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俺のいう災難ってのはあのやたら騒ぐ小娘やらシスターやらだ。
あいつらが騒ぐと逆に向こうを逆撫でするだけだろうに。
とばっちりなんぞうけたかない。
[紅茶はもう一口で飲み干して]
どうせ前から人殺しの噂はあったんだ。それが事実だっただけだろう。噂しておきながら実際目前にすると泣き喚くのは勘弁してほしいな。
ついでに俺自身は人形そのものには興味ない。少し用事があってな。
あんたは?
―一階:食堂―
[ハーヴェイに連れられ、食堂へと入ったシャーロットは、既にギルバートとナサニエルが言葉を交わしてるのが目に入った。
あれから、どれだけの時が流れたのだろうか。
エントランスに掛かるからくり時計が、ぼーんと時を鳴らす。
その音は、食堂の中まで響き渡るのだった。
シャーロットは、ギルバートとナサニエルから少し離れたところへ腰を下ろす。
暫し、そこに居る人と言葉を交わした後、ハーヴェイは部屋に戻るとシャーロットに告げる。大丈夫かい、と問われれば、こう答えるだろう。]
大丈夫、です……
少しは、落ち着きましたから。
[――大丈夫、である筈がない。
しかし、シャーロットはそう言うと、ハーヴェイを見送った。]
[ギルバートの率直なものいいには、可笑しそうに微笑んで]
ククク…なるほどね。向こうの神経を逆撫でする…と。
[ふむ、と頷きながら、また一口、紅茶を呑んで]
人殺しの噂か…
わたしか?わたしは、同じく噂の人形を見にきたのさ。
仕事でスランプにあっていてね。どうにも人形芝居のアイデアが浮かばない。
不気味な噂も、ものともせずにこの屋敷にやって来るくらいだからね。どれほどの人形狂いかわかるであろうよ。
ククク…
[と自嘲気味に笑って返すのであろう]
芝居を打つ前にここの人形に芸でも仕込んだらどうだ?
結構鞭でも振るえば動きそうだぜ、ここの人形。
でもって人形狂いの中から是非俺は外してほしいもんだ。
[ハーヴェイを見送るシャーロットには面倒くさそうに言葉を投げた]
あんまり強がりいっても意味無いぞ、小娘
[ナサニエルと言葉を交わしていたギルバートが、シャーロットに言葉を投げる。
その言葉は、相変わらず刺々しい。]
(小娘って、あなたと然程年は変わらないわ。)
[そう言いたげな表情で、ギルバートを見つめた。
シャーロットは、ギルバートに言葉を返すことはせず、無言のまま食堂を後にした。
去り際、ナサニエルとカミーラには、小さく頭を下げ――。]
ははは…人形に鞭だって?
[思わず声をあげて笑ってしまった]
そんな人形師がいたら、お目にかかりたいねぇ。
人形ってのは、作り手の分身のようなものだと…
わたしは勝手に思っているのだけれど。
[そう考えるギルバートの方がきっとまともなのかもしれないとも、考えて]
そうだな。確かに君は、人形狂い…ではなさそうだ。
ははは…不思議なものだが、かえってそれが俺には心地よい。
ふ…同属嫌悪ってやつかね。
君と話せてよかったよ。
これからしばらくは、閉じ込められている仲だ。
よろしくな。
[そういってギルバートへ微笑んだ]
[ぴーぴー泣く女は皆小娘だとからかい半分の視線を返したことだろう。ナサニエルの自嘲気味の笑いには少し疑問を感じながら]
人形が分身?俺には縁のないこった。知りたくもない。手をかけるのは自分の世話で十分だ。分身欲しさに殺されてたまるか。
さっきも言っただろう。俺自身は人形にそこまで興味はないんだよ。
よろしくするのもいいが俺の邪魔はしてくれるなよ。
ところで…人形芝居なんてやってると人形の気持ちってのもわかるようになるんかね?さっき貼り付けにされたあの人形、あんたはどう思った?
[ギルバートとシャーロットの様子を眺めて]
ふぅん…
[呟きながら、何かを思う。シャーロットが頭を下げるのをみれば、こちらもわずかに頭を揺らして会釈しただろう]
かわいらしい子だね…髪が長くて素敵だ。
どうやら君の連れではないらしいな。
[シャーロットが去るのを見送りながら、相変わらずなギルバートの言葉に喉を鳴らして笑う]
邪魔…?
[キロリと一瞬、眼を光らせたけれども、ギルバートへそれ以上追求することもせずに]
ふふ…邪魔など…
するつもりは毛頭ないさ。こちらこそ、おかまいなく。
[つと、紅茶のカップをソーサーに置き]
貼り付けにされた人形…?あぁ。そうだな。
[空に目をやり答えるだろう]
…犠牲。哀れな犠牲者、と、俺はみた。
みせしめに吊るされるなんて、まるでイエス様のようじゃあないですか。
と、思う俺はおかしいのかもしれないがね。
ふふふ…そうだな。長く人形とつきあっていると、時々聞こえるのさ。人形の声が…ね。
[そう目を伏せて呟いた]
さて、そちらのお嬢さんはどうお思いなさるかな?
[老執事に食ってかかっていた黒髪の女性がその場にいたら、そう尋ねたかもしれない]
*
[女性はなんと答えただろう。答えずとも、自分が興味深げに彼女をみていたことは確か。
芝居を生業とする身、人形作りに携わるものならば
人間観察はかかせない。
その仕草や言葉遣いにも注意を払って話しを聞いていたことだろう**]
[その後、自室に戻る事なく、シャーロットの足はある場所へと進む。
自室に戻らなかったのは、あの扉に縫い付けられた''もの''を見たくないのか、それとも何か別の理由があるのか――。]
やっぱり、ここにいたのね。
聞こえたわ……。
[何が、聞こえたのだろうか。
シャーロットの瞳に映る''もの''は何なのか――。
まだ残る腫れた瞳で、''それ''を見つめる。
それは、嘗てのものとは違い、憐れみとも思える瞳で、無言の会話を続けていた。]
でも、どうやって、ここへ…?
[''それ''は何も答えない。
しかし、シャーロットは、その答えが分かったような気がした。]
……そう。
待たせて、ごめんね。
もう、離さないわ。
[シャーロットは、再び頬を濡らす。
それは、先程のものとは、大きく意味が違っていた。
シャーロットがどこに居るのか、知るものがいるとするのなら、それは表向き、感情を持たぬ''もの''のみ。
シャーロットが歩いてきた床は、既に綺麗に掃除されており、汚れ一つなかった。
奥の部屋から聞こえる''かたかた''という音。
恐らく、屋敷の主が、また新たな命を生み出しているのであろう。
その事には気づいてないのか、シャーロットは''自分''と*語り続けた。*]
【二階自室】
[階段を駆け上がり、自室に飛び込むと震える手でドアを閉める。
呼吸は荒く激しく、しんとした室内に大きく響いた。]
はぁ…はぁ…
[心臓の脈打つ音が、まるで耳元で鳴っているように大きくて耳障りだった。]
[ふいに、背後に人が立っているかのように感じ、びくりと体を震わせる。
両の手が背後からステラの首筋を撫で上げ、そして指先に力が込められた。]
(……しておいで……ステラ)
― 食堂 ―
[幾ばくか話しをした後]
…さて、おかげさまで、いくつか芝居の案が浮かんできたよ。合う人形も、その人形の動きもね。
[先程の騒ぎを思い出しながら]
ふふふ…おっと、人形の話には興味がないのだっけね?
[ギルバートに向かい、愉快そうに言い放つ]
そちらのお嬢さんも、失礼いたしますよ。
では。
[軽くその場にいた者に会釈をして、食堂を後にした**]
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