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[川のほうへと近づくに連れて、手繰る糸は色を付けていく。何者かの魔力。そうではない霊道。昨日の痕跡のような、淡く、けれど激しい残滓。]
どのサーヴァントかまではわからないな……。
[移動する欠片。それはとても微弱な波動。古い過去の遺物。語りかけてくるのは、それに流れた幾千の夜。]
バーサーカー、待て。
[留まるように投げる声。視界に入ってくるのは川の流れ。そこに、何かがいると糸は告げた。]
[ぐらりと、体が揺れた。一睡もしていない状態での召還と、立て続けに起こった戦闘。多少の魔力消費では動じることがなくとも、それが多量となれば体調へ影響を及ぼすのは魔術師として必然だ。意識が遠退き掛け、必死にそれを戻す。
その時、視界に映ったものは、態勢を立て直したアーチャーの手元から放たれる、鈍色のつぶて]
っ!
[頭の中を様々な選択肢が浮かぶ。だがそのどれも間に合わない――]
[恐れていた衝撃は、なかった。かわりに、足元から伝わる衝撃。見れば、キラーの足元に、迫っていた鋼は落ち、地面が凹んでいた。アーチャーの姿はすでに無い]
……助けて、くれたの?
[その行動はとても意外なことには違いなかったが、驚きよりも先に、嬉しさが先立った。戦闘の為に距離を取っていたその位置から、一歩、キラーに近付く。ポケットに入っている携帯が、ずしりと重く感じた]
ありがとう!
[信長の言葉に、こう、なんとなく抗議したくなるのだけれど、上手く自分の感情を言葉に出来なくて、そのまま飲み込んだ。]
…手が無いわけでは無いけれど。
[ぼそりと呟くと、左手の令呪を見つめる。
よく見ると、その証の周りの皮膚は、茜の皮膚の色と少し違っていた。それを見て、目の色がふっと暗くなる。]
…まぁ、最終兵器は最後に取っておくものだわ。
今は、やれる事だけを考える。
まずは、情報収集かしら。
考えてみたら、対峙した敵以外に、わかっている事が皆無だもの。
[立ち止まったのはマスターの声ではない。
足元に、枯れそうな野花が根を張っていたから。
立ち止まり、それは結果として支持に従う形となる。
そう、支持にしたがって立ち止まったように見えたのは結果だけ。
本当に止まった理由は違ったから、余計な一歩を――野花を避ける為に踏み出してしまうこととなり。
振り向く暇も無く、せせらぎの歌に、踏みつけた小石の音を紛れさせてしまった。]
――私には、まだ見えないようだが。
[小声で問う。
裏腹に、マントの懐で剣を握る手へ力が篭った。]
[
ふと、僅かに漂う痕跡を見付けた。サーヴァント同士の戦闘の残滓。
そんなものがあっただろうか――魔力の薄れ具合から時間を逆算して、思い至った。
伽を命じられて、絡み合っている最中のことか――……いや、絶対にそうだ。でなければ、気付かないわけがない。
報告をするべきかどうか迷って、口を噤んだ。
理由が理由であったし、それに、きっと過ぎ去った戦闘のことなどに興味はあるまいと。
]
[礼を言われても、キラーはみなみを振り向かなかった。少年の去った方角を凝視する。
相手の武器は投石紐。それが普通の品であれば射程距離は知れているが、そうでないことなど分かり切っている。ならば、逃げ去ったと見せかけて遠距離から攻撃される可能性はあった]
……この場を離レる。
[みなみの返答も聞かず、気配を遮断。少年の逃げ去った方角に背を向け、影に紛れるように歩き出す]
[
作業自体は、存外に楽に進んだ。
どうやら霊道となっているらしき川から、魔力を汲み上げて。
幾つかの基点を作り、結界のカタチを成していく。
全身に汗が滲むのを自覚して、手の甲で拭う。
ふと、表情を崩さない主はどうなのだろうと、思い至った。
暑気にあたって戦争から脱落などということになれば、洒落にもならない。
]
――涼風よ。
نسيم سرد بكن
[
主に気付かれぬように、小さく呟いて。作業にと戻った。
]
[ビルの屋上を走りながらダビデの携帯にコールをする。
暫く待っても反応はなかった。
負傷で電話に出る余裕が無かったのだろうと判断しコールを止める]
電話にもでれないとなると、ちと拙いね。
[走る速度を上げて合流を急いだ]
いやな、気配だ。
[術を解く。遠く、目に映る川原に、二つの人影。目を凝らすまでも無く、そこにいるのが魔術師だと知る。]
何があるかわからない。私たちと同じように、昨日のことについて調べに来たのかもしれないが。
[バーサーカーの背に隠れる。つ、と汗が流れた。暑さからではない。魔術師としての、勘のようなもの。]
[みなみの言葉に対し、キラーは振り返る事も、独特の声を発する事も無かったが、それでも、自然に浮かんだ微笑は消えなかった]
あ、ちょ、ちょっと待って!
わたし、眠くて死んじゃいそうなんだからー!
[考えるべき事は山ほどあれど、とりあえず頭を白紙に戻す。ふっと力を抜けば、辺りに張っていた結界が収束した]
[――……七割方、結界が組み上がった。再び、息を吐いたとき。]
――……これは?
[
こちらに触れた魔力の糸、そして、サーヴァントの気配。
川に流れる魔力と、作成途中の結界。
それに、自分の唱えた魔術に紛れて、至近に迫られるまで探知出来なかったようだった。
]
……マスター!
魔術師とサーヴァントが……至近にいます。
[静粛の中でバイブレーションの音は響くもので、タイミングの悪さにぎゅっと目を瞑る。振り切ろうとしても振り切ろうとしても、出会い、そして拾ってしまった物は、そう簡単に落ちはしないと言う事なのだろう。それでも今は、目を反らしていたかった]
あ、マネージャーから電話だ。
そういえば後で電話するって言ってたんだったー。
[聞かれてもいない事をキラーの背中に説明をしながら、声の震えが伝わらない事をただひたすらに祈った]
[転がった小石の行方を知る間も無く、背に新たな感覚。
目を離すべきではない。
マスターは何処かに気配があると言った。
ならば川から――川原から目を離してはいけないのに。]
…………。
[小さなマスターは、そこにいた。
背に隠れるようにして、様子を窺っている。
――――その姿に。
何を思い出したのか、思い出さないよう、つよく柄を握った。]
[少女の視線を追う。
遠く、霞むほごでもない場所に、二つの形。]
そこにいろ。
[マスターを制し、バーサーカーは川に沿って歩いて行く。
剣はまだ出さない。スキルも、まだ解除していない。
足に蹴られて転がる小石に視線を取られている余裕などない。
策も無く、未知の誰かへと近付いて行く。]
――――ク。
[笑いのような、溜息のような、音が、仮面の下で漏れた。]
[キャスターの報告と時を同じくして、左手甲の令呪が反応する。]
どうやらそのようだ。結界は……、まだ使えんか。
已むを得んな。警戒は怠らず、作業を続行しろ。
(ダビデ、聞こえるかい?)
[携帯が反応しないので念話で語りかける。
やはり余裕が無いのかしばらく応答がなかった]
(ダビデ? 聞こえているなら返事をくれるかな?)
[再度、呼びかけをする。
その声は若干焦りを含んでいたかもしれない]
―中央ブロック―
[みなみのサーヴァントが追いかけて来る様子は無かった。
跳躍を繰り返し、流血する傷口を極力意識から排除してマスターへと繋がる経路(パス)を追う]
――幕屋は移動させる、とヒジリは言っていた。なら、合流するのが最善でしょうね……。
[先ほどの戦闘は彼も見ていただろう。無理をするな、と叱られるだろうか。思考の片隅に沸いた益体も無い考えが、少年にとって今は逆に有難かった]
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