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[遠くに響く戦いの音、例え遠くであっても、
いつその戦火に自身が巻き込まれてもおかしくない。
足早に屋敷に戻り小さな溜息をつけば重い扉を開けた]
・・・ただいま。
[窓から見える遠い空は茜色に染まっていた。
視線を移し、屋敷の門の方へ。蒼い髪の主人の姿が見えた。
玄関へと歩む。]
おかえりなさいませ。
お嬢様。
[玄関が開き、掛けられた声に一礼して返す。]
ご無事で何よりです。
外は戦渦。余り出歩かぬことをお勧め致しますが……
[気遣う言葉に顔が俯く。
胸に添えた右手が、一層悲しみを滲み出している。]
ありがとう。
でも、こうでもしなきゃいけないの。
私が今できる事としたら毎日花を添える位。
それ位しか罪ほろぼろしにしかならないわ。
・・・ううん、こんな事をしても友達は帰ってこない。
ただ、罪ほろぼしなんて言葉で自分を慰めてるだけなのかもしれない。
あの時、出歩かなければ、彼女は死なずに済んだ。
[愁傷にシャーロットの言葉に耳を傾ける]
[俯いた彼女に向けるは、色の薄い眼差し]
お気持ちはご察ししますが、
万一お嬢様の命が奪われては元も子もないこと。
もしそうなれば、ご友人も悲しまれるのではありませんか。
また手向けに出掛けられるのならば、
私もお連れ下さい。
せめて、お嬢様の盾となりましょう。
でも・・・・・・
ごめんなさい。
[俯いた表情は更に影を落す]
盾にだなんてできない・・・。
もう誰かが死ぬ所は見たくない。
[顔を上げ彼女の瞳を見れば、また視線を外し]
誰も死んでほしくないの・・・。
……そうですか。
[瞳を僅かに揺らす。
映らない、映さない。閉ざされた世界。]
――それは私も同じです。
お嬢様がお一人で危険な場へ出向くのは見ていられません。
出掛けるなとは言いません……只、私をお連れ下さい。
[黙ってその言葉に頷き目だけ彼女へと動かす]
・・・・・・
[唇が薄っすらと開き何か言おうとしたのか思い留まった。
一度視線を外すと再びネリーを見る]
部屋に戻るわ。
何かあったら呼んで。
[彼女の唇の動きに一寸瞬くが、
掛けられぬ声に答える言葉は無く。]
承知致しました。
[一礼する。
彼女を見送ろうと、その場に佇んで。]
学生 ラッセル が参加しました。
[一面の泥濘だった。
空は厚い雲が垂れ込めて暗く、地面はそれよりも尚黒かった。
至る所で斃れ、動かなくなった兵士達の姿。
泥と血に満ちた戦場。
雨は今も続く。
俺はただ、その中を歩き続ける]
……ッ、はぁッ……。
[視線を彷徨わせても動く者の姿は無い。
友軍だけでなく敵軍も。
俺の目に映るのは骸と化した兵士どもの成れの果てだけ。
自分がどこに向かっているのか。
自分がなにを目指しているのか。
それすらも思考から消え失せ、ただ俺は歩く]
……ッく、まだ……先、だ……。
[手に提げたサーベルが重い。
刃は血にぬめり、幾つもの刃こぼれを生じさせていた。
全身の傷が苦痛を訴える。身体が軋む。
痛みではなく、常在する熱さ。
熱病に浮かされた患者のように俺は彷徨い歩く]
……あぁ……。
[俺の目はふと空を見上げる。
暗雲。かすかに切れ目が差し、明るい光がこぼれていた]
[ネリーの言葉を心の中で反芻するかのように、
視線を落し小さく頷いては]
ありがとう。
[先ほどより少し和らいだ笑みで言葉を返した。
それから再び階段を昇り始めた]
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