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――回想その2――
[部屋に戻り、先にアジェナにシャワーを譲った。]
「一緒に入る?」
[冗談めかして言ってみる。
もう、と困り顔で笑ってくれたのが嬉しかった。]
[窓の外に目を向ける。
霧雨で数メートル先が真っ白な世界。その先にもし何も無かったとしても気付かないだろう…そんな風に考える。
あるはずのものが、ない。
タチアナが消えたことを思い出し、ぎゅっと強く、目を閉じた。]
「……アコ?」
[ふと名前を呼ばれて、振り返る。
体にバスタオルを巻いたアジェナがドアから顔を覗かせていた。]
「アジェナ?どしたの?」
「ううん、何でもない。」
[髪はシャワーを浴びたばかり、水分もそのまま。ぽつぽつとお湯が滴る。]
[アコはアジェナに近づくと、にこっと笑って、濡れた頬をつついた。]
「ここにいるよ。アコはずっと、アジェナの側にいるよ。」
[アジェナはうん、と頷いてくれた。
お互いのシャワーの間中、ずっと曇りガラス越しに話をした。]
[少しでも互いの不安を消せるように。]
回想。
――自室――
……寝すぎたァーーー!!
[飛び起きると、部屋には一人。
もう時計は昼前だ。コルネリアはもうどこかへ出てしまったのだろう。
昨日は悶々としてて眠れなかった上に、コルネリアが近くにいるという安心感で爆睡してしまったようだ。
あちゃー、と頭を抱えるが一人。]
……とりあえず、一泳ぎして目ェ、覚まそっかァ……
[ぼんやりする頭で呟いて、室内プールへと足を運んだ。]
――現在――
「…ん…?」
[気付くとふかふかのベッドの上。
シャワーを浴びたあと眠ってしまっていたようだ。]
[目を開けると、すぐ目の前にアジェナの顔があった。
つないだ手には、確かな温もり。
まだ眠っているアジェナを起こさないように、きゅっと、少しだけ力を入れて握る。]
「アジェナ、だいすき。」
[小声で毎日のように言っている言葉を口にする。]
[そこにいつもとは違う感情が含まれていることに、アコは気付いていた。]
「…だいすき。」
[もう一度。想いが伝わるように願いながら。]
>>119
[突然のアオイの登場に戸惑いつつも、ホリーの前では表情を崩さないよう努めた]
・・・ん。大丈夫。
傍にいてあげるさね。
[よしよし、と頭を撫で撫で]
回想続き。
[日課のように泳いで体と頭を覚醒してから、しっかり泳ぎの練習は忘れない。
水の中に溶け込むような気持ちで滑っていく。肌を水が走る感触が心地良い。全身で水を感じながら、プールの中で一匹の魚となっていた。
こんな事態でも、ルッカはそれに惑わされて泳ぎの腕を落としてしまうことは嫌だった。
それに泳いでいればいつもの自分を取り戻すことができる。平常心平常心。幽霊は弱気な心を好むというのは迷信かどうか分からないが、ルッカはそれを信じているようだ。
そしてたっぷり泳いだ後、やがてコルネリアの姿を探して館内を歩き回るだろう。
タチアナが消えたという事実を知らないまま、能天気にお風呂のことなど考えつつ――]
――……現実味が無かった。
[朝、目が覚めて。
自室のベッドから、窓の向こうの雨模様をぼんやり眺めて]
――……いなくなった、という言葉には、言いようのない不安を覚えたのだが。
消えた、と言われると、一気に自分の知っている世界を飛び出してしまったように感じた。
(そんなことって、あるの?
人体消失マジックじゃないんだから・・・)
――……彼女たちの様子は、とても演技とは思えなかったのだが……
しかしあまりにも現実味が無く、まるで幻想の中で繰り広げられていることのようで。
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