理はできまいて。
おお、かたじけない。
[バッテリーの数を数えて、200*79を支払う]
ふむ、見つからんか。ポークとやらに、ちと聞きたいこともあったのじゃが。
無名であるのが幸いしたかの。
そういえば、また魔王が暴れているようじゃが。
―3丁目・公園付近―
[シャルロットと別れた後、さり気なくファーストフード店の表に立っている、半壊した紳士人形へと近付いた]
おい、花の王。貴様人の頭の中に勝手に入り込んで来てどういうつもりだ。
どうせ今の会話も聞いていたのだろう?
[紳士人形は暖かな笑顔と沈黙を保ったままだ]
まぁ答えないのであればそれはそれで良い。そのまま聞いて要求に応じれば私は文句を言う事はないしな。
率直に言うが、私が空を飛べるようにしろ。それだけだ。
前みたいな乙女趣味のホウキとか星とハートの飾りが付いた翼になる杖は要らんぞ。それだけは注文をつけておく。
[ではな、と紳士人形へ早速花言葉。様々な花228(1000)輪が
1.頭髪 2.眼鏡 3.髭 4.胸 5.更に南下したミラクルゾーン(見えるはずのない脛毛) 6.靴 2(6)に咲き誇った]
また会うたな。
グラジオラスの知り合いじゃったようじゃが。
[>>297の女性に小声で話しかけながら、その姿を訝しげに眺める。
サングラスに軽く触れて、正体を確かめるような仕草]
取引の話があるなら、ワシは邪魔かの。
[距離をとりつつ、こっそり補聴器の感度を上げる]
[JJには、にこりと微笑みかけて]
あたし、人を見る目には自信があるのよ。
アナタは、ツケを踏み倒して逃げるような……悪ではないと思ったの。
[「悪人ではない」と思った、と。そして「悪の中でもそんなチンケな者ではない」と思った、と。2重の意味で]
[魔王の話には、そうね、と気のない返事をして]
あの人も、毎日毎日、飽きずによくやるわ。
[話しかけてきた変装女性には少し目を細め]
[正体判別判定:20]
[>>297その正体には気づかず]
どんな取引かしら?
おしゃぶりから棺桶まで、あたしの店なら何でもそろうわよ。
[コピー文書の束を手にしたまま、返事をした]
[JJには>>301]
あら、気を使わせて悪いわね。
[この町では、誰がどんな所属で、どんな関係にあるのか、入り組みすぎている]
[中立を冠するいくつかの場所では、他人の話に遠慮するのは、美徳である]
ほっほ、口が上手いの。
では、せっかくじゃからそういうことにしておこうかの。
……うむ、まったく。
魔王の日々のあの労力を
他に向ければ、すぐに国の一つや二つは買えそうなものを。
[JJに声をかけられれば]
あら、またお会いするなんて奇遇ですわね。
ですが、もしかすると徒労だったかもしれませんし、一人でも多くの方に聞いていただくのは結構ですよ。
そこにどっさり積まれている束の件ですの。
どうやら既にジャスティス急便さんがいらっしゃったようね。
ただ、その話にはもう一つ、そちらのお姉様が興味を示しそうな裏話がありますの…
[意味深に言葉を切って相手の反応を伺う]
―喫茶まろん…の前―
[また1人でこの店に入るのか、と入り口から首だけを入れて中の様子を伺った]
とにかく状況を把握しなければ。前に進まん。
おい爺さん、また厄介になるぞ!
[態度最大でも、まだ首を挟んだままになって居た** ]
ほんとにねー。
[一通り魔物を投げつけ、どうやら腕にダメージが通らなくなったらしいことが分かると、いったん戻ってきて。
ユーリの言葉>>302に、頷いた]
あとはー…ひとまず持久戦で行こう。
攻撃が効かなくなるなら無理に攻めても効果ないし…
攻撃がまだ通用する人が来てくれるまでは、現状維持優先ってことで…どう?
[つまり、被害の拡散を防ぐように冷気の壁は維持したまま、内部に残った魔物たちをあしらい、かわす方を優先で、と。
まったく、奇遇じゃな。
運命の人なのかもしれん。
[>>306に答えつつ、カンナギが置いていったという束をちらりと見やる。
アニュエラに遠慮するように、二人の話は聞いていない素振り。
しかし、聞こえた単語にはひくりと眉を動かした]
[JJ>>305には]
そうね……。
でも……。なんとなくだけれど、その「国の一つや二つ買えそうな努力」を、単なる破壊行為、それも妨害を前提として行うこと自体が目的のような……。
それは考えすぎかしら……。
[最後はつぶやくように]
[女性の話>>306>>307には]
[ぴくり]
[美麗な眉を動かして]
面白そうな話ね。
内容によっては……高く買うわよ。
ふむ。目的が不明瞭な相手は厄介じゃな。
手を打つことも、歩み寄ることも困難。
さしずめ、遊戯感覚といった風情じゃな。
[以前、魔王城で見た姿を思い出して、誰にともなく言った]
異次元テクノロジー。
他の組織のものは詳しくは知らないが、完全なるそれを入手した『TECAR(テカー)』に於ける扱いは簡単明瞭であった。
『TECAR』の社員家族関係者の怪人全てをジンロウ町に引越しをする為に、邪魔者である先住者、人間達を一斉に追い出す為の技術。住民達を異次元空間に纏めて投げ出してしまおうとしていた。その為に今行われているのが邪魔なヒーロー達の排除である。
異次元テクノロジー。
旧『明家計画』所属の怪人の一人が持つ、未完成品。その力は弾丸の形をして、銃器によって用いられる。
――異次元時限弾。
それは対象に接触した瞬間から発動し、対象の全てを掌握した瞬間に対象を異次元空間へと飛ばす悪魔の種。その期限は対象によって異なり、不発もありえる不完全な代物である。その銃器を操り、既にヒーローの多くを異次元へと飛ばしている怪人。その名を異次元大介。孤高のヒットマンである。
だが既に『TECAR』による完全な異次元能力があるのにも関わらず、どうしてそんな半端な使い方をしているのだろうか。
『TECAR』の方針は理念に反する邪魔なヒーローや怪人は皆殺しであった。が、それに従うつもりのないエルヴァイラ……相手を気遣うというより部下の怪人達に残虐行為を行わせたくなかったからだが思案した妥協案であった。『TECAR』の技術は使えず、独自の技術を使う苦しさがそこにあった。
よって二つの組織のエゴがぶつかり合うここでは、二つの異なる異次元テクノロジーが存在していたのであった。
やっぱり気になるようね。
でも、お代は結構よ。別のクライアントから、成功報酬を約束されているから、二重の報酬はいらないわ。
あなたにとって有益な情報か無益な情報かはわからないけど、
ポーク班長、その能力で消されちゃったらしいのよ。
私のクライアントは、どういう訳だか知らないけど、その騒ぎを大きくしたがっているらしいの。
私の望みは、その騒ぎを大きくすること。
この話があなたにとって価値があるなら、協力していただけないかしら?
という取引よ。
よっし、ンじゃあその線でいってみよー。
[試してみるだけならば、チャンスはまだまだありそうなのだ。提案するユーリ>>312に、即答で頷いて]
じゃあ、ゆー、ちょうどいいからソイツ
[と、指差すのは、ちょうど今ユーリが踏んづけた魔物]
凍らせられる?
それができたら、ちょっと避けといて。
[提案。冷気を伴わせつつ、高速で投げつけてぶつけてみようって魂胆だった]
了解しました。
[とん、とさらにその頭部を踏み台にして飛び]
瞬間冷凍《トランザイレ・フリージン》ッッ!!
[カキィン、と魔物は凍りつき、白い凍気を纏う。
そしてユーリは空中を蹴り、軌道を変えてそこから少し離れたところへ。]
消された……。
本当にそうなのかの?
[離れた場所から聞こえる
謎の女の言葉にしばらく考え込んだ後]
邪魔したのじゃ。
また何か必要になったら、寄らせてもらうのじゃ。
[道具屋からの去り際、自立移動機能付小型偵察チップ
「すとーKING」を謎の女にセットしておいた]
あら。真面目なのね。
[このアニュエラなら、間違いなく両方からふんだくるだろう]
[しかし、そうであっても]
[騒ぎを大きくする、しかもこんな方法で、となると、この相手は間違いなく]
[悪]
[それも、魔王ならこんなせせこましいことはしない。彼はただ、力任せに、素直な破壊をするだけだろう]
[おばあちゃまの敵]
[しかし]
分かったわ。
とはいえ、あたしは中立。全面的にというわけにいかないわ。出来る範囲になるけれど、それでもいいなら、ネ。
ともかくは、その話、もう少し詳しく聞かせてもらいましょうか。
[騒ぎを大きくする]
[形のない取引はたやすい。場合によっては、『協力したから現状があるのだ』と言い張ればいいだけのこと]
[打算を元に、微笑を向けた]
ん。ありがと。
それじゃあ…
セぇー…のっ!!
[頼んだとおりのことをユーリがこなしてくれるのを見て>>318、気合を一つ入れなおし。気合ついでに先ほどの[[1d5]割り増しほどの速度で、凍りついた魔物を上空へと投げつけた8(20)]
…いける!
[っぽい。上空を眺める限り、多少なりと効果アリと見て。即座に次弾争点に移った。
…結局、その攻撃もすぐに対応されてしまい。歯噛みしながら持久戦に戻ることになるのだが。それは、もうほんの少し後の話**]
はいッ!
[飛んだ先で次弾を凍らせ、カンナギへとパス。10(20)!
しかしそれ以降はてんで駄目で。]
むぅ……ッ
合体技は2撃が限度のようですね……
[個々の攻撃は覚えられているためか、合体前よりも対応が早いようだった。]**
そうねぇ。
二人っきりになった事ですし、本当のことをお話ししましょうか。
そもそもポークって、悪の組織に所属していたらしいのよ。
私のクライアントはその組織なの。
一般人から見れば、「こんな事をするのは悪の組織に違いない」って見えるでしょうけど、
問題は、消された張本人が悪の組織って事。
クライアントは、黒幕が何者なのかをつかみかねているらしいの。
騒ぎを大きくしたいってのは、あくまでも手段。
騒ぎを大きくすることで、情報を表に引き出して真の黒幕の尻尾をつかみたいらしいのよ。
だって、悪側から見れば正義のヒーロー連中ってこういう時にもコソコソ隠れて行動を起こすから、仮に正義側に黒幕がいた場合、自分達が一方的に不利になるじゃない。
そんな事態を避けたいらしいわ。
中立の立場にいるあなたにとっても、正義と悪のどちらかが圧倒的勢力を付けるよりも、両者が拮抗している方が利害は大きいんじゃないの?
方向性は異なるけれども、あなたにとってもそんなに悪い話じゃないと思うのよねぇ。
―回想・中立亭―
まさに悪の元凶たる威厳を纏っていると思わんか!
うむうむ、正義としてはこのような御仁と相見える事こそ本懐というもの、魔王殿からは色々とべんky
『こんの、ものを言う時と場所はわきまえんか、愚か者がー!!!』
どぅらぇごっはぁぁぁ!? (ヒュゥゥゥ・・・ドゴーン!)
[自分の知りうる限りの情報を分かりやすく説明した魔王の紹介に満足しているところに飛来する、>>221店主のグングニル(モップ)が見事にヒットして吹っ飛んだ。]
ぐぅ・・・おぉ、カルロ殿もこちらに戻っておったか。
せっかくですし一緒に食事を楽しもうではないか!
[付近にいて魔王をじーっと観察していたカルロにも声をかけ、一緒に食事を取る事にした。]
―まだ回想・中立亭―
[店主お任せメニューを選んで出てきたのは1(4) 【1.カレーうどん 2.カレーピラフ 3.ジャスティス定食カレー風味 4.モンゴリアンカレー】]
むむぅ・・・!?
店主殿ォ、なにやら今日の料理やたら美味く感じますぞっ!!
具体的には普段の100%増しに美味いですぞぉぉ!
カルロ殿もそう思わんかっ!?
[出された料理にがっついてる最中、>>243>>244魔王はアンクルとカウンターで会話をしているようだ。]
そういえばカルロ殿、先日話した拳での魔砲の応用についてなのだが、やはり実戦あるのみだろうか?
[暫くカルロと魔拳技についての話を続けた]
―まだまだ回想―
[店に設置してあるTVから緊急のニュースが流れ出る]
ぬ、魔王殿のニュースか?
本人がここにいるというのにニュースが流れるとは違和感があるな。
さて、どのように壮大な悪事と試練が待っているのか!
[画面には天から突き出される巨大な腕と矛。 その周りを守るように固める魔物達の群れが映っている。 そして予言のような文章を読み上げるキャスターの姿]
――――――ッッッッ!?
[...は「ガタンッ」と椅子を倒し立ち上がって文面を見つめている。 周りの者が突然何だと見るならば、その表情で今までになく真剣に強張っているのが見てとれただろう]
―回想―
『全ての世界。砂褐色の空。鋼色の月。
鳴り止まぬ不協和音。その矛に震える大地。
災いは巡る先に翼を下ろし、黒の根を張るだろう。』
[店内の視線が集まる中、カウンターに腰掛ける魔王に向かって低く呟くように言葉を紡ぐ。 魔王は心底興味深げに笑いながら続きを促すだろうか]
『滴り落ちた涙。射貫かれる聖女。
世界は絶望に塗りつぶされている。
そして、全ての世界が、死ぬ』
魔王殿、あの文章―――予言はこう続くのではないか?
―現在・ジンロウ町中心部付近―
カルロ殿、あそこだっ!!
どうやら既に戦闘が始まっているらしい、カンナギ殿達か!?
[魔王の返答を聞くや否や、飛び出すように中立亭を出た。 その際に「己の力だけでは到底足りぬ、頼む!」とカルロへ助力を申し出て一緒に行動している。]
あの空に浮かぶ巨大な腕と矛に攻撃を与えればよいのだな!?
カルロ殿、周りの魔物共はカンナギ殿達にお任せして、我々はアレに直接攻撃を加えましょうぞ!
[>>309前方ではカンナギとユーリが魔物相手に戦っている姿が確認できる。 辺りは噴水から吹き出る冷気に覆われ魔物の動きが鈍くなっているようだ。]
先手必勝! ウオオオオオオォォォォォォォ!!!
爆 砕 連 弾 !
[隕石へと放ったものと同じ連発の遠当てを、上空の腕へと全力で放つ! 6(20)13(20)9(20)1(20)]
[凍て付く不安定な足場と焦る気持ちから思った程の破壊力を得られずに歯軋りする。 続けて攻撃するも効果は無いようで・・・]
くっ・・・俺の力ではこんなものなのかっ!?
未熟、余りにも未熟・・・!
カルロ殿、そちらをサポート致す!!
全力で魔砲を放ってくだされぇぇぇ!!!
[後方に控えて魔力を充電するカルロの付近に降り立ち、群がってくる魔物達を拳で迎撃していく。 その顔には普段とは違う焦燥ともいえる色が帯びていた。]
このままでは・・・まずいのだっ・・・!
―回想・中立亭―
[>>327 謎の文章を読み上げ、続けて魔王へと問う]
あの文章は前半に当る物・・・そして後半は今の物。
これは俺の家―――いや、この『力』を持つ者に継承されてきた予言なのだ・・・魔王殿はなにか、知っているのではないか?
此度の騒動、魔王殿からは世界を滅ぼす悪意を感じぬ。
では何故このような事を起こすのか・・・そして何故、あの文章をこの時に使ったのか・・・俺には分からんのだ!
俺は未熟者故何も知らぬ、教えてくれ頼むっ・・・!
[幼い頃より続けてきた修行、そして口伝された世界の終末を意味する予言。その先に繋がる糸口が、この町には繋がっていた。]
―回想・終―
ちなみにね、
私にとっては『正義だの悪だの』ってのはただのノイズでしかないの。
―――私は、ただ邪魔者を排除出来ればいい。
こうして動き回っていれば、正義や悪に関係なく、誰がどう動くかってのが見えてくるでしょ?
あなたの店にこそ泥に入ったポークが、失踪した事。その失踪に、異次元テクノロジィが関わっている事は紛れもない事実。
私からその情報を得たあなたはどう動くのかしら。
[一方的に言い残すと、返事を待たずに立ち去って行った**]
―― 聖ゲルト教会 ――
魔王からのメッセージ――
「破壊できるものならやってみな」と挑発しているようでありながら、「別に破壊してくれなくてもいいんだからっ」的な健気さを感じますね。
いずれにせよ応えるのが聖職者の務め。
しかし、さすがに【GODマシンガーン】では有効射程が及びませんね。
求めよ。さらば与えられん。
[聖具室から備品の【GOD-SAM】を4本引っ張り出す。]
いささか無粋ですが、このSurface-to-Air Missile(地対空ミサイル)なら役には立つでしょう。
[鐘楼に上り、上空のダブルアーム(腕+武器)を狙う。]
禍いなるかな、おおいなるバビロン。
おまえに対する裁きは一瞬にして来た。
[地対空ミサイルの攻撃――19(20)+7(20)+18(20)+19(20)]
―喫茶まろん―
[普段からここは騒がしく慌しい場所である事は既に理解しているつもりだったが、今日はその騒ぎに輪をかけているかのよう。
首だけを出しているのを発見され、中に入るよう促されたらおずおずと、それでも態度最大で入って行く]
…爺さん、また何かあったのか。
いつも見る顔がないし…っておい、青娘はどうした?
[植物用栄養剤のアンプルのフタをまた開けながら店内を見回すと、青い少女が居ない事に気が付いた]
[青い少女が1人で出かけ、水道の蛇口から戻り、また1人で出て行った事を聞き]
…よくわからんな、あいつは。
そういえば、自然そのものではないのかと問うてみたんだが、あの反応は面白かったな。>>31
慌てているのが手に取るように解る、おそらく私の予想は違えていないだろうよ。
さーて、どうするかな。戻って来たら…
[1.大自然さんと呼んでやろうか 2.可哀想だし、ちゃんと名前で呼ぶか 3.ま、青娘でいいだろ 3(3)]
[などなどアンクルに話しながら、現在の状況を聞き付け飛び出して行きたい思いに駆られた、が]
…また足手纏いになりそうだ。
それに大人しくしてるって、あいつと約束したから少しだけ回復の為にここに居座らせてもらう、かな。
[窓際の植木鉢を見、何事もないようにと願った**]
[ドンファン>>325にお勧めメニューのカレーうどんを出しつつ、(別に、カレーうどんのカレーはごく一般的なもの。特製カレーに入れたら、麺がフライになっちゃうし。)魔王相手にジンロウニュースの速さ・正確性に付いての話題をひとくさり。
合間に聞こえてきた、『普段の100%増しに美味いですぞぉぉ!』に、普段がそれほどおいしくないように聞こえるわ、馬鹿もん!と返す。
多分それって照れ隠し。]
[やがて、扉に挟まっているグラジオラスの顔>>308を見つけると、くいくい、と手招きした。]
いらっしゃい。
そんなところで恥ずかしがっとらんと、入ってくるがええ。
[花の子>>336に青薔薇の娘について尋ねられれば、これまでの顛末をかいつまんで教える。
むろん、ぎっくり腰になったことは伏せて。
植物栄養剤のアンプルをそのまま飲んでいるのを見れば、眉を上げた。]
おまえさん、そんなものをそんな風に飲んでいたら、肥料焼けせんか?
健全な成長には、油かすや骨粉も必要じゃぞ。
[なぜか園芸用語。]
[青薔薇についての話>>337を聞けば、ふぅむ、と唸った。]
自然そのものか。
確かに、案外と的を射ているかもしれんな。
ありゃあ、なにか大きなものの一部じゃろうて。
[先程離した青薔薇の様子を思い浮かべながら、そんなことを言う。]
[やがて立ち上がったドンファンの言葉>>327と、その後の告白>>330に、眉を上げる。]
あやつ、まさか伝説の…
[飛び出していく背中を見ながら、ぽつりと呟く。
それから、魔王に、にやりとした視線を向けた。]
これはなかなか面白いことになりそうじゃな。
あやつが正しく継ぐ者になるか、見極めねばならんじゃろうて。
……ヴァイスめも、それが分かっててここへ寄越したんじゃろうな。相変わらず、食えん奴よ。
─回想─
[魔王から視線を外して呆けていると。
店主が投げるグングニル(モップ)が当たって吹っ飛ぶ、ドンファンの姿。
ある意味此処まで来ると…学習しない、を通り越してる様な気がしたとか、しないとか]
…でも、ドンファンさんって体力あるよなあ。
[懲りない事はとりあえず脇に置くとして、しみじみとそう呟いた。
戦い方からして体力勝負な彼だから、それはまぁ、当たり前ではあるのだろうけれど。
ふと、そんな声が聞こえたのだろうか。
はたまた、視線に気が付いたのだろうか、彼から声を掛けて来ただろう。
食事に誘われれば、応えて、一緒に食べる事にする]
―???→中立亭―
こんにちはー。
[気楽な様子で入ってきたのは、白の髪の少女と影の男。流石に先日の戦闘の事もあるしと店内を見回し。青薔薇もカンナギも居ないか念のため確認……居ない事を確かめてからカウンターに向かい。]
マスター。
あたし達2人に、アールグレイ。
2つともアイスミルクティーにして貰っても良い?
[やがて注文が出てくれば、軽く飲みながら寛いだ様子で。その状態は魔王ニュースが流れても変わることは無く。]
─回想・その少し後─
[出されたピラフは、何時もより、輝いて見えた気がしました]
──ッ!
[何やら凄い事になっていそうなピラフに、自然と期待が高まる...。
既にがっついているドンファンも、メニューは違えど、美味い美味いとがっついていて
...も、ぱくりと一口]
うーまーいーぞー!
[妙な声が漏れたとか、漏れなかったとか]
うん、美味しい。
何時も美味しいけど、今日は更にって感じだね。
[同意する様に、美味である事を何度も口にしながら、けれど手を動かすのは止めず
98秒後には、綺麗に空になった皿が、其処にはあった事だろう]
[食事が終わり、一息ついた所で、彼から『拳の魔砲応用(>>325)』に付いて尋ねられれば]
うーん。
そうだ、ドンファンさんは遠当て、って…出来る?
[確認する様に問えば、きっと肯定の返事が返って来ただろう
ならば、後は大体が応用で済みそうだ、と、構造的な物を説明していく]
今は、小出しに細かく撃ってるんじゃないかな。
しっかり気を溜めて撃てば、多分…魔砲に負けじ劣らず って感じになると思うんだけど。
[『ほら、か○はめ波みたいな』と、熱血漢御用達であろう某アニメを喩えに出して。
今までは疑問符を浮かべていた彼も、きっとアニメの喩えで理解したのだろう。
成程、と手をうっている様だった]
急ぐんでしょ、大丈夫、中心街なら直ぐだよ。
─おいで、《魔法使いの腕/天翔ける翼》
[現れる大きな鳥に乗る様促して]
良く分からないけど、さ。
何となく、大変っぽいのは分かるよ。
[彼にそう声を掛ければ、彼が断って走ろうが、素直に乗ろうが
中心街へ、一直線に向かって行く]
……ふーん。
[ニュースを横目で見ながら。のんびりと紅茶を飲み。ベルガモットの癖のある香りを楽しんでいた。メルクリスに行かないのかと問われれば]
ん、大丈夫だよ?
だってほら、あたしはあたしで次の準備があるんだし。
だからまずは、お手並み拝見って所?
[連日の魔王城と、前回の隕石・火災騒動でだいぶ正義側も疲弊しているだろう。そんな事を考えながら、ふと思うのは青薔薇の事。彼女は、どうも他の面々とは違っているようでもあり]
[…止む事の無い《腕》の打撃、しかし、其処まで効いている様には見られない]
…と言うか…効いてない…?
[対魔的な結界でも張られて居たのだろうか、思った以上に《腕》のダメージが通らない。
何度か当ててからは、攻撃自体が通っていない様で]
なら、思いっきり当ててやる…!
[迫り来る魔物をドンファンに任せ、魔力を弩に込める。
効かなければ…の思いは、...に焦りとプレッシャーを与えて行くだろう]
充填完了、発射準備OK…当たれ、当たれ、当たれ、当たれ、沈め…!
[続けてドンファンに向けて、叫んだ言葉は]
ドンファンさん、今から撃つから、それに乗って! 気合で!
[大分無茶な事をだったかもしれない。
しかし、魔砲が効かないなれば…ダメージを通せるのはきっと拳のみで
彼は咄嗟に言った無茶にも、見事に応えてくれたろうか
熱血系には、気合の一言って便利なんだな…とは思っても、絶対に口に出さない様にしよう]
いけぇえええええ!
合体秘奥義! 魔拳砲『撃滅』!
[魔砲が着弾、爆ぜるとほぼ同時。
彼の拳が、巨大な腕と矛に甚大なダメージを与えてくれる事を祈って7(20)]
― 自宅 ―
[カンナギが予想以上に動いているようなので、これ以上自ら手を出す必要は無いかもしれない、と考え一時帰宅。バスルームへ直行]
[シャーーー]
自分で自分がわかんないよ。
……………………おにーちゃん。
[冷たいシャワーで頭を冷やしながら、つぶやいた。]
[部屋に戻り、本部との通信を開く]
トゲヤマさん、アレ、ありますか?
「なっ……、まさか。」
ううん、まだ大丈夫ですけど、念の為、です。
「………アレは使わないんじゃなかったのか。」
あのコ達は出来るだけ起こしたくないけど、何が起こるかわからないですから。
「あぁ、少し時間がかかるかも知れないが、待っててくれ。」
お願いしますです。
[通信終了]
[変装を解き、いつも通りの姿に戻って中立亭へ向かう**]
[カウンターに腰掛けて、策謀を巡らす。考えていることは2つ。まずは青薔薇の姫への対処法。正直、正面から戦っても《暗黒逆十字》クラスの攻撃で無いとダメージは深くないようで。それならば……と考えていると、メルクリスに次はどうするのと問われ]
次、ねえ。
隕石・雷・火事と来たから。
次はどんな趣向で行きましょうか。
[そう言った目は薄く笑っていて。次はどんな手段で正義の陣営を混乱させるかと考えているようであった。ふと、グラスを軽く持ち上げて]
……ふむ。
案外とこれは面白いかもしれないね。
[飲んでいた紅茶を眺めながらそんな事を呟いた]
─回想・アニュエラの道具屋─
[女性>>323の言葉を聞いて]
つまり、ポークを消したのは正義側。ないしは正義側の可能性が高いと。
そしてその力は、現在のジンロウ町の勢力図を塗り替える可能性が高いと。
[悪だの正義だのはノイズ……という言葉には、ふと親近感を覚える]
[ああ]
[アナタにも、自分がいるのとは違う場所に、守りたい人がいるのね、と]
アナタのクライアントが、本当のことを言ってるかどうかはともかく……。アナタは本心で話しているようね。
分かったわ。
ならば協力の手始めとして……。
「全宇宙邪悪連合ネットワーク」の最新情報(匿名メモ)をご覧なさい。
「明家計画」の異常についての情報が乗っていたわ。
「ジンロウ町に住む住民を全て排除」
これって……、そのテクノロジィが関係してそうじゃない?
─回想・アニュエラの道具屋─
それともうひとつ。
おそらくこれは、まだあたししか知らない情報。
町の情報筋>>1:756 >>1:758から、喫茶まろんのコックさんと、最近あそこを良く手伝ってるシャルがつながってるという情報が入ったわ。
それも、実の親子だっていう話よ。
シャルは……悪か正義かはっきりしないけど、何かの目的を持って動いてる可能性が高い。
場合によっては、喫茶まろんが、中立でなくなる可能性も……。
[その話が、エルヴィの放った怪人が流したものとも知らず]
[目の前に本人がいるとも気づかず]
[大真面目]
―ジンロウ町・中心部―
カルロ様!シンマイ様!
[駆けつけた援軍にほっと肩を撫で下ろし。
二人の初めての共同作業――もとい、合体秘奥義による最後の一撃が、巨大なる魔物の胴体を打ち砕き。バチバチと火花を散らし、ドゴォオオンと絶大な轟音とともに爆ぜる。
爆発に背を向け、勝利のポーズを決めるドンファンの姿がそこにあっただろうか。]
お見事です、お二人様。
それではあとはこの……
凍れる息吹の障壁《プロテクト・オブ・ブリザード》ッッ!!
皆様、中へ!
[全員を障壁の中へと退避させ――]
極寒の地の氷の神よ、我に力を与えたまえ。
言葉は氷柱、氷柱は剣。身を貫きし氷の刃よ、今嵐となり我が障壁を壊さん!
永 久 絶 対 究 極 氷 結 風 斬
《エターナル・フォース・ブリザード》
[相手は死ぬ。]
[非情なる永遠という名の猛吹雪が、残った魔物たちを一瞬にして凍りつかせた。]**
―回想・少し前―
[背後でカルロの魔法が発動、そして別方向から飛来したミサイルが上空の腕と矛にダメージを与えていく。 しかし、今一歩というところで破壊力が足りていないのか更なる攻撃を弾きながらも禍々しい腕は健在であった]
一人の力で通じぬのならば二人の力・・・カルロ殿ォォ!
『ドンファンさん、今から撃つから、それに乗って! 気合で!』
[ほぼ同時に互いの名を呼び合い、目を見て意志の疎通が出来る。 事、非常事態において正義側がよく使う便利手段の一つである。]
ウオオオオオオオオオオォォォォォォ!!!
「「合体秘奥義! 魔拳砲『撃滅』!」」
[放たれた魔砲に気合で飛び乗り上空の腕へと直接燃える拳を叩き付ける!17(20) それが決定的なダメージとなったのか火花を散らした後に轟音と共に爆ぜる。]
ヨッシャァァァァァァァァァァァ!!!
―現在―
[青い少女が張った氷の障壁の中で永久凍結魔法の発動を見守る。]
これは凄まじい威力の魔法だな!
このような魔法を使える等、ユーリ殿は只者では・・・
[脳裏に蘇るのは予言の一部]
『滴り落ちた涙。射貫かれる聖女。』
・・・聖女。
[その呟きは誰かに聞こえたであろうか]
あいよ、いらっしゃい。
[入ってきたメイアルとメルクリス>>344をちらりと見て、アールグレイの茶葉を取りだした。
濃く出した紅茶をクラッシュアイスに注ぎ入れ、すぐに氷を取り除いて冷えたグラスに移し替える。
泡立てた生クリームを浮かべて、ミルクをそっと注ぎ入れれば。]
ほれ、おまちどうさん。
[綺麗に2色に分かれたアイスミルクティーのできあがり。]
−アニュエラの道具屋→??−
[店番として、ちびあにゅを置く]
[アニュエラの下僕のひとりが、あまりにも似せて作ってしまったため、命を得てしまった人形だ]
[自身は四次元ポケ○トを持ち、最高の化粧をして、服を着]
[どこかへ**]
―回想とか―
うっわー…
[降りてきていた魔物たちを、ユーリと一緒に牽制しつつ。隙を見てはちまちまと破壊していたら、上空に飛来する影が数基>>334。
白を基調に塗装され、麗々しくカミサマを表す印象が刻まれたソレは、どう見ても聖ゲルト教会の決戦兵器。
魔物と交戦する手は止めないまま、のん気に呆けたような声を上げて、その行く先を眺めていると。
大爆発]
…すごっ。
これなら行けそうじゃない?
[膨大な熱を放ちつつもミサイルでぼろぼろに崩れかかる腕を見上げ、魔物相手の消耗戦に少しうんざりしていた顔を晴らして顔を上げて。ユーリ>>358に声をかけてみれば、その視線の先には見知った二人の姿>>352>>360。
魔砲に乗った燃える拳が、見事上空の巨大な影を、撃ち貫いた]
…おみごと。
[勝利のポーズを決めた黒衣のヒーローに破顔して。
自転車を止めてぱちぱちと拍手を送る]
さってとー…あとは後片付けっかな。
…ん?あいさ了解ー。
[上空の影が一段落すれば、残るは周りに群がる魔物のみ。さぁ後始末だと気合を入れなおしていると、ユーリから声がかかり>>358。目の前に展開される、冷気の障壁。
なんとなく何かを察して]
二人ともおつかれー。
ってことで。あん中に
[と、立てた親指で障壁を示し]
配達のご注文です。
[にこり笑って、二人の首根っこ引っつかむ。
ユーリが心置きなく詠唱に専念できるようにと、最速で]
…おおー…
[障壁の内から眺めていると、周囲の魔物は圧倒的な永久凍土の猛吹雪の前に、じゃっきじゃきに打ちのめされていく。
その力に、感嘆の声を漏らして]
今日のジャスティスこれにて完了!かな。
…聖女?
[辺りの魔物が一掃されたのを確認して、ぐっ!とユーリに立てた親指を向けて、ぐっじょぶ!の気持ちを手振りで示す。
そこに、ドンファンの漏らした声>>361が聞こえて、怪訝に首を傾げつつ]
あー…でもたしかにゆーってそんな感じかな?
[健気に勇者を探す姿とか、勇ましく自ら剣を振るう姿とか思い出しつつ、勝手に頷く。
ドンファンが何かしらうろたえたかもしれないけど気にしない]
…まぁそれはさておき。
今日もジャスティスおつかれさま!
ってことでー…
ご飯にしよう!
[言いつつ、障壁がぱんっと軽い音ともに散るのに合わせて立ち上がる。大魔法を行使したユーリは、疲弊した様子だっただろうか。
ひょいと自転車に乗せて。
ドンファンとカルロにも、どうかな?とジャス天号をぺしぺし叩いて見せて]
…ああそうだ。今日は割り勘で…
[と、微妙に苦しい財布事情に、思いついたように口を開くけれど。その場にいた顔ぶれ…特に、浮世離れした感じのユーリや、まだ学生の身のカルロを見て、ぴたっと止まる]
…半分分けといこう!
いいよねドンファンくん?
[でっかい黒衣の肩を、にこやかにぽむぽむと叩きつつ。
返事を待たず、ジャス天号は一路喫茶まろんへ]
―22(60)秒後・喫茶まろん―
ちわーっす。
おっちゃん、焼きししゃもちょうだいー。
[声をかけつつ店内へ。空いてそうなボックス席に腰を落ち着けつつ。
…その目が、窓から見えたキャンペーンののぼりを目ざとく見つける。
8(10)秒後、チキンに烏龍茶を人数分両手に携え、ほくほく顔の姿があったりしたけど、それはまぁ、些細なこと。
おっちゃんに叱られつつ、辛うじて回避して説得する姿があっても、些細なことったら些細なことなのだ]
…ああそうそう。
みんなにも、これ。
[言いつつ取り出したのは、戦闘で多少くたびれてはいたけど、しっかり取っておいたコピー文書の写し。
異次元テクノロジィについて書かれたソレを、同席する面々へと見せて。マスターに断り入れて、掲示板にも晴らせてもらう]
…まぁ。どういうことんなんのか、ちょっと想像つかないんだけどさ。
[言って。その場は、あーでもないこーでもないと、そのテクノロジィについて、話が交わされたりしただろうか]
―少し回想―
『…聖女?』
ん・・・や、何でもないですぞ!?
せいじょー・・・そう、清浄するが如き魔法力だなと!!
[流石に青い少女の前でその話題をするのを躊躇ったのか、うろたえながらも話題を転換する。]
うむ、それならば中立亭へ参りますか!
ここのところ戦い尽くめで身体を休める暇もないですしな。
戦士にも休息は必要ですぞ!
『…半分分けといこう!
いいよねドンファンくん?』
・・・了解。
[どちらかというと自分の財布事情の方が深刻であった]
―中立亭―
店主d(以下略)
[以下略である。]
カンナギ殿、俺にも一枚くだされ。
ふむふむ『異世界てくのろじぃ』ですか。
・・・よく分からんっ! (ズドーン!)
[何故か背景に爆発音がなり、無知っぷりを披露した。 『分からなければ誰かに聞け!』という団長の言葉を思い出し同席していた者に聞く]
ユーリ殿、カルロ殿これは一体どういう意味か分かるか?
―回想・喫茶まろん―
[園芸に詳しいアンクルの言葉に、ニヤリと笑みを見せた]
心配してくれなくても大丈夫だ、これぐらいで肥料焼けは起こさないさ。
しかし流石は爺さんだ、物知りなんだな。確かにあの人に世話になっていた頃は、化成肥料ならたまに撒いてもらっていたんだがなあ。
油かすや骨粉…そういうもので体力が付くならいくらでも食ってやる。もう倒れて何も出来なくなるなんて御免だ。
[悔しげにアンプルの口を噛み締めて。本気で油かすと骨粉の購入を考えていた]
― 回想・アニュエラの道具屋 ―
[アニー>>356の言葉には]
あくまでも可能性の話よ。悪の組織や、最近この町を騒がせている魔王達の活動の一環と考えると落とし穴があるかもしれないわ。
正直なところ、その点は全く情報がつかめていないから勝手な推測でしかないけどね。
「全宇宙邪悪連合ネットワーク」ね。あそこの情報はたまにとんでもないガセが寄せられる事もあるけど、その話は信憑性が高そうね。
「ジンロウ町に住む住民を全て排除」……確かに、テクノロジィの匂いがするわね。後で調べてみるわ。
[>>357の情報には一瞬目が点になりそうになったが]
シャルってあのちんまい不思議ちゃんよね。あの子の正体は私も知らないけど、
少なくともこの町にいる悪や正義の連中とは繋がっていないみたいよ。
その情報の真偽は分からないけど、もしその二人が繋がっているなら、あのガンコオヤジがあの子を裏で操ってそうじゃない?
喫茶まろんが中立でなくなる可能性は、そんなに考えなくてもいいんじゃないかしら。
[怪人の偽情報はあえて否定しないが、喫茶まろんに関することだけは正しい認識へ導こうとした]
―― 聖ゲルト教会 ――
さて。
もうひとつの問題は、消えた人たちの行方ですね。
真実を知るためには――
あえて、向こう側に踏み込む勇気も必要なのかもしれません。
[つるやで買ったチョコレートを齧りながら思案している**。]
― 回想・自宅 ―
[>>356情報を元に、「全宇宙邪悪連合ネットワーク」を調べる]
すっごくテクノロジィが絡んでそうな雰囲気ですねぇ。『明家計画』ですか…
[その名前は56
〜15:聞き覚えはある。 15〜75:ジンロウ町で活動していた事は知っていた 75〜90:アジトのありかを見つけちゃった事がある 90〜:過去にエルヴァイラが出入りしているのをバッタリ見ちゃった]
―回想・喫茶まろん―
[それから青い少女の話になると、ぱっとカウンターに身を乗り出した。傍でデカい植物を植えた本人(魔王)が居るとも知らず]
爺さんも何か思う所があるのか。でも何か大きなものって…自然じゃないならなんだ?まさか世界とか言うのではないだろうな。
おいおい勘弁してくれ、もしも仮に世界だったとしても水道の蛇口から出て来る奴がそうだとは思いたくないぞ…。
[水道の蛇口から出て来た事を聞いたなと思い出しながら笑って手を振り振り]
ま、いずれにせよ私達花や植物が敬う対象である事には変わりないが…様子見だな。
[そこでドンファンとカルロが飛び出して行くのを見送る。自分も追いたいと思いながらも、アンプルを手にしているのを苦々しげに見つめて諦めた]
― 現在・喫茶まろん ―
[とてとてとて]
こんちわーっ!
[店に入ると、真っ先にグラジオラスの姿を探す。
すぐに目が合うと、笑顔でぴーすっ。]
今日は、ミルクアート入りカプチーノと中辛カレーでお願いしますです。
[冒険してみたい気分で注文してみた]
―現在・喫茶まろん―
[そこからメイアルとメルクリスが店にやって来たのは見ていたが、まさか先の隕石や火災の原因となった人物とは毛筋程も思わず、浮いている何かを捕まえようと狙ってみたりして少しずつ体力を回復させていた。
+裏+←表なら捕まえてじゃれている]
…後で花達の様子、見に行ってみるかな。
ドサクサに紛れて荒らされていないか心配だ。
[今闘えないのなら、せめて出来る事を。そう思って先の大きな騒ぎのあった所を回ってみようと呟いていた]
う…上手い…上手いな。
[よほどのものだった
普段よりも幾分も間抜けな声を上げてピラフを貪るように食いながらニュースを見れば、既に腕はカルロとドノファンの連携技により大破。
うめき声とも地震ともつかぬ音とともに、残り火がコンクリートを飴のようにとかす。
最も、その後の冷気により熱も消え去ることだが]
そこまでせずともよいのにな
[そういうがはやいか、冷凍された悪魔も全てその場から消え去った]
─回想・戦地にて─
[秘奥義は無事に決定打になった様で]
よっしゃぁあああ!
[轟音と共に爆ぜるその様子を見れば、ガッツポーズ
遠く、爆音の元には、勝利のポーズを決めるドンファンの姿が見える]
[と、そんな時。
ふと、肩を叩かれて気付くと、カンナギに障壁を示された
要するに、移動しろとの事なのだろうと、歩を進めようとすれば]
『配達のご注文です』
…へ?
[その声には、間抜けな声を上げて尋ね返したろうか
そんな事をしている間にも、首根っこを引っつかまれて…障壁の中に放り込まれて。
放り込まれた障壁の中から見えるのは、慈悲無き、氷の猛吹雪(>>359)
その壮厳さに見惚れていると、我に返る頃には、既にほとんどの魔物が駆逐されていただろう]
[ドンファンとカンナギが何か話しているのは +裏+]
[表:聞こえていた 裏:吹雪に見惚れ、聞き逃していた]
[ニュースでは悪から世界を救ったと報道されている
そんな光景を醒めたように見る]
ばかげたものだ
支配も征服もせずただ滅亡をさせようとするものなど真っ当な悪とは程遠いというのに
[なぁ?というようにアンクルを見れば、明らかに善ではないわといわれるだろうか。]
ま、誰かの一個の意思に統一されるような世界など面白みもなにもないでな。
[ぼやくようにいいながら、食後の水を飲み干し、代金を置いて*去っていった*]
―魔王の企みが瓦解してから4(6)時間後―
「こんばんは、ジンロウニュースのお時間です……うわあっ!」
[ジンロウニュースの生放送中に乱入してきた2人。メイアルとメルクリスのコンビはそのまま、司会者やスタッフを黙らせて行き。]
ん、今生放送中かな?
ジンロウ町の皆さん、こんばんは。
まろん亭のみんな見てるー?
[どこぞの超時空シンデレラのように「キラッ☆」とポーズまで決めてみせる裏では、メルクリスの影によって操られたスタッフ達が次から次へと己の意志とは無関係に動かされ。遊んでないで本題をと促されれば、キャスターの席に腰掛けて]
先日は、隕石に火災に落雷と大変だったねー。
しかし、そんな中健気にも修復しつつあるジンロウ町ではありますが。
[ここでカメラが切り替わり、ジンロウ町の海辺の港が映し出される。同時にスタジオでメイアルが呪文詠唱を始めた姿も映し出され]
偉大なる海王リヴァイアサン
汝の力の一欠を我に与えよ
さすればわが力にて
波は荒れ海は狂うであろう
大海嘯《タイダル・ウェイヴ》!
[呪文詠唱を終えると、ジンロウ町の港から4(6)kmまでの範囲が津波に巻き込まれ
復旧途中だった港や海岸近くの人家がまたしても崩れていくのが見えて]
なお、津波の第二波が予測されてます。
住民の皆さんは高台まで避難を。
もし、これを止めたいという勇者様《ドンキホーテ》が居るのならば。
ジンロウTVまでお越しくださいな。
[そういって笑うと、2人は何事もなかったかのようにジンロウTVの屋上へと向かった]
[お疲れ様!と続けて返せば、食事に誘われる
…調べないと行けない事もあったりするのだが、それ位なら良いだろうと同意して
割り勘…の言葉が止まると同時、黒衣の彼に『半分分けで!』と告げる彼には]
いや、流石に自分の分位は出しますよ?
[言ってみるも、それは憚られたろうか
何はともあれ、ジャス天号に同乗、喫茶まろんへ向かう]
[浮いている何かを捕まえられず、ムキになってその尻尾を掴もうと飛び跳ねていると聞き慣れた声が店の中に入って来た]
あ、シャルロット!もう変装解いt……ゲフゲフゲフ…
な、なんともなかったみたいだな。無事で何より。
[植木鉢から何も知らせが届いていないのだから何事もなかったのは当然の事。それでも無事を喜んだのはグラジオラス自身が心底心配していたという事なのだろう。
今までの彼女では考えられない、ピースサインを返す姿は花の王が見たら卒倒したのではないだろうか]
[まろんへ戻れば、何時もの光景があったり、カンナギがチキンと烏龍茶を人数分持って来ていたり。
持ち込み禁止…かどうかは定かでは無いが、きっと店主には何かしらを言われただろう]
[一息、とばかりに席に腰掛けると、カンナギから、チラシを1枚渡されて]
これは………!
[渡されたそのチラシは、声の主(トメ子)に説明して貰った物と、同一の物であった]
oO(カンナギさんにチラシまで配らせるって事は。
少なくとも、秘密裏に扱う事をやめたのか…それとも…)
[広めようとしてる『誰か』が居るのだろうか。]
カンナギさん、このチラシ…誰に貰ったの?
[出所を探るべく、相手に、依頼主の名を尋ねてみる。
彼は話してくれるだろうか、それとも──]
[カルロ>>389の言葉が不意に聞こえて]
(自分でもばら撒くつもりだったけど、最初にジャスティスさんにお願いしたのが結果オーライだったみたいです。)
[JJに「すとーKING」をセットされていた事には全く気付かず、そんな事を考えていた]
[注文を済ませ、グラジオラスがいる席へ向かう。]
おねーさん、やっぱりここにいたのです♪
[この場では表に出せない言葉を込めて、おもむろに抱きついた]
―ジンロウTV屋上―
さあて、またたくさん来たら困るからねえ。
1つ、呼び出しておきましょうか。
[ジンロウTVの電波塔を見上げると、何事か唱えていく。そうすると辺りに光が立ち込めて行き。光が消える頃には、繭のようなものが電波塔に取り付いていた]
ふふ、誰かが来る頃には孵化している事でしょうねえ。
メルクリス、あなたの準備も良い?
[そう問いかけると、メルクリスも頷きを返し。何らかの準備をしているようだった]
[チラシを見れば、大体の事は書かれていたろうか
尋ねて来たドンファンに、そして、その場に座るカンナギや青薔薇の少女に聞こえる様に]
ボクが知っているのは、ジンロウ町の大量失踪 ──知っていますか?
あれに…その、異次元テクノロジィとやらが関わっているらしい事、のみです。
失踪した人達は未だに発見されず…。
しかし、大した証拠も無く、未だに『噂』でしか無い
恐らく……大規模な、転送装置。
[トメ子からの情報を頼りに、知っている事と、憶測を並べて行く]
丁度、ボクはこの事を直属支部に伝える予定があったんですよ。
調査し、誰かが悪用しているなら…それを、回収しなければなりません。
[と、暫くはテクノロジィに付いて、憶測などを話し続けるだろうか]
おっかえりー。お疲れ様ー!
[巨大な腕や隕石やらとの戦いからみんなが帰ってくれば、笑顔で出迎える。]
今日のピラフすっっっっげー美味いぜ! 是非喰うべきだって!!
[おっさんの料理を褒め称えつつ、ウェイターのまねごとをちょこちょこ。今月厳しいからこれで代金安くならないかなー、とかいう打算も裏にはあるが、シャルのウェイトレスを見た後ではさぞかし危なっかしく映るだろう。]
いじげんてくのろじー?
[耳慣れない言葉に首をかしげる。
そのときケータイが奏でたのは、<<初代魔法少女 トメ子>>のテーマ。]
あ。電話だ。はいもしもし。
……連絡網りょーかい。おっけー回しとくよ。
……あ、もしもし? 俺俺。連絡網。
『さっきの稲妻で学校の時計塔がやられたから、明日の授業は第10仮校舎で』だって。うん。また。
あはは、あんな暴れやすそうな校庭のとこにあんな目立つ時計塔建てたら、派手にぶっ壊されるに決まってるのになー。校長もこだわるよな。
んじゃ、また明日ー。
[電話を切る。
被害は大きかったけれど、少なくとも東高に関する限り、一般住民はとっとと適応しているようだった。]
[シャルロットがちょっとした冒険>>376をしているのを眺めていると、向こうから恒例の抱き付きを仕掛けて来た]
大人しくしていると言っただろう?約束は守る。
でないと大切なものすら護れないと、解ったからな。
[そしていつもの頭ぽんぽん。こうしている時がなんとなく落ち着くのだ]
それから、お前らも無事で何より。
そのビラはあれか、「いせかいてくのろG」のやつか?
私も話は聞いた、何かと厄介なものらしいな。
[戻って来たカンナギ達のボックス席を覗き込むと、変装していたシャルロットが話していた内容と同じ事が書かれたビラがあった]
[再びシャルロットとじゃれながらビラを良く見ると
「異次元テクノロジー」と書かれてある。物凄い勘違いをしていたと知ってほんのりと頬を染める]
ああ、ユーイチ。ちょっと注文があるんだが…そのさっきから皆が口からレーザーを吐く勢いで叫ぶ程美味いピラフとやらをこっちに頼む。私はグリーンサラダだ。
後、面白いからカレー。
これくらいしても、まあ罰は当たらないだろう。
代金は私持ちだ、爺さんにそう言っておいてくれ。
[1つだけどう見ても悪意が見える注文があるが、どうやらお疲れさまの意のおごりらしい]
あいよー! ありがとうございまーす!
[グラジオラスに元気に答えて、厨房に注文を投げかける。]
おっさん! グラジオラスさんのテーブルに、ピラフ大盛りとグリーンサラダ、それと伝説の特辛カレー一丁!
[速攻悪ノリしたのは、聞きとがめられたやら、それともそのまま伝わってしまったやら。]
―ジンロウTV屋上―
隕石、火災、落雷…そして津波か。
では次は地震でも起こすのか?
[いつのまにやら現れた魔王はメイアルとメルクルスのほうを見るでもなく屋上より地上を見下ろしながらいう]
―回想・まろん亭―
おっと?
「きんきゅうかいひ!」
〈あぶないあぶない〉
《だいせいこー》
[グラジオラスに捕まりそうになると、ギリギリのところで其れを避け]
つかまるか?
「つかまるか!」
〈にげろにげろ〉
《おにさんこちらー》
[グラジオラスと一緒に遊んでいた]
てくのろじー?
「てくのろじー!」
〈なにそれ〉
《ぱぅあー!》
[カンナギ達が異次元テクノロジーの話をしているのを聞けばその上でくるくると騒ぐ]
―つるや―
["通信"を終えて店先に戻ると、あの黒い影は既に消え去っていた]
こりゃあ助かったねぇ。
アタクシはもうへとへとで――
[などと呟いていると、点けっぱなしになっていたテレビ(ブラウン管)から、聞き慣れない声が聞こえて来た。
確かこの時間はジンロウニュースのはず、と振り向くと]
なんじゃこの番組は……。
いや、この映像、津波が起きとるという事かね?
[呪文を詠唱する少女と、高波に押し流される住宅が見えた]
あの子が術の使い手かい……。
術の威力やら使い方からして、あの隕石や火事もあの子の仕業なんだろうねぇ。
やれやれ、おばあちゃんを余り働かせるんじゃないよ。
[呟きながらも、その足はジンロウTVに向かい歩き始めている]
―喫茶まろん―
[勢いでカレーを注文したら、そこからとんでもないものがオーダーされてしまったらしい。>>398
だがそれはそれ、勇者様ご一行なのだからきっと大丈夫だろうと自分に言い聞かせてTVの方を見上げたら]
お、今日のジンロウニュースはきっとお前らの事でいっぱいだぞ……って?
あれ、あいつらってさっきまでここで茶を飲んでた奴等じゃないか?
[TVに映っているのはさっきまでここに居た2人組。どうもニュースの様子がおかしい、と様子を見ていると津波が民家を襲って行く所を映し出した>>386]
いるにはいるな。だが今は気分ではない。
それに主の言うとおりヒーローどもには聞きづらいだろうからな。
[火炎弾を警備隊に向ける様にさえも目を向けるでもなく、ゆっくりと周囲を見渡して]
あのあたりはいただくぞ。
[指をゆっくりと指し示すのはほとんど壊滅した津波の影響が色濃い地区。
そこに天より風刃が降り注げば地面を綺麗に抉りとり、大地に風穴をあける。]
―かなり前―
[グラジオラス>>375の『まさか世界とか言うのではないだろうな』という言葉に、苦笑する。]
さてな。そこまではわからんよ。
確かなのは、あの娘が見た目通りのものじゃないことと、なにやら使命めいたものを抱え込んでおることじゃろうな。
[分かったような、分からないような言葉を返す。]
―市街地―
ジンロウTVはこっちで良かったかの……。
うーむ、テレビなんて久しぶりじゃから良くわからんわい。
[市街地をうろうろしていると、そこに飛んで来る火炎弾]
また街中を攻撃しよったか!
まったく、見境なしじゃの……。
[消火活動をしてもキリがないと判断し、そこは消防や警備隊に任せる事にして前進する。
炎の飛んで来た方角から、敵の居場所に当たりはついていた]
[「大人しくしていると言っただろう?約束は守る。」と聞いて]
だいすきーー!
[などと叫びながらさらにむぎゅり続けるが、その反面
「でないと大切なものすら護れないと、解ったからな。」
との言葉が内心チクりと刺さる]
私はいつも護られてばかりなのです。
[その言葉は頭の中で思っていただけだったか、それとも思わず言葉に出てしまったか。
周りで異次元テクノロジーが噂になっているのを聞けば、仕掛け人とは言え無関心でいるのも不自然だろう。]
「異次元てくのろじー」ですか?
噂は聞いたことがありますけど、壊したり傷つけたりせずに「とんでっちゃえー」ってテクノロジーですよね。
隕石が落ちてきた時とかに、「とんでっちゃえー」みたいな使い方が出来ればいいんでしょうけど、
悪い人達の手に渡っちゃったら悪用されそうで怖いですねぇ。
[と、感想を述べながら、グラジオラスが「いせかいてくのろG」と勘違いしている事を聞いて、
彼女はきっと無関係なのだろうと安心していた。]
―だいぶ前―
[ドンファンをあしらう魔王>>377の話を横で聞きながら、ふむり、と顎を撫でる。
本気でうまそうにピラフを食べている姿を見れば、自分も少し味見して、想定はるか外のうまさに目を白黒させてみたり。
ニュースへの感想>>384には、面白くもなさそうに言い捨てる。]
そうさな。おぬしのは天災じゃよ。
悪は、もっと真面目にするモンじゃ。
[そんなことを言いつつも、最後のぼやきには同意を返して、その背を見送る。]
―― 聖ゲルト教会 ――
[ニュースでは謎の少女が災害を呼び、ヒーローに呼びかけていた。>>386]
放送局確保は決起時の基本ですね。
しかし、「要求」はあれど「主義」は述べていない――
犯行声明だというのですか、これが?
むしろ陽動ではないかとすら疑ってしまいますが…
―少し前―
いらっしゃい。焼きししゃもな。
[今日も今日とて現れたカンナギ>>368に、皮がぱりぱりに焼けた焼きししゃもにスダチを添えて提供…しようとしたところで、チキンを食べているカンナギの姿を発見する。]
ほう。おぬし。ワシの店に他の店の食い物を持ち込むとは、良い度胸じゃな。ワシの料理が食いたくないと見える。
[声は低くゆっくりと。怒りは深いマグマのように静かに。まあ、すぐ噴火するんだけど。
怒鳴り声と少々の騒動の間に、ししゃもは<道具屋 真アニュエラ>のところに飛んでいった。
なんだかんだとありつつも、結局追い出すこともチキンを取り上げることもせず。
掲示板に張られた異次元テクノロジーのチラシを見つつ、ふむ、そんなことがと唸る。]
[注文の品を待ちながら、浮いている何かが近くにいれば、それを掴もうとパタパタ手を動かしていただろう。
TVを見ながらジンロウニュースを乗っ取るメイアル>>385を見ると]
あ、あの女の人、前に町中で魔法を使ってバトルしていたのを見たことがあるのです。
もしかして、隕石騒ぎもあの人がやった事なのかも。
[途中現れたドンファン>>370を(略)しつつ、テレビで腕と槍が砕け散る映像を思い出せば、うむ、と一つ頷く。]
まあ、ぎりぎり合格点というところじゃな。
[そうこうしているところへ、やってきたシャルロット>>376と、グラジオラス>>397の注文を受けたユーイチ>>398から、相次いでカレーの注文が入る。しかも、片方は特辛。]
なんじゃと?
[ぎろり、とユーイチを睨んだ後、無言で厨房に入る。
やがて、光と音が漏れ聞こえた後に、まずはシャルロットのところへと、耐熱セラミックの盆に載せられた色鮮やかなカレーと一緒に、ヨーグルトと、可愛らしく*07手長猿*が描かれたカプチーノが運ばれた。]
[続いて、グラジオラスや勇者ご一行がいるテーブル用に、大皿いっぱいの山盛りピラフと、見目にもさわやかなグリーンサラダが用意される。]
重たいでな。気をつけて運ぶんじゃぞ。
[手伝ってくれているユーイチにはそう声を掛けて、改めて厨房へと戻っていく。
手には、溶接用の防護面。]
―ジンロウTV前―
[火炎弾攻撃から9(10)分後、ようやくジンロウTV前へと辿り着いた。
周囲は命知らずな野次馬と無謀ではないヒーローなどで遠巻きに囲まれている]
うーん、こっからじゃ相手の姿は見えないねぇ……。
[しばらく屋上付近を見上げた後、意を決したように人の輪を掻き分けテレビ局入り口へ向かう]
ちょいと、お邪魔させてもらうよー。
−喫茶まろん(中立亭)−
[ジンロウ町が災厄オンパレードになっている中]
「お姉ちゃん、何か尻尾むにむにする」
どうしたの?私はさわってないわよ?
[既に弄り倒し済みで満足していたとかいないとか。
口をつけていた珈琲をテーブルに置き、様子を見ることにした]
「うそだー、もにょもにょするもん!」
ホントよ。どうしたのかしら?
[尻尾を見てみようと、子猫に視線を向けると。
1、*07手長猿*の尻尾になっていた
2、飛んでる何かの尻尾とお揃い☆
3、シザーハンズならぬシザーテイルに
4、尻尾が無い!
5、タンポポが乱れ咲いた]→3(5)
ああ、少々の広さと水場が必要なのでな
[風刃によりこじあけられた穴に海水を呼び寄せる]
やることはいつもと変わらぬさ。
どうせやりだしたらすぐ知れるだろう。気が向いたら来るがいい。
ふむ…お客さんが来たようだな、邪魔しては悪いので我はゆくぞ
[ゆらりと浮遊し、メイアルに示した地へと向かい降り立った]
─ジンロウTV前─
ハイ。おばあちゃま。
[入り口に向かおうとしているトメ子に、声がかけられる]
[チャリチャリという高い音は、ガラスの白鳥が羽ばたく音]
あたしと一緒に、空のドライブに行かない?
[にこり、と微笑んだ]
[それから、野次馬とモブヒーローたちには、冷たい目を向けて]
下がってなさい!
[何故か突然店内の温度が9度程上がった>>417ような熱気を感じ、活き活きし出すグラジオラス。
寒いのが苦手な花だからか、暖かくなると無駄にテンションが上がるようだ]
なんだ?急に暖かくなったぞ。爺さん、空調弄ったの……
[絶句]
それが、カレーという、ものなの か。
[今すぐにでも飛び出したい、花達を護る為に、あの地を護る為に、己の胃を護る為に。
少しばかりの現実逃避とニュースで流れる現実と戦っていたが、現在の体力は全体の49%]
[周囲に陽炎さえ生み出しているその驚異の物体は、流れ出す芳香で周囲に感激の涙を流させ、淡く輝いてすらいるその姿を覗き込んだものの目を眩ませさえするだろう。
おごそかに、その特辛カレーがテーブルへと置かれた。]
水とライスは、お代わり自由じゃからな。
[静かに告げて、完全防護服姿の店主は、厨房へと帰っていく。
そんなころ、テレビがいつもと違う映像を流していたかも知れない。]
その声……アニーちゃんかい?
[何処からともなく現れたアニーに目を丸くする。
彼女と共に居るのは、美しいガラスの白鳥]
それは嬉しいけれど……いいのかい?
[暗に『危ないよ』という意味を籠めて問う。
野次馬たちへの冷たい仕打ちは見過ごしていた]
あら。あたし、見た目だけじゃなくて、実は結構強いのよ。
美しさは、全てを可能にする。
その上、あたしにはお金と魔法道具もあるわ。
さあ、乗って、おばあちゃま。
屋上に行くんでしょう。
「悪」を行う者と戦うために。
[テーブルには、耐熱セラミックの盆に載せられた色鮮やかなカレーと一緒に、ヨーグルトと、可愛らしく手長猿が描かれたカプチーノが並べられる。]
な、なにか店内があったかくなった気がするのですが。
しかも、あのおっちゃんがすごい格好していたのは気のせいでしょうか。
こ、この色はホントにカレーなのでしょうか?
………。
……あー、このカプチーノかわいいのです〜♪
[思わずカメラを取り出してパシャ]
………。
カ、カレーですよね。
い、行くですよ。[もしかすると『逝くです』かもしれないが]
[そのカレーはとっても 1(4)
1.うまい 2.辛い 3.想定の範囲外 4.勢い余ってジョブチェンジ]
[にょきっと尻尾がもう一本生えたかと思うと、尻尾が鋭く尖り、きらりと光る刃のように平べったくなり……]
きゃ……かに食べる時に便利かm……って、振り回さないで!普通に危ないわ!
「お姉ちゃん、これ取って〜」
……この年になって、ヒーローでもないのに真剣白刃取りを素で体験出来るとは思わなかったわ……。
「お姉ちゃん、泣いてるの?」
生きてるって、素晴らしい……っていうか、なにこれ!?目が、目がーーー!!
[命のキケンをちょっぴり感じて涙目になっていたところに>>423激しい刺激香が漂ってきて、アリアの目はてんやわんやなことになっていた]
人はよくわからないものを恐れます。
ですから、まだ何か隠し事があることを明確にしておくのは、人心を操る上で有効ですよ。
可愛気があるかは別として、隠し事にはそそられますし。
…とりあえず、あの謎の美少女と魔王の関係とか。
おや、そうじゃったのか?
[アニュエラ>>425の言葉に目を見張る。
トメ子の知るアニーは道具屋店員、非戦闘員としての姿だけだった]
美しさか。アタクシにないものをアニーちゃんはもっとる……。
……そうじゃの、そろそろくるっと解決の時間じゃ。
[かつての決め台詞を呟くと、ガラスの白鳥に跨った]
いやいや、それより、異端ヒーローの件、そろそろ手をつけないといけませんね。
[地図に手をかざしてドンファンの居場所をサーチ。
その反応は――]
………まだ、喫茶まろんにいるんですか?!
全メニュー制覇でも試みているんでしょうか。
というか、現在、喫茶まろんで何が起きているのか、むしろ気になりますね。
集まってニュース見ながら食事してるだけとか?!
いやまあ、それが正しいレストランの有り様ですし、わたしも行けばそうなりそうですが。
[正確には、神父の場合は酒が入る。]
さて。
ドンファンさんを店から誘い出すのに、アニュエラさんの力を借りようと思ったのですが――連絡来ないですね。
カンナギさんから伝言不配達の知らせが来ていないということは、伝わっているとは思いますし――
彼女の身に何かあったのかもしれませんね。
店に様子を見に行ってみますか。
[教会を出て、アニュエラの店方面へ]
クス……早いわね。
[屋上からとはいえ、見慣れないガラスの鳥が近くに来れば嫌でも目に付く。それに誰が乗って来たのかは分からなかったが。]
此処なら十分足場は取れる。
また楽しませてもらえそうねえ。
[メルクリスと自分、そしてやって来る相手。それだけの人数が暴れまわっても十分な広さを持っているのは流石TV局と言ったところかと思いながら]
ふふ、目覚めるわ。
あたしのこれがね。
[繭の発光が終わり、ゆっくりと繭から出てきた其れは……真紅の色に染まった蝶だった。その血のような色は、見るものに恐怖すら与えるだろうか]
こっ、このカレーは
すばらしく
うーまーいーぞぉぉぉぉっ!!
このカレーはまさに(後略)
[83秒間ほど口からビームが飛び出したり、店内に不思議な空間が広がったり、無重力状態になったり、食材が飛び交ったり(略)な事態になっていた]
[シャリリッ、シャリリッ]
[ガラスの羽音を立てながら、白鳥はTVビルを回り、ゆっくりと屋上へ登っていく]
[先のことは、あまり考えていない。ただ、ここ数日でトメ子はすでに何戦もこなしていて、ひとりで悪と戦うのは辛いはず]
[そう思ったら、いてもたってもいられなかった]
[それだけ]
……美しくないわね。
[真紅の蝶が目に入れば、柳眉をひそめてつぶやいた]
[白鳥の背に乗り屋上へ向かう、その途中。
電波塔で翅開く生き物に息を飲んだ]
血の色の蝶……?
いかんぞ、あれは!
[その姿に視線を釘付けされながら、さすがの老魔法使いも焦った声を上げた]
「お姉ちゃん、目がびしばしするよっ!いたいの、いたいの!」
ちょ、落ち着いて!こ、こういうときは……素数を数えるのよ!
[お前が落ち着け。自分も痛みに喘いでるのでしょうがないが。
突然の刺激臭に驚いたクロは、だだっと店内を走り回った]
「たすけ〜て〜!」
[走り回って<謎の少女 メイアル>の傍をかすめたかもしれない byシザーテイル オン・ザ☆キャット。
店内に居ないなら、店内装飾を一部破壊したかもしれない。
おじさんごめん]
[はらり、髪を払って]
たとえ魔法生物の類であっても、結局は昆虫なら、燃やせばいいのではないかしら。
それともあの色が、炎を表すのなら……、氷かしらね。
あるいは、殺虫スプレーも面白そうだわ。
[くすり]
[四次元ポケ○トに手を伸ばして]
さあ、見せてやりなさい。
あなたの力。
私のシェルフィム!
[シェルフィムと呼ばれた蝶は、軽く羽を広げて見せた。そして近くのビルに向かって羽ばたくと、そのビルに向かって光弾を放ち、ビルを半壊させて見せた]
どう?
大したものでしょう?
やれやれ、また炎に氷かい。
そういうのはアタクシのポリシーに反するのじゃが……人々を守るためなら仕方がないねぇ。
[四次元ポケ○トに手を伸ばすアニーの後ろ、いつでもポーズを決められる構えで動きを見ている]
[ミラクル空間を現出させているシャルロット>>434を見守り、防護服のヘルメットを外して、うむりと頷く。]
ついに、この域に達するものがおったか。
うむ、ワシは間違っていなかった。
ばあさんや、見てくれておるかね。ワシは、間違っておらなんだぞ。
[呟くその目から、きらりと光るものが落ちていった…気がする。]
[暫く談義していると、TVから聞きなれた声が漏れて来て。
声に反応する様に顔を向ければ、ジンロウニュースだと思われたその番組は、見知った2人に占拠されている様だった]
[次いで写されるのは、海岸を襲う津波
津波は海岸沿いの人家を崩し、人を浚っていくのも見えたろうか]
全く、休憩の一つも出来やしない…!
[ぽつり、ごちた言葉
周りがどうであれ、挑発に乗る様に]
おじさん、ちょっと行って来る。
[まろんを後にするだろう。
→指定された場所、ジンロウTVへ]
[とんでもないカレーを前にしたが、TVの状況も放ってはおけず。しかし自分の体力はまだ完全とは言えなくて歯噛みする]
…お前らはどうするんだ。
[おそらく、ドンファンやカンナギやカルロは返事をする前に立ち上がって駆け出しているだろう]
―中立亭―
[>>423カレー王の登場に店内の気温が俄に上がった。
ざわ・・・
ざわ・・・ ]
・・・・・・ユーイチ殿、ライスを超盛りと水を頼む。
俺は、この試練を乗り越えねばならぬのだっ・・・!
いざ、参るぞォォォォォォ!
[後に勇者となるかもしれない男とカレーの戦いは伝説となって語り継がれるのだが、それはまた別のお話]
[短く、それでも一番問い掛けて欲しかった言葉を投げて寄越したシャルロットの傍へと行き、目線を合わせた]
行ってきても、いいか?
[自分が弱い事は良く解っている、それでも出来る事をしたいのだと告げた]
―壊滅した地区―
[瓦礫の山に津波の後、焼け焦げた家屋。
切り取られた大地に湧き出る水]
…まあよかろう
[腕を横に振るうと、僅かに空間が揺れ動くがそれも一瞬でありどこにも変ったことはおきていない]
あら、おばあちゃま。
そういうのは嫌い?
じゃあ、昆虫にはやっぱり虫ピンかしら。
[謎の少女>>439の姿がやっと目に入れば、あらまあと声を漏らし]
この間ぶりね。
魔晶石はどのくらい消費したかしら?
売主として、ぜひ使用感を聞かせて欲しいわね。
[光弾と、ビルの半壊には、髪をそよがせて]
虫なら虫らしく、リンプンか音波でも使いなさい。
美しくないわ。
[四次元ポケ○ト取り出すのは]
[腕力をあげるブレスレットと、ランチャーのような形の杭打ち機]
標本にしてあげるわ!!
[アニュエラの店へ向かう道々で見かける町の人々の姿はあくまでも非日常な日常に立派に対応していた。
「異次元テクノロジィ」のせい(?)で、家族や知り合いが消えたという者はさすがに気にしてはいたものの「帰ってきたら父ちゃん、ヒーローになってるかもね」等と割と楽観している。
それが彼らの強がりでないことを神父は祈った。]
[光がおさまれば、繭から出て来たのは、真紅に染まった蝶
その蝶は、羽ばたき一つでビル一つを半壊にしてみせる]
悪趣味な…。
でも、結局は…その程度、なんだな。
[見た目に気圧されるも、半壊程度で済むのか、と思う...はきっとおかしいのだろうが]
結局は、片っ端から撃ち落とせば、良いんだろ ──ッ!
[溜まる魔力、持ち上がる弩
狙いを定めるは、禍しき色をした、蝶
魔力が溜まるまで、後6(6)分]
[たいした寄り道でもないので、失踪事件のあった辺りを回ってゆくことにする。]
…この辺りがそうですか。
噂にならないだけで“人間”以外のものも消えたりしているかも知れませんね。
[やはりおねーさんはその言葉を待っていたようだ。薄々感じてはいたが、なかなか言い出せなかった。
決断はしたけれども、返って来た答えは期待していたものとは違って。
ちょっぴり残念な気もするけど、そんなところが“らしい”と思うところでもある。]
「行ってきても」なの?
私はお留守番?
[わざと上目遣いでそう言ってみた。ずるいのは分かっているけれども…]
ふふ、そう簡単に行くかしらね?
[笑って、詠唱を開始した。いつの間にやら、メルクリスが甲冑の残りを展開していて安易にメイアルには近づけないようになっており]
其は光
命の煌き
そして邪悪を穿つ
聖光となりて
彼の敵を討ち滅ぼさん
[皮肉とも取れるような詠唱を終えると目の前の3人に向かって光が天から降り注いだ。]
[そして己の体も幻影のように掻き消えていく中、メイアルがいたほうをみる]
集まりに集まったり、か。
[薄く笑むと掌を向ければ、大地を抉り取った風刃が生まれ、アニュエラ、トミ子、カルロに向け放たれる。
初めから直撃をさせる気がない風の刃はしかし隙を作るのには成功しただろうか。
放ち終えると結果を見るでもなく魔王はその実像が薄くなり、*消えていった*]
[テレビに映る映像を見れば、密かに溜息をつく。]
この町自体を破壊しようなどとするものは、これまでおらなんだものじゃがのぅ。
この町は、善にとっても悪にとっても要じゃぞ?
ここがのうなってしまえばどうなるか、分かるじゃろうに。
[それこそが狙いなのか。そんなことをふと思う。]
[お留守番?と言われ、大きく頷きかける。
しかし、先の変装などの事を考えると彼女にも何かの考えや思いがあるのだろう。つまり]
思えば、私はジンロウTVとやらの場所を知らん。案内を頼めるか?
それから、危ないと思ったらすぐに逃げて他の正義のヒーローとやらの所へ行くと約束出来るか?
[そこで残されたグリーンサラダにフタをした。『また戻ってくるから』という意味でもある]
[そこにあるものではなく、そこからなくなったものを探すのは難しい。
それでも、踏み込んでみる。]
[――キラリ]
[何かが足元で光った気がした。**]
なんと、この力は……!
[光弾をばらまく蝶>>439を険しい表情で見詰める]
この蝶まで魔法を使うという訳かい……。
[絶望には程遠い表情でぼやくと、杭打ち機を取り出すアニー>>449に]
おや、アニーちゃんそういうのが得物なのかい。
[意外そうな声を出す]
ま、アニーちゃんがその武器で行くなら、アタクシは補助に徹させてもらうよ。
[早速撃ち出される呪文に、ぱっと白鳥の背に立ち上がり]
まじかるまじかる、日差しを受け止めよ魔法の屋根!
まじかる☆ばりあるーふ!
[杖を天に掲げると、平板のようなバリアが頭上に出現する。光の59%は受け止められただろう]
[>>423瞬時に、汗をかくほど暑くなった店内、そして目を灼く真夏の太陽のようなカレーを見て……悪ノリを深く反省した。
だがそれも一瞬、>>446熱い男の熱い宣言を聞けば、ウェイターとして為すべきことを思い出す。]
おっけー! 超盛りだな!
おっさん、どんぶり借りるぜ!
[どんぶりに、それこそ昔のアニメのご飯のように高々と盛り上げたライス、3リットルはいる特大のジャグになみなみと注いだ水を彼のテーブルへと運んでいった。]
がんばれ勇者! 負けるな勇者!
[涙目になりながらの応援は、今までで一番気合いが入っていたとかいないとか。]
[戦闘は苦手。…だった
『闘いは破壊をもたらす』と言うイメージしか持っていなかった。
けれども、目の前にいる人間ではない女性は『破壊の為』では無く、『護る為』に闘っている。
そんなグラジオラスと共にいると...の中で何かが変わり始めていた。]
うんっ!
[目一杯の笑顔で応える]
おねーさんもちゃんと約束護ってくれたです。だから、ちゃんと私も約束はまもるですよっ!!
[>>460そういうのが得物か、と聞かれると、微笑を向け]
あたしは何でも使えるし、何でもできる。
この世で一番美しいアニュエラ。
完璧で最高のアニュエラ。
命も、世界の半分の支配権も、この世の全ての富と栄誉も、ソデにしてきた女!!
[ダンダンダン!]
[杭サイズの針が、真紅の蝶へ向かう]
メルクリス!
「ああ、任せて」
[呼ばれた影の彼も、指先を振ると魔力を一気に正義陣営に向けて解き放った]
魔狼の牙
魔狼の爪
その力をもって
彼らを食い荒らせ
《魔狼撃》
[生み出された闇の力は2(3)へと向かっていった]
(1.カルロ 2.アニュエラ 3.トメ子)
[降り注ぐ光は半分以下に減衰したが、それでも無傷とはいかず。
追い打ちを掛けるように、風の刃>>455がこちらを狙う]
いかん、アニーちゃん!
[上方のみに展開したバリアでは、この攻撃は防げない。
咄嗟にアニーの注意を促すと同時に、次の魔法の構えへと入る]
まじかるまじかる、風の流れよアタクシに従え!
まじかる☆すとーむ!
[上昇気流を風の刃のある方向に生み出した。
二つの空気の流れがぶつかり合い、互いを相殺しようとせめぎ合う]
く、威力が……もう少し!
[これでは自分に向かう刃は防げても、アニーの方を守れない。
メイアルから意識を逸らし、出力を上げる事に集中する。
それは相手からすれば大きな隙と見えるかもしれない]
―回想とか―
なにいってんの!
おっちゃんのご飯はしっかりおいしく味わう用、こっちのチキンはそれなりにおいしくおなかいっぱいにする用だよ!
用途が違うから別腹!
だからそんな殺生なことは言わずにししゃもください!
[噴火したマスターの拳骨>>412を必死でかわしながら訴える。けど、あえなくししゃもは飛んでいってしまい]
あ…ああー…
[魂の抜けるような声でししゃもを見送り、がっくりとうなだれながら、もそもそとチキンに手をつける]
…チキンうめー!チキンうめー!
[涙目で半ばやけになってそんなこと大声で言いつつ。また拳骨が飛んでくればひょいひょいかわす]
ん?いや知らない人。
[カルロから、チラシを誰から?と聞かれても>>389。受け取った女性の変装を見抜くことはできなかったのだから答えようがなかったりする]
へー…そんなことンなってたんだ…。
[続いて語られた大量失踪の件には、ふむふむと頷いた。しばらくゆっくりTVを見るヒマもなかったから、知らない間にずいぶんいろいろあったんだなぁ、と、妙な関心を抱いたり]
…ってことは。
連れてかれた先がいいとこかどうか、かなぁ…。
[少し考えるようにしながら口にしたのは、どこか的外れなのん気な言葉に、聞こえたかもしれない]
え?いや、たとえば連れてかれた先がすっげーいい場所だったりしたら帰りたくないっていうかも知んないし。
ここしばらくあれこれ大変だったから、誰かが避難させてるのかもしんないしね?
[どこか深刻そうに話すカルロ>>393とは裏腹に、そんなことを言った]
なんにしてもどこ連れてかれてんのか分かればなぁ…
自分で行けば早いけど…戻って来れなかったらジャスティスできないし…
[悩むのは、そこだった]
[後ろを振り向けば空になったカレー皿、伝説がまた1つ創られたというのに実に残念な展開になったと思う。その傍らにはまだ残ったままの美味なピラフとフタをしたグリーンサラダ]
ユーイチ、すまんがそこのボックス席は予約という事で宜しく頼む。予約代金はまた後で支払う!
行くぞシャルロット、ジンロウTVはどっちだー!
[忘れないように、と植物用栄養剤のアンプルの残り3(5)本をポーチに入れて店の外へと飛び出して行った]
―それからしばらく―
…行かなきゃ…なんだけど…うーん…
[TVに映った見知った顔に、いつもならすぐ腰を上げるところだけど。今日は、少し、迷っていた。ちらりと目を向けるのは、ユーリの顔。
また、目の前で、なんてのは、いやだった。
けれど助けられた身ではどういえばいいか分からず。周囲のカレー騒動にも、気づかなかった。
そうして黙考することしばし]
いーや、次があるなら、今度こそ!
[決めて]
ンじゃおっちゃん、お代ここに置くからねー!
残りはドンファンくんから!
[告げて。結局食べられなかったししゃもの分も含めてきっちり半分。カウンターにおいていく。
ユーリは一緒に来ただろうか。来るというなら、もう止めようとはしなかった。ただ、メイアルの注文に応える前に]
…まずは先に行くとこあるけど、ゆーはどうする?
[充填完了、標的…真紅の蝶]
消し飛べぇぇえええ!!
[奇跡の顕現した時から、体の中にあった違和感。
それは、放たれた《魔砲》に強く出ていた事だろう]
…火力が、いや。
魔力が、上がってる…?
[《魔砲》は、以前とは比べ物にならない程の質量を伴って、蝶に襲いかかる。
それは、無事に蝶を貫いたであろうか]
[TVの中では、見慣れた顔がテレビジャックして次なる災害を告げていて。深紅の羽根のクリーチャーや、飛来する炎が次々ビルに向かう姿が映し出されている。]
JJ……大丈夫かな……。
[この店で分かれた後、しばらく見ていない友人の名前をふと呟いて。]
……なんか最近時計塔とか電波塔だけじゃなくて、ビルやら家壊されること増えてきたなぁ。前はちょっと通行止め我慢したり学校移動したりするくらいで済んでたのに。
[ちょっとした愚痴を、テレビの向こうの景色に溢した。]
[謎の少女が指を振るのが見えれば>>467]
[舌打ちひとつ。ガラスの白鳥を舞い上がらせて]
[杭打ち機を白鳥の上に乗せ、代わりにポケットから取り出すのは]
おいでなさい! ヴァルキュリーの乙女たちよ!
[ガラスで出来た美戦士たち]
[それを空中にばらまくと、あっという間に天使のような羽と長い槍を持った、鎧姿の女性が12体]
狼退治はアナタたちの得意技!
頼んだわよ!
[乙女の内11(12)は闇の力へ。残りは魔王の放った風の刃の元へ]
― 中立亭〜ジンロウTV移動中 ―
こっちですっ!
[二人でジンロウTVに向けて駆け出す。]
ん〜、おねーさんには半分くらいばれちゃってるから、隠す必要も無いですよね。
[走りながら本部へ通信]
トゲヤマさんっ!例のブツ、急ぎですっ!
場所はジンロウ町X:237(1000)Y:53(1000)のジンロウTV。到着予定時刻はおよそ2(10)分後。
頼みますですよっ。
[不思議そうにこちらへ視線をむけるグラジオラスに]
私自信は、戦えるような能力は無いですけど、自己防衛程度は必要ですから、本部にその為のアイテムを手配していたのです。
―3(30)分後―
[壊滅した街中を要救助者と避難所に逃げ遅れた人たちを探しながら。自転車がたどり着いたのは、抉り取られた一角>>403]
…なにこれ?
[海水が注ぎ込まれたそこは、池のようになっていただろうか。覗き込む]
[ユーリがそこにいれば、何か分かっただろうか。あるいは分からなかっただろうか]
…みんな、うまくやってくれてるかなー…
[先に出て行った者たちが闘う、ジンロウTVの方を遠目に眺め。呟いた]
[つぎつぎと喫茶まろんを飛び出していく者たち。
そして、テレビに映る戦いの、その深刻な様相。]
ワシが動かねばならん時も近い…かの。
[人知れず呟いて、拳を握りしめる。]
[>>477少女の指を鳴らす音に、キリリと眉をあげ]
あたしの前で、おばあちゃまを狙うとは、いい度胸ね!
ヴァルキュリー!
[蝶の放ったレーザーを体で受けさせ、乙女を一体消費するものの]
[新たにポケットから取り出すのは……袋]
魔吸袋よ!
闇の魔力を吸い込め!
[攻撃の意思をもった魔力は、アニュエラへ向かう!]
そして……、これで止めを刺す!!
[宣言をあげ、袋から取り出したものは]
[ししゃも]
え……?!
こんなもの、入れた覚えは……?!!!
トメちゃん、危ない!
[黒い剣がトメ子に飛んでいくのがテレビに映る。>>477
それを目にした瞬間、思わずテレビをがっしと掴んで叫んでいた。
届くはずも無いとは分かっていたが。]
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