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[ 首を傾げて、グエンは微かに笑んだ。
いつの間にか、そばには、紫いろと、橙いろがいる。
紅鬱金の猫は、どこかへ行ってしまったようだった。
にゃあ。うなぁ。
ちょっととぼけた鳴き声は、同意を示すよう。 ]
だって、こうやって話している。
これが、嘘だとは、思わない。
あなたが、たくさんのひつじの中の、ひとりでも。
願ったのは、きっと、ほんとう。
なにもないところから、生まれはしないから。
[東屋を出てー。
寒そうに指に息をふきかけるモモをみて、
手を繋ごうとしたが、元気よく動き回ってつかまらない。
霜を踏むのに夢中になったかと思うと、
寒い、といいながら自分にまとわりついてくるのを、]
…まったく、子供は忙しないなぁ。
[そう言いながらも微笑ましく見守りながら、後を行く。]
[ グエンの言葉>>20にぽかんとしたまま、その手を頬に受ける。
続く言葉>>23が届くと、また驚いて目を見開いた。
前髪から、水気を帯びた岩井茶◆色の瞳が覗く。
しばらく、だまりこんだけれど。
やがて、ゆっくりと、彼女の手に右手を重ねようとする]
わたしは、まぼろしじゃない?
うそだったけど、うそじゃない?
ああ、夢…か。
(額の汗をぬぐい、焚き火の光を見つめる。揺らめく炎は誰かの顔にも見え、目をそらす。その視線の先に――)
光る…魚!
(上空からゆっくりと降りてきた魚はすっと洞窟の中に滑り込んで行った。)
「魔女を探せ。」
ああ、解ってるよ。どこまでも…ね?
(焚き火もカンテラもそのままに…は走り出す。洞窟の中へと――。)
[ 重ねられる右手。
水の中でも、あたたかく思えた。
まぼろしではない、いのちの存在。
グエンは目を細める。まるで三日月のよう。]
わたしは、そう、思う。
あなたは、ここにいるのだと。
ここは、ふしぎな森。
夢のような場所。
でも。
すべてが嘘ではなくて、ほんとうも存在するって。
想えば、叶うと思うの。
あなたが「あなた」である証がほしいというのなら。
わたしは、あなたに、名前をあげることも出来る。
ひつじのシェーフヒェンではない、
あなたの名前。
でも、あなたがそれを望むのか、わたしにはわからない。
あなたが名前を贈ってほしいひとが、ほかにいるかもしれないから。
あっ…!
オマエいきなりずるいぞ!
[言うより早く駆け出した背中に叫ぶと、
負けじと咄嗟に走り出す
追いついた誰かの横に並んで、得意げに]
ほら、ぼくだってこんなに走れるんだ!
もっと早くだって走れるよ!
[そうして誰かを追い越し際、一度くるりと振り向いた
その満面の笑顔が、固まった。
儚げなガラスの橋は
さらさら、きらきら、砂のように崩れていく]
想えば、叶う。
……うん。
そう、想うことにする。
[はっきりと言って、続ける]
名前、あなたにつけてほしい。
[グエンの手の、思いの暖かさを感じながら、笑みを見せた]
[橋の先から流れてくる濃霧の気配、
その霧に近づくにつれて、
子供の輪郭は曖昧になっていった。
それでも誰かを見上げるその顔はずっと笑顔でいたけれど]
(…は走り続ける。水晶の光る洞窟は行く筋にも道を分け、例え怖気づいたとしてもすでに戻る事はかなわない。光る魚に追い付けばその速度を緩めともに歩く。)
「戻れぬよ。」
解ってる。戻る気はないね?もう、どこにも…戻る場所はない…からね?
「この森で出会いもあったろう?残りたくはなかったか。」
そうだねぇ、寂しげな優しい子がいたよ。羊を探してた。
一生懸命虚勢を張って自分を勇気づけて歩き続ける王女様がいたね?最後に会いたかった。
面白い猫を引き連れた不思議な子もいた。うん、優しい子だった。
(くすり)元気な子犬のような子がいた。でも弾けそうなボールみたいだ。大事な人に会いたがってたね。
(魚はちかちかと光ってその話を促しているかのようだ。さらに…は微笑むと話を続ける。)
(くすくす)森の魔女だって言いはる子もいたよ。帽子から鶏なんか出しててさ…。
二人に増える子もいたね。消えちゃったけどさ。
あの爪の長い彼は…終の棲家を見つけられるといいけどね?
ちょっとしか会えなかった子も何人かいた。もっともっと話をしたかったよ。
でも、“いつも同じだね?最後には別れるんだ。俺は一人で行かなきゃいけないから…ね?”
(全てを思い出していた。名に記された魔女の呪い。魔女はここにいる。…の中に。
いくつもの世界を何度も渡り歩き、抗う方法を探していたのだ。運命の輪から逃げ出せる方法を。)
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