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……やめて……
…………やめてえええええええええええええええ!!!!
[声の限り叫ぶ
足は動かなかった。でも必死に、這い寄ろうと
それでも惨劇は終わらない]
…あ……かたりな……かたり、な…
…やめて……くらら…ふりーでる……おねが、い……
[うわごとのようにつぶやきながら、そちらへと向かおうとする
そのとき、伸ばした手に何かが当たった
きらりと光る刃は、たぶん誰かから離れた小さなナイフ]
…………ぁ………
[震える手で握ったそれを
自分の顔目掛けて振り下ろさんと]
ああぁあああぁああぁあああぁあああぁあああぁああぁあああぁあああぁあ!!!
[もうなにも見たくない もうなにも考えたくない
夢ならどうか覚めて、と─────**]
エルナ!!!!!
[叫んで、我武者羅に走って
彼女が自身の顔目掛けて振り下ろしたナイフ>>15を掌で受け止める
間一髪間に合って。それが深く突き刺さった右手から噴き出す鮮血が彼女の頬を濡らしたろうか
痛みに一瞬眉を顰めながらもそのまま、左腕で彼女を抱きしめ耳元で優しい声音で告げる]
エルナ、エルナ大丈夫。
悪夢はもう終わったんだ、なにもかも
日常にかえろう?
エルナのおじいちゃんも、おばあちゃんも。3軒先のヤコブさんも
いつも宿屋に併設してる酒場ででクダ巻いてるディーターさんも
俺の家の隣にすんでる半分ボケがきたモーリッツ老も
こないだ髭が生えてきたペーターも
それから俺の母ちゃんも。みんなみんないつもどおりの毎日が始まる
疑心暗鬼なんてなかったんだ。だから大丈夫だから、大丈夫だから落ち着いて、エルナ、エルナ
[懇願するような、哀願するような。そんな色を帯びた声は、狂乱する処刑場には酷く場違いのように響いたことだろうか]
[視界が赤に染まった]
………ぇ………?
[迫る刃との間に差し出された何か。刃がそれを突き刺す感触がして
何? 手? 手から、血が
血の気が引いて 表情が凍る
抱きしめられる手は]
……よあ…ひむ………?
[ゆっくりとヨアヒムの方を向く
なんで
ヨアヒム 血が
わたし わたしが
ヨアヒムを
なんだ これは
わたしが なんで]
よ…よあひむ……
よあひむ、よあひむ、よあひむ、よあひむ、よあひむ、よあひむ…
[狂ったように名前を呼ぶ]
よあひむ、血、が……
わた、わたし…が……
よあひむ、よあひむ、よあひむ…
[呆然とした表情で涙を流す
思い出したようにナイフから手を離して
血に汚れるのも構わずヨアヒムの手を抱きしめる]
ちがう、ちがう、ちがう、ちがう、ちがう…
かえれない、日常になんて、帰れない…
処刑した人はかえってこない…還ってこない…
犠牲になった人も、もういない……
「優しかった村の人たち」も、戻って、こない……
「みんな」がいなくなっちゃった……
帰れない、帰れないよ……
わたしはいま、どこにいるの…?
どうすれば、ここから……このゆめから…さめることができるの…?
…あ…あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!
[その慟哭は空へと響く───**]
[ああ、エルナはここを悪夢だと思っているのか
なら悪夢を本当に夢にしてしまおうか]
ゲルトは一攫千金にどっか東に旅に出たんだよ。アル兄ちゃんの案内で
おじじは村長ペーターに譲って世界一周旅行に出かけたんだよ
オットーは山向こうの村にパン修行に、リナだって旅に出たのさ
だから俺達は村で彼らの帰りを待っていよう?
[そうだったらどんなにいいか]
[夕闇切り裂く慟哭を、ただその儚い願いを繋ぎ止めるかのように抱き締めながら聞く
どうしてこんなことになったんだろう
唇を噛み締めていないと自分まで泣いてしまいそうだった
夢であればどんなにいいか。ゲルト、アル兄ちゃん、おじじ、リナ、オットー
夢なら覚めてくれ*]
[近くにエルナの声が聞こえる…
ヨアヒムもいる……。
泣くのを堪えて二人の会話を聞く。
>>19>>21>>25
狂ってる…
みんなみんなもう…
[よろっと体を起こしてカタリナをおぶさると無言でその場から立ち去っていく。
とてももう他に構おうとする余裕なんてなかった]
[それはどのくらい続いただろうか。抵抗しなくなったシスターの腕を放すと、そのまま仰向けに倒れこむ。左腕にはカタリナの最期の意思が刺さったままで]
返して…返してよ…
[自分でも、こんな行為に意味が無いという事は分かっていた。それでも今はただ呟き続ける]
お母さんを返してよ…お父さんを…
―図書館―
[気が付けば、図書館に戻って来ていた。腕に刺さった槍は抜け落ちて、その傷痕からは赤黒い血が腕を滴っている]
[私はこの空間が嫌いだった。本に…両親があの村に行くきっかけとなった本に囲まれている空間が]
[棚の上に置かれていた本を掴む。これは確か、あの偽善者の聖職者が好きだったか。それを無造作に本棚へと投げつけた]
[これはゲルトの、これはヴァルターの、これはカタリナの、これはアルビンの、これはオットーの、これはヨアヒムの、これはエルナの、これは…]
[一つ一つに怒りや悲しみを込めながら投げつける。一つに込められた力は強くないけれど、それがすべて集まればそれは感情のうねりとなって]
[棚が一つ倒れれば、後は連鎖するようにすべてが倒れた]
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