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>>115>>116
[ディタの201は確認できただろう。そして、さっきの女が奥に向かっていく。]
――……おい、大丈夫か?
また壊すなよ。
[さっきの悲鳴といい、扉を壊したことといい。
この帝国軍の女は、やや、器用ではない気もし、その様子を見守る。
もちろん、女がそれを不本意に思おうと、気づくことはない。]
[扉を見遣って>>111から視線を戻すと、帝国軍の女性の表情は曇って見えた。罠にかかったことを気に病んでいるのだろうか。
ともあれ、二階に上がることになる。
未知のルートへは、ごく自然に彼女を先に行かせる格好になった。
無意識にそういう気質である。
>>114長身の彼女が、自分より体重が大幅に軽いことは無さそうだ。
ステップの強度に問題が無さそうなこと、途中に罠の類が無いと見て、後に続いた]
[>>119シードルが同行するのに、安心して笑みを見せる。]
201……これかしら。
[最初に目に入った扉の番号と、自分の「鍵」を見比べる。
カードやスティックを認識させる旧式の鍵は、見たことがある]
センサーは、ああ、これね。
[目の高さ辺りに丸い小さな枠を見つけ、自信満々で鍵を翳した。
反応は無い]
[破壊した扉に鍵が差さっていたことには気づいていなかった。扉を破壊してしまった衝撃が大きすぎたのである。
気づいていたなら、現在扉の前で鍵をぷらぷら振りながら途方に暮れるなんて失態は犯さずにすんだわけだが、仕方のない話である。
自己紹介されて>>123目を細める。ノアールズのシードル、その名前を知らないはずもない]
直接まみえるのは初めてね。
私はグノ。……ああ、あなたたちの間では、氷の女王と言った方が通りが良いでしょうね。
[落ち着いて自己紹介したが、悲鳴を上げて扉を破壊して、散々無様なところを見せた後では、どうにもしまらなかった]
[>>#2>>6 老婦人から渡されたシートとプレートを考え込むようにしばらく眺める]
口座、振込みからの「現金」という翻訳を当てられた
単語から推定するとおそらく、これは「現物通貨」
現物通貨が流通するという事は、全国民にナノチップ処理や、
電子通貨機能を用いる環境が整備されていないという事。
数字から推定すると紙の方が高価値ですね。
皆様、火種とかに使わないよう、注意してくださいねー。
[全員に注意を促し上着のポケットに大切にしまいこんだ。
その後はグノによる、扉破壊事件が発生するまでは、
ジキルが部屋の備品をあれこれする様子を慎重に眺めたり>>101、壁を叩いたり。
室内の確認に勤しんでいた**]
>>72
そんな大層な事ではないよ。国の礎となる者こそ、何事も我が国の繁栄に貢献するのが勤めであり義務だからね。
翁も何か気付いた事があれば教えてくれ。
[大仰に敬礼するライリーに、こんなところでまで堅苦しい儀礼は不要、というように笑いながらも、「しばし休み」>>72の言葉にきょとりと瞬きし、破顔した。]
ははっ、それはいい。兎も角翁はその御歳まで我が帝国の為に働き詰めだったからね。
多少長い休暇を取ろうと誰も責められる筈じゃないさ。
うん、うん、頼りにしているが、僕ももう立派な大人さ。翁の手をあまり煩わせるような事はないようにするよ。
[女性が「氷の女王」グノと名乗ったことについては、特に驚きはしなかった。
冷静な口調、隙の無い身のこなし。常より抱いているイメージと違和感はない。
最初の部屋の扉が外れたときは、自分も一緒に悲鳴を上げていたし。
そして、相手は自分を知っているようだった。それも不思議なことではないだろう]
…………。
[二階の反対側の端から、ゴッ、ゴッ、と異音が聞こえる。
あちらもまだ扉を開けられていないらしい]
[スイッチやハンドルの数の多さから見るに、設備は全て手動式らしい。しかしも、殆どは木製である。
棚や抽斗を漁っていると、見たことも無いような道具が次々に出てきた。
先程気づいたのだが、移転時に持っていたはずの小銃はおろか、腰のハンドガンさえもなくなっている。
元の場所にあればよいが、と案じつつ、抽斗から何やら使えそうな道具を見つけた。
軽い金属製の柄から細い金属の繊維が枝分かれになっており、美しい曲線を描いて先端でひとつにまとまっている。
打撃や切断は望めそうもないが、小型の刃物程度であれば絡め取ることができるだろう
他にも金属の円盤に取っ手が付いた小型の盾らしきものを見つけたが、片手は開けておきたかったので結局そちらは諦めた]
ほかにも来たい者があれば来るがよい。
儂はこの部屋を出て時計回りに一周してくるぞ。
[そう言って、部屋を出ると偵察を開始した]*
グノ…氷の女王か。
[名前をきいて、驚かないわけはない。
が、なるべく、表情は隠す。
そう、今は休戦中だ。
相手がグノであろうと、皇の一族であろうと変わらない。
ただ、荒鷲の銀灰がいたならば、話は別だが。]
それは、使い方が違う。
[鍵を翳す様に、そう告げて、
貸せとばかりに手を差し出す。]
[>>136シードルがグノに手を差し出すのを見て、小走りに駆け寄る]
あら、知っているのね?
やっぱり、さすが機械の操作に長けているのね。
[機動兵器とのシンクロ率と一緒くたにして、興味津々に彼の手元を見つめた]
ディタ、お前もわからないなら来い。
くれぐれもなにが出てくるかまだわからん。警戒は忘れるな。
[グノが何か手を出すようには見えないと判断し、ディタも呼び寄せる。
といっても、帝国軍にとって、ディタはきっと、解放軍にあっても、標的にはなってはいないだろうこと、わかっていた。
もし、殺されるとすれば自分が先だ。
それはわかってはいるが、それでも、己の使命の一つにはディタの護衛も確実に占められている。
いつか、彼女が帝国軍に還ることばありえない話ではない。
それでも、今はすえうべきことをする。]
>>117
だがそうして各々が主権を主張し、勢力拡大を図った結果があの大戦だ。
帝国がそれらを統治してから後、大規模な星間戦争が起こっていないのは事実。
文化や宗教、環境による違いがあるからこそ、その埋め難い溝を統一帝国の名と規範によって統制す…
[ゴホンゴホン、と此方も咳払いで語尾を濁し。]
いや、今は一介の軍人である僕が言い及ぶ話ではなかったね。
その話は、またいずれ。
[穏健なカリスマとしてその名は聞いていたが、話の通じない人物ではなさそうだ。いずれ、とは、一先ずこの場を落ち着いてから、か、元の世界に戻り相応の立場として、かは兎も角、一旦話を打ち切り、状況の把握に努めようとした。]
[先程まで扉のあった場所には、四角い穴がポッカリと口を開けていた。>>86
老公女より与えられた鍵をポケットに突っ込み、2階へ向かう一団がフレーム式の階段を上がるのを見送ってから、ゆっくりと右手へ歩を進めた。
手に入れたばかりの銀色の器具は、左手に構えている。
角まで来ると一度立ち止まり、慎重に聞き耳を立ててから周囲の安全を確認していった]
ふむ、案ずるほどではなかったか。
[小さな茂みや木立はあるものの、隠れられたとして一か所に2.3人。
周囲に建物は無く、四角く整地された沼地が延々と続いていた。
万が一にも、襲撃に気づくことができるだろう。
四角い沼地を縫うようにして、多数の塹壕が掘ってあったのにはさすがにぎょっとした。
が、近づいて確認すると、中には水が溜まっているか、もしくは人が通れないほどの小さなものであると知り、胸をなでおろした]*
>>137
ああ、さっき、方法をみつけた。
どうやら、こう、差し込んで回すらしい。
[グノが渡してくれるのならば、受け取ってから、
渡さないのであれば、差し込んで回すことをグノとディタに教える。]
言われてみれば簡単なことだが、意外すぎて思いつかないものだ。
だが、どうやら、この場所はこういったシンプルな考えで物理が成り立っているかと思われる。
逆にいえば、これで、それぞれの安全か保たれてるとすれば、
想像以上に、ここは、安全なところだとういえるだろう。
[そして、扉は開かれるだろう。]
>>121
[繰り出される腹パンに、ぐ…と身を強張らせて前屈む…小芝居をした後、大きく笑い、肩を組むとその後頭部を軽く叩いた。]
君の任官式以来だろう。あの時は僕は来賓側だったから余り話せはしなかったが、全く、何時まで待たせるのかと気を揉んだぞ。
[ノチェロが士官学校を卒業したのは、自分が卒業した2(3)年後だったか。]
何を言う、撃墜数ランキングで君の名を見ない月は無いぞ。
ははっ、有難う。階級など便宜に過ぎないが、有り難く受け取っておこう。
[肩を解き拍手を受けると、些か照れたように笑ったが、やはり機体がこちらに来ていない事を聞くと]
…そうか。だが、何の因果か此方とあちらの指揮官が揃ってこの場に来ている。ということは、恐らく現場も停戦になっているだろう。多分君の相棒も無事回収されているさ、きっとね。
[先ほど言葉を交わしたヘレスと、レディがしがみついていたサファイアの顔を浮かべ]
僕は頼もしい後見人がついているからね。それに君も居るし、千人力さ!
おう!来い来い!何だい話って?僕は宮殿と駐屯基地と遠征を繰り返すばかりの日々だが、君はまた相当騒がしい事をしでかしてそうだな?久々に夜明かしで酒でも呑もう。えーと、僕の部屋は
[これだね、と先ほどライリーと話していた際に確認した鍵を見せ。204号室。]
今から確認しに行ってみるよ。何時でも来てくれ給え。
[しかして君の部屋は?と。]
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