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[いつのまにか6杯目に突入しながらお食事にも手をつける]
おいしい・・・。
[周囲の騒ぎごとは職業柄なれていることで非常に落ち着いてまったりとしている]
[テーブル挟んで向こうで、硬直しているお嬢さまには気付かず、レリアはすっかり上機嫌で辺りを見渡し]
ありがとう、ケヴィンさん。
子供と間違えられるのはいつもの事だから気にしないことにしているんだけどね。
でも飲みっぷりってそんなに凄いかなぁ?
[首を傾げながら席に戻る姿を見送り、隣に座る変わった服装の青年には、こちらも遅ればせながらと深々と頭を下げ]
わたし、レリアって申します。歳は28です。短い間ですがよろしく、セロンさん…。
[と、言いつつも見つめるのはセロンではなく、彼の手に握られている二つのグラス…]
[席につき、改めて料理を見回す]
うわー、美味しそう…
[少しだけ眉をしかめる]
良い物食べ過ぎて、後でお腹痛くならないといいけど…
胃腸まで、完全に貧乏人仕様だからなぁ…
[気分を取り直し、料理に手を伸ばす]
[料理に舌鼓を打ちながら食事を摂りながら、周囲へと目を配る]
こういう時には料理人がいれば賛辞も送れるのにな。
[およそ似つかわしくもない言葉を口に上らせた。
それほどに気に入ったようである]
[少女の顔と免許証を、幾度か見比べて。]
…あぁコレは失礼。確かに28歳か。
ついいつものクセでね。すまない。
[うっかり頭を撫でに行こうとする手を引っ込めて、レリアに謝罪。]
[...は、隣の席にカーラが座っている事に気がついて会釈をした]
あ…料理に気を取られて挨拶が送れてすみません。
えっと…素敵なドレスですね。
カーラさんによく似合っていて見とれてしまう所でした。
[...は、そういってから自分の服装を指差し]
僕は晩餐会なんかあるなんて思いもしなかったから、ちゃんとしたスーツを持ってきてなくてこのザマですよ。
[...は、そういってちょっとバツが悪そうに笑った]
…強く生きて下さい。
[レリアと同室だと言うシリルに、何だかそんな事を言わなきゃならない気がしたのだ。
だけどもそんな中、意外な人が涙声になっていた]
ゲルダさんそんな!
泣かなくても…。
[この涙目の可憐な人を、よしきたと殴れる人もそうそう居ないとは思うものの、いざとなったら僕も頑張って庇おうとばかりに、フォークを握る手に力を込める。
――正直、凶器持ちでも、少女のようなレリアに勝てる気がしないのが悲しい話だったが]
[そのグラスを物欲しそうに見つめる視線に少々苦笑いしながら]
はい、レリア殿。お近づきの印だ。是非、受け取ってくれ…。
[片手に握ったグラスをレリアに差し出して自分のグラスと合わせようかと]
…ぇ?
[聞き違いではないかと。どう無理してもあの外見で28には見えない、免許を出している様だが、ここからでは見えるわけも無く]
…ああ、美味しい。
[周りの喧騒から逃げるように微妙に宙を仰ぎつつ。]
チャールズさん、そうですよねっ。
すごく丁寧に作られていて美味しいですし。
・・・と、サーモンのサラダもとても美味しいですねっ。
[席に戻ったケヴィンの呟きを耳にして]
ふだんからそんなに粗食にされてるんですか?
健康のため?
栄養価の高いものを食べすぎると身体がびっくりすると思いますけど、ほどほどなら大丈夫じゃないでしょうか?
ゲルダさんに胃薬でもお願いしておきます?
[シャンパンを飲み干したせいでスイッチが入りかけている]
[正装に着替えた男女をみてぽむっと何か考え付く]
どうせならこの後ワルツでもしたら面白そうね。
[7杯目のワインを頂きながらにっこりと微笑む]
[トムがばつが悪そうな表情に]
そんな、気にするほどじゃないですよ?
正装じゃないなんて、私、気づきませんでしたもの。
そんなこと気にするより、美味しい食事とおしゃべりを楽しみましょう?
[セロンの握るグラスを、物欲しそうにじっと眺めていると、メイドがなにやら意を決した様子で自分と向かい合っていることに気付き]
ん?メイドさんどうしたの?
[と、柔らかく訊ねるが、非は全て自分にあるのだから、ヘクターを責めるなら自分を殴れと言うメイドに]
ん〜……じゃぁこれは、あなたに対する罰ね?
[と、いうとすっと立ち上がり涙声になっているメイドの頬に、背伸びをして軽くキスを施す。]
うん!おいしぃ!役得役得♪じゃぁ、メイドさん。オレンジジュースの代わりにシャンパンを持って来て下さらないかしら?
[何事も無かったかのように席に着き、食事を再開して。
微笑ましくも忠告を口にするプリシアには]
平気平気!自分の許容量はこれでも解っているつもりよ?
[笑顔のまま、ひらひらとへを振り返した。]
[...は、隣の席のシリルに会釈をした]
こんばんは。
僕はトム・カシワギと言います。
…昨日、声を掛けた者ですが覚えていらっしゃるでしょうか?
えっと…その…昨日はシリルさんがあまりにお若く見えたものので年下と勘違いしてしまい、ちょっと失礼な口調だったかもしれません。
僕よりお姉さんなのにすみませんでした。
以後気をつけますので、よろしければ話し相手などになって下さい。
[...は、そういってシリルに向かって深々と頭を下げた]
[カーラの言葉に]
貧乏なだけです。
健康のほうは、鍛えることで何とかまかなってますw
いえ、たとえお腹痛くなってもご馳走を食べますとも。
それこそ、次はいつ食べれるかわかんないですし、こんないいもの…
あ、僕まだ食べてなかった…。
[丁度良くフォークを握っていた手を、ヴィヴィアンがその味を褒めるサーモンのサラダに伸ばしてみる]
本当だ、美味しい〜
わざわざ燻製してあるんですね、手間暇惜しまないなぁ。
食事の後はダンスってわけですか、いいですね。
[美味しい食べ物のおかげで大分表情から強張りが取れた様子で、キアの提案に頷く。
どうやら彼女ときたら、あっという間にグラスを空けている]
…あまり飲み過ぎて、舞う前に目を回さないように気をつけなきゃ駄目ですよ。
[ 周りを見渡したりし、その合間に ]
シリルさん、お料理など、とても美味しいですよねっ。
焼きたてのロールパンから、何もつけなくても凄く美味しいですし。
トムさん、カーラさんの言う通りですわ。
そんなに気にする事ではないですし、
お料理やお話などを楽しみましょう。
そして・・・キアさん、ナイスアイディア!
みんなが賛成なら、お食事などが一段落ついた所で
ワルツを踊ったりしたいです。
素敵な出会いなどが有る、この島の晩餐会で。
[頬にキスしてきたレリアの行動に、またも呆然として]
………。
はい、罰を賜りました。
[抑揚も感情も無い声でぽつりと呟くと、礼をして厨房へと戻って行った]
[許容量は心得てると聞き]
そうか、ならいいが……。
[レリアには平気だと告げられたが、酒飲みの平気という言葉ほど信用できないものはないと気を引き締めた。
悪酔いする大酒飲みと飲む機会が多すぎたのかもしれない……]
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