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そうだ。
暇な時で良いが、いや、儂が探す。
60年位前と、30年位前の各地の人狼騒動の情報は何処にある?
[今更調べても何も出て来ないのは知っている。
飽きるほど見ていた資料だ。
手を伸ばさなくなってどれだけ経つか判らなくなった資料を
求めてテレーズに問うた。]
結社員としては見習いでも。
薪割りや料理は出来ますからね!
食べたいものこっそり言ってくれれば、作りますよー。
[擡げる不安を振り払うように勤めて明るい声を出す。]
村の設定が変更されました。
[食堂の隅でポリポリと鼠がとうもろこしを齧っている。]
「チュウチュウ。
定員を確定したよ。
丁度0:00に始まるよ。
天声が入るけど、各自のタイミングで日付は変更してくれて良いよ。」
[鼠は人の気配に気付いて走り去った**]
村の設定が変更されました。
― お手洗い ―
[今頃は昼食時か、それとも未だ鍛錬に勤しんでいる人達がいるのか。
いずれにせよ、彼らの調子についていけないフィグネリアは、ついついこうやって一人になれる場所を探しがちだ。]
[人狼の存在を当たり前のように信じているらしい姿は、狂信的にも映るから。]
人狼なんて、魔女と同じよ……
[そんなものは存在するわけがない。
などと、同僚の前で口にはしないし、成り行きとはいえ結社員となった以上基礎知識くらいは頭に入れている。
けれど魔女狩りも人狼騒動も同じようなものと認識しているフィグネリアは、心底では人狼を信じていないのだった。]
[ここ10年間、人狼とやらの存在はこの辺りで確認されていないらしい。
気に入らない奴は告発し火にかけるような魔女狩りと比べ、人狼審問の世界はなんと平和なことか。
おまけに自分はもう決して疑われる事がないというのだから、涙すら出てくる。]
感謝しているわよ、ねぇ先生。
[言葉とは裏腹に、鏡に映ったフィグネリアは、自嘲気味に歪んだ笑みを浮かべていた。]
大吹雪……。確かにそうかもしれないわ。
もしくはもっとすごい事が起こるのかも。
[何か自分の体を見て戸惑っている姿>>223を見るのも少し楽しいかもしれない]
ええ、他の人たちも働いているわね。
……私は趣味みたいなものだから、働いているかとすればどうかしら。
そうね、そこそこの量はあるけれど。
読むだけなら、思っているほど時間はかからないはずよ。
[これで読み切れないなら、どんな方法を取ろうかも考えつつ]
60年位前と30年位前の人狼騒動の情報?
……それなら棚の上に数字が振ってあるから、その数字を見てもらえれば年代は分かるはずよ。
[そう言って彼に求める資料の場所を示しただろうか]
−昼前・事務室−
だーれも来ないね〜、シベッター?
[イスに座って足をブーラブラさせている。
窓の外から気合の入った掛け声が聞こえてきたので、
覗くとトロイとアミルが手合わせしていた。]
…アミル帰ってたのか。
あの様子だと収穫はなかったんだろうな。
格闘技はからっきしな私だけど、
得意な武器は一応あるんだよね。
[デスクの引き出しを開け、ガラス瓶の中から好物のペカンナッツを取り出すと、
事務室の壁に空いている穴から時折り顔を出す鼠に与えた。]
あーっ、くそっ……。
結構イイ線、行ったと思ったのに。
[ぜぇはぁ息を整えて、手を押さえながら落とされた剣を恨めしげに見つめた。
が、続いて固められそうになった肘を外そうと四苦八苦する。しつこく食って掛かったが、捕まって降参する間にはポラリスも訓練を始めていたろうか]
ふー。
すげー難しいけど、なんか見えた気はする。センセ、ありがとな!
なんだよ、余裕あったらもっかいしたかったのに。
[体力だけは越えたようだ。まだまだ、頑張れる。
興奮しながらも、礼をする。瞳に熱が入った。と同時に、腹の虫がなり始めたが]
あの棚か。
ありがとう。後でそれも読ませてもらおう。
[まずはこれを片付けてからだ。
テレーズが指差した棚を身を乗り出して確認したら退散しよう。]
イライダも用があったみたいだから、儂は一旦失礼する。
ありがとう。
[パラッと資料を捲った後、資料室の扉を開けた。
眠気に効きそうな濃い珈琲でも淹れる為に食堂へ戻ろうか。]
アンタ、強くなったよな、いやほんとにさ
ああでも、もう少し力を、抜いた方が良いかもな。その方が、意外に早く振れるんじゃないかな。
[相手が抵抗を止めれば>>232つかんでいた肘を放し、間合いを切って木剣を下した]
くっそー、悔しいな、3年前はピヨピヨだったのに。
若者の成長は早いもんだ。
[息を整えながら、木剣を元の場所に戻した。一人トレーニングをしているポラリス>>222に軽く手を振る]
こちらこそありがとう。いい訓練になったよ。
じゃ、俺、飯食ってくるわ。
[目をキラキラさせているトロイに礼を言い、食堂へ向かった。
見上げれば、晴れた空と屋根の向こう、山の間際に雪雲らしき黒い影が見えた]
…おっさん、仕事したな。
[一人呟いて、少し遅れた昼食を取りに、建物へ入って行った]*
−正午前・事務室−
[デスクの横に結果報告書とインク瓶が置かれている事に気づいた。
いつの間に…?
あぁ、さっき郵便を受け取りに行ってる間か。
赤と青の2本があるのだけど、聞こえていたのか、聞こえてなかったのか?
さっぱりわからない。
領収書がついてないんだけど、後で回収しに行かなくちゃならないのか…。
郵便物を整理する。
毎度の事ながらイライダへの手紙は毎日のように届き、
後はあったりなかったり。
その中に結社のシーリングスタンプのついた白い封筒を発見する。
あぁ…、嫌な仕事がまた来たのか…。]
…お父さん。
マジでか?
そっか、……そっか。うぅん。
[ぱっと喜色を浮かべたものの、今度の助言は何とも難しい。走らないでどうやって前に進めばよいのか]
オレも、ポラリスにちょっと話してから行く。
本当ありがとう、行ってら。
[頭のなかがグルグルしたから、賢い奴を頼ってみよう。
ぶんぶん手を振りながら、アミルの視線を追う]
うわぁ。……吹雪までなら、許容する。
[どうか、槍は軽口だけにしてほしい]
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