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>>A128
[処刑を受け入れた聡子の前に立ち
彼女が怯えぬようにとその目には黒い目隠しを
その細やかな白い首をギロチンの刃の下の台に乗せる
小刻みに震える彼女を落ち着かせるために
その唇に軽く別れのキスをし]
大丈夫よ?一瞬だし
綺麗よ、あなたの首から血が吹き出る姿は……
[何度も処刑者の血を吸い取って来たであろう
鋭く重みのある刃が不気味に光るのを見詰め]
気持ちのいい処刑とは違うけど……
一瞬で逝けるわ
もしも最後の一瞬まで快楽を求めるのなら
そうね。これを最後に……
[そう語ると彼女の……(続きは省略されました]
>>229
しかし、可憐さまは覚えているだろうか。
私が左キャラを右にするのが好きだということをwwww
冗談ですよ(にっこり)
でも恥子はふいたけどw
華狼旅館のそう遠くない場所に、密かにその滝はあった。
ごうごうと音を立て落ちる水の音に、
外界の音は全て遮断され、蝉時雨すら届かない。
飛沫を受け、長身のすらりとした姿が浮かび上がった。
その影がそっと首を傾けると、首筋からほのかに血の香りが。
甘い甘い、血の香。
「増子ちゃん、きたの?」
澄んだ声音に、増子は足を止める。
そのまま、その美しい体躯を眺め、目を細め頷き、
長身の主…香坂可憐に歩み寄った。
「可憐…さん」
「…!?泣いてるの?増子ちゃん。大丈夫よ…アタシが」
可憐が増子を抱き寄せようとした刹那、可憐の全ての動きが一瞬停止した。
可憐が視線を落とした先。
胸に生えた、一本のナイフ。
緋い血の華が、ゆっくりとその豊かな胸に広がり始める。
骨の間に滑り込んだナイフは、その急所を確実に捉えていた。
「ア…ッ…、ど…して」
増子は僅かに首を傾けると、無言で新たな涙を流す。
新しいナイフを取り出すと、一本、また一本。
柔らかな肌を切り裂き、突き刺し、新たな血の華を咲かせた。
「何故?」
涙を流しながら、ふぅわりと笑う。
「必要だったから」
岩場にもたれかかった可憐の唇に、増子はそっと口付けた。
ペロリと唇を舐め、その血の味に嬉しそうに笑う。
「真白ちゃんが、待ってる、よ」
そう言うと、すうっとまた肌を切り裂いた。
「大丈夫。顔は切らない。勿体無いもの」
そこかしこに流れる血を舌で拭うが、
赤い華は後から後からあふれ出る。
ごうごうと滝の音は、くすくすと笑う声を掻き消した。
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