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[噂…それは人殺しのこと。
ここの主人は、人の皮を剥いでそれを人形にするそうだ。
人形の肌がリアルなのは当然。本物なのだから。
髪も爪もすべて本物、えぐり取られた目玉だけが虚ろなガラス。
生きている人間が訪れると妬ましがって…最後は取り殺してしまうのだそうな。そしてそれはまた主人の手で人形に。
増える増える、人形という名の死体の数が]
[予想通りの反応に、シャーロットは安堵の表情を浮かべる。]
そうね、これ以上人形に恨まれるのはごめんだわ。
[これ以上――。
既に、恨まれているというのか。]
私だって、大事にしたかったわよ。
でも……
[突然、小さく、ぽつりと呟く。
しかし、それ以上の言葉を、シャーロットはぐっと飲み込んだのだった。]
……話しすぎたわ。
私は、部屋に戻るわね。
[まだこの場に残りそうなギルバートにそう言うと、シャーロットは一階への階段の方へと向かった。]
― 2F:客室 ―
[カタカタとぎこちない動きで人形が荷物を置いている]
……。
[その表情は、と、彼女をみつめていたけれど、人形の瞳はただ目の前の荷物にだけ注がれているように見えた]
どうもありがとう。助かったよ。
…まったく健気なものだね。文句ひとつ言わずによく働くことだ。
[そうねぎらいの言葉をかけても、彼女は何も感じることのないように、冷めた表情でそのまま部屋を出ていこうとする]
[その途中、あの視線を感じる――。
憎しみ、妬み、そして、ある感情をのせた視線――。
シャーロットは、地下に潜む''存在''に、まだ完全に気づいてはなかったのだった。*]
― 2F:客室 ―
…お待ちなさい。
[そう言って、部屋を出ていこうとするゼンマイ人形の前に立つと、まるで人形がこちらを真っ直ぐ見上げてるように思えた]
[そのまま虹彩のあるような無いような、不思議な瞳をみつめ返し、視線を下げていく]
きみは…話せないのか…
[物言いたげな口元は軽く開いて、隙間から小さな歯が覗いている。もしかしたら動くのではないか、と期待しながら見つめていたけれども、彼女が言葉を紡ぐ事はなかった。]
あぁ、お休み。
[戻るというシャーロットに、自分はまだここにいるからと先に生かせる。一人になった方が都合がいい。
視線には先ほど気づいた。殺気というか、狂気というか。
今まで「仕事」でそれなりのモノには出会ってきたが流石にこの気配は普通じゃない。
ぶるり、と寒気に身震いをするとまた目的のものを探しだす。
小さな音でも妙に響くその部屋。何をしても反響する。そして]
……?こいつ…は…?
[じっとそれを見る。そこにあるのは一体の人形。赤い髪のフルートを吹く人形の隣にあった、透通るような儚い、花を抱く青い乙女]
― 2F:客室 ―
……。なんでもない、いいんだ。
いいよ、行って。荷物をどうもありがとう。
[そう人形に話しかけながら、ちょうど人間にするように軽く彼女の髪に口付けすると、そのまま廊下への道を開けて人形を促す]
[カタカタカタ…]
…行ってしまったか。
[一人部屋に残されて、ごろりとベットに横たわった彼は、帽子をベットサイドに置くと、そのまま少し眠ってしまったらしい。
起きたら、荷物の整理をしなければ――と、そう考えながらも、
あとは夢うつつ―――**]
[青い人形。紅い人形。対照的な、不思議な二体。
うっすらと開かれている目の前の4つの視線。
目が離せない。綺麗で、不気味で、恐ろしくて。
ただのガラス玉なのに。本当の死体の目よりも恐ろしい何か。
目的も忘れ、暫くその人形を魅入られるように見つめていた。
自分がその後、どうなったかも気づかずに──*]
[2F廊下。例によって掃除のメイド人形に追い出されたらしく退屈そうにあちこちを覗き回っている]
でもねえ。ここの屋敷はどうも嫌な臭いがするよ。
お人形さん達やあの爺さんが頑張って掃除しているみたいだけど、カビ臭さに紛れて多分大抵の奴らは気付かないだろうけど。
あたしがいた、あの孤児院と同じ臭いだ……
それに、誰もいないはずなのに何だか見張られているような気がする。あの人形達や屋敷のあちこちに監視カメラでも仕掛けられているのかね?
[適当に飲み物でも飲むか、と再び食堂の方へ向かおうとする。階段を下りたところで遠くに見える少女の姿]
ん?結局男共はお嬢ちゃんのエスコートはしない気なのかね?いかんねえ、たるんどるよ。不安がってる若い娘なんてちょっと押せば簡単に落とせそうなのに。
[何を思いだしたのか、一人でくすくす笑っている]
しょうがないなあ。お姉さんがここは一つご機嫌伺いをするとしますかね。
[そっとシャーロットの後をつけて、彼女の部屋の前でいきなり背後から声をかけた]
昨日はありがとう。今から食堂でお茶にしようと思うんだけど、あなたもいかが?
―回想―
[地下室から自室へと戻ったシャーロットは、眠ろうとベッドに身を横たえるも、なかなか眠れずにいた。
外は、風が強いのか、開かない窓をカタカタと揺らす。
その音は、まるで、さきほど地下で聞いた''あの音''のように思えたのだ。
屋敷に来てから、まだほとんど日は経っていない。
しかし、シャーロットはもう何日もの間、ここに居るような気がしてならなかった。
大きく、一つ、ため息を漏らす。]
化け物屋敷、ね……
[ギルバートが発した言葉。
ここが本当に化け物屋敷であるのなら、自分にとっての化け物とはあの人形であろう――。
しかし、明日になれば、この屋敷を出られるという思いが、やがてシャーロットを夢の世界へと導くのであった。]
―回想終了―
―一階:自室―
んー……
[シャーロットは、ゆっくりと瞳を開く。
目に映るものは、自室の天井。]
今、何時…?
[部屋の中を見回すも、シャーロットの部屋に時計はなかった。
しかし、空腹感を覚えたシャーロットは、眠ってからある程度の時間が経った事に気がついた。
ゆっくりと、身を起こす。
乱れた髪を手ぐしで整えようとするが、髪はしっとりとしており、シャーロットはその手を止めた。]
シャワー、浴びたいなぁ。
こんな姿で帰るわけにはいかないしね。
[くすっと、小さく笑う。
シャーロットはメイド人形にバスタオルを持ってこさせると、一階のシャワー室(トイレと共用)に向かった。]
―一階:シャワー室―
[トイレと共用だからか、シャワー室は人一人入れる程狭いものだった。
しかし、そんな事はあまり気にならず、シャーロットは身についた汚れを清めていった。]
ふぅ……
気持ちよかったわ。
[白く細い身体を、バスタオルで包み、目の前の鏡にその姿を映す。
シャーロットの目は、鏡に映る、身体のある部分で止まっている。
そこには、一つの小さな痣――。
シャーロットは、手でそっと撫でると、先ほど脱いだ服を再び身に纏った。]
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