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[炎の中から形が現れる。
爆炎でマントはぼろぼろ。中に収納されていたグラディウスが幾つか見て取れる。破れた布の間、皮膚についた傷跡も、焦げ後も。
だのに。
珍奇な笑みに歪む仮面には、傷一つついていない。
殺気が――視線がにらむ先は、女。
己のマスターに襲い掛かる男になど目もくれず。
自身に炎を浴びせた相手。
傾いた首とともに斜めになった仮面が見つめる。]
ひ。
ひッひッひャひャひひひッ
ひは、ひャッひひゃひゃひゃは
[二剣を握り直し、疾駆する。]
[男の発した声と共に、周りに浮かぶ真空。恐らくは傷つけるためのもの。けれども意に介すことは無い。]
牽制のつもりか?
[地を蹴る。軽く浮いた身体は、「鎌鼬」の合間を縫って宙へと躍り出る。落下はしない。正確には、ゆっくりと降下していた。]
キャスターが危ないとは、思わない?
私に構ってる暇がある?
[遭遇した娘。
傍らに居た闇色のサーヴァント。
不可思議な“間”を持って襲い来るその戦闘形式。
不定形であり、かつ高速の再生を為した異形。順に語っていく]
あのサーヴァントは、数多の名を口々に述べ立てた後に。
『ジャック・ザ・リッパー』と名乗りました。
恐らくは、それが真名だと思われます。
複数の存在―魂?が融合したものなのでしょうか……。
[魔法陣に戸惑うダビデを不思議そうに見つめた。
戸惑う本人を他所に魔法陣が効果を発揮しだすのを見て満足そうな表情を浮かべた]
さて、本題に入ろう。
[一瞬でこれまでの和やかな空気は消えた。
顔に浮かぶ表情はまるでこれから戦いが始まるかの様な表情だった]
[
呆けていたのは、ほんの一瞬。
その一瞬に、自分に目標を定め直した狂犬が、けたたましく笑いながら迫り来ていた。
]
――……マトモに喋れるサーヴァントはいないのかしら!!
[呪を紡ぐ暇もなく。後ろに跳びながら、碌に狙いを定めぬまま、単純な魔力弾を立て続けに撃ち放つ]
[記憶を辿る。みなみ―マスターの娘が口にしていた言葉の切れ端を拾い上げる]
そうだ。眞奈みなみと名乗ったマスターの娘。
彼の者の言葉を彼女が繰り返していたんです。
――「事件?」と。また、娼婦殺しだ、とも。
[
――不味いな、と。
このサーヴァントに対魔力はないようだったが、にしたところで、サーヴァントを殺し切れるだけの魔術を紡げるわけでもない。
加えて、敵マスターと自らの主。
刀の間合いにまで踏み込めるのならば兎も角、魔術師としての力量は明らかに、敵マスターが勝っている。
このまま戦いを続ければ、敗北は必定だった――……主従のいずれが先に滅ぶかは、兎も角として。
]
[自在に変化する腕と形状。
巨体を意に介さぬ機敏さと、それに見合った耐久力。
標的の殺害のみを目的として純化されたような行動様式。
戦闘の中から導き出した答えを、少年はマスターに告げる]
ひとつの推測ですが――彼の者は、『人殺しの罪』を中核として具現した、架空の英雄像ではないでしょうか。
英雄、と言うにはあまりにもおぞましい存在では、ありますが。
死ね、小娘。
[両手に握った刀を、跳躍する少女に向けて袈裟切りに振り下ろした。
が、少女は常識を逸脱した速度で移動する。
風の動きから不自然さを感じた。]
こ、これは……、時間干渉?魔法の域ではないか!この娘、何者だ……!?
ひ ッ ひャ
[突撃する――。
しかしそれは真正面からの大いなる力に迎撃される。
一撃、二撃、三撃。]
ひゃ
ひ ッ ひ
[愚直な前進しか知らぬバーサーカーは避けきれるはずもない。
粗野に振り回す両剣――だが概念宝具ですらないそれらで、霧散出来るはずもなく、全弾が直撃した。
威圧は弱まる。
足は、止まる。]
[全身から爛れたような煙が上がった。
――それでも、仮面は白いまま。]
ひ、ぎぎ、ひひゃ カ
[苦悶のような声を漏らし、力強く一歩を踏み出す。
崩れかけた己の体を支えるためだ。]
[ ――ジャック・ザ・リッパー ……。
切り裂きジャックとも呼ばれたブリテンの殺人鬼の名前だった]
なるほど、比較的最近のイギリスの殺人鬼だな。
数多くの女性を猟奇的に殺害したんだけど結局捕まってないんだよね。
類似の事件も起きているから複数の存在の英霊となっていても不思議ではないな。
クラスで考えるなら恐らくアサシンだろうね。
ただ、英霊に値する存在なのかってのが気になる。
彼の場合はただの犯罪者だから……。
[自分の持っている知識、そして疑問点をダビデへと伝えた]
そして、彼の者に人の身で接敵する事は、あまりに危険です。
マスターである、みなみが殺害されていないのが不思議なくらいに――ああ、成程。
[サーヴァントに、己のマスターは、殺せない。
そう言い切った彼女の強い口調を思い出した]
――令呪で縛っているのでしょうね。自らにその刃を向けるな、とでもいう形で。
[
幸運に恵まれたか。
――それとも、回避するだけの知能がないのか。
足の止まったサーヴァントを見遣って、決断した。
]
――……マスター! 宝具を使います!!
[ダビデの言葉に]
それは十分ありえるね。
100年以上がすぎた今でもジャック・ザ・リッパー、あるいは切り裂きジャックと言えばこの日本でも多くの人が知っている。
まさにその事件の伝承が彼を産んだというか。
元々ただの犯罪者なのにあれだけの強さを持っているのは知名度があるからって事かもしれない……。
[振り下ろされる刀は、今の視界にはスローモーションのように映る。避けることは造作も無かった。]
魔法? フ。
私はただの魔術師だ。
[相手の驚きがくすりと笑みを誘った。それでも、武器の無い状況では避けることしかできないと、思案した時だった。キャスターの声が耳に届いた。]
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