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生と死の繰り返し。
事態は悪化するばかり。
[もう何度引き裂かれただろう。
希望が絶望に変わっただろう。]
私は――……
[それでも小さく祈り続ける。
ただ ただ 「幸せに」 と。]
[千切れた雲の波。
千切れた指、千切れた声。]
泡沫の亀裂、うたかたの世界。
なんて孤独な空なのかしら……
[暗雲に覆われた虚空から、視線を落として。
ぽつりと潤落する冷たい雨が乾く地表を打つ。]
……雨。
[村の外には戦場から帰ってきた兵士達の姿がまばらに見える。
一瞥する事もなく、むしろ避けるように足を早める。]
――早く終われば良いのに。
[彼女の目には兵士達は粗暴で野蛮な人間にしか映らなかった。
そんな男達の会話がいやでも耳に入ってくる。
いつしか教会に向かう時の表情は
感情のない人形のようになってしまった。
携えたバスケットからはパンの芳醇な香りが風に乗る]
泣いてるのはだぁれ。
[空が落とす涙。身体で受け止める。]
[丘には村の匂いが混ざって上がってくる。
最近は硝煙や血の匂いが増えた。
雨が降れば何もかも、滲んで滲んで消えてしまう。]
[濡れて濃く香る、村の景色に目を細めた。
遠くの形はぼやけて捉えることが出来ない。
青に滲む村の光景。]
[頬に当たる冷たい感触に気づけば空を見上げる。
ハッとしてバスケットをハンカチに乗せる。
気休めにしかならないかもしれないが、
急げばまだ濡れずにすむと思い少し歩みを早める。
教会が見えれば小走りで息を切らしつつ向かう。
教会の玄関で呼吸を整え衣服の乱れを直しパンの無事を確認すると、
数日振りに会う子供達の笑顔を思い浮かべながら中へ入った]
[重力の侭に落ちてくる雨粒が羨ましい。
一層、自分もあの雨のように堕ちてしまえたら。
丘の端に立てば、小石が転がり落ちる。
からん、ころん……――遠くなる音。]
……なんて。くだらない。
[一歩退こうとした所で不意に、足を取られるような感覚。
地盤が弱くなっていたのか、崩れた地表が少女を誘う。]
きゃ、――
[コーネリアスの姿を確認すればいつもの穏やかな笑顔で]
コーネ・・・
[声をかけようとした刹那、その表情は曇る。
コーネリアスと一緒にいる見慣れる人物、
そしてその人物が着ているのは軍服。
何故教会に粗暴な輩がコーネリアスと二人で話をしているのか。
困惑や驚き、疑問が心の中で錯綜し、
*状況が掴めずただその場で立ちすくんでしまった*]
[―――幸い、
崖淵から落ちて直ぐの所に、少しの空間があった。]
やっちゃった、な――
[狭い空間から崖の方へと手を伸ばそうとして、
ズキン。鋭い痛みが右足首に走る。
次第に立っていられなくて。その場にへたり込んだ。]
……最低。
[膝を抱いて空を見上げる。
無慈悲にも、*雨は降り続けていた*]
[テントの中でF2000の手入れをしていると、雨粒が天井を打つ。]
雨か…面倒だな…。
[顎間接より少し上を指で押さえて、独り言の様に呟き始めた]
どうだ、村の周囲には何か有ったか。
[少しの沈黙の後、再び呟く様に]
あぁ、今度酒をプレゼントしてやるよ。
速達でな。
…冗談だよ。
分かった、すぐに向かう。
[懐の弾を9mmに換え、バックパックを背負ってテントを出た。
村の中を足速に歩けば、一般兵からは羨望、村人からは決して好意的ではない視線が突き刺さる]
居心地が悪いねぇ。
加勢している筈なのに、なんだろうねコレ。
[歩幅を広げ、さっさと村の外れの丘へと歩いて行った]
[雨は降り続けている。
座り込んだまま、膝に顔を埋めた]
お嬢様に叱られるわ……
出歩くな、なんて、人のこと言えない。
[洋服が雨に濡れて身体が重い。
もうこのまま誰にも見つからなければ――なんて
悲観的で、何処か厭世的な思考が廻る。]
[丘へ来てみれば、何やら地崩れを起こした跡があり]
此処か、問題の場所というのは。
さて…。
[崩れた付近は再び地崩れを起こす恐れが有る為、大きく回り込んで丘を滑り降りた]
敵兵だとしたら…。
まぁ音がしなければ良いだろう。
[素早く、尚且つ遮蔽を取りながら移動し、辺りを警戒する。
暫くして、問題の地崩れがあった場所の下に人が倒れているのを確認する]
…誰だ。
[物陰から人影に対して声を掛ける、それでも周囲に対する警戒だけは怠らずに]
答えない場合は…。
こちらはいつでも射殺する用意が有る。
……。
[人の足音、近づいても
自ら声を上げることはしなかった。
軍人なら――敵軍なら殺される。
そんなことになるくらいなら。
此処で焔に揺らめく景色を見ていてもいい。
しかし少女の思考とは相反して、
足音は此方を認識しているように、近づいた。]
[射殺という物騒な声に、相手に見えるか否か、ゆるり首を振り]
村に住む者です。屋敷に仕えている――名はネリーと。
誤って、転落してしまって……
[相手の声色に僅かに怯えを滲ませた。
空気の中に漂う緊張感を察してか、下手に動くことはせず。]
[村の者という返答、そして、傍目に見ても武装しているとは思えない。
構えたグロックをガンベルトに戻し、そそくさと人影に近付く]
うおぉっ、こいつは失礼しましたー!
今警戒中なもんで、銃なんて物騒なもん向けちゃってすみませんねぇ!
[声のトーンをがらっと変えて、揉み手をし始めた]
どうしました。
アレですか、怪我したとかですか。
……え?あ、いえ。
[相手のがらりと変わった様子に、思わずきょとんと。
人相はお世辞にも良いとは言えない――のに、軽い調子の声に、気が抜けたような、どこかで安心したような。表情に出すことはしなかったが、緊張を解いて、相手の言葉に頷いた。]
その、足を挫いてしまったみたいで……。
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