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[夢を見た。]
[仕事の影響が抜けなくて、夜なかなか眠れない自分。
朝食時になってから起き出して、またニイナに心配されて。
彼女がランスと仲良さげに話している様を、自分は目を細めて見つめるのだ。
マイダは変わらず自分を敬遠気味で、そしてその自分はキリクを敬遠して。それでも少しずつ、対話らしい対話をできるようになって。
ヤーニカの反応を気にしつつも、昼食には茸のオムレツを振舞って。
そして、――――]
[戻らないはずの日常が目の前に広がって、
それらすべてが、粉々に壊れていく夢だった。
だれかとだれか――ふたり分の面影だけを残して*]
― 朝/マコトの部屋 ―
[赤く腫れた目を覚ましたときには、冷たい手を強く握っていた。]
……生きてる……。
[今日も生きている。
ニイナが人狼だったなら、もう犠牲は出ない……のだろうか。
それとも、推測通り犯人が二人いたなら、また誰かが。]
……ちゃんと、殺さないと。
生きないと。
――――が生きるために……最後まで。
[何のために生きるのか、既にわからない。
けれど、生きて欲しいと願ったひとはいる。
これまでは、自分が生きることしか考えていなかった、のに。
彼に、生きていて欲しかったのだと気づいたときには、もう遅かった。
彼女は、まだ生きている。
彼女を生かしたい。
彼女に狼が憑いてしまったのなら、この手で。
思い返せば、執行するなどと言って、自分はここへ来てから何もしていない。
今度こそ、手を汚すのは自分の役目だ。
もう、生きたい理由は、それしかない。]
ぜんぶ……終わらせてきます。
[手を離して、ベッドを支えに立ち上がると、
かたりと、壁とベッドの間で何かが動いた気がした>2:29**]
[足や腰よりも何より肩が痛む。
痛むと言うより熱いと言うべきだ。
気力も削げ落とされた感覚に、それでも歯を食いしばろうと
するのは隣に修道女がいたからだ。]
……そうだよ。生きないといけないんだよ。
[間近で聞こえる彼女の声>>8に、
自分に言い聞かせるように同じ言葉を繰り返す。]
そんな事、今考えなくても良いよ。
一緒に生きる事が出来なかった。
でもあたしもニイナも……化け物だって生きたいんだ。
だから生き残れた方が生き続ける。
今は、それだけで良いんだよ。
[瞳から零れる彼女の温もりを拭うには腕が痺れていて。
何より紅い手が彼女を汚しそうで出来なかった。]
……あたし「は」じゃないよ。
あんた「も」だ。
狼じゃないなら、一緒に生きよう?
[彼女の背負った物もきっと重いものだろう。
だが彼女は押し潰されず、今ここにいる。
人狼では無いのなら、彼女もまた生きようと、
軽く彼女の身体を元気づける様に叩いた。]
ありがとね。
あんたも、クリスタ、だよ。
[油断させる狼の妄言かもしれない。
だが今はその言葉通り受け取った。]
− 食堂 −
[食堂にはランスがまだいただろうか。
何があったかと尋ねられれば、豹変したニイナに
襲われ、彼女の最期を話しただろう。
ただ、彼女が「おにいちゃん」と言う人物を
心の拠り所にしていた事は伏せていた。]
ランス……一番嫌な思いをさせてすまないけど。
ニイナにシーツ被せておいてくれないかい?
女の子が、あんな姿じゃ可哀想だよ。
[ランスに酷な頼みごとをしていると判っていても、
目を逸らさずに彼に頼んだのは、表情を読み取る為。]
何であれ……ニイナの最後の食事。
無駄にはしたくないんだよ。
[修道女に傷の手当てをして貰いながら>>12
明日は熱が出るだろうと予想は付いた。
獣に襲われて、ボロボロになって辿り着いた旅人が
大体そうだった。
体力が落ちた者はそのまま目覚めぬ時もあった。]
薬草煎じておかないとね……。
[熱冷ましが必要だ。
早く嵐が過ぎて結社員が来ないだろうか。
そんな事を考えながら、
少し焦げた香りの付いた食事を口にした。]
[マイダの姿は何処で見つかっただろうか。
ニイナの話と処刑が取り止めになった事を話したが、
彼女は変わらず不動を貫いただろうか。]
あたし、ニイナに用があるから。
[議事録にはニイナの最後を事実だけ書き込んだ。
憶測を書くものではないし、きっと真実は違うだろうから。
真実は1つではない。関わった人の数だけあるのだ。
1つしか無いのは事実だけだ。]
ニイナ……あんた、これからなのに。
早くお兄ちゃん子、卒業してイイ男見付けなよ。
[頭の傷以外は綺麗なその顔の血を落とすと、
自分の真珠の耳飾りを彼女に付けて、口紅を塗ってやる。]
ほら、あたしほどじゃないけど綺麗になった。
それあげるよ。
あたしはもう酒場の女将じゃ無い。
結社員……占い師だよ。
[物言わぬニイナに過去との決別を告げると、
もう一度その髪を撫でた。]
アップルパイ……食べて欲しかったね。
あんたと一緒に作りたかったよ。
[そう未練だけを告げた後は、振り返らずに自室へ。]
− 夢の中 −
[肩の傷の痛みで夢はおろか、
眠りに就く事も出来ないのではと思っていたが、
ベッドに横になると泥に沈む様に意識は無くなった。]
ねぇ、あんた。
あたしの子供、知らないかい?
[連続で視る夢。
今回は何故か夢の中だと気付いていた。
そして自分が声を掛けている相手が誰かも。]
ねぇ、あたしの子供知らないかい?
……ランス。
[湖の水は赤黒く染まっている。
判っている。
あの子が「おにいちゃん」と呼べるのは。」
ランス……あんたは最初からランスだったのかい?
それとも、牧師様から、
いやそれ以前から変わってたのかい?
[差し出された赤ん坊は
血に染まった牙をこちらに向けていた。]
……ランス……。
[肩の痛みで飛び起きる事は出来なかった。
いや、驚いて起きる必要はなかった。
答えは多分判っていた気がしたから。]
本当に……終わりにしないと、ね。
[ランスはまだランスだろうか。
今日も犠牲者がいるとすれば。
どちらかが化け物だ。]
あたしは、あたしは……。
[普通に生きたかった。
マイダに漏らした望みをもう一度声にする。
声にする事で、それが叶わぬ事だと認識した。]
あたしは……生きる。
[ここに閉じ籠っていても、通り過ぎてはくれない。
案の定熱を持ち、身体を苛み出した肩を押さえ、
ふらつきながらも閉じ籠る事を止めた。]
朝食、作らないとね。
[もうニイナはいない。
窓の外ではこの騒動を見守る様に嵐が風と雨の腕で
建物を包み続けていた。
まだこの中にいるだろう狼と、人の為に、
食事を作ろうと重い足取りで食堂へと向かった**]
― 資料室 ―
[早朝――『マイダ』の姿は資料室にあった。
以前にも何度かこの部屋を訪れているらしい。
ヤーニカは深手を負っていたようだが、彼女や、その介抱をしていたクリスタはもう起きているのだろうか]
[昨日、血を流しながらもヤーニカが戻ってきたとき。>>24
ニイナの死体にシーツを、と頼まれると、驚いたふりをしつつさすがに目を逸らした。
罪悪感があったわけではない。
ただ、食堂にいた自分が既に事の顛末を知っているということが、表情に出るのを怖れた。
その後礼拝室で遺体にニイナの部屋からとってきたシーツを掛けながら、もっと悔しさと悲しみを装うべきだったか、と今更になって思った。
とはいえ、全く後悔がなかったわけではないので、まああえて言い訳しなくとも構わないか、と思い直した。
彼女は察しているのだろうか。
そうだとすれば、新たな姿に成り代わったのは正解だったか。
いや、むしろそのままでいるべきだったか]
[そんなことを考えながら、年代別に並べられた資料の背をなぞっていた指先が、12年前で止まる。
娘の手にはややあまるかというその分厚い本を棚から引っ張り出し、机の上に広げた。
経年劣化しつつある紙を破らぬよう、慎重に頁をめくっていく。
人狼の目撃証言。
結社による封鎖と、その後の顛末。
生存者と犠牲者の数。
結社の名を背負い渦中へ向かった者と、戻ってきた者の数。
収められているのは、結社によるあらゆる活動の記録。
全体の中ほどまできたところで、はたと手が止まる。
開かれているのは、当時行われたある抑止措置の顛末の記録]
種別:駆除
経緯:
××地域より狼による襲撃被害が報告される。夜間に2名の犠牲者が出たとのこと(いずれも男/子供)。
30km圏内で過去10年に人狼騒動2件(通番号…および…)
対応:
検死を行うも、人狼によるものと確定は出来ず。
付近を捜索、山中に狼の巣穴を発見。念のため、地域住民の協力のもと巣穴に火を放つ。
6ヵ月経緯観察、異変は無し。
結果:完了
S. J.
完了、なんだ。
友達とか家族が死んじゃったときは、みんな凄く悲しむのにね。
[見知らぬ誰かの死に対して、人はいつだって冷淡だ。
誰かを犠牲にしたことに気づけないのなら。
誰かを犠牲にして苦しむのなら。
また彼ら自身の手で殺させてやろうと思っていた。
なのにマコトもニイナも、誰の手も汚させずに逝った]
ねえ、最後だから、失敗できないよね?
[そっと資料を閉じると、本棚に戻し、資料室を出た]*
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