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うん。この村の者。
今年はもう、小儺(しょうな)の役はやらないけどね。
[答えながら、抱えていた大きな包みを解き]
魔避けの桃の枝、柊の枝、榊の枝、
神前に供えるのはこれだけかな。
[柊の葉に指先をちくりと刺し]
痛っ。
……何やら見慣れない顔だけど、悪い奴じゃなさそ。
僕は東野マサシゲ。
この村のはずれに住んでて、お稲荷さんの研究をしてる。取って食おうって訳じゃないし、そんな不思議そうな目で見なくても安心していいよ。
ちょっとびっくりしちゃって。
[怪訝そうな彼女にそんな言葉を返し桃の木の感触を確かめるように指先で撫ぜる]
そう。 まだこれから、か。
なら……。
[途中で言葉を止めてひとり頷いた]
そんなに?
[500という数に多少驚いた様子で瞬いた]
人は見た目だけでは信用していけないとは言うけれど。
[彼の評価にそんな言葉を返す]
そろそろ日も暮れるし行かないと。
二人ともまた、ね。
[囁かれた言葉に少し考える風に間を置いて頷く。
桃の木から指を離せば拝殿の裏の方へ歩き始めた**]
[去る2人を見送り、あごに軽く手を当て、さする。]
……何だか、腑に落ちないな。異人は皆、人懐っこいと聞いたけれど?
興味深いね。鬼は異人の比喩とも言われていて……。
――祭の前に鬼来たる、か。
……朱里は本当に何でも吸収する子だな。すごいや。
「終わらなくて良いんだよね」って、いい言葉。日記に書いておこうかな。さて、僕も仕事するか。資料は集まってきているし。**
12人目、鍛冶屋 五郎 がやってきました。
ちょっと出遅れちまったな。
オレは五郎、鍛冶屋をやってる。
昔と違って今は包丁や鋸しか作れないから存分に腕がふるえないのは残念なんだが、オレが叩いた包丁はよく切れると評判いいんだぜ。
[得意気に鼻をこする]
短い間だけどよろしくな。
[集中すればするほど、口上は雑なものに。
スティックで整え、伸ばし、飴鋏で形刻んで]
……あれ、集中していたから気がつかなかった。
五郎に東野さんじゃないか。なになに、光秀坊主とお客人も来たって?
大分にぎやかになってきたなあ。あと4人ばかし人手がほしいところだけど。
[目の前に並ぶは、無数の狐。
跳んだりはねたり、澄ましたり。目玉は赤く、尻尾は白く。
満足そうに1つ1つを梱包していって]
……当日実演販売は、さすがにできないからなあ。
鬼やらいのお役目だ。
後で、音羽さんとこ持って行かなきゃ。
おー、五郎、この砥いでもらった飴鋏、すごく使いやすかったよ。ありがとう。後で、彫刻刀と豆鉋も持ってくんで頼むな。
いやあ、この時期、刃が減る、減る。
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