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−期末試験の終わった後のある日>>85−
そっかー。よかったー。
じゃーん。
[と言って、うちは逍ちゃんに一枚のチケットを見せます。
そこには、
『神楼ステーションホテル クリスマスディナー4名様ご招待券 豪華バイキングディナー 飲み放題!』
と書かれています]
パパンがね、PTAの謝恩会で、ビンゴ1等賞当たったの!それで、うち、2人しかいないからね、ボーイフレンド連れておいでって言うから、お誘いしてみたの。
[そして、クラス中の視線を感じて]
あれ?どうして、みんな静かになってるの?
[首こてん]
ホテルで、ディナーだからね。お洒落していくよ!
[バイキングですけど。
高校生ですからね。ディナーなんて言葉だけでウキウキしちゃいましたよ]
逍ちゃんも、格好いい服でね。
>>83
[沙絵ちゃんに、クリスマスの服について尋ねられれば]
うちもね、クリスマスは、パパンと逍ちゃんとディナーなんだ。服買いに行こうって思ってるから、一緒に行かない?
この前、駅前にちょっといいとこ見つけたんだ。
小鳥遊さんと土御門さんって、先輩に教えてもらったんだ。
>>88
[幸せそうな蘭に、改めて自分も幸せを噛みしめた。
浴衣や水着をみんなで買いに行ったことを思い出しながら]
うん。
私ひとりじゃ不安だったし、お願いします蘭先輩。
……へぇぇ。
何だか難しい苗字のふたりだね?
[そのふたりも仲良しなのかな]
― クリスマスイブ 当日 ―
……ごまちゃん。君も誰かを待っているのか?
『おう?』
[当日駅前で待ち合わせ。していたらごまちゃんがいた
ぺたーんとおなかを地面にひっつけている様子を見て]
……お前にもクリスマスだから
これ、つけるか?
『おうっ!』
[何となく持っていた青のハンカチでスカーフ風にしてみたりして
沙絵を待つこと67分
今日の服装はストライプ切り替え長袖シャツにワイン色のストライプニットソー
カーゴパンツとフェイクムートンダッフルコートといった組み合わせ
伊達メガネのブリッジを一度指で押しあげつつ、彼女の到着を待った*]
おー、そりゃ助かる
晩メシおごらなくて済むし
[ちょっと棒読み]
んじゃ、気兼ねなくご相伴にあずかります、って親父さんに言っといて
[切り替えは速かった
諦めたとは言っていない]
[力仕事がないと言う事ではあったが一番の力仕事は子供の相手だったかも知れない。
それも全く嫌ではなくて、ただ、最近希美が「あらたくんがすきー」とか言っているのを聞いて少々気が気でないというか、ちょっと早過ぎるんじゃないかとか。
その辺の気分はすっかり父親に近いが。
ともあれ無事終わったクリスマス礼拝、多分世の中ではデートをする日なのだろうけれど、既にくらい上に妹がいる状態では誘っても様にならない。
せめてと渡したプレゼントは、喜んでもらえたよう。
彼女からもプレゼントを貰えば]
ありがとうございます。大事にしますね。
――着実に目標を実現……でしたっけ。
[林間学校の時に少し調べて覚えていた事を思い出す。
そんな風にできたら良いですね、と。
ネックレスをかけて、と頼まれれば少し照れながら、その細い首に鎖を回して後ろの留め金をつけ]
こういうのって照れますね
[少し顔が赤くなった]
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