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[表情は変えずにネリーの言い掛けた言葉に小首を傾げたが]
え・・・?
う、うん、居てくれるだけで嬉しいよ?
でもお人形のようなそういう風なのとは違う。
上手く説明できないけど、
居てくれるだけでも幸せになれるのに、
一緒に何かできるとなるとそれ以上に幸せを感じられるのよ。
邪魔に思える存在・・・っていうのは、
私は一度もネリーを邪魔だなんて思った事はないけど、
それは一体何の事を言ってるの?
私がお人形じゃない……?
そう、それは――知らなかった。
大して人間味もないのに。
それはお嬢様の感性が豊かだから、でしょうか。
[不思議そうに、けれど色はなく、双眸を瞬かせる]
[続く言葉には一寸押し黙る。]
[落とした視線は何を映しているのか]
私もお嬢様が邪魔だと言っている訳ではありません。
唯。時々自分と世界の接点が無くなるように感じる。
私は 境界線。
何かが邪魔とは言わないけれど
何もかもが不必要に思える。
そんなこと。
性格や、感情の事を言ってるんじゃないの。
私に言ってくれたじゃない。
ネリーはネリーだから。
[少し困惑した表情になれば、
続けてネリーから発せられた言葉で表情が曇る]
不必要・・・。
私もいらないの・・・?
私は、私だから……
[自分のことなんてよく知らない。]
[シャーロットの言葉は何処か心地よくて。]
[続く問いには、ゆらり、ランタンの光を自身から遠ざけ]
[影に入る。]
私は、境界線。
朝と夜の、白と白の、黒と黒の――境界線。
だから。
[曖昧模糊な言い草は何を含ませて。]
[暫し後、ランタンをシャーロットと自らの間に照らす]
また怖い軍人さんが来る。
帰りましょう。
此処が没落するのもそう遠くない未来。
境界線、ネリーの言ってる事はなんとなくわかる。
[ネリーが言葉を区切ると視線を村の先、戦場へと向ける]
私も境界線に立ってるのかもしれない。
生と死の境になったこの村で、私は。
[俯き右手を胸に添えれば]
えぇ、帰りましょう。
私達には帰る場所がある。
生と死の境。
この村ではいつ死ぬかもわからない。
悲しいこと。怖いこと。
だけれど私はそれを感じない。
――お嬢様がいらっしゃるから。
だからかもしれない。
[ほんの一瞬微笑んだ。
けれどすぐに顔を逸らし、彼女の一歩前、
ランタンを照らしながら屋敷の方へと歩んで行く。]
……お嬢様。
一つお願いがあるのですが。
今宵は、お嬢様のお部屋で休ませて頂けませんか?
毛布一つ下されば、十分ですので――
私もネリーがいるから、どんなにツラくても、
こんな夜でも、また笑顔でいられる。
[垣間見えた笑顔を見れば穏やかな笑顔を彼女に返し、
少し前を行く彼女の見つめた]
私の部屋で?あまり気が進まないわ。
だって、毛布一枚じゃ体を壊してしまうかもしれないじゃない。
だから・・・・・・
[少し歩みを早め彼女の隣へ行き]
一緒のベッドで寝ましょう?
……改めて言われると、
その。妙な感じ。
[彼女の角度からは見えぬ、少女の表情は
一体どんなものだっただろうか。
ほんの少し俯く仕草で、続く言葉を聞いた]
駄目ならいいんです……
……え?
[隣に来たシャーロットにぱちりと瞬いては、
不思議そうに瞳を揺らし]
お嬢様がそう仰るなら……。
お気遣い。感謝致します。
[静かに微笑んで、屋敷の扉を開け、
ランタンの明かりを消した。
薄暗い屋敷の中。見上げる。見上げる。]
そんな事言われると、なんかこっちまで。
[一瞬少し恥ずかしげに視線を外したが
再び表情は穏やかになり]
当然、でしょう?
ネリーの代わりなんていないんだし、
風邪をこじらせて万が一なんて事があったらとんでもないわ。
[ネリーと視線合わせれば屋敷内は
ひんやりとした澄んだ空気に包まれていた]
・・・こうして見ると私の家じゃないみたい。
[いつも見る昼の屋敷とは違う深淵の青を湛え、
外の音すらない静寂に、どこか空虚な恐怖感を覚え、
自然と手はネリーの手へと伸びていった]
何……話してるんでしょう、ね。
[視線を逸らす様子に、僅かに微苦笑を浮かべた。]
……はい。
風邪をこじらせて、なんて。
私も無念……。
[独特のペースで返し、
シャーロットの言葉を聞いては、再度天井を見上げる。
夜の屋敷に慣れているのか、或いは感じることがないのか、
表情は変わらないが、ふっと手に触れるものを感じれば]
怖くない。
夜と朝の狭間。
何処にでも私は居る。
[独白のように言って、彼女の手をそっと包んだ。]
[ふと手に触れる柔らかい感触。
自分が知らずに差し伸べていた事に気づき
ピクリと小さく手は跳ねたが優しい温もりに包まれる]
ネリー・・・・・・
[彼女を見つめればまた表情は
手から伝わる温もりでゆっくりと溶けるかのように穏やかになる。
一寸、目を逸らし何か躊躇いはしたが
彼女の瞳を切なげに見れば]
どこにも行かないでね?
[きゅ、と再度、確かめるように彼女の手を握り]
私は何処にも、行きません。
お嬢様にお仕えすることが、私の意義なのですから――
[人形のように色の薄い瞳が揺れる。
ほんの少しだけ、その眸を細めて。]
寒いですね。
お嬢様も身体を冷やしてはいらっしゃいませんか?
温かくして、ゆっくりお休み下さい。
[彼女の言葉を噛み締めるように手を握り返す]
うん・・・。
私は、大丈夫。ネリーは寒くない?
早く行こっか。
[握った手はそのまま放す事なく、階段を昇り始める]
はい、大丈夫です。
[握ったままの手に一寸瞬くが
何も言わず、そのままに彼女に委ねて。
階段を登り切り、彼女の自室の扉を開けると
部屋の明かりを灯した。
すぐ消すことになっても、明かりが生む暖かさは
少なからず彼女を安心させるだろうと思ってのこと。]
明日も、何も起きないと良いですね……
[カーテンの隙間から見える景色。
暗い闇の中にも、微かな赤が混じっていた。
不穏な世界を遮断するように、カーテンを閉じ切って。]
[彼女の言葉にそうねと呟けば、
窓辺に立つ彼女の背後まで歩み寄りメイド服に両の手を伸ばす。
エプロンの紐からスルリと解き、ゆっくり服を脱がせていった。]
・・・昔はよくこうして着替えっこしたね。
寝巻きは取りに行くのも億劫でしょう、
私のお古で良いかな。
[そう言って手渡せば、メイド服を軽く払い壁に掛けた後、
そのまま椅子にガウンを掛けネリーに微笑んだ]
ひゃ――?
[不意に背後から触れる感覚に小さく声を上げて。
振り向いてはぱちり瞬き、されるが侭に脱がされた。]
……寝巻きを貸して頂けるのは、有り難いのですが……
いきなり。脱がせないで、下さい……
[ひんやりして。緩く身体を抱いて。
手渡された寝巻きに手を通す。]
サイズ……ぴったり。
昔はお嬢様の方が、少し背が高かったのに。
[普段着慣れない装いで。
ぱちり瞬き。
同じベッド。シャーロットと交互に目を向けた。]
覚えてない?
昔はネリーがそうして脱がしてきたのよ。
初めて私の寝室に来た時だったかな、
私が着替えると言ったらそれもメイドの仕事だと思って。
[クスクス笑う仕草はまた幼い少女のようにあどけなかった]
そうね、追い越されちゃったな。
似合ってるよ、とっても。
まるでネリーに合わせたみたい。
[彼女の様子に気づいたのか、
再びネリーに近づけば手を取りベッドまで向かう]
……そうでしたか?
記憶が曖昧です……。
そう、だったかも、しれませんけど。
[彼女の笑みに弱ったように視線を落とすが、
その口元は僅かに笑みを形取っていた。]
そう言って下さると、嬉しいです。
[自分の姿を見下ろして、不思議そうな表情。
手を取られ、彼女に連れられてベッドに腰掛ければ]
……お嬢様。
昔の話をして思い出しましたが――
村の男の子の誰が好きか、なんて話も、しましたね。
お嬢様がお嫁に行くのは遠い未来のことだと思っていました、
けれど、お嬢様はしっかりしていて、もう大人です。
――もしそんな時が来れば。私に教えて下さいね。
[ネリーの隣に腰掛ければ]
私はそんな事全然考えてなかった。
ネリーがいてくれるだけで私・・・。
ううん、今は婚姻の話なんて聞きたくない。
[彼女の手を握り見つめれば、状態をネリーに委ねた]
……そうですか?
私はお嬢様に、幸せになって頂きたいのです。
[隣に腰掛ける彼女に視線を合わせ、
握られた手を緩く握り返す。]
……。
私だけでは、
お嬢様を幸せには出来ません。
――……もう。
仕方、ないなぁ。
[緩く寄りかかられれば、彼女の頭を抱くように肩口に抱き寄せて。シャーロットの額に、自らの頭を触れさせる。]
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