情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[赤い赤い回廊に、黒い給仕服を纏った女性型AIが控え]
[AIは微笑み、回廊の奥へと案内する]
[回廊の奥に、大きな扉]
[扉の先には、赤い部屋]
[室内に設えられたソファに座るように促され]
[AIはテーブルに二人分の玉露と和菓子を用意して──Pathに設定されたままに]
[扉の前で折り目正しく一礼し、退出]
[そこまで見守ると、Griffithに視線を戻し]
[Sandyの腕を切断した馬が──負荷に負けて落ちようとしている。]
[黒い馬の表面が不自然に下方へ引っ張られ、裂ける。]
『壊れるか──。』
[馬を回収するために、Neil自身がSandyの側へ跳ぶ。]
サーバーはどうやって落とすんだ?
[強引に。
アバターの基礎が見えそうな程ボロボロになった馬を引き込み──]
[後方へ。そのまま戦闘を続けるのか、*一旦転移するつもりなのか。*]
……?
君も……
[ノイズが鬱陶しい。内向きの囲いを消した。広い空間で無為なdataがただ流れ出してやがて消える。]
君も、そういう事に興味があるのかい。
面白い事を訊ねるね。”どうやって”だって?
何か壊したいものがあるのかい。この広くて狭いUnderに仇敵でも居るのかい。殺したい程憎い奴とか、壊したい程恥ずかしい過去とか、消したい程都合の悪い物とか。
[Neilに戦闘の意志が無いと、勝手に判断したSandyは、喋りながらNeilに向けて歩み寄る。]
[質問をしたという事は、答えを得るより前に攻撃を再開する事は無いだろうという心算を持って]
……知られて困る事でも無し、君に興味が涌いたから話そうか、だが俺にとって方法は問題じゃないんだよ。そういった方法を手に入れたっていうだけで。現実世界でうろちょろする程肉体派じゃないし、勿論女の工作員というのも世の中には存在するとは思うが俺には向いていないし。On-lineでやってるんならそれはそういうPGMがあるという事だよ、Neil。
だが本来重要なのはそこじゃない、俺は破壊それ自体が目的で壊したいターゲットがある訳じゃない。研究熱心なのさ。
[敷き詰められた砂が、じゃりじゃりと足音を立てる。
戦闘馬車という巨大な質量の前に出る幕の無かった猟犬が上空に何かを見出す。跳躍、上空を旋回していた何かを追って宙を駆けてゆく。]
しかし、”どうやって”?
とてもじゃないが、サーバが落ちるからといって困っている奴の台詞には聞こえないね。それとも、方法を知れば何とか出来るとでも思ってるのかな?
[喰い千切られたAvaterの断面を、残った腕の掌で押さえて首を傾げた。]
だが、それなら ”どうやって”、そんな事は訊ねずにuserを破壊すれば良い、それだけの話だろう?
[Neilのアバターへ対してはやや見上げる形になる。そこまで言って、無意味に息を継ぐ仕草をした。]
[Griffithの対面にゆるりと座り]
さっきから聞いている。
お前とMasterの関わりと
そして"S2"とお前の関わりだ。
IndeRisealでお前は私を【Inc.】のAIと言った。
"猫の子"とも。
お前は何を知っている?
アァ、それだそれだ。
kekeke...そんな事も言ったなァ。
一方的に知っているだけだ。
──有名じゃねェか。
常闇を逝く無慈悲なる女──ヒョォ!格好いいネ、惚れちゃうネ。うなじがゾクゾクしてくる。
無慈悲、ね。
『そういう評価もアリかしら』
Master──、Scarlet Stray Catを知りながら【Inc.】のAIと混同するとは失笑だが。
『保留の条件項目が一つ消滅。今後の返答次第では抹消ね』
では、"S2"は?
あの時、Dr.のSHOPで奇妙なことを口走っていたが。
"紅い猫"、"掌握の手"、"申し子"、"魔性"、"破壊分子"、"苔生した地下室"、"名前のないかいぶつ"――そして"S2の魂"。
『注目すべきはその最後』
──"S2"の"魂"。
──HA!
混乱の最中に「そんなものの区別が分かるか」。
[続けて、問う言葉に]
魂──魂ねェ。
[ニヤリと笑い、問う]
おとぎ話は好きかい?
[暗い。
暗いクライ。
クライクライクライクライクライクライクライクライ。
serverはdown。
そいつはfall。
己が身体の"境界"が酷く曖昧になったような、
人が眠る時bedに溶け込んだかと思う時のような、そんな感覚。
そうして意識は漂い――]
[不確かな意識がぼんやりとこのままである事への不安を感じた頃、
青み掛かった闇の中、そいつは其処に居た。
手を付き起き上がる。
どうやら紺色の中で横たわっていたらしい。
辺りを見回した。]
…。
此処は…
―CCYM―
[此処は、先ほど
(とは言えそいつにはどれほど時間が経ったのか"分からない"のだがそれは置いておくとして)
まで居た場所、つまりDancy DanCye、ではない事は明らかだった。
周りに広がるは何も無い―Ground Zeroとは違いより無機質な意味で"何も無い"―紺色の闇。
…と、それからもう一つ、足元から伸びる―色は白だろうか―帯が2つ。
どうやら此処はCCYM領域内を繋ぐ、しかしC-moonでもB-seaでもG-ZoneでもW-Crowsでも勿論B-B-doorsでも"ない"空間のようだ。
まだ状況に対応できないでいるがとりあえず、帯の一つの上を歩んでいく事にした。
ぼんやりと何かが見えてくる――]
─ Q-Worm ─
[紅の鮮やかな絨毯に覆われた部屋]
[全ての面に机と椅子が]
[同じ面のソファに凭れかけ、目の前のAI──series SSC Susannaに牙を剥き、わらいかけると言葉を続けた]
昔々、遥か昔の時代の頃、
地上には女と男と男女と生殖に適していねェシステム化された存在がいました。神様は、全てに分け隔てなく、叡智を与え、火を与え、武器を与えました。死を与え、生を与え、生きるために必要なものを与えました。
けれども、それを良しとしない怪物達がいました。
怪物達は、倫理を超え、強者に有利な論理を抜け、闇の扉を開け放ち、百合の色香に酔い痴れました。世界を解き明かす為には、世界を分解して解読し、その全てを余すところなく食べ、新しい樹を育てようと致しました。怪物達の怪物達による世界の構築を。
けれども、
怪物達の中にいた、名を持たない
「名前のないかいぶつ」
は、それを良しとはしなかった。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新