347 正義と悪の話
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醜女の グリムローズ は 苦学生 ウェルト に投票した
布かぶり キィ は 寂しがり屋 リオ に投票した
遊び人の クラウディア は 何故今此処に居る ダルモン に投票した
薬師 マルタ は 布売り ジュノ に投票した
寂しがり屋 リオ は 何故今此処に居る ダルモン に投票した
東方かぶれ アリアーネ は 苦学生 ウェルト に投票した
布売り ジュノ は 何故今此処に居る ダルモン に投票した
賭博師 ジャックレフ は 布かぶり キィ に投票した
何故今此処に居る ダルモン は 遊び人の クラウディア に投票した
病弱 リーゼロッテ は 何故今此処に居る ダルモン に投票した
煙突掃除人 ローク は 何故今此処に居る ダルモン に投票した
苦学生 ウェルト は 賭博師 ジャックレフ に投票した
何故今此処に居る ダルモン は村人の手により処刑された……
次の日の朝、醜女の グリムローズ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、布かぶり キィ、遊び人の クラウディア、薬師 マルタ、寂しがり屋 リオ、東方かぶれ アリアーネ、布売り ジュノ、賭博師 ジャックレフ、病弱 リーゼロッテ、煙突掃除人 ローク、苦学生 ウェルトの10名。
[まだ夜空けきらぬような時間。逃げるように会議室を後にしてからギルド内を徘徊していた。眠れなかったから。
一人のギルド員に呼び止められて、二人がいなくなったことを知る。無表情に報告を聞き、【会議室】へと向かった。]
……。……グリム。ダルマン(名前違ってた)。
昨日、ここにいたのに。 いたのに。
[そう呟いて、二人がいたテーブルを撫でる。]
( 0 ) 2009/07/12(日) 03:19:04
【会議室】
……。
………。
(キィが入って来たのには、気付いていた。
気付いていたけれど、とても──元気に「おはよう」と告げる気力さえ無かった。
こんな日が。こんな日々が、いつまで続くというの?
ただ──グリムローズと、ダルマン。 二人に×印がつけられた名簿を、ぼんやりと、眺めていた………。)
( 1 ) 2009/07/12(日) 03:24:50
[しばらく感傷に浸るような時間の後、つい、と顔を上げた。昨日の投票結果の――メモだろうか? 本物は投票箱の上にでも貼り出されているのかもしれないが――貼り出された壁、その前へと歩み寄る]
……。もういないグリムがウェルトに。
僕はリオに。
マルタは……ジュノに。
アリアーネもウェルト……
[誰が誰に入れたかを、確かめるように小さく読み上げていく。ふ、と振り向いて]
>>1 病
現実だね。これが現実なんだね。
[呟く言葉は、話しかけたものかどうか。本人にすらよくわかっていない。]
( 2 ) 2009/07/12(日) 03:29:48
>>2
………… 現、実。
(ふと耳に聞こえた言葉。それを、無意識のうちに反芻していた。
そうしてから、やっと、頭の中に、その言葉の意味が認識される。
涙が零れそうになる。
駄目だ、耐えないと…泣いても、何の意味もない…。
潤んだ瞳をキィに見られないように、名簿の用紙を顔の前にやって、俯いた。)
……こんなに静かだっけ、ギルドの中って……。
( 3 ) 2009/07/12(日) 03:34:38
>>3 病
そう。現実。……早く終わらせよう。終わらせないと。第二のダルマン(だから違う)も、グリムも、出しちゃいけない……
[俯く相手に近寄る。何気なく、相手の頭に手をのせようとして、結局手を引っ込める。少女を慰めるのは自分ではない。自分では、彼女を慰められない。]
……もう一度眠ると良い。目が覚めたら、きっと、
( 4 ) 2009/07/12(日) 03:40:40
>>4
第二、の…第二の……
(まだ、自分の親しい間柄の者は消えていない。
アリアーネ、ジュノ、マルタ、ジャックレフ……クラウディア。
この。この中から誰かが消えたら…耐えきれる気がしない。
想像しただけで、熱い者が胸から込み上げてきた。
洟を啜り上げ、う、と、顔を隠す用紙越しに嗚咽を漏らした。)
眠って…… 眠って……
夢だったら、いいのにね………。
全部、全部うそで、疑いなんか、無ければいいのにね……。
……… どうすればいいの……。
( 5 ) 2009/07/12(日) 03:47:38
>>5 病
出したくないだろ? 僕も出したくない。
[嗚咽を零す相手をじっと見つめる。]
(彼女はこの日々に耐えられるのだろうか?)
[そんなことをふと思えば、彼女を見下ろす表情は自然さめた。先に泣かれては泣くに泣けない]
……それは僕に聞いても仕方がない。クロード、そう、クロードに聞いてみると良い。
彼を君は信じてるだろ? 信じてるはずだ。
( 6 ) 2009/07/12(日) 03:54:32
>>6
…っ…………
………………………。
(肩を揺らし、しゃくりあげる。
声を上げて泣かないのは、最後のせき。
そうしてしまったら、完全にヴィランに負ける。
最後の粘り。そこを、最低ラインを決めていた。だから。)
( 7 ) 2009/07/12(日) 04:10:47
……… お兄ちゃん…。
…そう、 信じてる………。
私が、誰よりも………。
(名簿を机に置いて、立ち上がる。
片手で、目を拭った。残留する涙できらきら反射する目で、キィを見た。)
ありがとうございます。
私、まだ、頑張れます…。
(ふ、と、微笑んで。)
( 8 ) 2009/07/12(日) 04:10:58
>>7 病
[声もなく肩を揺らす少女をじっと見下ろしていた。「君もダルマン(だから(ry )に投票したのに」という言葉は今はまだ、口にしない。]
……僕はここにいないほうが良いようだ。君を慰める手も、言葉も持っていない。クロードを呼んでこようか。
( 9 ) 2009/07/12(日) 04:17:32
>>8 病
[立ち上がった相手、ちびの自分は僅かに見上げることになるだろうか。]
……そう。それならいいのだけど。
無理はしないほうが良い。クロードもいるんだから。頼って良いと思う。もっとね。
僕はもう一度、寝てくる。また明日も……
(誰かを選ばなきゃいけないから。)
[その言葉は飲み込んで、きびすを返した。**]
( 10 ) 2009/07/12(日) 04:21:09
>>9
(昨晩は一人で考えても、誰も疑う事が出来なかった。
…だから、"一番信用している相手"に委任した。
ただこれは、相手に伝わることはない。伝わらなくてもいい。
結局は誰かに投票することが、義務とされているのだから……。)
…いえ!結構です。
お兄ちゃんとは、自分で会って、自分でお話します。
…私、お兄ちゃんを探してきます。
( 11 ) 2009/07/12(日) 04:28:26
………。
はい。
おやすみなさい……。
(眠りに行く相手。呑み込まれた言葉は、大体察した。
また、兄に責任を移す事になるのだろうか……。
そう考えて、僅かに胸が痛んだ。)
(顔を上げて。
机の上に置いてあった、薬を取ってポケットに入れる。
何か決心したような表情をして、*会議室から小走りに出て行った*)
( 12 ) 2009/07/12(日) 04:28:33
≪_匿名_≫は、匿名メモを貼った。
( A0 ) 2009/07/12(日) 04:42:42
>2009/07/12(日) 04:42:42
俺も途中で思ったけど、ごまかそうとしてたわけじゃねーから!!!!かっ勘違いしないでよね!!!!
墓下=アジトという言い換えの都合上、
失踪した魔物もヴィランに今後刃向う可能性が考慮され、
逃げ出した時に捕まえて軟禁、という感じでお願いします。
理由の方はそちらで変えて下さっても構いませんので。
( #0 ) 2009/07/12(日) 04:47:43
(二人に遅れて、居なくなった二人の名を確認した。息が詰まった。何とか息を吐き出そうとして、自然とそれは細くなり)
………すまん、ダルモン。
それと…無事でいてくれ、グリムローズ。
(牢に居る者、ヴィランのアジトに攫われたであろう者、それぞれの身を案じつつ外へ足を向けた。)
**
( 13 ) 2009/07/12(日) 04:56:15
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