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― 夜・肝試し開始場所 ―
[祠に通じる道の前に集まり、司会進行となった副担任の前に集まる。
順番をいって送り出されるという仕組みなわけだが、その際に語られた怪談話を聞いて]
…え?そんなやばいの?
[逸話とか調べてもないので知らない。
冷静に考えれば、そんなやばそうなところに教師がいかせるわけないのだろうけど、ただ上手な副担任>>1911の語り口調から、臨場感が伝わってくるようだ。
月明かりも木々に隠れ、祠までの道のりはろうそく明かりで誘導があるのが見えるが、大口を開けて構える山の化け物のようにも見える。時折ふく風のざわめきが、多少の音ぐらい飲み込んでしまいそうだな。]
あれ祠じゃね?
あ、吉橋さん足元気を付けて。
手、貸そうか?
[一応手を出してみる。]
祠にある札だかなんだかを探すんだっけか?
ライト持ってるから、吉橋さん探して見てくれる?
[灯担当を買って出ます。*]
[提案はどう答えられたかな?
ひとまず自分たちの番となったところで、ろうそくの明かりを頼りに祠へと通じる道を歩いていく。
ひとまず懐中電灯で足元を照らして、先と同じように雲母さんが慌てない程度の歩調を意識して歩いていくだろう*]
── 肝試しに向けて ──
[長袖長ズボン。いたって普通の格好で、…は相方を待っていた]
うーす。改めてよろしくな?
[ぱたぱた手を振って奈那を出迎えただろう。榊先生から今回の曰くについて話を聞いて真顔になるまで、ほんの少し前のことである*]
── 食後の時間 ──
[沈黙が数分のように長く感じた後。>>1894
慌てだす夕莉に、ふは、と吹き出して。]
なんだよそれー
遠回しに俺じゃだめって言ってるだろー?
[そういう意味じゃないことは、わかってる。
少なくとも嫌がられてる感じはしないし。
ってか俺だって、こういうイベントに女子を誘うのなんて初めてだし。それなりに恥ずかしいからこそ、軽口の延長みたいな口ぶりになってしまった。]
はいはい。
その時はそうするから、気にすんな。
あ、おい。走ってコケんなよー。
[追い越して走り出す背中に声を投げた。>>1895
あーあ、やっぱりコケそうになってる。]
[背中が見えなくなってから、も一度足を止めて。]
はあー……
きんちょうした。
[全力疾走のあとみたいに。
膝に手をついて俯き、肩で息をついた情けない顔は見られてないはずだ。*]
── 遡って、デザート中 ──
[あ、やべ。近すぎたかも。>>1892
微かに固くなった須合の気配。前髪に触れる手つきにちょっとした違和感を覚えながら。
まさか回し蹴りは飛んでこないだろうが、嫌がられる前に離れようと身体を起こしかけて。
結局返される小声を聞きとる為にそのままの姿勢を維持することになった。]
わかった。
俺は何も見えねーけど、遠慮すんなよ。
頼ってもらえんの、嬉しいし。
[神妙な囁き声に、頷いて笑う俺はすっかり霊の話だと思いこんで。
大船に乗ったつもりでいろと、笑った。
だって須合なりにみんなを気遣うその気持ちを、無駄にしたくないだろ。]
あ、そうだったそうだった。メイクされるのちょっと楽しみだけど…どうしてメイクに興味持ったの?
[と尋ねたら、彼がどこかで語っていたようなこと>>296は私も聞けただろうか。
穂乃果ちゃんは最強だよ!とニコニコ答えてみたりした。]
あっ、祠たしかにあれかも。
うぅん、転びはしないはずだから大丈夫!
[付き合ってないのに手繋ぎは良くないことって聞いてるから。彼の手に目を向ければ、女子とは…穂乃果ちゃんとさえ違うなぁって、そんなこともちょっと思ってみたりして。
祠を探せば、思ったほど困難もなくお札が見つかる。
中に入っているのをもし今見たならば、+パー+の絵が描かれていることだろう。]
これであとは戻れば良いんだっけ?*
── 肝試し ──
[薄暗い夜道は、さすがなかなかの迫力がある。
まあでも、この辺はなんもいないらしいし?>>1939
(敢えて何がとは聞かない)
燃えてないろうそくの灯りを辿りながら、さて何が起こるのかとすたすた歩いていたら。]
……っ!?
な、なんだよ。あーつまずいたのか。
コンクリートと違って、足場悪いもんなー。
[隣から感じた気配に息を飲んで。うっかり視界から外れそうな小柄な姿を探して振り返った。]
腕に掴まっとく?
ジャージの裾でもいーけど。
[この後の悪だくみのことも考えて、持ってきたジャージを羽織っている。
断られたとしても、夜道を先導するように少し前を歩くよう気をつけよう。
ちなみに今のビビリ度は3である。*]
[メイクについて聞かれたら。]
あー。明美さん水商売って言ったじゃん?
小さい頃から楽屋に出入りしててさ。
お姉さん達が、化粧して。
顔付きから表情から喋り方まで変わって行くのみてさ
かっけー!!て思ったのが最初。
変身ヒーローみたいに見えたんだ。
失恋したとか。……飲みすぎたとか?
そういう悲惨な顔にさ。
一緒で自信が満ちてくのみるの、単純にカッコよかった。
[手はひっこめて。
祠で見つかった札は、さっき見つけた光と同じだった。*]
――肝試しに向けて――
[気負いなく嬉しいと語る望月>>1945に、ふと聞いてみたいことが浮かんだけれど。
これはふたりきりの肝試しの時にしよう。
歩調を合わせてくれているのには気がつきながら、隣を軽快な足取りでゆく。
自分が浮き足立っているのは、彼の見守ってくれているかのような微笑みを見る限り、バレバレなのかもしれなかった。]
肝試しやったことあるんだね。
じゃあ先輩さん、頼りにしてます。
[イタズラっぽく。]
えー、そんなに転ばないよー。
[心配してくれてるとは分かるから、微笑んで。
そうなったら、有り難く掴ませてもらおうかなと気軽に思っていたら。
初めから手を繋ぐ、という選択肢。]
[ほんのひと時、望月の瞳を見上げた。
その真意を知りたいとでもいいたげに。]
……、
…………転ぶのは、気をつける。
でも、幽霊は大丈夫だけど、暗いのはダメかもしれないから……その時は、お願いしてもいい?
[迷い、視線を揺らして。
へにゃりと眉を下げながら笑った。]
心配してくれてるからとは分かるけど。
手を繋ごうって言ってくれるのは、なんだかちょっと、意外でビックリしちゃった。
望月くん、やるねぇ。なんちゃって。
[無言の間をそう説明した。
間違いではないから。]
――肝試し本番――
[榊先生>>1911の説明を聞く。
相変わらず良い声だけれど、内容が内容だけに余計に不気味さが演出されている。]
男女ふたりじゃないといけないって。
山の神様、ミーハーなんじゃ……。
[敢えて面白い見方を口に出しつつ。
並んでスタート地点に立つ。
真っ黒い森に蝋燭の灯りが揺れる道が続く様は、恐ろしさや不気味さ、なにより現実世界と切り離されていくような心細さを覚えさせる。
風が吹くと、無意識に肩が揺れた。
いや、まだ怖くない。
どうにかワクワク感が上回っている、はず。]
よーし、出発だ!
[最初だけは元気よく。
まだ手は繋がずに頑張るからと、出発してから少しの間は、木々の間から見える夜空の星を指差したりしていたのだけれど。]
……なんかさ。
木の影って、何かいそうな気がしてくるよね。
[幽霊は、見えない。
でも何かの視線を感じる気がして。
思えば思うほど、背筋にぞわりと走る。
望月の服を、掴んで。]
やっぱり、繋ぎたい、です……。
[5月なのに、どこか寒い。*]
病やオーラみたいなのって気からだけど、そのさらに元には外見も関わるのかもしれないね。
…素敵だなぁ。
[>>1959 女性にとってお化粧は鎧なの、と言ってたお母さん。それとはまた違うものなのかもしれないけれど。
外見が変われば、私も変わるのだろうか。
そんなことを思えば、メイクされるのが少し楽しみになってきた気がした。えへへ、とちょっと突然照れちゃったところで木の幹に躓いてたたらを踏んだ。]
っ、とと…危ない危ない。
[掴んでいた袖はちょっと引っ張っちゃったかな。それでもこの非日常感が楽しくって、笑みの表情は消えぬままだった*]
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