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パン屋はぁ、自分の名前を噛まずに言う自信がないので自分の名前は呼びません〜言いませんー。
えへぇ。
名残惜しいですがぁ、ここに集まる必要がなくなったのでぇ、のんびりおうちに帰るですねぇ。
またパンを買いに来てくださいねぇ皆さんー。
[新客さんげっとですぅー、と言いながら手を振りつつ出て行った]
この国での気狂いは動きづらい。
今度はこちらも囁きとやらに参加させてもらおうか。
誘導・騙り・諜報 なんでも好きに使うといい。
謀る策を思考するのは好みだ。
[さすがに守るべき主が処刑されそうになったのをギリギリで止めるのは心臓に悪かった]
連れて行ってくれるか?
次は……役に 立つ。
[片膝を付いて跪くと相手の出方を伺う。返事はどうだったろうか**]
立ちな。
[トラノカの腕を、ぐい引いて立たせ、その横乳に噛み付いて、そこに人間のものではない歯型を残し]
人間としてのトラノカは死んだ。
じゃァ、ここにいるあんたは何なんだろうねぇ。
フッフフフ。あたしは人間しか食べない。だから、あたしはトラノカを食べない。
ついてくるも裏切るも・・・あんたの好きにするがいいさ。
[けらけらと笑いながら、のんびりと歩き出した。深くて暗い夜の闇の向こうへと]
[プラスコーヴィヤのパン屋のチラシを見ながら鼻歌を歌っている。]
寂しいです、ここにはもう皆さん集まらなくなっちゃうんでーすね。やっと廊下に慣れて来た所ですのに。
でも…主はまだこの村に居るって言うし、俺もまだプラスコーヴィヤさんのお店で食べてないパンが沢山ありますから、宿の方でのんびりするとしまっしょ。
[チラシにいくつかの印を入れた。明日にはきっとそれらを買いに走るのだろう。]
皆さん、良かったらこの村の事を教えてやってくーださいな?名物とか流行のものとか色々を。
故郷のあの人に、沢山の土産話を持って帰る為に。
…それでは、また。
[仰々しくお辞儀をし、持っていた白い本を放り投げた瞬間...は忽然と姿を消した。廊下に放置されていた無数の本も見れば何時の間にか消え、気付いたならば一冊の白い本が宿の方へ飛んで行くているのが見られたかも知れない。**]
[引かれた腕に気が逸れると同時に心臓近くへの衝撃]
――…ッ。
…、……人間と
同類にされては 困る。
[闇に入るは慣れている。さっさと歩き出したマギの後ろについて共に歩き出した。
つ、と後ろを振り向けば贋告の赤と、数日過ごした集会所。
今度の村では深入りはしたくないなと思いながらすぐに前へと視線を戻す**]
[時季は晩秋、朝夕の冷え込みも厳しくなってきたころ、...、否この村は人狼の騒ぎに襲われた]
[今はもう脅威は去ったが、墓地には真新しい墓碑が増えた]
[...は落ち葉を掃き、墓碑を磨く。そこに刻まれた名前、その主が生きてきた生とその終わりである死を、以前より一層考えるようになった]
……どんな人間もぉ、人狼でさえ〜…死んでしまえば終わりなんです。
その終わりを迎えた命をー…わたしは、愛し、守っていくんですよ〜。
[一番新しい墓碑に刻まれた名前を見ると、...はわずかに顔を曇らせた]
マギさん……死んじゃったら、お礼も言えないじゃないですかあ。あのときのマギさんの言葉が、罪ばかり背負ってきたわたしに、どれほど温かかったか〜…。
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