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―午前 中央ブロック―
[ジャケットの胸ポケットで震える機械。携帯電話というのだと、聖からは説明を受けた。これがあれば離れていても直接会話が出来るし、必要な要件を文字で送る事も出来ると。互いの位置を調べる事も可能だと言われたが、さすがにそこまでは理解の及ぶ処ではなかった]
……っと。呼び出し、ですね。
[着信音ではなくバイブレーションでのコール。内ポケットから取り出し、数秒じっと見つめた。説明を思い出しつつ通話ボタンを押し、耳に当てた]
えっ!
[キラーの言葉に何度か瞬く。視力で捉えられる位置には何もないだろう。河原の時にしたように、しゃがみ込み、地面に手を触れる。けれど、先ほど風を起こし、太陽を空に出した魔力の記録が強く、他の物は察知出来そうになかった]
……何もないのが、どういうつもりなのかわかんないけど、偵察をしてるってことなのかな? 自分が手を下さずに人数が減ってくれるなら、ありがたいもんね。
……帰ろう、キラー。
朝は、わたしたちの時間じゃないよ。
[泡姫としても、魔術師としても、太陽が照らしている区域は行動し難い。立ち並ぶビル街に、露出の多い格好と残った香水が空しく感じられる。それと同じくらい、感知できないと言えど、キラーの存在も、みなみの手に浮かぶ、マスターの証も]
―午前 中央ブロック―
[機械から流れ出す聖の声。魔術具の一種だろうかと感覚を研ぎ澄ませても、魔力の流れは感じられない。だが、実際に今話している相手がマスターその人だということは理解できた。そして、話の内容も]
……はい。ええ、わかりました。幕屋を移すのですね。
朝方、この近くで魔術を伴った小競り合いらしきものがありました。
私はその近辺で何か痕跡がないか確かめてみようと思います。
――ひとまず、この近辺にはそれらしき存在は見当たらないように思います。相手によってはどうかわかりませんが――それはその時の事ですね。
では、行って参ります。ヒジリ、お気をつけて。
[そう続け、相手の声を待って通話を終了する。
脳裏に昨夜の現場の位置を思い浮かべ、歩き出した]
……女だからか。噛み合わんな。
情報収集は手段であって目的ではない。相手の真名やクラスなど知らずとも、倒してしまえば問題なかろう。
それと、サーヴァントでなければ全てを賭して戦闘に臨むのはおかしいか。お前は余程俺を否定したいと見える。
[キャスターの真意を理解できず、苛立ちを覚えた。]
[パンを食べる猫の様子を見ながら、サンドイッチを口に運ぶ。]
無邪気なものだな、動物は。
それで。
地形は把握した。どこかの馬鹿が一般人から吸い取り始めているのがどこなのか、把握しなくてはならない。
実害は少なくても、魔術師としてその行為を認めるわけにはいかないからな。
今夜、できるだけ探りたい。拠点がわからずとも、どこに流れているのか、方向くらいはわかるはずだ。
何か、意見は?
[言葉が返ってくるまで少しのラグがあった。
しょうがない事なのだろう、英霊の時代では考えられない物なのだから戸惑っても不思議ではない]
昨日の川原と別にか……。
ずいぶん派手に動くね、他の陣営は。
痕跡の方も頼む、しかし、無理はしないように。
それじゃ、また何かあったら連絡する。
[電話を切りながら他陣営の激しさに少し呆れる。
頭の中でプランの修正を考え始めるも相手の情報が無い状態では具体的な案は浮かぶはずもなかった]
[朝は、我々の時間ではない。そう言われて、ジョークの分かる者たちが一斉に声を挙げて笑う。
だが大半の中身は、今のこの場で笑う気になどならなかった]
……移動ハ、すべキダ。
[それだけ言って、キラーは路地のさらに奥まる方向、影の強い方へと足を向ける]
[
男の言葉に、僅かに困惑を覚えて。
そして、その違和感は――いまここで確かめておかねばならないものなのではないかと、口を開いた。
]
いえ――否定、などでは。
確かに、先の私の行動は、打倒し得たかもしれない敵を、みすみす逃すという、愚かなものでした。
――ですが。
この戦争において、直接対峙した敵を打倒するのは絶対条件ではない。
要は、最後の一騎として残っていればいいのですから。
……それを、マスターたる貴方が知らぬはずはない。
だというのに、貴方の言葉は――……。
[言葉を切って]
――……正面から敵を打ち破ろうという、そのためには手段を選ばないという――そんな気がするの、ですが。
[実害は少ない、という言葉にまた空気が止まる。
しかしそれも一瞬のこと。]
――――。
あると言えばあるが。今は必要の無いことだ。
尤も。
先ほど君が触れたが、相手がキャスターのサーヴァントであった場合、今の私達に妥当する術は無いぞ。
逆にこちらが感知されて、迎撃される可能性もある。
その想定はしているのか。
――中央ブロック――
[キラーが進んでいる道は、家に向けて一番近い道ではなかったが、ビルや建物が並ぶ間を縫うように帰ろうと思えば、その方向で間違っていなかった。キラーの持つ方向感覚に感心をしながら、その後を追い、そして、足が止まった]
……今日は間違いなくぶたの日だなあ。
[みなみの視線の先には、一人の少年。人込みにいたら、外見だけならば決して浮かない身なり。しかし、彼を取り巻く空気は、彼が只者ではないと告げていた。キラーに伝えるまでもなく、キラーはすでに察知しているだろう]
―中央ブロック・路地―
[日陰へと足を踏み入れる。急激に低下する体感温度。今朝方に巻き起こった颶風にかき乱されなかった、夜の残滓。この方向ではないと考えて引き返そうとした、その時だった――]
……影――いえ、闇。
[路地の向こう。
少年が立つのと同じ陰の延長上に、二つの姿があった。
一人は女。人間ではあるが幾ばくかの魔力を身に備えていた。
もう一人は――いや、それは『一人』と呼んで良い存在だったのだろうか? 曖昧模糊とした中にも禍々しさを漂わせる『闇』の印象を少年は思い浮かべた]
ね、どうするの。
[キラーにだけ聞こえるように呟く。聞くまでもないかもしれないけれど、と、心の中で付け加えた。それでも先ほど言った通り、会った人間全てを攻撃するだけが、聖杯戦争の勝ち方ではないことが伝わっている事を祈って]
ではバーサーカー。
他のサーヴァントだったとして、勝つ手立てがないと引きこもるのか?
確実に勝てる相手にしか、手を出さないとでも?
もっとも、私とて勝機のない戦いに赴く気はない。そのための情報収集は行う。それに。キャスターに勝てないなら、そのマスターを討てばいいだけのこと。そう簡単に離れるとは思わないけど。
どのサーヴァントが相手であろうと、英霊である以上強力なのに間違いはない。
そしてバーサーカー、お前も、そのサーヴァントの一人だ。それを忘れるな。
[今日は、なかなか愉快な日だ。視界に映る少年を見て、キラーは笑む。
だが、相手は自らの欲求を満たす獲物ではない。そのことには落胆を禁じ得なかった。さっきの女の方が……あるいは自分の横に並ぶ、自らを喚び出したこの女の方が、獲物としては相応しい]
……我々ヲ、見てイた者ダな。
[それでも、キラーは臨戦態勢を取った。
この状況。この身体に慣れておかなければ聖杯どころか、狩りすらままならない。それは、もはや身に染みて分かっていた]
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