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[壁に寄り掛かる体勢のまま瞑っていた目を開き、パチリと瞬きをする]
…あー。
[そう気の抜けた声を発した後、徐に体を解し始めて]
いけねぇ、寝てた。
…それは、シャーロットさん…にも、当てはまると思いますが。
[もう一度顔を上げれば、無機質な瞳を向ける]
…あまり聞かれたくは無いです。
何故ならば…私がジーンさんに質問したのですから。
私のこと、を。
[す、とジーンに視線を戻すと小さく頭を下げた]
…申し訳ありません。
もう少し…人気のない所を選べば良かったでしょうか。
・・・ニーナの、こと?
[続けて出た言葉に一瞬思考を巡らせれば
ユージーンとニーナを交互に見た]
あ・・・。
良いのよ、私の事は気にしなくて。
私は、その、えっと、夜風にあたろうと思っただけだから。
[何か自身の中で答えを導き出したのか
慌ててその場から去ろうとし]
また、ね。
[そう告げると丘から去ろうとした]
こんな時分に一人で出歩いてネリーに心配されぬかね?
[シャーロットに首を傾げ
ニーナの声に向き直って]
我の言葉ひとつで助けとなるなら其れも良いのかも知らんが、
診療所のあの話好きな医師とニーナに救われたのは我であろう。
[微か光の篭る瞳を静かに見詰め]
隊を退いたとは言え所詮は我もヒトゴロシ、
治せるニーナには我と違うものがあろう。
其れに、我はニーナの人となりを知っておる。
面白い面白くないと言う基準では動いた心算も無いが、
そう言う意味では面白いのかも知らん。
[煙草を咥えポケットに手を突っ込み
俯くニーナの様子に首を傾げ見守り]
是では答えにならぬかね?
[口で小さく「げっ」という形を作りながら、少し大げさに後ずさって]
うわっ、出た。
…何か用か、こっちは寝起きなんだぞ。
[そう言いながら、気の抜けた風に欠伸をしている]
[振り返りユージーンを見れば]
えぇ、そうかもしれません。
でもこのままじゃダメなんです。
だから、もう心配されないようにするんです。
これから。
[微笑む瞳はまっすぐユージーンとニーナを見つめ]
行ってきます。
[神の存在など不要となったかのように、人は自分達の手で福音も神罰も成すようになったと呟くルーサー。
しかし結局は目の前の縋るものなど不要であるかのような大樹の如き男も、それらの思いを恐らくは神へと吐露しに教会へと来ている]
…ここは神の家ですもの。
いつでも心安らかに眠る事ができます。
ルーサーさんこそ、お忙しく働いてらっしゃるでしょうに、ぼくより早起きで。
[その顔には人を気遣う笑む眼差しのみ表れていても、彼の心中にも渦巻いているのだろう思いに心配を加えぬよう、微笑みで返した]
――クローン、ですか。
そのような技術がどうして、学生兵の方に施されねばならなかったのかも…
そして増やされたその命を、絶たれねばならなかったのかも…ぼくには分かりません。
[促しを受けて椅子へと腰掛ける。
両膝の上の手は、心とは裏腹に整然と組み置かれ]
そして上層部の方が、入り込んだ「人狼」が二人だと仰る理由も…。
どうして――そんなにはっきりと、分かるのでしょう?
人数だけはっきり分かっていて、それなのに誰がそうかは分からないだなんて…
[答を何でも知る教師に質問をする生徒の目でルーサーに尋ねるが、言い募りかけた後、今はルーサーもその上層部側の人間だと気付く。
責めているとは思われないよう視線を外し、そっと目を伏せて]
せめて誰がそうなのか分かる、手がかりのようなものが…
…調べるための手立てでも、あれば良いのに。
…そう、ですか?
[慌てる様子に、一つ瞬きをするが…ジーンの方を一度向き…
また、視線をシャーロットに戻し]
心配、されない様に…?
はぁ…では、また…
[その様子を見ていたが、言葉に耳を傾け]
…人を殺すのにも、理由があるのでしょう…?
理由無く、命を散らせるならば…私は、罪だと思いますが…
[少し考える様に言葉を紡げば、微かに首を傾げ…ジーンを見つめる]
…答えに、なっているのでしょうか…
それでは、私を、どう思っているのか。
それが、分かりません。
いつ殺されるかわからない――
全ての人に言えること。
[自身にも。
薄く呟いて、視線を落とす。]
人狼である、否、――
嘯いた話と笑い飛ばされるとしても……
嗚呼、もうこの村は長くはない。
[遠くで銃声が聞こえるようなことは無くなった。
ただ、静寂が物語る。]
>>83
[後ろから投げかられた言葉に足が止まると
同時に疑問符が頭に浮かんだ。
男女に関係する話をしていたのではないかと
思っていたのは違うのだろうか]
――え?
[けれど>>78ニーナの言葉が気にかかる。
・・・ジーンは気づいていないのか、
それとも自身の考えが違うのか。]
いえ、私は、え〜・・・っと。
【昼頃】
ふーん。
3人の同一人物。ね。不思議な話もあるもんだ……。
で、市民の容疑者は結局どうなの?まだ何も?
……解った解った。報告ご苦労。
[ふう。とため息をついて、サンドイッチをほおばる。]
ネリー、シャーロット、コーネリアス、ニーナ、ユージーン……
へえ。ユージーンは軍の勤務経験あり、か。
さてさて。外の空気でも吸うか。
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