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−ホテルの部屋−
『まあ、堅くなるなって。ほら。飲めんだろ?』
[そう言って、パパンはコートのポケットから、ビール缶を取り出して、逍ちゃんに渡しました。いつの間にかバイキング会場から持ってきたのでしょうか]
『ボクも一応は教師って立場だから、公然とこんなことはできないけど、娘婿と一杯やるのはずっと夢だったんだ。ほら、乾杯』
[ビール缶を差し出します]
『蘭、ちょと、これで、下の売店でつまみ買ってきてくれないか』
[それから、うちにそう言って、千円札を何枚か渡しました。うちは、言われるままに、部屋を出て買い物に出ます]
『良い子だろ?蘭は。母親が亡くなってから、男手ひとつで育ててきたからね。
まあ、まだ高校生だから、そんな先のことは考えてはないだろうけど、どうだい、蘭のこと大切にしてくれるかい?』
[そう言って、ぐいとビールを呷ったようです]
[新年のおみくじ、*09末吉* ]
いいよー。
[新年のおみくじは負ける気がしませんでした。もしかしたら、あの緑髪のお姉さんのおかげかも知れません]
うちが勝ったら、どうする?
― 12月10日 ―
おー、誕生日おめっとさん
安物だけどこれプレゼントな
[大吉に渡したものは、受験生がよく使っている単語帳。
中には彼が厳選した、先に憶えておくと何かと楽な英単語が表面に1つずつ書かれ――裏面にはその意味と、単純な例文。
ただし、その例文は、主語または目的語が必ず "Kagiya" になっていて――どういう情景か思い描きやすい例文を創って1つずつ。
ページをめくっていくと、その名前は次第にクラスの誰かの名前になり、後半部分は◯◯◯◯◯◯と空けられている。
そして終盤は例文自体が登場しなくなった、自分で思い描いて英文を作ってみろと言いたげに。
誰よりもクラスのみんなを見ている大吉に向けられたプレゼント。
贈った本人にとっては単にネタ帳を公開したようなものだったかもしれない。*]
[たぶん、意味や意図は分かって蘭は買い出しに行ってくれただろう。
そういう後ろ姿を見惚れながら送れば、ビール缶を受け取って開ける。
乾杯の時のビール缶の高さは礼節を守った、ここらへんは土建屋の打ち上げに混ざった経験か。
なおアルコール耐性は3 ]
……今日、会って、親父さんが尊敬できる人ってわかりました
蘭ちゃんがお袋さんによく似てたのなら、オレより数十年前に蘭ちゃんのような女の子と惹かれ合って結婚したっていう大先輩ってことですから
こうして話してて、オレまだまだガキだってことはわかりました、できないことはたくさんあるってことも
けど、一緒にいてくれるサイッコーの女の子を大切に、幸せにする――って気持ちは、親父さんに勝ちます…!
オレも、数十年後にそんな会話してみたいっすね
……その立場を想像したら、こうして腹を割って話をしてくれる親父さん凄ぇって思います
[かなり先の話まで思い描いてしまって。
……しかもそれがあいつの子だったケースで。]
……確かに。
[ほとんど季節関係ないみたいだものねって思うと…とっても納得しちゃうの。似合ってて、格好いいよってこれで心から言うことが出来たの。
お守りを買っているのを見てたら…違うものも買ったみたいで。差し出されたから何だろうって見たら合格マカロンみたい。絵柄が可愛らしくて何だか嬉いなって思うよ。
……それにしても、似たようなこと私も考えてたんだね。
持ってきてた肩にかけられるようなあんまり大きくない鞄から私も袋を取り出すよ。]
えへへ…私も、ちょっと似たのを用意してみたんだ。貰ってくれる?
[中に入っているのは、「まけずの鍔」っていう最中だよ。
願掛けで遠野くんにぴったりって思ったからお取り寄せしておいたの。]
いいの?………そうだね、どうしようかな…
[奢りますよっていうのも、遠野くんにとってちょっと大事なことの一つってことは、どこかに行ったときに気がついたことだったから…それからはそういわれたら遠野くんに私選をちゃんと合わせて確認するようにしてから、その言葉に甘えることにしたよ。
食べたり、見てまわったりして楽しんで。
御神籤を結んだ場所にやって来たのはもう夕方になってきた頃。]
…回収とか、してないのかな?
[どうなんだろうねって言ってみるよ。だって昔からの御神籤の全部がむすばれてたままなら木も枯れちゃいそうだもの。]
でも、私の宣言は心の中にあるからいいの。
[気持ちさえあれば。それに坑道を伴わせようって思ったら…問題なんかないはずって思うからね。]
─12月10日(>>172)─
[教室で、千秋の声に顔を上げる。短く告げられたそれ。
ふやりと顔を綻ばせて、手を伸ばして受け取った]
ありがとお、ここで見てもいい?
ダメって言われても見ちゃうけど。えへへ。
あ、おいしそお。
[目に入ったのはクッキー。大事に食べよう、と思っていれば。
もうひとつ、包みの中に。そっと取り出して、手のひらに載せる]
(時計だ。文字盤かわいい)
(動いてる)
(そういえば、最近はスマホの時計ばっかり見てる)
[レトロな文字盤に視線を落としていれば、囁かれた言葉に。顔を上げる]
(あ)
(林間学校(>>0:1343)のときとおなじ顔)
(あのとき(>>0:1344)、もっと見てたいって思った顔)
(ずっと、めんどくさいって言葉で人見知り?してたちーちゃんの)
(心をくっつけるの、ずっと苦手そうにしてて)
(心の声を聴くのがへたくそで、いつもむっつりした顔してて)
(だから)
(だけど)
(僕はなにも言われなくて、ただ)
(見てる、ことしか)
[手のひらの中で微かな音とともに時を刻む秒針]
(ああ、これは)
ありがとお。うれしい。
(これは、僕らの鼓動だ)
(重なり合って刻まれてゆく)
うん、ちーちゃん、僕は、信じてたよ。
(これからも)
[目を細めて、はにかむのでした*]
『そうか、それは嬉しいよ。
蘭からはね、学年1位だって聞いていたし、ちょっと風変わりとは聞いていたけれど、優等生タイプを想像していたんだ。
ボクはね、出来の悪い子ほど好きでね、手のかかる生徒ほど可愛いって思ってるんだ。出来の悪い子はね、沢山苦労してきているから、他人の痛みがよく分かるんだ。自分の娘の連れ合いも、そういう子がいいって思ってきた。
だから、どんな優等生が来るのかと思えば、はは、いや失礼、でも、さっきのは楽しかったよ。友達のためになら、ああやって人の前で恥ずかしいこともこなす。いいんじゃないか。そういうの嫌いじゃないよ。
ここだけの話、ボクが蘭の母親と付き合い始めたのも、キミたちくらいの頃だったよ。香港は結構オープンでね。そこいらどこでも若いカップルがキスしてても誰も気にしないとこでね。まあ、そういうところで育ったせいもあって、普通の日本の父親像とはちょっと違うかも知れないなぁ』
[と、うちが部屋に戻った時には一通りお話は終わったみたいです。何の話をしてたんだろう?パパンは、うちからつまみを受け取ると、テーブルの上に広げました。
それから、電話の受話器を取り]
『あー、すみません。000号室ですけど、エクストラベッド一台。それと、白ワイン1本ね。よろしく』
[と、受話器を置いて]
『蘭、良い子だな。今日は、朝まで飲むぞ』
[と、上機嫌のご様子。
但し、アルコール耐性3の逍ちゃんが朝まで持つわけもなく...]
−ホテルの一室−
[多分、逍ちゃんが酔いつぶれて、パパンに介抱されてベッドに寝かされるであろう頃に、うちは、メールを打ちます。もちろん沙絵ちゃん宛に]
TO:沙絵ちゃん
TITLE:メリクリ!☆
沙絵ちゃん、メリクリ!
ラジオ聞いてた?さっきはびっくりだったよ。
たまたま今日うちとパパンと逍ちゃんでディナーに来たら、公開放送だったの。二人に送る曲、どうだったかな?なんか、ちょっと行きすぎっぽかったかもだけど、うちからも、二人の幸せを祈ってますよ!
ちなみに、今日、パパンと逍ちゃん、超仲良くなったよ!
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