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―鬼の里、村はずれ―
[寝ている香奈実を家において、ひとり。]
かつての村で僕が完成させた事はまだ何も無いけど、廻る世界、次に来るべき世界のために何ができるだろうか。
強がってああ言ったけれど、あの子の力が鬼にとって脅威になるその頃には、僕は香奈実を守れるようになってるんだろうか。
[コーン、と遠くで、稲荷様の声が聞こえた気がした。]
……帰ろう。
[家路につくその顔は、穏やかに、でも堅い決意を秘めていた**]
[松の幹にもたれて、夜空を見上げる]
喰らわれて 呑まれて 赤き月の下
踊る鬼影(おにかげ) 憎らしきかな
[扇を開き、浮かぶ記録に目を落とす。それはこれまでの鬼退治の物語。結末は、儚く、鬼の笑い声が刻まれた最後の数行。しかしその表情に昨夜までの苦悶はない]
[次郎座と朱里を遠くに眺めながら]
若い連中はいいねェ。
……さてね、俺も仕事に戻ろうかね。
旨い豆腐を作るのは代々の義務だしよ。それに、
[急に小声になって]
鬼を退治するにも豆は要るだろうしな……豆腐屋がいた方が集めるのも楽だろうよ。
今はとりあえず、この里で若い連中を見守ることにしようかね……
[からんころん、下駄を鳴らして去っていく**]
[長葉ざわめく並木道。
どこか寂しさを漂わせるそこに一人の少女
手に衝くは緋色、小さな鞠玉ひとつ]
らんら
らんら
らん
[無邪気な歌声。
──ざわり
ふと、人ならぬ気配を感じれば、
其の歌声は、寂並木の向こうへと
掻き消えてゆくのだろう**]
来るだけはな。連れて戻ることはできなんだ。
[相変わらず、扇をにらんだまま。]
俺を責めて良いのだぞ。
お前をかばいきれず、否、自らお前に豆をまき。
鬼にやられたこの俺を。
[首を静かに振る]
戻れない事より、次郎座さんに逢えなくなる事の方が
もっと怖かった。
それに。
[叔父が居なくなった事を思い出し]
──もう、元には戻れない。
あった事は、無かった事には出来ない。
だから。
(……。抗鬼の芽は出ているのか。
夕子がいなきゃ、俺も迷いなくそちらに加わったのだろうがな。
夕子……。よりによってなぜ鬼に……。狐のことは....)
[あたりは、見慣れた狐の村から、鬼の里に変わっていた...]
……。
ははは。バカみてえだ。
狐の声を利用してまで、狐を守ろうとしたのに、この様じゃ……。
俺は、所詮、負け犬……。
やい、夕子、ミナに加え鬼ども。俺は、狐側の人間。
しかしお前たちはこの桂木に一生の屈辱を与えた。俺は、敗者だ。
……敗者は敗者らしく、勝者に従おう。
……負け犬の俺らしく、みじめに服従してやろうじゃねえか。
[...は決心し、夕子のもとへ向かっていった*]
(しかし......いつまでもこのままだとは.....おもうなよ....)
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