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こんな静まり返っちまって…。
これじゃあ死んだ村と同じだな。
差し詰め、仮死状態の村か。
今夜辺りが峠かもしれんね…。
[気まぐれに入った建物は前までは雑貨屋だったのだろうか。
それらしい物がちらほらと置いてあるものの。
ガラガラの棚に少しだけしか乗っていない品物が、余計に寂しさを際立たせる。
ふと、何かを思いついた様にカウンターの内側に入ってみる。
そこには、店主が疲れた時に休む為に置かれたのであろう椅子等が置かれたままになっていた]
ここからの眺めってのはこんな風なのか、へぇ…。
新鮮だな…。
眠れ愛し子胸に抱かれ
暖かく居心地が良い それは真実
この腕の中 この愛
誰にも貴方を傷付けたりさせない――…
[聴く者のない子守唄が、遠く村の外まで見渡せると信じていた村の丘の上に響く。
歌声の主は唐突にそれを止めて、土がつくのも構わずに座り込んでいた膝の中に顔を埋めた。
途切れ途切れの声は、自分に言い聞かせているかのようでもある]
人狼…
敵国の暗殺部隊が入り込んだから…
この村から連れ出されたあの子達はむしろ安全で…
何も心配することは無いんだよね……?
[昨日唐突に教会に入り込んで来た兵は詳細な事情までは説明しようともせず、泣き出す子供もいた。
次々と連れ出されていく様子はまるで連行だった。
肝心の自分は思わず待って下さいと取り縋り、抵抗と見た兵に突き飛ばされて、呆気なく頭を打ち床に伏してそれっきり]
それがぼくの役目なんだから…
守ろうって思ってたのに…
[――泣きたいのは離れ離れになった、子と親の方であるはずだ。
安全なはずの教会で、いつも大丈夫ですよと言い続けた男は連れられて行く自分達を守れもせずに、村から出された子達は今一体どんな気持ちで居るだろう]
…せめて優しい人があの子達を、看てくれていますように…!
[心を配る対象を失ったコーネリアスの胸にはどこか、穴でも開いているかのような気がした。
――いつも子供達の不安を慰めているつもりでいて、慰められていたのはこちらの方なのかもしれない。
ぼんやりとそんな事を考えながら、封鎖された村を丘の上から眺め続けている]
[静まり返った中に足音だけが妙に大きく響く
人の気配に不意に足を止め雑貨屋の奥を眺め]
店の者も容疑者なのかね?
こんな時分に店を開けても、
客なぞ殆ど来ないだろうに。
[珍しい客になろうとでも言うのか
殆ど陳列品の無い店内に踏み入り
奥に控える者の纏う装備と気配に]
如何やら店主では無さそうだが。
どちらにしろ、
此処の煙草は以前より品切れだ。
[差し込む西日を背負えばクインジーから顔は見えぬか
自身の影で相手の顔も良く見えず首を傾げ光を通して]
昨日に引き続き是はまた珍しい。
煙草はあるだろうか、クイン。
[診療所に戻れば、中には人の気配は微塵にも感じられなかった。
机の上に置かれたメモを見やれば…なるほど。
皆には嫌疑がかかっては居なかったのだな、と。
驚くほど客観的に見えた]
…でも…患者が居なかったら、薬を届けて貰う理由も無いですね…
[繁盛していれば薬は少なくなり、閑古鳥が鳴けば薬が届く]
まったく…間が悪い。
[椅子に座り、くるりとカウンターに背を預ける。
丁度それは店の中へ背を向ける形になって]
タダじゃねぇぞ。
品物なんだからよ。
[後ろ手に、カウンターへ煙草の箱を置く。
もう片方の手は、何か失敗したという風に頭を掻いていて]
[自室に戻り、ベッドに横になって考えたことは、とてもどうでも良いことだった。
こんな状態になった以上、診療所に訪れる人など居ないのだろう、と。
もし、怪我人は何処にいる?と歩き回れば兵士に怪しまれるだろう、と。
つまり…暫くは仕事をしなくても良いのだろうか、と。]
…
[…最も、トリガーの気まぐれによっては…
もう、仕事などしなくても良いのかも知れない]
…
[そう考えている内に次の日はやってきた。
誰も居ない診療所の中、いつもの日課の掃除、在庫の確認…そして朝食を食べ終われば、看護婦は自由となった。
但し、檻の中の、自由]
[仕事に忙殺されていた看護婦には、何も趣味など無かった。
あるとするならば、薬を眺めたり、患者の話を聞いたり、皆の為に料理を作ることぐらい。
しかし、そのどれもしなくても良いのだ]
…いかが、致しましょうか。
[ポツリと呟いた言葉は自分自身に問う言葉。
しかし、その返答は沈黙で返ってきた]
あの店主、売り切れだと言った割りに、
自分の吸う分を隠し持っていたか。
[日にやけ色褪せたラベルの貼られた缶詰を煙草の横に置き
皺の寄る紙幣をポケットから出し煙草と缶詰の代金を払う]
然しオマエは何時から店番に成った?
こんな寂れた村の雑貨屋に丁稚奉公でもあるまい。
[器用に片手で煙草を開け一本を咥え
ジッポで火をつけゆるり紫煙を吐き]
オマエも退役した筈だが其の形、
今回の件にも首を突っ込んでるのかね?
さぁ、戦禍の村は危険だから重武装の店主でも違和感は無いと思ったんだがな。
[受け取った金をカウンター奥に置いて、向きは変えないままに喋り出す]
私はただ、仕事で来ただけだ。
軍と関係するつもりは無い。
仕事、か。
[ぽつり呟く頃には日も落ち]
金儲けをしている奴等の一端がオマエだったとはな。
軍もオマエの処もどうせ情報開示はせぬのだろうし、
我は民間人として今暫く高みの見物と洒落込むか。
こうして煙草にもありつけたしな。
[煙草を咥え商品を掴んで
ポケットに手を突っ込み]
寄る処があるから今は是で、
「仕事」で此処に逗留するならまた会う事もあるか。
オマエが余り派手にやらかさぬ事を願おう。
[コートの裾を翻し踵を返した]
【――牧場、だった地雷原を臨む丘――】
…此処は、流石に包囲されていませんでしたか。
〔見下ろす草原は、牧草を刈る者もなく。
所々に黒ずむ痕と、飛び散った四肢のやはり黒ずんだ欠片〕
食い荒らされたように…見えなくもありません。
〔片手が、僅かに持ち上げられようとするが――止める。
十字を切るのは、今は躊躇われた。
ただひとときの黙祷を捧げ、やがて背後の廃屋を振り返る〕
〔旧友と、その年老いた母親が住んでいた家。
――砲弾に立屋の半ばを持っていかれている
其処を、静かに後にした。〕
…スペンサー少尉とラッセル学生兵は、
もう少佐と話はされたのでしょうか。
〔ふと気になったことが口をつき、二人へと
改めて無線連絡を入れながら夕刻の街並みへと
戻りゆくようで〕
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