情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
小娘で、構わないわ。
大人になんか、なれなくていい。
[――そう。
あの人形と、ずっと''同じ''でいたいのだ。]
優しくなんか、してくれなくていい。
私は、あなたの優しさなんていらない。
[――そう。
与えられる優しさは、あの人形のものだけでいい。
それなのに、何故だろう…。]
ギルバート……
[目の前の男の瞳から、視線を反らせず。]
それじゃ俺もお前さんのことは嫌わないといけなくなるな。
俺は子供は嫌いなんだよ。
[見つめられる様に少し訝しげに]
…何だ?
[人の顔じろじろ見るのはマナー違反だと言いたげに視線を返す]
[喉まで出掛かった言葉を、ぐっと飲み込む。
何が言いたかったのだろう……。]
おまじない、してくれない…?
[本当に言いたかった言葉ではない。
与えられる優しさではなく、与える何か――。
シャーロットは、少し俯きながら、ギルバートに一言呟いた。]
(眠れない…
この、気持ちが募れば募るほど…)
……どこでもいいわ。
眠れるようになるのなら。
[――あなたを、感じられるのなら。
その言葉は、きっと聞こえてなかったであろう。
何故、感じたかったのか。
感じて、どうするのか――。
分からない何かを知りたくて、シャーロットは呟いた。]
[俯くシャーロットの瞳が、展示室に敷かれた赤いカーペットを映す。
赤と青が一つとなり、紫色を奏でたようだった。
その瞳の色の変化に、ギルバートが気づく事はあるのだろうか。]
[「なんか悪いもんでも食べたのか?」
とは流石に口にせず。どういう風の吹き回しかは知らないが]
そんなら悪い夢、見ないようにだな。
[唇寄せるのは少し腫れの残る二重の眼。あのときのように髪を撫でてキスしてやった。
唇を離して一言]
次はちゃんと何かお代でももらおうかな?
まずはしっかり寝ておけよ。
[一瞬、紫色になった瞳は、少しだけ閉じられる。
与えられた感触に、シャーロットは暫し浸る。]
……ありがとう。
これで、眠れるわ。
[再び開かれた瞳は、青――。]
お代、ね。
……次があれば、考えておくわ。
[次は、必ず来る。
その時、シャーロットは何故に、おまじないを望むのだろうか。]
おやすみ、ギルバート。
[そう言うと、シャーロットは展示室から出て、自室へと向かった。]
あぁ、おやすみ。
[瞳に唇を落とす瞬間に見た紫色の目。見逃すはずもなく。
あれは色が混ざったのか、それとも……。
白い裾を翻して自室へもどる彼女を黙って見送る]
…小娘、か。
[あのとき何を感じたのか。きっとそれがわかるのはもう少し先の気がした……*]
―一階:自室―
[大きく一つ、息を漏らす。
隠していた人形を、ベッドの上へと乗せる。]
不思議、ね…。
あの子でなくちゃ、満たされなかったのに。
あなたでも、心が落ち着くわ。
傍に、人形があるだけで、こうも穏やかになれるなんて。
あの子の魂が、あなたにのりうつってるのかしら。
[魂がのりうつる――。
そんな事が、果たしてあるのだろうか。
シャーロットは、傷ついた人形の隣に横になると、指でそっと瞳に触れる。
微かに残る、男の感触に包まれるかのように*眠りについた。*]
【→食堂へと続く廊下】
[カミーラの横を歩きながら、彼女の言葉に目を伏せた。]
……そうですね。
過酷な状況にその度反応していたら、…精神がやられてしまいます。
人はその都度慣れる事を覚え……生きていく為に、色々な事に鈍感にならざるをえないのかもしれません。
…それも悲しい事ですけど。
[そう言って、カミーラに向かって微かに微笑む。
おそらく、幾たびもそのような状況を乗り越えて来たに違いない、彼女の言葉の重みを感じながら…]
【食堂】
[白いクロスのひかれたテーブルの上には、すっかり冷めた料理が手付かずのまま残っている。
空いている席に腰掛けつつも、なんとなく手をつける気にならない。
一つ小さく溜息をついてから、カミーラに向き直る。]
…カミーラさん。
一つ忠告しておきますね。
貴方は…無防備過ぎます。
[怪訝な顔でこちらを見るカミーラに、更に話を続けた。]
……床に転がっている、アレを見ましたか?
人の頭を胴体から切り落とすのは……簡単じゃありません。
アレのあった部屋を軽く見回しましたが、…首を切り落とせるような道具はありませんでしたね…。
ならば、「それ」はどこにあるのでしょう?
それと、数。
あれだけの量を、老人と館の主人だけであんなにも積み上げられるものでしょうか?
[淡々と、日常会話のように抑揚無く話す。]
……一人になるのは危険です。
部屋の鍵を開けておくなんて…どうぞ殺してくれと言っているようなものじゃないですか?
[そう言ってから、そこで話を切り、目を瞑る。]
…一つ謝らなければなりません。
貴方が「部屋の鍵を開けておく」と言った時、私はあえてそれを遮りませんでした。
……その言葉に反応して、万が一客人の中に……紛れている敵が居たら何か馬脚を現すかもしれないと思って…。
[大きく溜息を吐き、手で顔を覆う。]
……嫌な人間でしょう?
誰の事も信用していない上に、人の行為を利用して罠をはろうなんて…。
─ 回想 ─
[ここはどこか。
人形達が騒がしい。あの雷の後から屋敷の中ががらり変わった。
しかし老人が慌てる気配は微塵もない。
主人が殺される少し前、大きな雷落ちた直後。
主人の様子を見に行こうと、ランタン片手に地下室へ。
そして異変が眼に映る。]
…逃げた、か?
[ずらりと並ぶ人形たち。数体のオートマータの姿がない。微かに白い眉を吊り上げて。そこにあった筈のもの。
斧もつ樵、鋏握る美容師、数体の小人の針子、包丁操る料理人…]
ほぅ。動いたか。とうとう、動いたか。
人形どもが…。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新