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― クリスマスの前に ―
ねー、愛里ちゃん。
クリスマス、欲しいものある?
[愛里ちゃんの膝の上でごろごろしながら。最近そこにいることがずいぶん増えた気がする。
クリスマス、おねだりをされなかったので、悩みに悩んで。
あれこれ考えてたけど、これっていう決め手がなかったんだよね。
つまり?本人に聞こうね、僕。
こういうこと疎いんだからさ!]
[質問されると考えこんじゃうね。]
指輪もネックレスももらっちゃったし。
高いのは逆に気にしちゃうかなぁ。
……ゲーセンでね。大物のぬいぐるみとってくれたりしない?ダメ?
[なんて微笑んでから。
私は思い出したのよ。
お誕生日の時の衝撃を。]
[だから顔をそっと寄せて。]
桃君がいれば、それでいいな。
[って仕返ししたの。
「桃君。」って答えなかったのは何故かって?
私だって一応自制しました。**]
ゲーセンかあ……
いいよ、がんばる。プリクラもとる?
[大好きなひとの顔を見上げながら、にっこりと。
それで満足してくれるなら、いくらでもなんだけどさ。いいのかなあ。
なんて考えてたら、その顔が寄せられて。]
……ずーるーいー。
そんなこといったら、いつまでだってこうしてたくなる。
[身を上げて、その唇を音を立ててついばんだんだ*]
──10月23日──
[所変わって風音の誕生日当日。
男性陣から得たアドバイスを総括した結論は、『意見はともかくプレゼントの品は参考にならないかも』だった。
名前にちなんだものって言われたら風鈴しか思いつかなかったし。]
『忘れ物あったよ。机の上に置いておいたから、部活終わったら取りに行けばいいと思うな。』
[いつか貰ったメッセージを同じようにLINEで添えて、隣の席の机の上にリボンで括られた袋をひとつ、置いておく]
[袋の中には、セキセイインコが稗の束を啄んでいるイラストでデコレーションされた包装紙でギフトラッピングされた小包と、スケッチブックが一冊入っている。
小包のほうは、試合や練習を見物していて使い勝手がありそうだったマフラータオルにした。
指輪とかのアクセサリーは……迷ったけど今回はなし、ということで]
[そして、スケッチブック。
A4サイズのそれを一枚めくると、真剣な表情でトラックを駆ける彼女の姿。
一枚めくればアワイとココロ、更にめくれば夏樹と楽しそうに語らう風音だったり、海の日の集合絵と思しき一枚だったり、桃やスバルだったりを、コピックで着彩して。
文化祭の男装の風音を描いた一枚をめくれば最後のページには、貰った時と同じように、『Happy Birthday』の文字と。
付け加えてその下に、『To My Dearest』と記した23ページの──僕が初めて人に渡す作品集を添えて。]
── クリスマス ──
[クリスマスにね。恋人とデートって憧れだったんだ。
イルミネーションを見て、ケーキを食べて。
冬の街を歩きたい。
シンと冷えた空気の中、今日は私も待ち合わせの15分前には待ち合わせ場所に向かうの。
だって桃君を寒空の下待たせたく無かったんだもん。
それでもあなたは居たかしら?
ほんの少しでも、私が待てたら嬉しいな。]
メリークリスマス。桃君。
[私は微笑んで。
手袋を外して手を差し出すの。
あなたと手をね。繋ぎたいから。*]
― メリークリスマス ―
[メリー苦しみます。そう思ってた日々もあったよ?具体的には今年の春まで。
けど、いまは神様ありがとうって、素直に十字を切ることだってできるんだ。
だって、素敵な天使を、恋人として地上に連れてきてくれたもんね。]
Merry X'mas。愛里ちゃん。
[待ち合わせに遅れるのが嫌い。僕のわがままで相手に時間を使わせたくないから。
でも、一緒の時間をこれからずっと過ごしていく人なら。もし先に来ててもきっと一緒の気持ちだからって、ついたのは2(15)分前。]
冷たい。あっためなきゃ。
[だからね。差し出された手に、そっと。
膝を折って口づけてから、その手を握ったんだ。*]
[今日は私があなたを待つことが出来たの。
待ってる時間も、ずっと桃君の事考えてて。
誰かを待つ時間って、誰かを思う時間なんだなって思った。
現れた桃君が膝を折って手に口付けてくれるから。
「もう!」って言いながら私は頬を染めてドキドキしてた。]
あいたかった。
[繋いでくれた手。嬉しくて。
何時ものゲーセンに行く前に、クリスマスツリー見たいっておねだりして。そしてふっと思い至るの。]
あ、あのね……
私のクリスマスプレゼント、先に渡しても良い?
今日、寒いから。
[今日の桃君のコーデに会うと良いんだけど。
紙袋からラッピングされた包みを取り出して。
「はい。」って差し出した。
「メリークリスマス」って。*]
[待たせちゃったなー、ってちょっとだけ後悔してた。
きっとどっちが待っても、同じ気持ちだったんだろうけど、それでも寒空の下で、大事なひとを待たせるのはあんまりいい気持ちしなかったから。
だから、ふって呟かれた言葉が、とっても心に染みて。]
しってた。僕だって逢いたかったもん。、
隣にいない間、ずっと寂しかったから。
[少しだけ。そうすこしだけ。
その身を引き寄せて、冷えちゃったぶん、あっためたんだ。]
え、もちろんうれしいけど。
……いいの?
[ツリーを見に行く道すがら、差し出されたクリスマスプレゼント。
それを満面の笑みで受け取って。
うーん道端で開けたくはないから、ってそれを抱えたままカフェに手を引いた。]
うわ、ありがと。いつでもつけてていい?
だめっていってもするけど。
[今日はざっくりと編んだシンプルなセーターにチノパン。
少し前に愛里ちゃんが褒めてくれたから。
うきうきと、自分の首に巻こうとして――ちょっと置いて。
そっと、その柔らかな感触を愛里ちゃんの頬に押し当てた。せっかくならその熱も、ほしかったからね?*]
[二人でカフェに入って。
ほっぺに触れた柔らかな肌触りに、奮発してよかったって思いながら。笑っておねだりするの。]
私が桃君に巻いてもいい?
[ダメ?って小首を傾げて。微笑んでた。*]
巻いてくんなきゃ、やだ。
[最近わがままふえたかなあ。愛里ちゃんに甘えすぎちゃってる気がする。
でも、きっと。してほしいこととしてもらいたことは一緒だって、どこかで信じてるから。
ん、って目を閉じて、首から先を差し出したんだ。*]
[実はこっそりストールの巻き方何種類か練習したの。
長くて大判なストールだけど。
ざっくりとワンループさせて首元に巻き付ける。]
へへ。似合う。
やっぱり桃君は、恰好良いねぇ。
これからどんどんかっこよくなっていくんだろうなぁ。
[幸せそうに微笑んで。
首元に巻く贈り物の意味は「あなたに首ったけ」。
思えば自分は、長く使える物をって、そればっかり考えて、贈り物を選んでる気がする。
長く、毎日、あなたの側にあれるようにって。
初めての贈り物からずっと、そう思ってる気がする。
革の風合いが馴染んで行くように。
少し大人びたストールが、あなたに馴染んでいくように。
年を重ねてもずっとずっと、あなたの隣に、いたいんだ。*]
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