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── 卒業式 ──
[つい昨日の事のように思い出す合格発表の日から。
憧れて通い続けた高校生活が終わりを迎える。
私はもう感極まってしまって。
式の間中嗚咽を零しながら泣いていた。
止めようと思うのに、涙がぽろぽろぽろぽろ零れて来て。
自分の力じゃ止める事なんて出来なくて。
誰かに優しくされたら、余計酷くなっちゃって。
皆が居眠りしてる来賓挨拶も。
些細な事に感動してしまって。
一人涙スパイラルに陥っていた。
明日は絶対目が腫れてる。
ここで夏樹ちゃんの答辞とか入ったら
涙腺崩壊するんじゃないかしら。**]
― 卒業式 ―
[相変わらず話が長い。
ぼんやりそんなことを考えながら、寝もせず、スマホもつけずに式典に出てるという偉業を繰り広げてた。
なぜかって?
決まってるでしょ。隣で感極まってるひとの手を握るためだよ。
さすがに卒業式の最中に抱きしめるほどには無謀になれないなあ。]
……今日練習日じゃなくてよかった。
[春のシーズンも近い。練習がなければ、望むだけそばにいれるから。
ぼんやり、そんなふうに明日以降のことを考えてた*]
ー 卒業式 ー
いよいよねー……
[当初は1年生の1学期だけという『契約』だったけど、気が付けば3年間生徒たちを見守ることができて。
学園の喧騒を見守るのは長くやってきたけれど、それとは意味も立場も違う。
もっとも、特定の3年間はあったけれど――それも教師としてではないし]
今年も式は長いと思うけど、みんなやりたいことやれるだけやっちゃってね
今日で最後なんだから――部屋は抑えてあるからね?
[……と、準備万端であることを告げた上で、教え子たちを廊下に整列させ送り出す。]
そのまま4階の体育館の吹き抜けにふよふよと……教員席につく前にと、上から開始前の卒業式の会場を見下ろして。]
今日で終わりか――…
泣いてる自分の画、用意しとけばよかったなぁ…
[教師やるのにそんな需要があるとは思わなかったから。**]
ー 卒業式 ー
[ 寝るときは寝てたけれど。
メインはもちろん起きて迎えて――卒業証書授与? 知らね。 ]
夏樹、ビッグに行こうぜ
[ 答辞の名を呼ばれ席を立つ夏樹に、ポンと軽く叩く手と、ただ一言のエール。** ]
[壇上に向かうボクは白衣には袖を通さず、
肩掛けにしているのが、かつてとの違いだろうか。
在校生、卒業生皆が座る列から1人出て、国旗、校旗に黙礼。
見守る先生方や来賓、校長に一礼し壇上に向かう。
――手の中には、事前に書いたものもなにもない
3年前と同じく手ぶらで壇立つ女生徒、1人]
一井 夏樹。
卒業生代表として、挨拶させて頂きます。
[本来ならここで、うららかな春の日差しの中やら
この良き日やらの、
定型文を読み上げるべきなのだろう――が
ボクらの3年間の思い出を、
そんな立派でおかたいものじゃ
伝えきれないじゃないか!
一拍。置いて。息を吸って――
にっ、と満面の笑みを浮かべ ばんっ!と叩く、演台
最高の笑みで、この言葉から始めようじゃないか。]
君たちは今、どんな思いでここにいる?
君らの高校3年間、色んな『面白い』に溢れていただろうか。
3年間は長いようで短い
その中で迷い悩み、成長した君ら
時に涙したり、傷ついたりしたこともあったろうけれど
この学校生活、卒業まで様々な思い出を作り上げ
友人らと共に駆け抜けたこと
青春を精一杯満喫したこと
何時か思い返して、笑みが零れるようなものであって欲しい。
入学して、卒業するまでの3年間。
君達は何をしたかな?どんなことを経験したかな。
ここで掴んだものはきっと一生の宝になるだろう
入学したとき、抱いていたであろう。
希望、不安、色んな感情を思い出したときに。
3年前の自分に、誇れるボクらにきっとなれているはずさ。
今日のこの良き日に
校舎彩る咲き始めの桜の花に負けじと
笑顔を咲き誇らせよう!
ボクらの未来は無限大
これからもまだまだ、人生は続いていく
この学び舎で得たことを胸に留めながら生きていこうじゃないか
在校生諸君!
ここの先生方は個性的だけどとても良い先生方だ
この学校の生徒であれて、よかった
卒業生が言うのだ、間違いない
同級生と切磋琢磨し、恩師に学び
1年後、或いは2年後に
君らが笑顔で学び舎を巣立つことを、願っているよ
[一礼し、壇上から堂々降りる。
背を真っすぐにしゃんとして。
白衣を肩から外し、畳んで腕に置き
――元の席へと戻るボクの髪には
1対の鷹が、体育館の照明浴びてきらめいている*]
おつかれー
夏樹がそう言ってくれるなら俺嬉しい
[ もちろんビッグだった。
彼女の言葉はもちろん彼女が経験し培ったものなのだから、その一翼になれているならこれほど誇らしいものもなかった。
卒業生退場までしばらく夏樹の頭を撫でていたか ]
[夏樹の答辞に頷く。
面白いに溢れた三年
三年前の自分に誇れる今の自分
そう、すでに思い返せば笑みが溢れる。
白衣を脱いだ夏樹が、一皮むけて一歩前進した自分たちを象徴しているように見えて、眩しかった。]
[白衣を脱いで、君の隣に座って
頭を撫でられたら、どうしよう
壇上では堂々としていたのに、涙があふれて止まらない
ぎゅ、と君の服の裾をつかんで、ありがとうと囁く
3年間の思い出が走馬灯のように巡り
――ああ、幸せだったなぁと思い返し
君の名前を小さく紡げば、君の肩に体を預けてしまおう
3年間で君の背はどうなったかな
何方にせよ、高校入学時から1センチしか伸びなかった自分は
多分同じか少し下の目線であっただろうね*]
[卒業式終了、解散]
じゃあ、みんな元気で。
[笑ってひとり教室を出る。ユリ子とは校門で後で落ち合う約束。
──裏庭。
黄色に黒の大きな体躯にそっと寄り添う]
在校生には、おまえが危険な存在では無いって、知ってもらえたから
大丈夫。
[その姿に恐れをなして逃げ出した事を昨日の事のように思い出す]
卒業しても、また会いに来るから。
[首筋を掻いてやると、地を這うような音。喉を鳴らして喜んでいる]
またな、タイガー。名前は、さ。新入生に新しくつけてもらえると良いな。ほら、ぼくが名前をつけた時にはおまえがメスだなんて知らなかったから。
[背中をトンと叩くと、森と化した裏庭の奥へと姿を消した。ぼくはそれを見送って、鼻水を啜ってから校門へ**]
ー 校門 ー
待たせてごめんね、ユリ子。ぼくんちに、来る?
[ぼくは今、一人暮らしをしている。弟たちも、いずれ自室を欲しがるだろうから、実家を出たのだ]
卒業、したし。
そろそろいいかな、って。
ああ、でも、その前にカラオケに行こうか。
[初めてユリ子とデュエットした曲、magnetの歌詞の意味も、あの時よりは理解できるようになったと思う。
誰かを求める気持ちを傲慢だと思っていたけど、それは違うという事……
歌とは違って大切なひとと結ばれる喜び……
それでもこの曲は、ふたりの大切な思い出。きっとあの時より、巧く歌えるから**]
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