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[愛里の笑顔は教室で見るのと変わらなくて(ぼくにはそう見えた)安心した]
良いよ、軍資金も手に入ったし。むしゃくしゃを吹き飛ばせるように何か奢るよ。
ぼくも着替えるから。
[愛里が百合っぷると思われるのは可哀想だし、Tシャツにハーフパンツに着替え、ささっと化粧を拭き取った。軍資金は1018円+556(3000)円のお小遣い。緊張したからお腹も空いたし、何か一緒に食べるのも良さそう。
合流して]
さて、どこに行こうか。
[愛里が駐車場に向かうならついていく]
ああ、そういえば……
[愛里がせちろーにハッパかけるのをみたような…]
二股は、酷すぎる。後でせちろー殴る。100発くらい。
[握り拳にはーっと息を吹きかけ、愛里の言葉にそちらを見る]
ぼくの幸せは、もう彼女ではないんだ。もっと早く気づきたかったけど、遅くなってしまったけど。だから、もう諦める諦めないの次元の問題じゃないんだ。
それに、ね。愛里ちゃんがぼくの幸せを願ってくれるのと同じくらい、ぼくも愛里ちゃんの幸せを願ってる。
四つ葉のクローバーは、栞になってぼくの机を飾って、ぼくの目を楽しませてくれているよ、合格発表の、桜の花びらの栞の隣で。
あらたて、四つ葉のクローバーをありがとう。幸せを願ってくれてありがとう。ぼくが愛里ちゃんだけを好きになる道筋もあったと思うし、この先好きになるかもしれない。
その場合、二股になるのかなぁ。
[普段よりたくさんの車がある駐車場の隅、立ち止まって愛里をみつめた*]
あ。
…………。
[ 縞馬のを見てしまったときのように。
今度は、自分の口元をなぞって行ったのが、一瞬でかつスローモーで。
だいぶ日が落ちてもわかるかもしれないぐらい赤い顔をした夏樹のその手を、しまわれる前になぜか掴んでいた。
にゅる、って感覚が手のひらにあった、たぶん拭われたソースが一部帰ってきたのだろう。* ]
>>174
[シャワーを浴びた後、スマホを見ると、あいりちゃんのラインメッセージが並んでました。元気そうで少し安心です]
『あいりちゃん、愛してる!』
[と、一言だけ送って、うさぎさんがハートマークに囲まれてるスタンプを送りました]
[とりあえず一発、当てるつもりゼロでぱすん。まーそれはそれはやる気なさげに見えたことでしょう。]
弾着は右下方向におおよそ4cmの10cm、空気抵抗高め、反動は当然ながらほぼなし、銃口の跳ねあがりは生意気に強め、っと。
[要はFPSで銃の癖をつかむのと変わんない。素敵なリアルかくそったれなリアルかの違いだけでしょ?]
4倍くらいのスコープほしいなあー。こ、ん、なもんかなっと。
[目分量で調整して、一番難しそうな的に一気に5発。9748226748*]
[シャワー浴びたり、あいりちゃんにメッセージを送ったりとかしている内に、結構時間を取られてしまいました。まあ、待たせても、お仕置き代わりになるかと思い、焦らずに、神社に向かいました。ちなみに、普通に歩けば、神社はうちから15分です]
いた...。
[鳥居のところにバカ正直に正座している誠一郎を見つけました]
なにやってんのよー?ちょっと、立てる?
[周りの目が恥ずかしいです。すぐに立たせようとしますけど、立てるかな?]
むむぅ。
[別に猿が欲しかったかといわれるとそういうわけじゃないんだけれど。
うまくいかないとつい、ムキになったりしない? 僕はする]
とりゃっ!
[力んだ。続けての一投は想定していた軌道からそれて*10雪兎*のほうへ──+表+]
[拳に息を吹きかける昴君に笑うの。]
ふふっ。ありがと。
でも、りさちゃんの好きな人だから。
傷付けないで欲しいな。
せちろーはどうでもいいけど、りさちゃんが大事なの。
それに……
あいつ面の皮が厚いから、殴って傷付くのは、昴君の手の方だと思うよ?
そんなのバカらしいよ。
[そう言って笑って。]
んー。さすがに目分量。5発撃って1発しかあたんないとか自分の腕に自信がなくなるやつだねこれは。
[最初のもいれれば6発か。ゲームならその間に頭打ち抜かれてるね?]
ごめーんユリ子さん、やっぱりリアルはクソだったー。
5連射で全部命中させたかったんだけどなー。
[おちゃらけててへぺろ*]
桜の花びらと、四葉のクローバーかぁ……
昴君の机は、昴君と同じように、綺麗なのね。
私の心の中も、そんな風に綺麗な物で、埋めていけたらいいなぁ。
昴君とも、もっと二人で、綺麗なものを、見れたらいいなって思う。
今は……そんな答えでも良い?
[いつかあなたに、言葉で言えたらいいなぁって。
そんな思いで溢れたらいいなって。
思ったんだ。*]
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