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人狼 ダンテ は 仕立て屋 エルナ に投票した。
青年 ヨアヒム は シスター フリーデル に投票した。
仕立て屋 エルナ は 司書 クララ に投票した。
司書 クララ は シスター フリーデル に投票した。
シスター フリーデル は 司書 クララ に投票した。
シスター フリーデル は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、司書 クララ が無残な姿で発見された。
次の日の朝、仕立て屋 エルナ が無残な姿で発見された。
闇が村を覆い、村人達は自らの過ちに気付いた。人狼達は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。
ーあるひとつの村の終わりのはなしー
[『人狼』
じつはその単語は聞いたことがあったんだ
母が寝物語にしてくれたおとぎ話
優しい声で囁いてくれたもの
とある一人の人狼が傷を負って村にやってきた
一人の村娘がそれを発見して、庇って怪我が治るまで世話をして
その狼は怪我が治れば去って行ってしまったけれど
でもその村娘は、一時期でも心が通わせられたのが幸せだったのよ、と
当時はわからなかったこと
今は何となく察していること
もしかして、俺の ちちおやは]
[空には銀の月が――否、紅い月が輝いていた
その光に照らされた処刑場は一面大地に沁み込んだ血で赤黒く染め上げられ
『この村の住人だった躯』があちらこちらに散らばって
其処にいる生者はたった一人、枯れ草色の髪の青年]
えるな、エルナ
返事して、えるな
[その青年はゆさゆさと、屍の1つを揺り動かす]
約束したじゃないか
ずっとそばにいるって
じいちゃんとばあちゃんになってもずっと、そばに
[ぽたり、ぽたり涙がこぼれる
どうしてこんなことになってしまったんだろう
人狼なんていなかったんだ。だってほら、みんな死んでるのに誰ひとり――遺体が獣の姿になってないじゃないか
帰りたい、あの頃に
エルナと、ゲルトと3人で走り回ったあの頃に
アル兄ちゃんがいて。一緒に手をつないで帰った夕暮れ道
あの幸せな頃にかえりたい]
エルナ、エルナ、エルナ
俺、守りたかったのに。守りたかったのに
お前だけは。なのになのに
[何で俺は、俺の手の中の小刀は。彼女の心臓を貫いているのだろう]
エルナ、えるなえるなえるな…ぁ、ぁああああああああああああああああああああああ!!!
[その遺体を掻き抱き嘆きの声をあげる――涙が涸れ果てるまで
即死だったのだろう。クララに向かって振り下ろす刃は一撃必殺のつもりだった
それが、自分の命よりも大切な彼女の命を奪ったのだ]
[ぎらりと、水晶の守り刀が紅い月の光と、彼女の血を浴びて紅に光る
魔除けと言われた鏡はエルナの心臓を刀が貫いた際に胸ポケットから転がり落ちて大地にその身を横たえている]
……そうだ、約束、守らなきゃ
ずっと一緒だよな。すっとそばに、ね、えるな
[まだほんのり温かい彼女の躯。それを抱きしめた後――物言わぬ彼女の口に己が唇を重ねて。そして長い口付けが終わった後
その頸動脈に、噛みついた]
[大胸筋を食い破れば胸骨を噛み砕き髄液を啜り、血に塗れた内臓をそのまま飲み込む
髪の毛1本、残しはしないと言わんばかりに唯貪って
ぐちゅ べちょっ ぬちゃっ
ずぞぞ くちゅり がりっ
ごりっ ぱきっ ごくりごくり もちゃりもちゃり
がりがりがりがり
ご く ん]
……これで、ずっと一緒。ね?エルナ
[幸せそうな顔で腹を摩る
全身を愛し人の血と体液で濡らしながら、幸せそうに微笑んで]
[紅く光る瞳、鋭い犬歯を覗かせ幸せそうに微笑んで
大地に転がる魔除けの鏡が映し出したのは、1匹の]
【闇が村を覆い、村人達は自らの過ちに気付いた。
人狼は最後の食事を済ませると、新たな犠牲者を求めて無人の村を立ち去っていった。】
ーとある滅びた村の村外れの羊飼いの家ー
[ガーディとハーディは主の帰りを待っていた
主の大切な羊を奪おうとする『敵』は、ある日を境に来なくなった
それでも、主人は帰って来なかった
羊が一頭、また一頭。飢えで倒れても帰って来なかった
自分達も飢餓に喘ぎ苦しい。それでも待ち続けたいつかその優しい手が再び自分達の頭を撫でるのを
その柔らかな声が自分達の名前を呼ぶのを
ずっと、待っていた]
……まだ、待ってたのか。お前たちは
[旅人の装束に身を包み。青年はポツリと今にも飢えで息耐えそうな二匹を見つめた
右手には醜いナイフ痕、懐には深紅の守り刀を潜ませて。鳶色の瞳には僅かに朱色が滲んでいる]
[あの後、逃げるように村を出て、いくつ村を滅ぼしたろうか。『同族』にも何人か出会い、時には協力して、人々を騙し喰らい]
[そして再び、自分は滅びた村に帰ってきた]
[処刑場の放置されていた躯は腐敗が進み、弔うものもなくその体を晒していた
羊厩舎に寄ったのはほんの気紛れ。
過去を懐かしむようにふと無意識に足は其所に向いていた
いくら洗っても取れない、茶と白に染まったハンカチが左腕に撒かれ、風にはためいている]
[頭を撫でようとした手はどこにそんな力が残っていたのか、跳ね起きるようにして体を起こしたガーディに噛みつかれ
ハーディは自分を見て唸り声をあげている
そういえば動物は死臭に敏感だ。体に染み込んだそれを感じ取っているのだろうか]
[噛みつかれた右手から血が滲む。噛まれたまま、左手でその頭を撫でる
優しく何度も、何度も撫でて]
[唸り声をあげていたハーディは、何処か迷子の子のような瞳をして唸るのをやめ、悲しげに鳴いてよろけながら近寄ってきた
噛みついていたガーディは牙を手から離してその傷を優しく舐めた]
…覚えて、たのか。
ハーディ、ガーディ
[呟き二匹を抱き締める
厩舎の羊の躯を見る限り、彼らは帰ることのない主人の言いつけを守り待っていたのだろう
飢えで喘ぎながらもずっと、ずっと]
…もう、いいんだ。リナは帰ってこない。
ここを離れて生きてもいいんだよ。
[悲しい声音でそう告げるも、ハーディとガーディはくぅ、と鳴いただけでその場を離れようとはしなかった]
そうか、お前たちは主人の言いつけを守りぬくのを選ぶのか
[その命が尽きるまで]
[故郷を喪った旅人は悲しく微笑み、最後にもう一度彼らの頭を撫でてその場を後にする
振りかえることは、なかった]
ーある男の終わりー
[己が死んだことさえ気づいていない、村長の時間はループする。
村のためにと思いつくその様々な案は、ひとつも実行されることはなく、ひとつも他の誰かが知ることはない]
[それでも]
[ただヴァルターは村長であり続け、他の生き方を知らなくて]
[そして、何百回めの繰り返しであったか、ついに]
[返事が返った]
[永遠のループが途切れた]
[村長は、ざっくりと首が切られて、ぐらり、ぐらりとするペーターに駆け寄る。
震える手で、重そうな頭を支えてやった]
「パパ、僕死んじゃったんだよ」
う、嘘だ。
まだ17歳だ。まだ死んでいい歳じゃない。
親より先に子供が死ぬなんて、そんなこと許されない。
「何言ってるの、パパの方が先だよ」
[驚いて自分の首に触れる。
違う。村長の首は斬られてなんかいない。
ただ胸に、比喩でなくぽっかりと穴が空いているだけ]
私は・・・私は・・・、
[村長は頭を抱えて後ずさる。
ペーターは黙って、父が全てを受け入れるのを待っている]
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