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[...は背を向けた鈴を見やるとそっとソファから立ち上がり]
ボクも…ここに残ること考えた。でもそれは規則で許されない、すぐに見つかって強制的にでも…。でもね、鈴が月に来ることは……いずれ叶うかもしれないよ。この星の生命体が進化して…。
[...は一緒に連れて行けない理由を話せず、誤魔化すように人類の進化を口に]
この体では無理…ということですよね。
しかし私にはこれがあります……
この蜜を飲んでも、私は月にはいけませんか?
[...は再び輝の方を向く。その目は真剣で、じっと輝を見つめた]
鈴っ!ダメだ!
それは!ダメなんだよっ……!
蓬莱の玉の枝を得た人間は…そう、姫様のように。でもね、話しただろ?姫様がどうなったか、だから…。それでも一緒には居られないかもしれないんだ…。
[...は鈴の真剣な目を見つめ返そうとするが、込み上げる涙をこらえようと目を逸らし]
……そうですか。
[...は静かに立ったままの輝に近づく、そして握り締めていた小瓶を輝に手渡した]
私は、輝と一緒にいられるのならば、どんな手を使ってもと思っていました。……いつ消えてしまう命かわかりませんもの。しかし、打つ手がないのならば… この小瓶はお返しします。
大丈夫です。弱気にはなりますが、私の心の中にはいつまでも、輝がいますから。その小瓶無しで、頑張りますよ。
[...は輝の手を取ると、そっと小瓶を握らせる。その際に目に溜まっている光に気づいて]
……別れがあれば出会いもある。そう、誰かが仰ってました。
帰ってしまっても…… また会いましょう。……約束です。
[約束、と呟くと、...は背伸びをしてそっと輝の頬に口付けた]
鈴…。
[握らされた小瓶をしばし眺め…]
どんな手を使っても…。ボクだって…。……。鈴…あのね。打つ…手だから言うわけじゃないんだ…。
その、笑わないで聞いてくれる…?
[...は決心したように鈴の真っ直ぐに見つめ]
うん…。[一旦大きく息を吸い込むと集会所に響き渡るような大きな声で…]
鈴!ボクと結婚してくれないか!
[...は耳をたて、鈴の瞳を見つめたまま、鈴の前にゆっくり小瓶を差し出した。]
[...は目を見開いた。長生きしてくれと頼まれると思っていた。しかし聞こえた言葉は…]
……いいんでしょうか。私で…いいんでしょうか…
輝。私はどのような形であれ、貴方と一緒にいたいのです。私を貴方の隣に置いてくださるのなら…… 喜んで。
[...の目からは涙が溢れていた。...は慌ててそれらを拭うが、心の中は幸せで溢れていて。涙がこぼれる程、自然と笑顔になっていて、そっとその小瓶を受け取った]
[...は鈴の言葉を真っ直ぐに見つめたまま真剣に聞いていたが]
ボクは鈴だから言ったんだ。鈴じゃなきゃ…ダメなんだよ。ずっと一緒にいたいから、だから。有難う鈴…。
[...は涙を流す鈴に気付き、それを指で拭おうとしたが、笑顔になる鈴に釣られて自分も笑顔を浮かべ、さっきのお返しとばかりに頬に唇を寄せた]
私だって…… 輝でなくては、このような返事はしません。死に行く運命を抗ってでも一緒にいたい方は…… 輝しかいませんから。
[...の頬に温もりが、輝の唇が触れると顔がほんのりと赤くなり、恥ずかしさのためか俯いた]
……ありがとうございます。輝。
そ…そうか…ありがとう。
あのね、さっき言えなかった…。もし、鈴の病気が運命で、ボクと出会ったのが運命だとしたら。ボクが鈴の運命を、変えられるんだ!って…。
月に帰ってしまったら…結婚相手は選べないから、どうしても今じゃなきゃダメだったんだ。受け入れてくれて…本当に有難う鈴。ずっと一緒だ。
[...は耳まで赤くなりながら、呟いた。]
……えぇ。輝は未知の世界に住む方ですから。私がここで手に取るか取らないかで、運命は大きく変わっていたでしょう。
……私は、このまま死にたくはありません。それこそ私はこの体のまま結婚を迎えるのは厳しいでしょう。万が一結婚できたとしても、それは好きだからではなく親の意思のもとで行われるもの。……そんな未来も、嫌でした。
ですから、輝と共に道を歩めるのはとても…… とても嬉しいです。
……耳が赤いですよ
うん、鈴とボクと…二人で二人の運命に抗ったんだ。
大丈夫…鈴の未来は、ボクの未来でもある。そんな悲しい未来になんかさせないよ。共に、幸せになろう。
…耳?あ、え、いや、だってこんな事…は、恥ずかしくって…皆の前じゃ言えないから、その。
[...は嬉しさに耳を弾ませながら、ある事に気付いた!]
あーーーー!!!!
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