人狼物語(瓜科国)


1611 who are you?〜そして誰かがいなくなった〜


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酒場の女主人 ヤーニカ

 だからかね。
 あんたが言ったみたいに、貧民街と言うか、
 奴隷市場から逃げ出したような女の子を助けたんだ。

 その娘は凄く薄汚れていて、ボロボロで
 とても人間扱いされていたとは思えなかったね。

 でもその娘も生きてたんだよ。
 身だしなみを整えれば可愛らしくなって。
 
 あたしは生まれてくる子が女の子なら、
 こんな娘になればいいなって思ったんだ。
 その娘は自分の事卑下してたけど、
 あたしは本当に綺麗だな、って思ったんだけどね。

 1人でも逃げて、生きて行こうとするなんて、
 きらきらと生命力に輝いている様に見えたんだよ。

( 77 ) 2015/08/27(木) 01:15:01

酒場の女主人 ヤーニカ

 だからあの娘をステビアって呼んだんだ。
 白く淡い儚げだけれど、生きる力を持った花の名前。
 あたしの娘に付けるには可憐過ぎて止めたんだよ。

[長い長い話。下らない、本質は何かと訝しがられただろうか。]

 あたしはその娘みたいな子が欲しかった。
 でも生まれる前に消えてしまった。

 でも、でもね。
 その子があたしに……占いの力を遺してくれた。

 あの子が無事に産まれてくるならあたしは死んでも良かった。
 この力が、あの子の命なら……あたしには重すぎる。

 ……それでも……大切なんだ。

( 78 ) 2015/08/27(木) 01:15:26

酒場の女主人 ヤーニカ

 クリスタ。
 どうしようもなく重いって思うのは……。
 その言葉が大切だからだよ。

 クリスタがクリスタである何より大事な言葉で、
 あんたがそれを受け入れるのが怖いのか、
 他に理由があるのか判らないけど。

 受け入れられないから重いんだよ。
 あんたが背負ってると思ってるから重いんだよ。

( 79 ) 2015/08/27(木) 01:15:51

酒場の女主人 ヤーニカ

 自分の心臓を重いなんて思った事あるかい?
 ないだろ?
 その言葉はあんたの心臓だ。

 だから、受け入れな。

 あたしは、この力と共に生きていく。

[まとまりの無い言葉。
だが言葉にすれば自分の胸の奥で脈打つものを感じる。
間違っているかどうかではなく、信じた言葉を
探した自分の言葉で、彼女に伝え、包帯が取り換えられた
肩を押さえて彼女を見つめた*]

( 80 ) 2015/08/27(木) 01:15:57

酒場の女主人 ヤーニカ、メモを貼った。 メモ

( A0 ) 2015/08/27(木) 01:51:59

修道女 クリスタ


 …………。

[天井を見上げたまま、彼女の話>>76に耳を傾けた。
 身篭った子。
 命を大切に思う心。
 自分も、そんなふうになれれば。
 ――もう、機会は永遠に失われてしまった。

 彼女の言葉に嘘はない……ように、思う。
 憑狼はその人の知識のなにもかもを共有することができるのだろうか。
 そうなればいよいよ、信じるための術などないけれど。]

( 81 ) 2015/08/27(木) 01:55:11

修道女 クリスタ


 ヤーニカ様、その子は……

>>77その子は私です、と言うことは簡単だ。
 けれど、今の自分は一人で生きていこうとしていたときの娘じゃない。
 ただ弱くなってしまっただけの娘だ。]

 ……ステビアは今、幸せに生きています。
 命を大切に思える方に救われた娘が……
 ヤーニカ様がそんなふうに想いを込めて名付けた娘が……
 幸せでないわけがありません。

 きっと今頃は……
 好きなひとの為に、茸のオムレツを振舞っています。

[だから、名乗ることをやめた。
 今の自分が、彼女の思い描くステビアだと思われたくはない。]

( 82 ) 2015/08/27(木) 01:55:29

修道女 クリスタ


 やっぱり……
 ヤーニカ様は強い、ですね……。

>>78きっと何より大切にしていた赤子。
 消えてしまっても、それでも遺された力と共に生きていく>>80と、そう強く告げる彼女。]

 私は……
 今すぐに、何が何でも生き抜く、とは言えないけど……

 受け入れ方なんて、わからないけど……

 ……今日を生きることができたら、ちゃんと考えたい、です。

[そうして、生きると結論できたら、きっと。
 あのときの娘は自分だ、と名乗れるだろうから。

 まだ少し目は赤いけれど、視界を歪めるものの消えた顔を下ろして。
 遠慮がちに、彼女を見つめ返した**]

( 83 ) 2015/08/27(木) 01:56:04

酒場の女主人 ヤーニカ

 クリスタ……?

[何故ステビアが幸せだと知っているのだろう>>82
旅の何処か、まさか騒動に巻き込まれと、尋ねようとして。
茸のオムレツ>>1:78を彼女に頼んだ事を思い出す。]

 そうだね。
 幸せでいて欲しいと、あたしはずっと思ってるよ。

[修道女を見ていた瞳を細くする。
苦痛に耐える様に、眩しいものを見る様に。
あなたが誰かを尋ねる事はしなかった。]

( 84 ) 2015/08/27(木) 07:22:30

酒場の女主人 ヤーニカ

 強くなんか無いよ。
 弱いから強くなろうと足掻いてるだけだよ。

[修道女の決意>>83に、今度こそ細めた目は
愛しいものを見つめる様に色を変える。
ここまで出来る狼がいるだろうか。
それでも、生きる事を考えると狼が言うなら。
何処かでいつか何か変わるかも知れない。]

 結社員として、まだまだ甘いと思うけど。
 あんたは変わろうととしている。

 マイダはどうしてか……動かないまま。
 精神をすり減らしてしまったせいかもしれないけど。

( 85 ) 2015/08/27(木) 07:31:20

酒場の女主人 ヤーニカ

 昨日ランスだった狼が言っていた。

 『変わらないからこそ違和感を感じる』って。
 あの娘がそれを示してる気がする。

 それに……変わらないまま神の名を口にする彼女は。

[修道女が狼なら思惑に嵌ったと言う事だろうが。
それでも彼女になら喰い殺されても良いと、覚悟を決めて。
礼拝堂へ向かおうと立ち上がった**]

( 86 ) 2015/08/27(木) 07:31:28

修道女 クリスタ


 結社員……。

[そうか、自分は騒動が終わったら結社員になるのか>>84
 すっかり忘れていた。]

 生き延びたら、嵐が過ぎたら、保護されるのでしょうか……。

[だとすれば。
 狼だった者の体は――きっと、引き渡さなければならないけれど。
 せめて他の人たちは、きちんと埋葬したい。]

[炎はいらないと、あのひとはそう言った。
 その言葉通りにするべきか、それとも。
 迷うけれど、それを考えるのは生き延びてからだ。]

( 87 ) 2015/08/27(木) 08:24:28

修道女 クリスタ


 グサヴィエ様……だった、狼が……。

[変わらないこそ。
 自分は、変わっていないように振舞おうとしていた。
 けれどそうしようとするには、自分はあまりにも弱かった。
 その結果、中途半端になっていた。]

>>86きっぱりと言い切る様は、ランスが人狼であったと知っているかのよう。
 彼女こそがそのランスだった者に成り代わられた人狼か。
 それともランスを占った結果だからか。
 娘にはわからない。わからないけれど、何が何でも生きようと、足掻こうとする彼女はとても眩しくて。]

[ヤーニカに――否、“彼女”に、生きていて欲しい。]

[彼女が人狼なら、きっとこの思いは間違っているけれど。
 後悔のない結論を、出せた気がした。]

( 88 ) 2015/08/27(木) 08:24:58

修道女 クリスタ

[マイダは、どうだっただろう。
 彼女も、変わった……ように見えた。昨日までは。
 キリクを避けていた彼女は、彼を痛みや苦しみから解放させてあげたいというように、自分の制止を拒むようにして、彼から燭台を抜いていた>>3:53
 今思えば、あれはきっと、“人間らしい”行動だ。

 今朝の彼女は……ランスの骸の前で、だれかと会話していた。
 守ってあげる、と言っていたのはきっと、自分ではなく“フィリーネ”に対してだったのだろう。
 変わったと思った彼女は、]

 ……変わらない、というよりも、逆戻りした……?
 …………。

[娘もまた、ゆっくりと立ち上がる。
 礼拝堂へ向かう為に。
 けれど、その前に。]

( 89 ) 2015/08/27(木) 08:25:18

修道女 クリスタ


 ヤーニカ様……
 ……護身用に、あまり肩の負担にならない武器くらいは、持って行った方がいいと、思います。

[マイダが人狼なら。
 足の負傷が癒えてきている自分ではなく、真新しい負傷があり、無防備な彼女を狙うかもしれない。
 それに娘が人狼なら、いつこの鉈が彼女へ向けられるかだってわからないのだから。
 包丁を持つくらいはした方が、と台所へ視線を移した。]

[強くない。弱い。彼女はそう言うけれど。
 やはり彼女はどこまでも強くて眩しい。
 ああ、汚らわしくないとはこういうことか。]

 ……いきましょう。

[礼拝堂へ。マイダの元へ。
 歩き出す前に、娘はヤーニカへ顔を向けて、
 先の細めた目に応えるように、ぎこちなくも、作り物でない笑みで笑いかけた**]

( 90 ) 2015/08/27(木) 08:26:14

傷病者 マイダ

― 礼拝室 ―

[以前祭壇代わりだった長机の前には赤黒く変色した血の魚。
真っ二つになった椅子と、床板の傷。血の跡。

あの日も今日も、暗い空には雨が降り続いていて。
目を閉じて血の跡を閉めだしてしまえば、あの日の一瞬の続きに戻れるのではないかとさえ思える。

何もかも、止まない雨が見せた悪い夢に過ぎないのではないかと]

 ねえ、もう2人とも決めたかなあ。
 きっとそろそろ来るよね。

[薄暗い室内、閉じた扉の正面。
いつかと同じ壁際のベンチに腰かけて2人を待っている]*

( 91 ) 2015/08/27(木) 18:08:03

酒場の女主人 ヤーニカ

   − 食堂 −

[今の今まで自分達の立場を忘れていた様な
修道女の様子>>87に苦笑する。
その頭を撫でてやりたいが、それは自ら歩こうとする
彼女にするべきことではない。]

 保護してくれるかどうかなんて思わなくて良いよ。
 二度も騒動を生き残る優秀な結社員だ。

 向こうから頭を下げて貰う位の気概で行こうじゃないか。

[命を落とした者に心を向けているとまでは気付かずに
共に行こうと手を差し出した。]

( 92 ) 2015/08/27(木) 22:23:17

酒場の女主人 ヤーニカ

 逆戻りしたくなったとしても。
 戻らないんだよ。

[マイダが人間であれば、
その心はどれだけ傷付いているだろう。
いや、人間ではなく、狼だとしても。
演技では無く、前に進まないのなら。]

 前に進むのを止めたら、駄目なんだよ。

[どちらかしか生き残れないのだから。]

 そうだね。
 あまり振り回せないかもしれないけど。

( 93 ) 2015/08/27(木) 22:30:13

酒場の女主人 ヤーニカ

[武器をと勧める修道女>>90に頷いて、
手斧や鋤があれば良いと思ったが、嵐の中出て行くのは
体力を消耗するだけだ。

使い慣れた包丁と意味は成さないだろうが、
鍋の蓋を盾代わりにそれぞれ片手に取った。]

 ふふ。
 お城の騎士様みたいだろ?

[こんな時なのに、こんな時だからか。
笑顔を見せる修道女に、おどけた様に笑い掛けて、
礼拝堂へと歩き出した。]

( 94 ) 2015/08/27(木) 22:30:19

修道女 クリスタ


 騎士様……
 ……ふふ、素敵ですね。

[相変わらずぎこちない笑みを浮かべたままだけれど。
 >>94おどけてみせる彼女へ、安堵したように息を吐いた。
 これから、ひとを殺すというのに。]

[そうして娘も歩き出す。
 ランスの骸を一瞥し、一瞬瞑目してから、その横を通り過ぎるように。]

( 95 ) 2015/08/27(木) 22:35:29


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生存者 (3)

修道女 クリスタ
54回 残771pt 飴飴
傷病者 マイダ
21回 残2028pt 飴飴
酒場の女主人 ヤーニカ
46回 残1065pt 飴飴

犠牲者 (3)

茶屋 アリス (2d)
牧師 キリク (3d)
彫師 ランス (4d)

処刑者 (2)

墓守 マコト (3d)
妹 ニイナ (4d)

突然死者 (0)

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