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見習いメイド ネリー に 6人が投票した
墓守 ユージーン に 1人が投票した
見習いメイド ネリー は村人の手により処刑された……
次の日の朝、村長の娘 シャーロット が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、踊り子 キャロル、牧師 ルーサー、見習い看護婦 ニーナ、隠し子 リッタ、墓守 ユージーンの5名。
不安に思うことはないよ。
僕は、君を信じよう。君の真実を受け入れよう。
[どこか、悟ったような、安らいだ瞳でじっと使用人の少女を見つめて。
熱に浮かされたような足取りで歩み寄る。]
…はい。
[少佐の話を聞き…ジーンの声を聞けば、小さく頷いて]
私は私…何が、あろうとも…
例え、私が変わっても…周りが変わっても。
…ですが…何も知らず、ただ、視界にあった貴方を信じたい、というのは…
端から見れば、滑稽…もしくは、愚か、なのでしょうか…
[ネリーに近寄る少佐を見て、ジーンの方を向けば囁く様に]
[腰のベルトに納めたままの拳銃が、其の位置で天を仰いで火を放つ。少女のちいさな背中がびくりとのけぞり、驚いたような口元と、ちいさな穴が穿たれた背中に、とろり。真紅が垂線を引いていく。
ずるり。傾いだネリーがリッタに寄りかかると、もう一度、2人の間で銃声が轟いた。]
きみを信じてるさ……。
だからこそ、もうその口を開いて貰っては、困る。
ははははははっ。
[赤い染みのべったりついた青い軍服姿が、本部の扉に飛び込む。施錠で稼いだほんの僅かの間に、リッタの姿は忽然と姿を消していた。ただ大きな銀の紋章が、主を失った輝きを床に残して。]
……
『――――〜〜〜…!!!!』
〔二発の銃声、キャロルが静止する声。
そして、
いとしい彼女に悲運が襲い掛かるのを
目の当たりにしたシャーロットが、此方の傍で
声にならない悲鳴を上げた――〕
……っ、…少佐。…
〔此方の声は強張り。〕
[…銃声。
ゆるりと振り返れば、其処に残るは笑い声の残り香と赤と銀の煌めき。
緑の髪は床に流れ、赤と共に床を彩っていた]
…
[無言でネリーへと近寄ればその銃痕を確認する]
心臓…狙われてますね。
[鞄より布を取り出すと、その傷跡から血が止まる様に…
出来る限りの処置はする。
しかし、先ほどの言葉が示す様に、その先が在るかどうかは…]
[…あらかたの処置はし終えたのか、ネリーから離れ…シャーロットの好きな様にさせる…]
>>11
…いえ。
主観だけで考えては、自分のことを甘く評価してしまうでしょう。
しかし、貴方と一緒にいる私の場合…主観だけで判断してしまう。
…否。それ以外の見方が出来ない…
[赤く染まった手を見やり…小さく息を吐いた]
…これも、欲なのでしょうか。
――、っ、くっ…
シャーロットお嬢さん!!
いけません…今は
〔如何やら看護婦であるニーナの手際良さも今は虚しく。
深傷からの朱に染まるネリーに取り縋ろうとする
シャーロットを処置中は抱え込んで留め――
やがて、其の必要もなくなればゆるゆると彼女を
解放するのだろう〕
――…現時点より、ブリリアント少佐の
ご指揮から…離脱することと。……
…併し此れは…
>>14
…我が侭、ですか。
なれば、欲と言われてもしょうがない気もします。
[鞄から取り出した布で手にこびりついた赤を擦っていく。
次第に布は赤に染まっていき…
手に赤が居なくなれば、手の中にある布をどうしようか少し悩み…シャーロットの側に置いておいた。
彼女もまた、使うかも知れない、と]
>>19
…人らしい、ですか…
[以前…?
その言葉に緩く目を向けるも、その後の言葉に…少し躊躇ったが小さく頷いた]
…はい。
心臓を撃たれてましたから…よほど、腕利きの先生が居て…設備が、整っていないと。
……ネリーは、もう、駄目か。
[シャーロットが叫んでいた。
泣いていた。
そうしてまた死んでいく]
そのような設備は此処には無い。
間に合うはずも無いか。
[血は変わらず滲んでいた。]
>>23
…そう、なのでしょうか。
まだ…よく、分かりませんが。
[そう、緩く首を振れば]
…戦友ですか。
>>22、>>23
[…二人の言葉に小さく頷いた]
…はい。
私も手術に関しては明るくありませんので…
設備があったとしても、かなり厳しいかと。
>>26
そうですか…
[小さく呟く様に言えば、意外そうに瞬かせるジーンに首を傾げた]
…?
[しかし、キャロルへの言葉に少し視線を落とし…もう一度上げれば]
…お気を付けて。
>>28
…はい。機会が、ありましたら。
[小さく頷けば、其の言葉に一つ瞬きをして]
しかし…それ以外に言葉にしにくい物ではあると思いますが。
[後始末?微かに首を傾げるも、邪魔をしては行けないと思ったのか、それ以上聞くことはせず]
>>29
…いえ。
カバンの中身で充分です。
[そういうと、鞄を手に持ち…
キャロルの言葉に従い、部屋に*向かうだろう*]
そうか。
ならば行こう。こっちだ。
[ニーナの前を歩き、部屋へと案内する。
知られてはならない。
彼女が唯一身柄を保証されていたものだという事を。
そして]
―――もう、確実なる証は……立てられぬ、か。
[ネリーは帰ってこない。
ニーナを送り届けた後、
誰も居ない空間でぽつりとキャロルは呟いた。]
[道中誰のものか発砲の痕跡もあり
既に闇に紛れた足取りは途絶えて]
…何処かね?
ネリーがオマエの敵なれば、
我は味方と思い姿を現せば良い。
姿が見えぬなれば、
先に情報を貰い受けるか。
オマエの思惑とは何かね?
[呟きと共に姿は闇に解ける]
[今度こそ堂々とリッターの部屋を探し回り
兵達の視線はあれど咎められる事は無いか]
是は…
アレの関係者か。
[飾る主を失い机に置かれた鈍く光る勲章
見詰め僅かに眼を細め静かに部屋を出る
向かう先、キャロルの部屋の扉を叩いた]
居るかね?
[言葉と共に返事を待たず扉を開ける]
流石に鉄砲玉だけあって姿は見当たらぬが、
面白いモノを見つけたので報告に来た。
本部と連絡が着くなれば、
鉄砲玉の少佐任命者を即刻拘束させろ。
【???】
ふふふ・・・・・・。やったぞ。あとは人狼と接触して亡命すれば。
ネリー。君のおかげだよ。はははははははははは……
[押し殺した高笑が、暗闇に消えていく。やがて笑みは散り、俯く小男の表情は、弛緩していた。]
……ははは、はは。
僕は、やったんだよな。今、まさに。この手で!
なのにどうして、嬉しくないんだ。
くそ、しっかりしろよ。
あんな女、ただの使用人で。なのに生意気な口をきくし。馴れ馴れしいし。やせっぽちで。手だって小さい。それに……。
くそうっ……
【キャロルの自室】
居るよ。見てのとおりだ。
[返事を待たず入ってきた黒の男に視線を寄越す]
面白いものだと?
ほう。何を見つけた。
本部との連絡は可能だ。
鉄砲玉の後ろ盾だ。
其処まではオマエも知っておるのかね?
[大貴族の名を上げて緩く首を傾け]
然しこの貴族様が敵国と繋がっていると言う情報は、
軍部にも流れて居なかろう。
因果なもので商売柄か相変わらず情報は集まる。
まさかこんな所で貴族様の名を見かけるとは思わなんだ。
ああ、知っている。
あの貴族だろう?
[名前に頷き――そして]
―――敵国と?
それは初耳だ。
確かなのだろうな、否。聞くまでも無いことか。
そうか、あの貴族様がな。
[言うと本部との連絡を取り始める。
時間は然程かからない。
程なく情報は本部へ伝わり速やかに対処が為されるだろう]
[早急なる情報の伝達と対応を眺め]
金や権力に目の眩んだ上層部の中に、
あの貴族様と懇意なる者も居る筈だ。
だからこそ我の元に其の情報があるし、
鉄砲玉は少佐として赴任出来た。
つまりある意味では…
[一拍の間を置き]
――オマエは国に売られたと言う事だ。
……そうだな。
[ふ、と笑む]
煙たがられていたのも事実、
上層部から疎まれていたのも事実。
体のいい厄介払いだったということ。
構うまいさ、
ならば尚生き残らねばならん。
[眼を細め机を叩く。]
情報感謝するよ、ジーン。
ありそうな話ではあるが、
相変わらず上層部は莫迦ばかりと言う事だ。
…オマエが生き残り下手に上層部を叩いても潰される。
[窓際に歩み寄り窓を細く開けて煙草に火をつける]
前々から言おうか迷っていたが、
良い機会だから情報の序にひとつ助言しよう。
[壁に寄りかかり紫煙ごしにキャロルを見詰め]
オマエには可愛げが足りぬ。
[冗談か本気か真顔で告げた]
莫迦か、ああ、莫迦ばっかりだ。
そうして芽は潰されていく。
クーデターでも起こしてやるか。
[嘯き煙草に火をつけるジーンを眼で追う]
……助言か?
私に助言とはどういう風の吹き回しだか。
[笑っていたが、
続いた言葉に一瞬呆気に取られる。]
……は?
[眼を瞬かせ、まじまじとジーンを見た。
相手は、真顔だった。]
起こすなら我もひとつ手伝うかね。
[くつりと喉の奥で低く笑い
呆気に取られる様子を眺め]
社会の作る正義や綺麗事を述べたところで、
人の心は誘惑に弱く直ぐに流されるばかり。
そんな相手に正しい事を突き付け糾弾すれば、
煙たがられ疎まれるのは当然だろう。
[煙草の燃える微かな音が零れる]
確かに其れがオマエの持ち味であり、
部下が信頼を寄せる一因でもあるのだが、
オマエは何事にも真正面から向かいすぎだ。
我が女なら莫迦共の相手などせず手玉に取る。
欲望に忠実な莫迦共を篭絡するも其の容姿なれば容易かろう。
実力ある女が疎まれるのは詮無い話、
莫迦な男共はオマエが怖いのだよ。
それは頼もしい事――だが。
[矢張りさっきの言葉が
どうにもキャロルにとっては驚きだったようで]
正しい事を正しいという事に
何の躊躇いが要るか。私はそう思うのだがね。
権力者や上層部は得てして腐っている。
[紫煙、ふわりと舞う。]
……手玉にな、それも1つのやり方だろうが。
どうにも私はそういうのが苦手だ。
というか、それは褒めているのか。
それともからかっているのか。
お前が私の容姿について述べるなどと思わなかったぞ。
[所在なさげに髪の毛を片手で梳く。]
……可愛げなど考えた事もなかった。
[最早クーデターすら遠い様子に瞬き]
威嚇して怯えさせるより、手懐けて飼い馴らせと言っているだけだ。
泣き落とすなり弱音を吐くなりせめて莫迦な男にも花を持たせてやれ。
正しい事を正しいと声高に叫ぶだけでは、
クーデターが成功したとしても何れ潰されるぞ。
[続く言葉に緩く首を傾け]
オマエの容姿の話なぞ一銭の情報にも成らぬ周知の事実だ。
態々言う必要も無いし自覚していると思っていたのだが…
[蜂蜜色の髪が揺れるのに眼を細め]
成る程、可愛げも多少はあるのか。
[煙草を持つ手に隠れる口許は微か緩んだか]
【――軍本部――】
…此処も、引き払う準備が始まったのでしょうかね。
〔上官が探索指揮を取っている以上、各所との細かな
連携は此方の責務であった。踏まれるべき手続きは、
後々誰も追及を受けることのないように。〕
――4番から7番弾薬庫として使用している、工場跡。
此れ等を空にしておいて下さい。
ある程度夜陰に紛れて、併し村内の動向に
注視している者には…勘付ける程度に。
木箱や瓦礫等、ある程度の遮蔽物は残しておいて下さい。
作業完了後は、誰も近づくことのないようにお願いを致します。
〔輸送隊への無線連絡。少佐の行方は、まだ不明の侭。〕
――見つからないというのなら…
接触場所を作って差し上げるのが、よいのでしょうから。
飼い馴らせ、
手なずけろか。
成る程取り込むのも重要か……。
しかし、馬鹿な男は好かん。
得意分野ではないし、立ち回る途中で化けの皮が剥がれそうだ。そうは思わんか。
[首を傾ける。髪が揺れた]
容姿等見ればわかるが
さして気にもとめん。
私は私だ。
[ジーンの口元が緩んだように見えた。
不機嫌そうな、
困ったような、
常のキャロルからは到底想像できぬ表情が浮かぶ]
誰に可愛いげがあると言うか、
……この馬鹿者が。
[ふむ、と呟き煙草を灰皿に落とし]
確かにオマエなら途中で苛々して莫迦の尻を蹴り上げそうだ。
我も莫迦は好かぬが自分と同胞を護るための処世術だと思え。
忠実で優秀な部下まで被害が及ぶ事を考えれば、
愛想笑いのひとつやふたつ出来ように。
[ひとつ頷いてポケットに手を突っ込み]
オマエはオマエだ、其れは変わらぬ。
化粧のひとつもすれば其れこそ化けそうではあるが、
気に留めずとも容姿もまた変わるまい。
[珍しそうにキャロルの表情を見詰め瞬き
ふと微か柔らかな笑みを一瞬だけ浮かべ]
だから、オマエだ。
キャロル・スペンサー少尉殿。
そうして居る様は可愛げがあると思うがね?
[顎に手をやり考える]
処世術か、
部下のためならある程度は我慢がきくかな。
想像するだに気味が悪いが。
化粧もそうだが。
女は化けるものだと言うがね。
[己のどんな姿を思い浮かべたか苦笑した]
………
こういう時にばかり名前を呼ぶか、ジーン。
[口元を手で覆い視線を反らした。
照れたように見える。]
馬鹿者が。からかうな。
[目線だけ今一度ジーンへ向け]
[思案の末に苦笑する様子を黙し見守り]
化粧もドレスも似合うとは思うが、
オマエが好まぬなら其処までは勧めぬよ。
莫迦共には勿体無い話だろうしな。
[口許を覆い照れているらしいのに瞬き]
昨夜も呼んだ筈だが気に入らぬかね?
それにしても助言するまでも無かった様だ。
[視線だけが戻る様は流し目にも似て見え
蒼の視線を受け止め黒の眸は僅か細まる]
別段にからかう心算では無かったのだが、
結果的にそうなってしまったか。
珍しいものが見れたので我としては満足だ。
[片口端を吊り上げる]
さて、是以上に莫迦だ莫迦だと怒られる前に退散しよう。
鉄砲玉の捜索は明日中には必ずや終える。
[気配は一瞬だけ緊張感を孕むも
直ぐに何時も通りの静寂を纏う]
おやすみ、キャロル。
[コートの裾を翻し*部屋を出た*]
― 教会周辺 ―
[煙草を咥えて教会を見上げる]
此処に機密が眠っているとは言っていたが、
人目も多いしよもや忍んでは居るまい。
[煙たそうに僅か眼を細め]
アレが真に我を人狼と目しておるなれば、
近いうちに接触は出来よう。
[少し歩けば見えて来る共同墓地]
………。
【――教会――】
――主は、常に我等を見守り給う。
〔整然と飾られた祭壇。花は今や踏み入る者のない、
地雷原の外れで摘んできた白い華。捧げられる祈り。〕
彼女等が死してよい理由など、
…何処にもありはしないというの…に。
……託してくれたコーニィに、…合わせる顔がありません。
たった…たったひとり、
死から遠ざけ続けることもできないとは――
〔低い声音が床へ落ちる。感情を押し殺しているのではない。
其れが男の最大の揺れであるのだ。
――祭壇の前、華で屍を埋ずめた棺はふたつ――
呟きの主は、やがて教会を*後にする*〕
【巡回の途中】
[愛用の銃を手に、紅の外套と金の髪を翻す。
少佐を此処へと送りこんだ貴族は拘束されたと言う報せが入った。
さてそれも何処まで真実やら。
―――クーデターでも起こすか。
昨夜の会話を思い出し己の手を見た。]
随分いい様にからかわれた気もするが、
[誰に言うでなく呟く]
ふ、悪くない。
[多分、女は微笑んでいた。]
[追い詰める包囲網を作る。
逃がさぬように、逃がさぬように。
カルヴィネン准尉が用意した密会の舞台。
そこに現れる筈の裏切り者を追い詰める為に。]
オルステッド、そちらはどうだ。
……現れんか。
引き続き監視を行え。
[踊らされているだけだとしても、
最期まで踊り続ければいい。]
……上層部が?
ハ、腐った豚どもに用はない。
我々は我々の使命を果たす。
[息を潜め、狩は続く。]
[指揮を執るキャロルの背後に急にすと気配が寄り]
勇ましい事だな。
[何食わぬ顔で傍らに並び緩く首を傾け顔を覗いて]
アレが我を人狼と目して居れば接触は出来よう、
未だ情報を隠し持っているやも知らぬし出来る限り引き出す心算だ。
間違っても現れた瞬間に一斉射撃命令なぞ出さんで呉れ。
我も一緒に蜂の巣は勘弁願いたいところだ。
[接触場所となるであろう倉庫へと視線を移し見据え]
上層部の莫迦共はこんな折も高みの見物か。
[張り詰めた緊張感の中でやる気無く呟く声は小さい]
…然様、軍曹が人狼であると目されているので
ありましたらば――彼の言う通り私や少尉殿は
慎重な程に身を潜めているのが良いのでしょう。
〔輸送用の木箱やら、パレットに積んだ
処理前の瓦礫やらで見通しの悪い工場内。
昇りはじめの月明りが、程好く人目を忍ぶ其処へ
既に待機中の此方も、無線越しにか二人へと
語りかけた〕
少尉殿、軍曹…
…緊張感を悟られては、台無しであります。
他愛無く時を待つのも、宜しかろうかと。
――今宵ニーナさんは、安全な場所へお出でなのでしょうか?
ジーンか。
[耳慣れた声の主の名を呼ぶ。
黒い気配がゆらりとゆれた]
ふ、どうだろうな。
目しておらねばあのような行動にはでまい。
[目を細めてジーンを横目で見る]
そこまで阿呆ではないさ。
私の部下の腕を甘く見てもらっては困る。
無論、私もだが。安心するがいい。
[不敵に笑む。
真実は判らなかったが今やこれが裏切り者を捕らえる確実な方法だった]
いつものことさ。
[やる気ない声に、諦観滲んだ声が答えた。]
そうだな、気楽に客人を迎えるとしよう。
[無線機から聴こえる声に看護婦の顔を思い出し]
ニーナの身柄に関しては軍に預けた侭だが、
宿舎の部屋に居るのであれば危険は無かろう。
とは言え是だけ人員を割けばあちらも今は手薄か。
[倉庫に向いた侭に視線だけキャロルを見て]
オマエもオマエの部下の腕も疑っては居らぬよ。
[視線はまた倉庫へ戻り]
思ったよりはオマエも冷静な様で、
安心しだところだ。
[是から現れる少佐に対してか上層部に対してか]
…は。此度は独断を致しまして。
〔形ばかり恐縮をしてみせたところで、
キャロルからの提案に暫し瞬き〕
…――少尉の独唱をこそ、期待するものであります。
ならば、安堵致しました。
貴小隊付きではないものの、私も貴女の部下ですので
当てにしていて戴けると光栄ですよ。
[二人の遣り取りを聞き緩く首を傾け]
さて、少尉殿が歌うは、
子守唄か鎮魂歌か。
[ポケットから出した手をキャロルに差し出し]
そろそろ民間人にも銃を貸して貰えるかね?
我はオマエの歌う間に紅い花でも咲かせよう。
…酌み交わしつつというわけには、参りませんがね。
軍曹の酒は良いらしいとは、
スペンサー小隊下士官からの噂でありますが。
〔ざざ、と僅かにノイズが入るのは身動ぎか〕
さて、有無を言わせず制圧なのですね。
――…
〔ジーンがキャロルに銃の支給を求める様子へと、
彼女は如何するのかと言いたげな沈黙を置き〕
我に集られても酒はもうこの女の処だ、
飲みたければ少尉殿に強請れ。
尤も、未だあるのかは疑問だがね。
[ノイズに瞬き空の手を握って開く]
心配せずとも行き成り発砲したりはせぬよ。
人手不足が深刻だな。
が、手薄かどうかは別だ。
ニーナは守るさ。
お前も心配だろう?
[ふふ、と小さく笑う]
安心したか、そいつは重畳。
頭に血を昇らせたままでは
赤を見た牛とかわらんからな。
眠るという意味ではどちらも変わらんさ。
優しくはない子守歌になるがな。
[ジーンが銃を求めた。
キャロルは蒼い目を細め]
……よかろう。
但し、おかしな真似をすれば撃つ。
[黒金の拳銃を懐より取り出し、
同じく黒を纏う男に差し出した]
…おや、噂の蔵酒はいきなり
底をついているのですか。
大した呑み上げっぷりを拝見したくありました。
〔ノイズが自分でも気になったのか、無線の位置を直す。
面々と言葉を交す間に、辺りを警戒すると共に
異物の混入等ないものか、装備の点検を確実にして〕
流石に佐官クラスの尋問となると、
専門の此方も慎重になるのですよ。
上の意向によっては、軍事裁判で
引っくり返されることもありますので。
其れは何よりだ。
[キャロルが小さく笑む気配に
首を傾げ顔を覗いて眼を細め]
我とて無駄な血を流すは好まぬが、
他意を感じるが気のせいかね?
[細まる蒼に益々眸を細め]
言われずとも判っておる。
我に銃口を向ける暇があれば、
優しくない子守唄でも歌っておけ。
[黒金の拳銃を受け取って
手の中の重みを確かめる]
…恐縮です。
――ふむ、…
〔キャロルが傍らのジーンに銃を渡すらしい
気配を知って、少し思案するも異論は唱えずに置き〕
…高さの単位は、何オンスグラスに
何杯でありましょうか、少尉。
〔珍しく語尾に笑みが混じった。
彼女の言葉に、無線の向こうで重く頷き…〕
有難う、御座います。…
此処のところ我も毎夜晩酌をしておったからな。
次にまともな酒が飲めるのは何時になる事やら。
[無造作に拳銃をベルトに挿すとコートに隠れる]
身柄を拘束するに留めれば、
十中八九裁判で引っ繰り返るな。
情報さえ引き出せばアレは此処で始末するべきだろう。
如何するかね?
[問うと言うより寧ろ射殺の許可を求め
キャロルへと静かな視線を投げかける]
[無線から聴こえるルーサーの声に、
くくと含み笑い]
心配せずとも未だ残っているさ。
美味い酒は味わうものだ。
今度酌み交わすかい?
[問いかけ。
続いた、彼にしては珍しい冗談に
笑いを零す]
それはもう、浴びるほどに。
[無線の向こうの重い気配。
笑いを止めて頷いた]
[嘯く様子に暫しキャロルを見詰め小さく息を吐き]
…酷い誤解だな。
[静かに呟き肩を竦めるのに空の袖が微かに揺れる
――射殺せよ。
蒼の眼差しを真っ直ぐに受け止め静かな黒は瞬く]
オマエらしい判断だ。
[確かめる様にかコートの上から拳銃に触れた]
……紛れる酒であったのなら、幸いですよ。
紛らわすものもないのかもしれませんがね、貴官であれば…
――とは言え、アルコール浸けでいらっしゃるのなら
照準の点検程度はお勧め致しますけども。
〔ジーンとの酒にまつわる戯事の裡に、ふと常の世話焼きも挟むか。
若き少佐であった者の処遇については、キャロルの判断が
下されるのをひと呼吸待ってから、唇を引き結んで頷く〕
了解。現場の判断ということで…。
一件さえ片付けば咎め立てもされぬでありましょう。
…そうだな。
[何に対しての返答なのか]
其れでも我にとっては、
穏やかな良いひと時であった。
[コートの上から触れる硬い金属の感触]
心配されずともしくじったりはせぬよ、
幾ら離れて居ようとも手に馴染むのだから皮肉な話だ。
[キャロルの声にまたひとつ息を吐き]
確かにオマエが何を如何考えるも自由だが、
ニーナと同じくオマエの身も案じていると添えておこう。
[続く言葉に無言の侭に頷き]
さて、そろそろ行くか。
[部屋の中で目が覚めて。
部屋の中で食事を取り。
部屋の中で外を見やり。
部屋の中で何を思うか]
…
[部屋の真ん中に位置する椅子。
其処に座る看護婦の姿は些か人間じみていた]
…
[その瞳は伏せられ、膝の上の手は服を握る。
何かを待つ様に。また、何かに耐える様に]
皮肉であろうと我は己が必要と思えば武器を取る。
何時までも莫迦共の好きにはさせぬさ。
[消えて現れる蒼を覗き]
…礼には及ばぬよ。
[通信機から聴こえるルーサーの声
放られたスキットルを確りと掴む]
酔ってしくじったらオマエの責とさせて貰おうかね?
[くつりと喉の奥で低く笑い蓋を開け
中身を一口呷ってキャロルに手渡し
無言の侭に倉庫へと向かい歩き出す]
そう、それでこそお前だ。
相棒だろう、ジーン。
[笑う。
渡されたスキットルを手に取り、
同じように一口呷り、ぺろりと唇を舐めた。
息を潜める。]
[ニーナが顔を出した廊下には、ガムを噛んでいる小男の姿。
軽薄な顔をのリッターが、ニーナに押しつけたのは、冷たい拳銃の先だった。]
やあ。いい晩だね。
パーティーに誘いに来たんだ。来て欲しい。
…
[無機質な瞳が男を映せば、微かに髪を揺らし]
よく見回りに見つかりませんでしたね。
[その表情は動かぬまま]
…良いでしょう。
最も、パーティーに誘うのに"冷たい手先"を使うとは知りませんでしたが。
【軍本部・弾薬庫】
……ここかな。
ユージーン、居るかい?
元軍人で、善良な市民で、けれど今は、暗殺部隊「人狼」のエージェント。ユージーン殿?
[薄暗がりに、呼びかけの声だけが響く。かつ、かつ、とコンクリートを打つ足音はしかし、一人のものではないような……?]
[気配にゆるりと振り返り倉庫に現れるリッタと傍らのニーナを見て
纏う静寂は動く事無く一切の動揺も現れずにリッタを見据えるのみ]
そう騒がずとも我なら此処に居るよ。
そんな風に力無い者を無理矢理に従わせ、
其処までしてオマエは何を求めるのかね?
それに、居るんだろう?
スペンサー少尉!カルヴィネン准尉!
……ふん。だんまりならいいさ。僕の邪魔をしなければそれでいい。
君たちは罠を張っていたつもりだろうが、お手元が暗かったんじゃないのかな?
かわいそうな看護婦の身柄が心配なら、テーブル・マナーを弁えてもらうよ。
くっくっく……
やれ…
[周囲に対する威嚇を見守り幾許か思案の後]
オマエが本当に我の味方なれば、
其の身の保護を約束しよう。
けれど身の証としてオマエの意思を我に託せ。
[真意の見えぬ淡々とした何時もの口調で告げ]
出来ぬなればこの話は白紙だ。
[ほんの一瞬だけニーナへと視線を遣り]
災難だったな、ニーナ。
直ぐ終わらせる。
…ええ。
災難、でしょうね。
[ジーンに声をかけられれば淡々と返す]
…"お気になさらずに"。
[…至っていつもの様に。
その瞳は虚空を捉える]
意志を託せ……か。
もちろんだとも。この銃はただ、貴国の望むままに。
貴国の求める者を守り、貴国の厭う敵を討つ。故に今は、なにも問わずにいましょう。
……これで、宜しいか?
>>105
[目の前の男の言葉に軽く瞳を見開き…また戻す]
…そう、ですか…
いえ、申し訳ございません…
[その声は意外そうに…
頭を下げようとするも、微かに揺らす程度に抑えられ]
…
[その視線は僅かに下がった]
ん?
意外そうだね。僕の騎士位はなんだ?という顔をしているね。
単に血のつながり、という意味では、そりゃあの男、ぼくの父かもしれないが……。
はっ。機会があれば撃ち殺していたものを。
幼い僕が、あいつに出会ったのは……。
あれからもう、10年にもなるのかな。
あいつの馬車は金でできていて、僕の靴は底が抜けていた。
僕はあいつの馬車に手を触れて、警備に打ち倒されたっけ。
……懐かしかったんだよ。物心ついたころからずっと、肌身離さず持っていた、この紋章が。
[ちゃり。ポケットから取り出したくすんだ首飾りは、豪華な紋章だった。]
さて……と。
結局、教会の秘密は判らずじまいだったな。王さえも跪いた、と記された文書もあったし、相当なものなのだろうけれど。
そのうち、貴国の博物館に展示されることも、あるのでしょうかね?
ははは。
>>110
[ジーンの声に視線を上げる。
言わなければならないこと。耳を傾ければ、小さく息を吐いた]
…優しい、ならば、先生も優しかったです。
マコーレーさんも、コーネリアスさんも…
シャーロットさんも、ネリーさんも…
[その視線は空へと向けられる。
星も、月も、空の闇すらも見えない、空へと]
…ただ。
私の"欲"が疼いて…言葉をかければ心の内を話してくれる。
そういう人は、貴方だけだったのです。
[瞼を閉じれば、ゆっくりと顔を戻した]
>>117
…ええ…そうなのかも知れません。
ですが、その手を伸ばす先を決めるのは…なんでしょう。
[瞼を開けば、その手にする拳銃を見やり]
…なんとも、難しい話です。
"人間"にも、"道具"にも…私は、なりきれませんでしたから。
[持ち上げられる様子に微かに目を細める]
――もう宜しい、少佐。…
貴方は確かに…運命に足掻く人でありました。
〔口の中で呟くと、未だ遮蔽の陰にあって右腕を凪ぐ。
――鈍い光沢は爪牙〕
捌く者は決して、裁きを為すものではないのです――
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