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……分かったよ、お前さんが望むならそうしよう。
元々そういう約束だったからな、勝手に私が決めただけだが。
[白髪はそう言うと片腕で石を持ち上げる。 …そして、そこにいるVリリーに向き直り、もう片方の腕で優しくその頬を撫でる]
すまんな、少々頼まれてしまった。詳しい話はまた後でしよう。逃げられてしまっては元も子もない。
…すぐに戻る、心配はいらんよ。見えているものなら私は迷わん。お前さんの姿が見えるならば、私は迷わず帰ってくるよ。…ではまた後で。
[そう言うと、蒼い毛並みのソレに向かって走り出す。逃げられないようになるべく気配を消して、音を立てぬように*]
[ 僕はほっとした。
ヤクシには、身振りでどうにか伝わったようだから。
僕が転がるのに比べて、ヤクシの歩幅は大きく、大きな石で止まったりもせず、遠くまで見渡すことが出来る。
僕が思うよりも、早くにインテグラル・ツリーの鉱石樹の元には辿り着けそうだった。
僕は、ありがとうと伝えるように持ち上げて移動してくれているヤクシの腕を、肢で何度か軽く叩いた。
少し冷たく、けれどヤクシの体温で温もった肢だったろう*]
[走る、走る。走る。
あの大樹の下へ、あの蒼い生き物の下へ。
…しばらく走ると、少し離れた所で腕に抱えるものを降ろした。]
私は背が高いからこれ以上私が近づいたら、気づかれて逃げられてしまうかもしれん。…私は何も知らないふりをしてここを離れるから…後はお前さん次第だ。
…ではな、クロガネ。頑張れよ。
またいつか、何処かで会おうな。
[そのまま後ろを向いて、少しずつ離れていく。静かに、静かに元来た道を帰る。 …途中で躓いて思い切り転げ落ちたのは内緒だ*]
[ こくっ ]
[ 僕はヤクシや人間達を侮っていたのかもしれない。こんなに早くて、こんなにすぐ近くに来れるなんて。
僕は降ろされると、ヤクシを見上げて揺れる]
[こくこくっ]
[ 僕は少し躊躇ったが、黙って、ヤクシの後ろ姿をそのまま見送った。
もう振り返らないのだろうか?と思う。
突然、ヤクシの姿が見えなくなったけれども、歩いたり走る以外の移動があったのか、僕の目の錯覚かもしれない]
[ 僕は鉱石樹の下に辿り着くと黙っていた
じっといていた
朝焼けが夜の深さに這入り込み拭い去る中
やがて、僕は肢を引っ込めるように殻を地面へとつける
そうして 目を瞑り ]
[ 僕は、紫紺の空に広がりゆく朝焼けを浴びながら、殻を内側から割る。
鼻先を天穹へと向け、暁に染まる一対の皮膜持つ翼を初めて触れる大気に恐れるように一度震わせ、音も無く広げた]
キュゥ─────ルルルゥ─────クルルゥ─────
[長く、長く、喉を震わせて。高く澄み。響く聲]
おおっ
[じっと見つめていると、ヤクシの持っていた石がぐらぐら動き出す。
と、殻の下からぽこんと足が出て、ヤクシが思わず石を取り落とした。
しかし石はそのままころころ転がっていくこともなく、その隙間から目を覗かせ、目の前の彼をじっと見つめていた。
ヤクシがしゃがみ込み、「目」と目を合わせる。
その展開から目が離せない。
二人は何かを語り合って?いたようだ。
暫くの後、ヤクシが石を持って立ち上がり、自分の方に向き直り、頭を撫でた。
どうやら足の生えた「石」に頼まれごとをしたらしい。
声が聞こえない分自分には全く謎である。]
そうだったのか…
[ヤクシの解説にどこか納得いったようないかないような気持ちで答える。
しかし継がれた言葉には笑った。]
本当かなあ。
でも、私の方がヤクシのことを見失わないよ。
だから安心して行ってくるん、だぞっ。
うわー
[ヤクシは樹のほうへ走っていく。
その姿がかなり小さくなったあたりで立ち止まり、石を地面に離したようだ。
そこから、ゆっくりとこちらに戻ろうとして…ころけてずるずると坂道を転げ落ちている。]
私が見張ってて良かったよ。
[つぶやくと、転げ落ちてるヤクシのほうへ向かって走る。]
おーい、ヤクシーー
[近づくと、彼のけがの具合を見る。
けががあったら、応急ひんやり湿潤テープを貼っておいただろう。]
まったくもう。
ヤクシからは目が離せないん、だぞっ!
[自分がいてよかっただろう、というように腰に手を当てて胸を張った。]
そういえば、ヤクシ。
服、よく気が付いたね。
ほめてくれてうれしいなあ。
ふふふ、その関係で目的地があるんだけど、一緒に行く〜?
[にやりと笑いながら、ヤクシに問いかけた。**]
う…むむ…しまった…あんな所にあんな大きな石があるとは思わなんだ…
[転げてしまい、頬を擦りむいてしまったようだ。他のところは厚着なためそこまで怪我はない。ぺたり、と頬にひんやりとした感触を感じそこで正気に返る]
Vリリー!ああ、すまんすまん。ありがとうな。
視界に入らんものにはどうにも気が回せなくて…
[そこで漸く後ろを振り返る。坂の上鉱石樹を背景にしているため、あの石の姿は逆光でよく見えない…。
ふと、黒い影が翼を広げるところを見た。>>26
ああ、その影のなんと気高い事か…白髪はフッ、と微笑んで…また少女に向き直った]
もう彼は一人で何処へでも飛べるだろう。
彼の話は…歩きながら話すよ。
む?目的地があるのか?服装が変わる理由のある場所…?
気になるな、よしでは行こう!
[白髪は、少女について行くことにした。興味の湧いた方へ歩む。それが知識の性であった*]
えっ
[よし行こう、と言うヤクシの声に頷いて先導するように彼の前に出る。
その時、後方で長く高い、澄んだ鳴き声が響き渡り、振り返った。]
鳥?
いや…
[自分からはその鳴き声の元となるものの姿は良く見えない。
空を見上げたが、当然、鳥も、緑の葉の姿もない。
ただ、上がりきった陽が辺りを照らしているだけだった。]
…いい感じ、だぞっ。
[眩しさに目を細めると、バッグの中からメモと地図、磁石を取り出した。]
ツリーからはそんなに離れてないと聞いてるから、迷っても1時間はかからないと思うよ。
よし、行こう!
[と、地図を見ながら、昔はある程度は整備されていたのだろうが、現在は人も通らず砂が少しずつ積もりかけている鉱石の中の道を進み始めた。]
ついたーー
[やっと目的の場所に到達し、声を上げる。
元は栄えた鉱山の星。ヤクシではないが、脇道が大量にあったため、着くまでに9(50)回は道を間違えてしまった。
その間に「彼」の話は聞けただろうか。
目の前には、周りを地味な色をした、上方へごくなだらかな坂を描く岸壁で囲まれた砂地があり、砂地の真ん中には小さな湖…いや、池がある。
前に彼と見た湖よりもさらに小さく、また恐らく浅い。
水面を見ると、空の青さと、底の砂の白さを同時に見渡すことができた。]
ねえ、ヤクシ、なんだかぽかぽかする気がしない?
ここ、仕事仲間に教えてもらったんだ。
[言いながら、近くの岸壁を触る。
肌よりは随分温度が高い。
が、やけどするような温度ではなく、触っているとじんわりと汗が出てくる。
適温だ。]
1年に1度だけ、陽が上がる日に熱されて、熱すぎず冷たすぎず、適温の遠赤外線を放つ岩場…
天然の岩盤浴、だぞっ!
[ばっ、と服を脱ぐ。
このために脱ぎやすく、着やすいワンピースを着てきたのだ。
中に着こんできたのはサンタクロースからもらった水着である。]
色んな温度の石があるから、適温を探して寝転ぶん、だぞっ。
周りみんなそういう石で囲まれてるらしいから、居るだけでもふんわりぽかぽかしてくるし、熱くなりすぎたら池に入れる仕様!
年が明けたら、絶対ここに来たかったんだよね。
[バッグからタオルを二つ取り出した。]
元々バスタオルにくるまってごろごろするつもりだっから自分のは持ってきてたんだけど、ヤクシのもホテルのトロトロさんに借りてきたんだ。
もしかしたらくるかな、と思って…
[にこにこしながら解説しつつ、ヤクシの方へ大きなタオルを渡そうと目が合って、少しだけはっとして赤くなった。]
あの、わたし、水着、変じゃないかな。
[今のところ自分と彼くらいしか姿が見えないのでどうでもいいといえばいいのだが、何となく気になって聞いてしまった。**]
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