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[時間だ。
談話室を出て、生徒会室へ。
そこは、放送よりも早く情報が得られる場所。
男は全員退寮された、という情報を求めて。]
[「行方不明者はいない」という知らせに、張り詰めていた表情を僅かに明るくした。
そして、生徒会室を、校舎を飛び出す。
また会おうと約束した者を探すために。]
[「セ」という言葉が出かけたときに、ラヴィニアから知らせを。
目を見開いて、踵を返す。
余りの焦りに、礼をも言わぬまま。]
───……セリナぁッ!!!
[蹴り開け、いや古くなっていた為か、抜けた旧校舎の扉。
迷わず足を踏み入れ、下手すれば敷地全体に響きそうな咆哮を。
辺りを、見回した。]
[旧校舎へ踏み入れば、鋭い靴音が、静かな旧校舎の中に響き渡る。
痛んだ廊下を踏み散らし、
ただ一人、左右に視線を忙しく動かしながら、
駆ける。 叫びは二度。]
[ふと、自分の叫びに混じって聞こえた"かの声"。
敏感になった神経は、その声の方向を読みとる。
迷わず其方へと足先を変えて、ひたすら走れば──]
セリナ。
[見えた。
目の前にいるのは、確かなその人。
足の動きを、徐々にゆっくりと、歩みへ変えて。]
……会えた。
間違い、ないな…?
君は……、セリナだよな…?
また会おうって、約束した……。
[先ほどの咆哮とは、一転。
口から自然に零れて出てるような小さな声で。
遠くから、駆けてくるセリナを見つめて。]
……ッ!!
[倒れ込みかけたセリナを、咄嗟に出した両手で、掬いあげるように助ける。
そのまま、膝を曲げて、片膝を床に立てる。
まるで数年会っていなかったような、懐かしく感じる顔を見上げる。
その瞳に浮かんだ雫に、窓から差し込む光が反射していた。]
嗚呼、本当に……
[掠れた声。
支えている腕から伝わる、じんわりとした温もり。
その鼻を擽る柔らかな花の香り。
間違いない。]
…会えない筈がなかった。
私は、君との約束を一度破ったから。
もう破らない。絶対に、だ。
[あの時の。
──「お願いします、耐えてください。」
──…「約束を破る人は、嫌いです。」
その言葉を思い出しながら。囁いた。]
[舐め取られ。
微笑で返した。
もう涙は浮かべない。]
[「大好き」というその言葉、一体いくつ今まで、聞いただろうか。
何回でも良かった。
聞く度に、口元が綻ぶ。その事に違いはなかったし、今もそうだった。]
……?
どうし、た。
[一転し、沈むセリナの表情。それに疑問と不安を思って、少し眉を顰める。
聞いた三つの名前には、流石に驚きを隠せないようで、少し目を見開いてから。]
…そうか。君が。
……それで?
平気だった、か?
[少し声の調子を固く。]
[胸に更に擦り寄せられれば、当然のように、拒否するような事はない。
それどころか、セリナの背中へ手を回し、余計に、ぎゅう、と押しつけた。]
…そればかりは、仕方ない。
ただ、謝れたか?
謝れたのなら、それでいい。
[「それが、相手の意向に沿った最低限の行為だ。」と。
視線をセリナへと落として、言い終えてから、微笑む。
慰めるように、片手をセリナの頭へ。優しく撫でる。]
[続く言葉を、聞いて。]
…分かった。
しかし、無理をするな。…
甘えたい時は、甘えればいい。
護りたい時は、護ればいい。
お互い、それでいいじゃないか。
私は、無理をするセリナを見るのは……嫌だ。
[抱きしめる。力を込める。]
[離れようとするセリナを強く抱きしめたまま、
「離れさせない」なんて耳元で囁いた。]
………
…良い、なんて言えるわけがない。
しかし、
[少し俯き気味に、表情を暗く。
声を潜めて、これは本音。
言葉を繋げて、一拍置いて。]
君は、どうしたい…?
[セリナの、涙が溢れ出る瞳を、哀しげな面持ちで覗きこんだ。]
[その目で、ずうっと、セリナが述べている時にも、瞳を覗きこんでいた。
不安を煽っただろうか、と一瞬考えて表情を少し和らげたが。
かけた問い。答えは難しいだろうと踏んでいた。
ただ静かに、その答えを聞いていたが……。]
………。
[察したらしい。その人は、この事件においてセリナと関わる事を通して、
相手のするところを察する能力を、多少は身につけたらしい。
表情を少し固めて、少し黙っていたが。
ふと、口の端を吊り上げて、]
……仕置き。
[セリナのうなじ。
抱きしめた格好のまま、右手をそっと…わざと、"くすぐったい"ように触れる。]
[例え離れようとしても、この腕力差。しかも、相手は力を発揮するのに不利な手の位置。
まさに、成すがままであった。
セリナの反応を意地悪な目で見て、吊った口の片側を余計に上げる。]
[つつ、とうなじを這う指を、一旦離す。
セリナは"お仕置き"の終了だと思っただろうか。
抱いてお互い、近い身体の状態のまま。
身体を抱く腕を少し上げて、セリナの頭を包むようにして。
首を伸ばして、セリナの顔と擦れ違うようにして、肩に頭を乗せたと思えば、
少し顔の向きを、斜めにして…]
[れ、 ろ。
悶えるセリナの"急所"を、舐めた。]
[舐めれば、セリナの体が大きく震えた事を、くっつけた身全体で感じた。
くっ……くっ、くっ、くっ、く……
相手を拘束したまま胸部を揺らして、笑う。
反応が消えてしまった事に不思議に思い、少し、自分の身から腕を離してみれば、
くったりと腕の中に倒れるセリナ。]
……やりすぎたかな? は、は。
[呟いて、暫くセリナの失神した顔を見つめていた。
やはり再び一度、くっ、と笑う。
肩へ手を置き直して、ぐらぐら、揺らしてみる。]
[相手が半分だけ目覚めたのには、お、と小さく声を出して。
セリナの指が頬を這えば、僅かなくすぐったさに、一瞬だけ肩を震わせて笑み。
誘っているのか? なんて、少し鋭くなった感覚で相手の様子を見ていれば。]
[もじもじと内股を擦り合わせるセリナを見つけ。
一度、小さくながらも噴き出しかける。
我慢したのだが。]
…… は、 ははは、 はははは はっはっははは!
[高く、笑い。
セリナの腰へ、片腕を回した。]
地下に、人は?
[いたずらっぽい、探るような視線で、相手の顔を覗き込んだ。]
[くつくつと笑いながら、セリナの下半身へ視線を落とす。
なんともまぁ、厭らしい視線を送り。
紅潮する相手の様子を、おもしろく見やる。]
ふーん、酷い、か………
…じゃあ、何もしないでおくかね?
[言葉を発した最初、表情を突然消す。
勿論、それは演出。
「じゃあ、」という言葉と同時に、やはり"意地悪"なにやつきを、
セリナへと投げかけた。
腰へ回していない片手、その指先で、地下を示したが。]
可愛いやつ。
[相手の反応の様子を見ていた。にやぁり。悪どい笑みを深くして。
口に出して、言った。
ふっ、と鼻で軽く笑ってから、片手で前髪を掻き上げて。]
『ユリウスさまを守れる男になる』 ……だなんてさ。
変わったか!なんて思わせておいて、……
……何も変わってない!可愛いままだ。
[耳元で、囁いた。その足はセリナを連れて、地下へ向かおうとする。]
……可愛いままじゃ、ない?
ほう!
[セリナのその言葉。その姿を見れば、合わない、にも程がある宣言。
それを聞けば、いかにもからかい調子で、演技っぽい感嘆詞。
手を打った。
上目づかいながら、睨まれれば「怖い、怖い…」なんて。]
格好良くなる、 …と?……
[顎に手をやって、顔を斜めにして、流し目にセリナを見返る。
…いや、やはり、信じられないな。と。]
[前屈みなセリナに気付けば、「隠さずとも良い!」なんて無茶な言葉をかけつつ、
地下室への階段を降りる。
降りれば、そこは、静かな密室空間。
ひんやりとした空気が肌を撫でた。
振りかえって、微笑を。]
……… ……
[セリナがそう語れば、少し驚いたような表情で見つめる。
言った言葉通りに、成長した姿を空想した。
身長が私より大きくて、筋肉がついて、私をお姫様だっこ……
ぶふ、なんて、噴き出してしまった。]
……はっ、はははは、ははは!
そうかあ、私を…… ふふ、頼むぞ…?
十六か…いや、十七か……
嗚呼、想像つかんなあ。
[女子としては、筋肉と身長で平均より重い。
そして、セリナとはこの体格差。
この現状を見ながら、セリナにお姫様抱っこされるなんて考えようがなかった。]
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