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偽バグ野郎のときも…
この前の襲撃んときも…
………っ
[言葉がまた止まり、震える呼吸をして、]
……何回、おまえ、
……いなくなんだよ。
いい加減、気付け…ばか。
[ヴェスの服を掴む手が震える。*]
……死んだら、いなくなるのは分かるんだ
[悲しそうに]
いなくなってないのに
いなくなるなって言われても
わからない……
何回も、スティーブは
俺がいなくなったって思ったの?
[額をあてたまま問いかける]
言ってくれないと……
分からないよ スティーブ
[両眼に涙が溜まってゆく]
分からないし…
怖いのも
なんとなくしか 分からないし……
教えてくれないし
[ぽろりと涙が落ちてコートに吸い込まれる]
……死にそう、じゃないし
生きてるし
[もうこうなっては、駄々っ子のような言い方と聞こえても仕方ないように言葉だけがこぼれてゆく]
こわいなんて
わかるわけない……
[涙声が混じるだろう*]
[入口近くで2人の様子を見ながら話をきくユウヅキ。
いなくなる、の意味がわからないヴェスに>>238、ぐっと一度唇を噛んだ。]
ヴェス、例え話をしよう。
[初めてここでユウヅキが声を出した。]
連続異能暴走事件、知ってるか?
スラムとかで無能力者が異能を発現させて暴走した事件だ。聞いたことくらいはあるだろう。
『例えば』その事件が起こっている時に、
スティーブが「最近うちの近くに越してきたやつがいい腕の医者なんだ」と紹介してくれたとしよう。
スティーブが「あの医者は物知りで、いろんな知識を分けてくれて最近仕事が捗る」と言ったとしよう。
スティーブが「あの医者が、力を貸して欲しいと言ったから少し出かけてくる」と言ったとしよう。
そして、【その医者の周りでばかり異能の暴走や、ドンパチ事件が起こるようになったという噂をヴェスは偶然知った】としよう。
……お前はどう思う。スティーブはいなくなったわけじゃない。ただ『親しい医者に力を貸しに出かけるだけ』だ
いなくなるわけじゃない、死ぬ訳でもない。
スティーブはただ『親しい医者に力を貸したいだけ』
【どんな内容の手伝いかはまるで知らないし、どういうことをさせられるのかもまるでわからないというのに】
スティーブが何も疑問に思わず出かけていったとしたら?
お前は…どう思う。
[ユウヅキの目は、ヴェスへと問いかけた。*]
まずいなら、追いかける
でもスティーブは そういう仕事よくしてたし
危険とか、分かる
馬鹿じゃない
[もう少し時間を置いていれば、或いは思考能力がある時なら、それが心配を主題にした問いだと分かっただろうが、依頼人の事情を問わず護衛をしていた過去のあるスティーブのこと、そのものとして返答を行った。
よって親しさの如何、危険度の如何は考慮されきれていない*]
大丈夫? 『何が』大丈夫なんだ?
[ユウヅキは間髪入れずに問いただす。
その目は相変わらずヴェスに問いかけたまま。]
スティーブは間違えないのか?
スティーブの判断は絶対に信頼できて絶対に間違えないのか? スティーブは1度として危険を犯さなかったか?スティーブはそんなに強いのか? スティーブはどんな相手でも絶対に勝ってお前のところに帰ってくるという保証があるか?
スティーブがお前の前から消える可能性は考慮にないのか?
[ユウヅキは吐き捨てた。それは過去の自分への侮蔑でもあった]
…ああ、ヴェス。この例え話には続きがあるんだ
何も知らないまま出かけていった『スティーブ』。
お前はしばらくすれば帰りが遅いことに気がつく。
そしてお前の言う通りに>>244 お前はスティーブのいったであろう場所へと追いかける。
追いかけた先では、
スティーブが異能を暴走させて暴れているだろうな。
理性の欠けらも無い、ヴェスを認識することも出来ない。
ただ獣のように暴れ狂い泣き叫び、苦しみ悶えながら他者を害するんだ。 ああ、それはもういい光景だろうな?
想像してみろよ、ヴェス。
警備隊だとか警察機構だとか特殊チームだとか、そういうもんに目の前で取り押さえられてるスティーブを。
目の前で自分の手の届かなくなる場所まで行ってしまうスティーブを。
ほら、スティーブは死んでない。
いなくなってはないぞ? ただ理性が無くなった獣に堕ち二度と会えないだけ。お前はどう思う?
[ユウヅキはまた問いかけた。*]
……
スティーブは、間違える時はあっても間違えない
危険でも……帰って来る
死なないし、生きててくれる
勝つ必要なんてない
逃げても……帰って来てくれたら、いい……
……スティーブは、スティーブなんだ。
[最後の言葉は最初の『何が』に対する言葉か。
静かな敵意が沸き起こって来る]
ユウヅキ…… っ
何が言いたい?
[自家中毒のような感情のそれをやり過ごし、双眸がひたり、ユウヅキに向けられた]
そうか。
[静かな殺意はゆるりと受け流す。
こんなことは慣れっこだ。慣れすぎた。]
ボクは黙らんよ。続きと行こうか。
[人の痛みの分からぬ者には、人の痛みを理解させねばならぬのだ。その適任は自分であると自負している。]
スティーブはスティーブ。その通りだ。
いなくなったわけじゃない。お前は何らかの方法でスティーブを助けられたとしよう。
では、スティーブが同じことを繰り返そうとしたらどうする?何度も、何度も。
お前の元から離れた全く知らない場所で勝手におかしくなっていくんだ。
何度も、何度も、何度でも。
お前はどう思う?
[ユウヅキの目に感情はなかった*]
……
[握った服から力が抜ける。そっと手を離して、]
……だよ、なぁ…
……
[なんとなく、そう言われるような。そんな気はしていた。]
………ん。
[ヴェスの問いかけ>>238。口を開くが、言葉は出ない。
どうにか、何か言葉を。探しているうちに、続けざまの言葉>>239。]
……そういうんじゃ、なく、て
[また、途切れ途切れ。コートの中で、瞳は揺れる。]
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