1763 【新春ネタ村】あたまのゆるい新年書き出し小説大賞
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私が庭で洗濯物を干している最中、大工の夫は屋根の修理をしていた。
籠から息子のTシャツを取り出した次の瞬間――背後に「ドサァッ」と何か大きいものが落ちてきた。
(三題噺)
( 56 ) 2017/01/07(土) 20:20:50
( A18 ) 2017/01/07(土) 20:29:32
梟小説家 耳木菟は、やっぱり事件が起きる方が書きやすい(当社比)
( A19 ) 2017/01/07(土) 20:36:35
友達はかつて、白馬の王子が迎えに来ることを夢見ていた。
私はバイクに乗ったシュワルツェネッガーが来るのを夢見ていた。
( 57 ) 2017/01/07(土) 20:45:47
「まさか去年はトップ3にすら入れんとは……由々しき事態だ。」
水戸市役所で行われた緊急会議。
その議題は「如何にして市内の納豆消費量ランキングを上げるか」であった。
( 58 ) 2017/01/07(土) 20:46:39
梟小説家 耳木菟は、>>58あ、「市内」の「内」は無い方がいいな。
( A20 ) 2017/01/07(土) 20:47:50
ああ、どうしてこのゲームにはルールブックがないのだろう。
彼女のヒステリーとかち合う度に、読み取ろうと必死に顔色を伺っても記述の言語がわからない。
( 59 ) 2017/01/07(土) 22:05:34
ずっと近くにいるけど、彼女の表情からだけでは何を考えているか分からない。
多分、だから、僕は彼女の傍に居るのだと思う。
全て分かってしまったら、そんなつまらないことはない。
( 60 ) 2017/01/07(土) 22:13:35
もう書けないって思った10分くらい後に書けたりするんだよね。
休憩したからなのかな。
( 61 ) 2017/01/07(土) 22:16:52
買ってあげた自転車に乗って、
子どもは我が家から離れてく。
( 62 ) 2017/01/07(土) 23:09:29
( A21 ) 2017/01/07(土) 23:09:55
>>62
子供は少しずつ成長して、親から離れていくんだね。
( 63 ) 2017/01/07(土) 23:11:18
( A22 ) 2017/01/07(土) 23:12:13
姿の見えない鳥が遠くで鳴いてくれるから、私はぎりぎり夜を認識できている。
( 64 ) 2017/01/08(日) 03:52:04
自らの外側を一枚一枚剥がして行った先に、見つけたのはただの小さな自分であった。
( 65 ) 2017/01/08(日) 03:52:15
( 66 ) 2017/01/08(日) 03:52:32
光を当てるものに光が当たることはない。太陽はあんなに輝いてるのに私は何をしているのだろう。
( 67 ) 2017/01/08(日) 03:52:58
味見で呑まれるその時に、食材たちは何を思うのか。
舞台に立つ夢に破れ、その上「物足りない」と謗られる。
まだ固いパスタを嚥下して、持ち上げた塩を元に戻した。
( 68 ) 2017/01/08(日) 03:53:32
飄々とした雰囲気で難題を解く彼を見て、和英辞書を調べたくなった。
「漂う」の項目を見て私は納得した。
( 69 ) 2017/01/08(日) 03:54:09
伝書鳩の時代だったらよかったのに。アンテナだと彼以外の言葉も受信してしまうから。
( 70 ) 2017/01/08(日) 04:02:56
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