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[人を、恨み抜くことは難しいと、思う]
でも。そうだな。
これは全部、ただのおれの感傷だから。
若君様がどう思うのかを見て、それからまた変わるんだろう。
おれの中に燻る想いが、ただの情なのか怨みなのかどうか。
自分だけでわかるにはまだ、おれは子どもすぎるんだ。
[赤く染まった式を見上げて、笑う]
矛盾――。そうだね、矛盾してる。
自分でも時々、自分が何言ってるんだかわからなくなるよ。
[肩を竦める。それでも短刀は手放さずに]
殺すかもしれないし、殺さないかもしれない。
それはまだ、判らない。
憎い、と殺したいと思う気持ちと、ただ悲しいと思う気持ちが、おれの中でぐるぐるしてるんだよ。
分からない、判らないから
――――それで、
私に訊ねるのか?
それらしきものを持つといえ
[そう言うとき、憎憎しげに顔を歪めた]
人でもない私に訊ねるとは気が違ったとしか思えぬ。
[桐弥の胸元に指を突きつける。
赤く、指のあとをつける。]
おまえ自身に訊ねれば良いだろう。
その為の鍵は既に渡した――――
あんたに尋ねてるって言うよりそうだな。
言いながら、自分で確認してるんだ。
確かに、あんたは式だ。でも、主を欲してたんだろう?
その思いは、人も式も変わらないさ。
誰かを欲しいと思う気持ちは。
[まだ、欲しいと思うのだろうか]
ふうん。
変わらぬものかな。
お前が云うのならそうかも知れぬし、
童の戯言かも知れぬ
……それは私には判らない。
欲したことだけは事実だ。
未だ満たされぬ、が
それを満たす術も知らぬ。
満たす、術、ね。
本当の式であれば、主に聞くのだろうけど。
おれも、あんたも。もらえない答えを探してるんだろうね。
[短刀から手を離し、鳶尾の頬へと当てて]
[指が、触れた先から仄かに藤の匂いが立ち上り、はらりはらりと怨みの痕が剥がれて行く。自身は、落ちればいい、と思うただけだったが]
おれの手は、もう汚れてるんだ。
[指で唇に触れ]
[はらり]
[怨みの落ちたそこに、以前されたと同じように唇を重ねて]
[甘い香りが、より色めき立つ様に]
[踊る]
さっきの、お返し、だ。
[甘さに酔わぬ前に離れて]
おれは、若君様を探す。安倍がここにいたのなら、若君様とは別だったのかもしれない。
汐さんも見当たらないから……あの法師なら、あの後どうなったのか知ってるかも。
[その手のここちよさに、未だ消えぬ痛みはやわらいだようでした。]
ありがとう、無我。
ご恩を受けたら返さねばならぬのに…わたくしにはどうしてよいのか分からぬのです。。
[問いには答えず
もし葛木が拒まぬなら 白く透ける衣を肌蹴
ほそりしなやかな胸板に身を寄せ 朱線と痛みを全て請け負うであろう]
[その後]
[文字を狐の繊手に綴る]
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