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火の狂戦士 に 1人が投票した。
【被造物】 【氷の巨人】 に 5人が投票した。
【被造物】 【氷の巨人】 は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
暗雲が去り、まぶしい光が降り注ぐ。――全ての人狼を退治したのだ!
【討伐成功:【氷の巨人】アゴイォトゥス】
【討伐成功:【全てを呑み込むもの】二の十八つがひとつ】
【討伐成功:『氷の巨像』達・・・】
[【氷の巨人】アゴイォトゥス、その裡より来たりしモノ達。
『水のようなもの』を討ち、氷の巨像達を討ち。
【萌の庭】へと一部が侵入せんとしたとはいえ、英雄達、そして畏れを越えてか立ち上がった人間達は能く戦った。
何時の頃からだろう。
氷の巨像達を討つ毎に、立ち籠める雪雲が薄れ。
幾筋もの光が差し込んで来たのは。
雪を浮かび上がらせながら、弱いながらも光が差し込む。]
[最後の氷の巨像を討った後。
木漏れ日思わせる穏やかで暖かい微睡みの波が、人々を通り抜けてゆく。
見上げよ。その後も幾らか三枚翅の天使は音色を降らせていた。
それと共に、冬の神の咾も沈黙を保っていた。
否、遠望せよ。七枚翅の天使を傍らに観ていたのだ。]
[遠望せよ。冬の神と七枚翅の天使は地を去る。
冬の神が顕現するだけで満ちる終なる冬は彼女により抑えられ、そして今完全に去ったのだ。]
――回想>>2:107――
[焔は渦となり、蒼い火柱へと変わった。
それを見上げる少年の顔が、強張る。
冬を体いっぱいに吸い込んだ少年は、いまや、冬の、か弱き一部に過ぎない。
焔に近付けば、瞬く間に融けて命を落とすだろう。
冬へ溶け込み、巨人の目を逃れる代償。
それは、少年が人間で居られなくなること。]
[火柱の近くにいた氷像が、溶け、一部は崩れ落ちる。
もし、人の紡ぐ希望を浴びたならば、少年も、同じ末路を辿るだろうか。
陽の仔は、蒼白い焔に惹かれるように、とん、とん、と歩みゆく。]
あっ▒▒ ▒
[焼けるような激痛に、思わず声が漏れた。
近付いた陽の仔に照らされただけ。熱を感じただけ。
冬を取り込んだ少年は、冬に取り込まれつつある。]
ゴォッ。
[――空を切る音。
それは、手長猿のような形の氷の巨人の長い指が、咄嗟に横に跳んだ少年の襤褸を掠める。
声を上げたのは、少年の浅慮。
巨人は、気付いてしまった。
陽の仔の反対側へ、少年は走り出した。]
[鬼ごっこは、ほんの一瞬。
どうやら、陽の仔を逃がすことはできたようだが、少年の体は、長い腕の先、長い指に、息もできぬほどきつく握られていた。]
ゴッ。ゴッ。
[何度も地面に叩きつけられ、嬲られる。
それでも即死しないのは、少年の体が氷と大差ないほどに硬く凍りついているせいだ。
皮肉なことに、冬が少年を追い、冬が少年を守っている。
じっと目を瞑り、耐え忍ぶ。
やがて、巨人は、飽きたのか。
もう沈黙した少年の体を、大きく振りかぶって、空へと放り投げた。*]
――追憶・大陸を横断せし巨竜の背――
[その日、空は澄み渡り、世界はどこまでも見渡すことができた。
空は遥か高く、同様に、地は遥か遠く、巨竜の背はゆるやかに曲線を描きながら、どこまでも続いていた。]
(あの小さな点々が。)
[肉眼では小さな点にしか見えないあれが、人々の住む集落。
あそこに家々があり、たくさんの人々が暮らしている。
錫の指輪を覗き見れば、水に映ったたくさんの笑顔が浮かぶ。
少年には、にわかにそれが信じられなかった。
この大きな世界の中で、人間は芥子粒にも満たないちっぽけな存在で――。]
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