情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
[眠りにつく。
目が覚めた時、朝が来ている。
掃除、整理、料理、食事、洗濯…
全て終われば、新しい日課が加わっている]
…
[診察室で独り、椅子に座って白い壁を見つめた。
但し、今度は思考すべき物がある]
…無い物強請…
[ポツリと彼の者が言った言葉をなぞる。
暫く、瞳は白い壁を無言で見つめていたが…]
…はぁ。
[瞼を閉じれば、小さく息を吐いた]
私が、都合の良い様に…解釈しすぎ、でしょうか。
[誰に言うでもないその言葉は壁の中に消え]
はい。
[声が聞こえた。
聞き覚えのある声に立ち上がれば、診察室のドアを手がけ…]
…居ます。
[隻腕の男に声をかける。
しばし、考えを巡らせ…]
今日は、此処で話すのはいかがでしょうか。
此処でなら、疲れることはありませんから。
[言うや否や、踵を返せば台所の方に茶を淹れに行く]
【軍本部】
[昨夜呑んだ酒は美味かったな。
そんな事を思う。
部屋から出れば血腥い空気、殺気立った気配]
例の学兵の検死結果は出たか?
……引き続き調査を行え。
ウィル、オルステッドはどうした?
巡回中か。
ふ、あいつも複雑だろうがな。
カルヴィネン准尉もだ。
[女の故郷はとうに無かった。
時折遠くを見るような眼になる。]
――コーネリアスが連行されたが、
どちらだったのかは未だに分からんな。
例えそうだったとしても口を割るとは到底思えない。
何も言わなかったろう。
[優しげな銀髪の青年を思い、
小さく息を吐く]
民間人を守ろうとするために
民間人に見えるが疑わしきものを殺す。
因果な事だ。
[トレイにポットとカップを乗せ、テーブルへと向かい…
カップに茶を注ぐと、ジーンに差し出す。
そして、自分の手の中に持つ]
…昨日の、言葉…ですが…
[カップを傾け、琥珀色の液体で喉を潤す。
やがて、切り出すのは昨日の話]
申し訳ございません。
私には…少し、考えが及ばない様です。
[カップに落としていた視線を少しだけ持ち上げ]
…宜しければ、分かりやすく…お願い、出来ますか?
余計判り難いやも知れぬが…
[勧められた席に落ち着き茶を啜り
ポケットから徐に取り出すは髑髏
机に置いて頂頭部を指先がなぞる]
ニーナにも治せぬ者だ。
[髑髏を見詰める眼差しは微か柔らか
顔を上げニーナを見詰めゆるり瞬く]
――生も死も、我には判らぬのだよ。
[静かな黒の眼差しが伏せられる]
是は最早起きぬが未だ此処にあろう。
「死」と言う概念が判らぬ故、
永久の眠りの際に立つ者を治す者が眩しく映る。
[再び目の前のニーナを移す眸は静か]
[テーブルの上に置かれる髑髏。
指が滑るその様子をじっと見やり…視線をジーンに戻す]
ええ。
もう、何も物言わない…
言わせることも出来ません。
[カップを微かに傾け…]
医学的に言うなら…心臓が止まることですが。
[そういうことを聞いているわけではありませんよね、と視線をジーンに向ける]
確かに、存在はしますが…意志がありません。
だから、人は、遺書や…書物を遺す。
…つまり、意志が無くなって…
自分で動けなくなれば、ソレは死、なのではないでしょうか?
…そうでなければ、生きていてもしょうがない、というモノも在るでしょう。
…眩しく、ですか…
[微かに視線を落とし…カップの湯気を見やる。
そして小さな声で]
興味以上の好意は無いと言うことなのでしょうか…
[ポツリと呟けば、カップに口を付けた]
[髑髏に手を置いた侭にニーナを見詰め]
では人の意思とは何かね?
世間とは型無き多数の作る集合体でしかない。
選び取っている様で意思とは流れ作られていく。
個人とは、一体何であろうか?
日々を此処で過ごし生きているのかね?
[続く問いに瞬きニーナを見詰め]
単純に好意と言うのであれば、
我はニーナを憎からず想って居るよ。
けれど其れがニーナの言う好意とは別であろう事も判る。
逆に問うのはルール違反かも知らんが、
では、ニーナは我に好意を持ち合わせているのかね?
【――軍本部――】
…此れで教会は無人、ですね。
弔いの鐘は絶えても、屍は増える――
コーニィもさぞ、無念でありましたでしょうに。
〔下士官達の体調管理をと、軍医に付き添って視察を終えた。
其処へ戻り来た、矢張り同郷のオルステッド曹長と
村の現況について言葉を交した。
『――いつまで"教会の子"だ御前は。』
取り乱さないまでも困惑を隠さない此方を案じてか、
士気に関わることを理由に発破をかけてくれる幼馴染へと
此方は、面目ない、と苦笑を返した〕
…ええ。苦しませずに送れただけでも、と思うことにします。
…そうだ…君、スペンサー少尉殿をお見かけしませんでしたか?
〔とある一件で凹まされて以来、すっかりキャロルの
シンパとなっているオルステッドへと、上官の所在を尋ねた〕
【本部外、村の領域内】
少佐殿は何処に居るか知っているか?
あの鉄砲玉、行方が掴めんのだ。
[部下は首を振る。
さても困ったことだと息を吐き]
話を聞こうにも姿が見えんでは話にならん。
クインジーが率いていた部下はどうした。
あれらも取り逃がしてはならん。
[銃の手入れは欠かさない。
腕を組み、皆の顔を見わたす。
何れも憔悴し、或いは疑心暗鬼。
特に此の村を故郷とする者はそれが顕著だった。]
[手の中にある髑髏。
暗き二つの穴と共に黒き双眸に見つめられても、青き瞳は鈍く光る]
…意志は個々人の中に在ります。
ただ…周りに流されて光らないだけ。
または…薄弱な光すぎて、自身が気付かないだけ。
[ソーサーをテーブルの上に置けば、瞼を閉じる]
…実際に、私は考えてみました。
"あの時"より、私は看護婦として生きてきました。
それは、生きる為に仕方がなかった。
…そして、この状況になった時、私は思いました。
嗚呼、私は…呼吸装置に繋がれたあの人達と何ら変わりなかったのだ、と。
自身の考えは無く、ただ時間だけが過ぎて…あの人達との違いは、"道具"として扱えるかどうか。
そう、考えていました。
…ですが。
実際には、今は看護婦としては生きていない。
こうして、話をしたり…御茶を飲んだり。
[瞼を開けると、その瞳は隻腕の男と骸骨を映す]
…恐らくは。
多分、私は貴方を好いている。
この感情は、経験したことがないモノです故。
[淡々と紡ぐ言葉。
全てを客観的に、傍観し…]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新