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― 文化祭の少し前 ―
[文化祭を数日に控えたある日。
家のほうにはあらかじめ「文化祭の準備があるから遅くなる」と連絡していた。
それはもちろん嘘ではないし、実際きちんとその日の準備を終えてから帰路についたのだけど。
今日はいつもより少しだけ寄り道をしていくことにしていた。
腕につけた時計を確認して、自転車をこぐ足が自然早くなる。
このままだと門限に間に合わないかもしれない。
あまり遅くなると、祖父も祖母もいつも心配するから。
ましてや最近は、あの日も近いから余計にそう思う]
…っと、間に合った。
[目一杯自転車を漕いで、たどり着いたのは
駅から自転車で十数分ほど離れた場所にある大型書店。
中学の頃から何度かここの店には来たことがある。
勝手知ったると言った体で、向かったのは児童書のコーナー]
[制服姿ではあったけれど、特に見咎められるということもなく、
平積みになっている目当ての本を一冊手にとる。
今回の本は、どうやら銀河鉄道をモチーフにしているらしい。
蒼玉黄玉のアルビレオ、砂糖菓子の鳥、紅い蠍の火。そして、天の川]
……天の川、か。
[少し違うけれど、文化祭の出し物を決めるときに
牽牛と織姫の話が出てたことをふと思い出す。
――うん、そうだ。これにしよう。
小さく一度頷いて。それから読み終えた本を閉じる]
[ちょうど近くに来ていた…小学生くらい、だろうか?
小さなテディベアのついたリュックを背負った女の子が、
ちょうど自分が読み終えたばかりの本を手にレジのほうへと向かっていった。
――…。
なんだろう、知っている人の本がこうして買われていくのを見るのは
自分のことみたいに思えて、胸の奥がほんわかと温かくなる。
参考書を二冊、レジで会計を済ませて店を出る。
さっきの本は、買って帰ることはできないから*]
沙絵が絵を職業に選ばない理由も、わかる
俺もそうだ。写真を撮るのは楽しい
でも、それを職業にしたいとは思わない。
色を映して、閉じ込める楽しさを
知れたのはきっと、沙絵のお蔭だ。
俺こそ、ありがとう。
皆が、でも一番は君がいてくれたからきっと俺は、
こうして、自分の気持ちに気づく事が出来たし
毎日が楽しくて
君と共に過ごせる幸せと、君とともに笑いあっていたいって
そう思えるようになったんだと思う。
……?頼み?
[そして頼まれた事には、破顔して一つ頷いて]
俺で良ければ喜んで。
[告げれば、ぎゅっとその手を握りしめて*]
― 10月12日 ―
あ、柚奈さんおはよう。
[朝、教室にやってくるといつものようにお弁当を受け取る。
ありがとうとこれまたいつものようにお礼を言ってから]
えっと、よかったらこれ。
[そう言って差し出したのは、透明な包みに入れられた
夜の空を思わせる藍色と蒼のグラデーションに星のラメと金色のパーツが封じ込められたペンダント。
https://static.minne.com/produ...]
俺はおばさんが大体用意してくれてますね…
[割りと拘らない方です、と]
想像したり察して戴くというのは有り難いですがそれが当然だと思ったらいけないと思います。
はい。嘆いても変わらない過去を憂うよりは、今ある幸せの方を俺は見て、歩きたいです。
とは言え……希美が誕生日=母の命日なので。
将来そこを気にしないでいられるように、は今の俺や父にかかってますよね。
[ちょっと責任重大なんです、と肩竦め。
そう言うことで彼女が落ち込んだり気にしたりしないように、育ってくれると良いのですがと、遊ぶ妹の姿を見詰めて]
急いては事をし損じる、急がば回れって言います。
とは言え俺の方も言葉が少なくて、下手ですから……何か言いたいことがあったら言って戴ければ、と。
例えば、彩莉さんが俺にどうして欲しいのか。
[想像はついてもはっきりとはわからない。
見当外れだったらと思えば大胆なことも出来ず。
彼女の思いが自分にどう向かっているか、未だくみ取れないままだと言ったら鈍すぎると呆れられるかも知れない]
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